(スギ)類の
無垢フローリング

伊予杉
無垢フローリング

伊予杉無垢フローリング
伊予杉無垢フローリング施行写真llis-09 伊予杉無垢フローリング施行写真llis-150

「木魂」の杉フローリングは、四国山脈の切り立った山々で育った60年生以上の木目が詰まっている良質な原木を厳選した伊予杉無垢フローリングです

伊予杉フローリングは適度な柔らかさで足にも負担がかかりにくく、肌触りは暖かく感じられます。 その表情は、流行に左右されない穏やかで誰もが1度は見たことのあるような落ち着いたイメージの住空間を演出します。杉は全国的に分布しており国産材では最も流通している樹種と言えます。 四国山脈の切り立った山々で厳しく育った杉材は非常に木目が詰まった良材で、60年生以上の伊予杉は赤味も多く、良材が産出されることで名を馳せています。

巾120mm以上の
幅広
名栗(なぐり)
加工対応
-
床暖房対応 別注塗装対応
(着色、ガラス等)
マンション用
遮音等級
LL45直貼り
森林認証材
(FSC/PEFC/SGEC等)

因幡杉
無垢フローリング

因幡杉無垢フローリング
因幡杉無垢フローリング施行写真bs-05 因幡杉無垢フローリング 1枚物・節無・自然OIL&WAX・板目・源平・浮造り

江戸時代に「鳥取藩」として栄えた因幡国で人工植林され大切に育てられた杉材です。 手入れが行き届いている為に節の少ない材が多いのが特徴です。

人工林で間伐など手入れが行き届いている為に節が少ない良材がとれます。 地域的にも冬場が長い為に冬目が分厚く、柾目で見るととてもはっきりと現れます。 特に柾目材は、高樹齢丸太から木取りして、樹木の芯を外しているので強度もあり、割れやひびが出にくいといった特徴があります。 節の無い良材の因幡杉のフローリングは、日本的な落ち着きのある空間を演出してくれます。

巾120mm以上の
幅広
- 名栗(なぐり)
加工対応
-
床暖房対応- 別注塗装対応
(着色、ガラス等)
マンション用
遮音等級
LL45直貼り
- 森林認証材
(FSC/PEFC/SGEC等)
-

※サウンドプルーフ2と一緒にご採用頂くことで遮音等級LL45に対応いたします。


●杉(スギ)フローリングの塗装について

杉(スギ)フローリングは無塗装品のほか、自然系塗装、ウレタン系塗装、ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)やご希望のカラーでの塗装も承ります。
詳しくは、下記のページをご確認ください。

> 無垢フローリング材の塗装について
> 無塗装
> 自然系塗装(オスモカラー、リボス塗料など)
> ウレタン系塗装
> ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)
> ご希望のカラーでの塗装


●杉(スギ)フローリングのメンテナンス


●杉(スギ)フローリングの経年変化

無垢フローリングの原料となる木材は植物細胞で構成されています。
製品では細胞は生体としての活動はしておりませんが、細胞の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンや副生物であるさまざまな化合物(樹脂や色素など)・無機質の物理化学的性質から室内環境と時間経過に伴う変化が生じます。

経年変化の主なものは3つ挙げられます。


  1. 反り・目地の透き・突き上げ
  2. 割れ
  3. 色の変化

1.反り・目地の透き・突き上げ

木材は、空気中の水分を吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材を内装に使用すると、この性質により室内の乾湿を緩和することができます。
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、反り・目地の透き・突上げなどがおきる場合があります。

2.割れ

フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、これと同様の現象が生じる場合があります。

3.色の変化

木材は、時間の経過とともに紫外線などの作用によって色が変化していきます。
細胞の主成分のうちセルロースとヘミセルロースに色はなく(白色)、リグニンや副主成分が色を決めています。
このリグニンや副成分は光りや化学反応によって変化するため、色の経年変化が生じます。
この色の経年変化は様々な室内環境要因により、大きな差が見られ、使用状況によっては、リグニン及び副成分の急激な化学変化により灰白色の「脱色状態」に移行してしまう場合があります。
このように木質フローリングにおいて、上に述べたような経年変化は自然現象として避けては通れないものであり、お客様にはその点に十分ご理解頂きますようにお願い申し上げます。
風合いと生活上支障のない経年変化をゆったり楽しむか、小さな傷を気にしすぎてケミカルな住環境に身を置くかは考え方次第ですね。


経年変化による色の違いの例

伊予杉
無垢フローリング IS-01

経年による変色例

※同品番の商品ですが、撮影現物は異なります。

伊予杉無垢フローリングの経年変化前

新品当初の色合い

伊予杉無垢フローリングの経年変化後

10年経過後の色合い




杉材の70年後

70年間も剣道場に使われていた杉フローリングです。フローリングの改装にあたりはがした物です。
濡れ雑巾で磨いたらそこそこ綺麗になりました。

杉無垢フローリング70年後の経年変化
右:雑巾掛け後/左:雑巾掛け前

木材は、手を掛けたらそれだけ答えてくれます。木材と言わずに立木の時から答えてくれます。
また、長年使っていてもそれなりに答えてくれます。そう考えるとメンテナンスフリーを求める現代人には不向きなのかもしれませんね。



焼き杉板を外壁に使った住宅の写真

焼き杉板の経年変化についての質問が結構あります。
焼き杉板とは、杉板の表面をバーナーなどであぶって炭化させ住宅の外壁や塀に使用する木製サイディングのようなものです。

そのほとんどが何年位持ちますか?と、どの様に変化しますか?です。そして、そのほとんどが設計の方達です。
残念ながら両方ともお答えいたしかねます。。。(T_T)使用環境や施工方法によっても変わってくると思います。

じゃぁどんな施工方法が良いのか?
これも、ほとんどの方が聞かれます。人によって価値観が違うので一概には言えません。掻折れ釘を使う人もいればステンレスの釘を使う人もいます。

あまり経年変化にこだわる方にはサイディングをお勧めいたします。
サイズ・塗装品などなど様々な商品を扱っております。メールにてお気軽にお問い合わせください。
東京都江東区新木場の無垢フローリングショールーム ゆらぎで焼杉板をご確認いただけます。

※最新の焼杉板価格は、カテゴリー焼き杉板よりご確認ください。



焼き杉板がどの様に経年変化をするのかご紹介いたします。

今回は、一番オーソドックスな素焼き(品番:YS-6)の経年変化です。
新品のYS-6はこんな感じです。

焼き杉 YS-6



焼き杉 YS-6 築後15年北側
焼杉板の経年変化・築後15年・北側


焼き杉 YS-6 築後15年南側
焼杉板の経年変化・築後15年南側


焼き杉 YS-6 築後25年東側
焼杉板の経年変化・築後25年・東側


焼き杉 YS-6 築後25年北側
焼杉板の経年変化・築後25年・北側

いかがでしょうか?
15年、25年を風雨に耐え経過してもなかなか良い雰囲気を醸し出していると思いませんか。サイディングなどでは、なかなかこうはいかないと思います。
焼板は、この様な経年変化を“良し”とされる方にはお勧めしたい外壁材です。
関西より西では、とてもよく見かけられた焼杉板ですがどういう訳かなかなか関東ではお目に掛かれません。

新木場の無垢フローリングショールームゆらぎでは様々な焼板のサンプルをご覧いただくことが可能です。 ぜひ、ご予約の上ご来場いただければと思います。



焼き杉 YS-6 写真1
焼き杉 YS-6 写真2
焼き杉 YS-6 写真3
焼き杉 YS-6 写真4
焼杉板 YS-6 素焼き 無塗装 相ジャクリ加工
品番:YS-6
長さ:1965~4000mm
幅:165~225mm
厚さ:10または12mm

その他の焼杉板ランナップ



焼き杉の経年変化と言えども環境によって様々です。

下の写真は、焼き杉板YS-1をご採用いただいた住宅での一例です。一概に方角で経年変化が変わる訳では無いのですが一つの例としてご覧いただければと思います。

焼き杉 YS-1 写真1
焼き杉 YS-1 写真2
焼き杉 YS-1 写真3


焼杉経年変化 YS-1 5年後 南側
焼き杉 YS-1 経年変化 5年後の写真1

焼杉経年変化 YS-1 5年後 西側
焼き杉 YS-1 経年変化 5年後の写真2

同じ住宅でも環境によってこれだけ色が違うんですね。
何度も同じことを言うようですが、西面だからとか東面だからという訳では無く庇の出や軒など様々な要因で経年変化は異なります。
あまりにも経年変化が気になる方は、ご採用されない方が無難かも知れません。


焼き杉 YS-6 新品の写真1
焼き杉 YS-6 新品の写真2
焼杉板 YS-1 ブラッシング 無塗装 相ジャクリ加工
品番:YS-1
長さ:1965~4000mm
幅:165~225mm
厚さ:10または12mm


その他にも無垢フローリングの経年変化、無垢フローリングの経年変色もご案内しております。

3つの経年変化は、サクラブラックチェリークルミウォールナットチークナラオーククリマツパインなどなど、
どの樹種に関しましても同じことが言えます。
ただし、その経年変化の過程については、樹種によっても違いますし、製材加工方法、使用方法、メンテナンス方法など様々な要因で変化してしまいます。
お施主様の生活スタイルに合わせたメンテナンスも考慮しながら無垢材をお選びいただければと思います。


●杉(スギ)フローリングをブログで見る

杉(スギ)フローリングについての様々なトピックや最新記事は、ブログでご確認いただけます。

> 杉(スギ)フローリング関連のブログ記事はこちら




スギ、杉について|スギ科スギ属の木材について

スギは、日本で一番の森林面積と材積を誇る樹木です。それだけたくさん植林されたのにはもちろん訳があります。
幹がまっすぐに伸びやすく柱材が製材しやすい、それほど枝が大きく張らないので高い密度で植林できる。成長が速いと言った多くの利点を持ち合わせています。

日本中に植林されている杉ですが、ヒノキと同様に天然林と植林ではかなり目の詰まり方、色、艶、香りが異なります。

スギの天然林として有名な産地は北山、秋田、魚梁瀬、屋久島といったところでしょうか。


秋田杉の立木
秋田杉の立木

秋田杉の丸太
秋田杉の丸太

人工林として有名な産地は、吉野、天竜、智頭、熊野などが挙げられます。

熊野杉
熊野杉

熊野杉の丸太
熊野杉の丸太

スギは、ヒノキやヒバなどと同様に特有の香りがあるために、 日本酒を杉で作った樽に貯蔵する事で香りづけを行う事もあります。

下の画像は、樽(タル)と桶(おけ)を乾燥させているのですがどちらが樽でどちらが桶なのか分かりますか?
材料は、どちらも同じ杉材です。

樽

桶

違いは、板が柾目を利用しているか、板目を利用しているかの違いです。
正解は、上の画像が樽で下の画像が桶です。

樽は、板目板で作られます。
水分を含むと膨張し、水分が染み出したり、蒸発しにくい特徴があります。主にお酒や醤油の貯蔵樽など常に水分がある箇所に使われます。
杉材を酒樽に使用するのは、スギの香り付け効果もあってのことです。

桶は、柾目板で作られます。
風呂桶、手桶、すし桶などに使われます。水分を適度に吸い込み、水分の出いりが頻繁な箇所に使用します。
柾目は、水分に対する寸法安定性は板目よりも高いからです。

桶と樽、板目よ柾目共に理由があって使われているんですね。

また、最近では住宅部材に使用する際に「スギ花粉症だから嫌だ」とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、木材から花粉は出てきませんので安心してご採用ください。逆にスギ花粉を減らすためにもたくさんスギ材を使っていただければと思います。

スギ(杉)

  • 学名:Cryptomeria Japonica
  • 別名:
  • 分類:スギ科スギ属
  • 原産・分布:北海道南部以南の日本全土
  • 用途:建築構造材、内装材、樽、桶、工芸品
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