オーク(なら)類の
無垢フローリング
栗駒楢
無垢フローリング



北東北産の楢(ナラ)のフローリング、栗駒楢(くりこまなら)
楢と言う漢字は、曾の木を意味し、壺から酒の香りがする様を表す象形文字で、酒造りの長を表しています。 いつの時代でも、杜氏は尊敬される人物です。 この事は、オーク(楢)が人々のリーダーや先導者であることを現しているように、あなたの住空間を力強く演出します。この木の樹齢は、500年を超える物も存在します。世界中にはその倍も生きる事があるあるともいわれます。
巾120mm以上の 幅広 | ○ | 名栗(なぐり) 加工対応 | - |
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床暖房対応 | ○ | 別注塗装対応 (着色、ガラス等) | ○ |
マンション用 遮音等級 LL45直貼り | - | 森林認証材 (FSC/PEFC/SGEC等) | ○ |
※サウンドプルーフ2と一緒にご採用頂くことで遮音等級LL45に対応いたします。
北海道産ナラ
無垢フローリング



国産の楢(ナラ)の中でも、特に良質な北海道産の水楢は、『ジャパニーズオーク』として世界的に評価が高い素材です。
世界中で最も多くフローリングに使われていると言われる楢(オーク)材。 北海道産のミズナラは、木肌の細かさと木目の美しさから高級な木材として近年まで日本からイタリアやデンマークなど、海外に輸出され家具に加工されていました。 年輪の目が詰まってエレガント。木肌が白く、きめ細く美しい。 楢(ナラ)の白色に輝いて見える健全な良材は、非常に少なく貴重品といえます。
巾120mm以上の 幅広 | ○ | 名栗(なぐり) 加工対応 | ○ |
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床暖房対応 | ○ | 別注塗装対応 (着色、ガラス等) | ○ |
マンション用 遮音等級 LL45直貼り | ○ | 森林認証材 (FSC/PEFC/SGEC等) | - |
イングリッシュオーク
無垢フローリング



非常に丈夫で耐久性があり、日本で最も多く使用されてきた身近なオークフローリングです
数世紀に渡って生き続けるほど強く、落ち着きのあるその風貌から、威厳のある住空間を演出します。 イングリッシュオークフローリングの柾目には虎斑(とらふ)と呼ばれる独特の杢目を造り出すことがあり、光の当たり具合により見るものを楽しませてくれます。樹齢は500年を軽々と超え、1000年を越すものも存在します。この様なことから「森のキング」と呼ばれています。
巾120mm以上の 幅広 | ○ | 名栗(なぐり) 加工対応 | ○ |
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床暖房対応 | ○ | 別注塗装対応 (着色、ガラス等) | ○ |
マンション用 遮音等級 LL45直貼り | ○ | 森林認証材 (FSC/PEFC/SGEC等) | - |
ガルボオーク
無垢フローリング



Garbo(ガルボ)とは上品、優雅を意味します
Garbo Oakに見られる上品で豊かで色彩は、極寒の地でゆっくりと長い年月を経て育ったオーク材と、ヨーロッパで近年確立された乾燥技術が醸し出す特異稀な表情です。 ウィスキーの深いコクを想像させるような色合いは、床材にさえ力強さを与え、上品で優雅な住空間を演出します。
巾120mm以上の 幅広 | ○ | 名栗(なぐり) 加工対応 | - |
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床暖房対応 | ○ | 別注塗装対応 (着色、ガラス等) | - |
マンション用 遮音等級 LL45直貼り | ○ | 森林認証材 (FSC/PEFC/SGEC等) | - |
●オーク(なら)フローリングの塗装について
オーク(なら)フローリングは無塗装品のほか、自然系塗装、ウレタン系塗装、ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)やご希望のカラーでの塗装も承ります。
詳しくは、下記のページをご確認ください。
> 無垢フローリング材の塗装について
> 無塗装
> 自然系塗装(オスモカラー、リボス塗料など)
> ウレタン系塗装
> ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)
> ご希望のカラーでの塗装
オークフローリングに自然オイル&ワックス塗装を施しSSGガラス塗装との色味の違いを確認する
オークフローリングに自然オイル&ワックス(リボス社・クノスクリア244-002)を塗布し、SSGガラス塗装・MOKUTOと色味の違いを確認してみます。
自然オイル&ワックス塗料は、クリアーといえどもオイル自体が黄色なので塗布後に若干黄色みが増します。
SSGガラス塗装・MOKUTOは、塗料自体が無色透明の為、フローリングが黄色く変色しません。
特に明るい色味のバーチ、メープル、桧、パイン、マツなどははっきりと色味の違いがわかります。木そのものが持つ白くて明るい色合いが好みの方にはお勧めの塗装になります。
バーチ(カバ)/
メープル(カエデ)/
桧(ヒノキ)/
パイン/
松(マツ)
オークフローリングにSSGガラス塗装を施し自然オイル&ワックス塗装との色味の違いを確認する
オークフローリングにホワイトオイル塗装を施し自然オイル&ワックス塗装とSSGガラス塗装との色味の違いを確認する
オークフローリングフローリングにホワイトオイル塗装(リボス社・カルデット・270-202ホワイト)を施し、SSGガラス塗装・MOKUTOと自然オイル&ワックス(リボス社・クノスクリア244-002)と色味の違いを確認してみます。
無垢フローリングにおいて無塗装の色合いが好みだというお施主様も少なからずいらっしゃいます。無塗装よりも明るくなるもののホワイトオイル塗装を施すことにより、クリアオイルよりも木目が抑えられて優しい雰囲気に仕上がります。
また、クリアオイルのように黄変色しませんので、黄色みが好みでない方にもご採用いただくことがございます。
特に木目がはっきりとした樹種や節が多いグレードなどにクリアオイルを塗布すると賑やかになりがちですが、ホワイトオイル塗布することで木目や節の表情が抑えられ優しい雰囲気に仕上げることが可能です。
●オーク(なら)フローリングのメンテナンス
オーク(なら)フローリングをはじめ無垢フローリングのメンテナンスは、樹種の違いによる方法の差は無く、表面仕上げの違いによって方法が異なります。
詳しくは、下記のページをご確認ください。
> 無垢フローリング材のメンテナンスやお手入れについて
> 無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
> オイル塗装(オスモカラー、リボス塗料など)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
> UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
> ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
●オーク(なら)フローリングの経年変化
無垢フローリングの原料となる木材は植物細胞で構成されています。
製品では細胞は生体としての活動はしておりませんが、細胞の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンや副生物であるさまざまな化合物(樹脂や色素など)・無機質の物理化学的性質から室内環境と時間経過に伴う変化が生じます。
経年変化の主なものは3つ挙げられます。
1.反り・目地の透き・突き上げ
木材は、空気中の水分を吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材を内装に使用すると、この性質により室内の乾湿を緩和することができます。
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、反り・目地の透き・突上げなどがおきる場合があります。
2.割れ
フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、これと同様の現象が生じる場合があります。
3.色の変化
木材は、時間の経過とともに紫外線などの作用によって色が変化していきます。
細胞の主成分のうちセルロースとヘミセルロースに色はなく(白色)、リグニンや副主成分が色を決めています。
このリグニンや副成分は光りや化学反応によって変化するため、色の経年変化が生じます。
この色の経年変化は様々な室内環境要因により、大きな差が見られ、使用状況によっては、リグニン及び副成分の急激な化学変化により灰白色の「脱色状態」に移行してしまう場合があります。
このように木質フローリングにおいて、上に述べたような経年変化は自然現象として避けては通れないものであり、お客様にはその点に十分ご理解頂きますようにお願い申し上げます。
風合いと生活上支障のない経年変化をゆったり楽しむか、小さな傷を気にしすぎてケミカルな住環境に身を置くかは考え方次第ですね。
経年変化による色の違いの例
栗駒楢
無垢フローリング KN-04の
経年による変色例
※同品番の商品ですが、撮影現物は異なります。
新品当初の色合い
10年経過後の色合い
イングリッシュオーク
無垢フローリング EO-02の
経年による変色例
※同品番の商品ですが、撮影現物は異なります。
新品当初の色合い
10年経過後の色合い
経年変化における変色を防ぐのにライやホワイトオイルを使用する方はたくさんいらっしゃいます。
ホワイトオイルは、含浸型で触った感じはクリアオイルと同じです。
また、クリアオイル塗装する事で木目や節はしっかりと映りますがホワイトオイルなどの塗装は、木目や節を少し目立ちにくくします。
この事でお部屋全体が明るく優しい感じに仕上がると言われます。
イングリッシュオーク無垢フローリング ホワイトオイル塗装5年後
その他にも無垢フローリングの経年変化、無垢フローリングの経年変色もご案内しております。
3つの経年変化は、サクラ、ブラックチェリー、クルミ、ウォールナット、チーク、ナラ、オーク、クリ、マツ、パインなどなど、
どの樹種に関しましても同じことが言えます。
ただし、その経年変化の過程については、樹種によっても違いますし、製材加工方法、使用方法、メンテナンス方法など様々な要因で変化してしまいます。
お施主様の生活スタイルに合わせたメンテナンスも考慮しながら無垢材をお選びいただければと思います。
●オーク(なら)フローリングをブログで見る
オーク(なら)フローリングについての様々なトピックや最新記事は、ブログでご確認いただけます。
ナラ・ブナ科コナラ属の木材について
オークはブナ科コナラ属の総称になります。
日本語では落葉樹はナラ、常緑樹はカシと呼ばれ、昔から道具の柄や樽などに使用されるお馴染みの木材です。
広葉樹の環孔材で木目がはっきりとしていて、見た目から木材らしさを存分に味わえる樹種です。
北米から輸入される輸入品のオークのほとんどがホワイトオークかレッドオークになるかと思います。
木目は、日本のナラやカシと似てはいますが目詰まりが少し異なります。
ロシア産のオークは、国産のナラに近い目詰まりでしたが北米産のものは少し粗いような気がします。 特に北海道産のナラは、欧米でJapanese oakとして世界最高峰の木材の一つとされています。
日本国内では、スギばかりが増えて問題になっているニュースが多いですが、実はコナラも非常に増えている樹種の一つと言えます。 これからは、スギと同様に計画的に伐採して利用推進を図っていく事が求められています。
ちなみにレッドオークとアカガシは別物です。
ミズナラ 水楢
- 学名:Quercus mongoloca var. grosseseratta
- 別名:オオナラ
- 分類:ブナ科コナラ属
- 原産・分布:北海道、本州、四国、九州、アジア北東部
- 用途:建築・器具・船舶・樽材、キノコの原木
出典:東北森林管理局
コナラ 小楢
- 学名:Quercus serrata
- 別名:ナラ、ハハソ、ホウソ
- 分類:ブナ科コナラ属
- 原産・分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国
- 用途:公園樹、建築・器具材、薪炭、シイタケ原木
コナラの実
シラカシ 白樫
- 学名:Quercus myrsinaefolia
- 別名:クロガシ
- 分類:ブナ科コナラ属
- 原産・分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国
- 用途:庭木、公園・街路樹、器具・楽器・船舶・建築材
シラカシの丸太
シラカシの幹
レッドオーク red oak
- 学名:Quercus rubra
- 別名:アカガシワ、アカナラ、ボリアリスナラ
- 分類:ブナ科コナラ属
- 原産・分布:北アメリカ東部産
- 用途:枕木、フェンス支柱、単板、家具用材、フローリング、薪
レッドオーク丸太
ホワイトオーク white oak
- 学名:Quercus alba L.
- 別名:シロガシワ
- 分類:ブナ科の Quercus 属
- 原産・分布:北アメリカ北東部産
- 用途:建築・器具材、パルプ
- 比重:0.45
- 色調:家具用材、フローリング、内装材、樽材