蜜蝋ワックス

無垢フローリングのお手入れに最適なワックスです。

日々触れるモノの安全性、住まいの環境、地球の環境・・・

よくある合板フローリングではなく、あえて無垢材のフローリングを選ぶお施主様は、「こだわり」をお持ちです。
そんなお施主様には、無垢フローリングの心地よさを活かす自然素材のワックスをつかって、快適な住宅室内で毎日を過ごしていただきたいと思います。
私達がおすすめしているの製品は、未晒し蜜蝋ワックスです。

未晒し蜜蝋ワックス(L) 未晒し蜜蝋ワックス(M)


そもそもオイルとワックスって???

無垢フローリングのメンテナンス用品を調べてみるとオイルとワックスが出てきます。
どこを調べてもほとんどがオイルかワックスです。
そして、ほとんどの方がオイルとワックスの違いを考えることなくいずれか製品を塗布します。

無垢フローリングのメンテナンスとして、どちらも正しいとは思うのですが、そもそもオイルとワックスでは名前が異なりますので用途も製品も違って当然だと思います。

無垢フローリング専門店木魂でおすすめしている無垢フローリングのメンテナンス用品や塗料は以下の様になります。

まず、一つ基礎知識として覚えておいてください。オイルとワックスの違いですが成分としては大きく差があることはございません。
そのほとんどが植物性オイルに蜜蝋ワックスを混ぜたものになります。
様々な含有成分の合成比率でオイルかワックスかが決まると言ってよいでしょう。

オイルとワックスの成分の合成比率としては以下のような感じです。

オイルとして販売されている製品の成分の合成比率は
植物性オイル:蜜蝋ワックス:その他=7:2:1

蜜蝋ワックスとして販売されている製品の成分の合成比率は
植物性オイル:蜜蝋ワックス=2:8

大まかに言うと成分の合成比率が異なるだけで、中身はあまり変わらないというのが現実です。

では、どちらの製品を塗布しても効果は変わらないのか?

きっと、オイルメーカーに問い合わせてみると「オイルだけでOKです!」
蜜蝋ワックスのメーカーに問い合わせると「蜜蝋ワックスだけでOKです!」
と当然の答えが返ってくるかと思います。

私どもでは、オイルとワックスを上手に使い分けることをお勧めしております。

基本的にオイルは、液体です。蜜蝋ワックスはマーガリン状です。

はじめに斑(ムラ)になりにくいオイルを全面に塗布し、表面硬度を高めます。その後、蜜蝋ワックスを塗布していただき防水・防汚効果を高めていただければと思います。

女性の方は、お肌のお手入れをイメージしていただければと思います。
 洗顔 → 化粧水で整える → 乳液や美容液で保湿する。
それぞれの製品にそれぞれ役割があり、塗布する順番があるという事です。

オイル塗布は最初の1回だけ、その後は蜜蝋ワックスだけで十分です。
オイルが少なくなった分は、蜜蝋ワックスに含まれているオイルで十分補充ができます。

この塗布方法が必ずしも最適だとは言い切れませんが、オイルとワックスを使用するという事であればこの手順をお勧めしております。

また、各オイルメーカーやワックスメーカーからシリーズものとして水希釈のメンテナンス用液体スプレークリーナーも市販されています。 取扱を間違えなければよい商品なのでしょう。水性の場合、水との希釈割合によっては木材の表面をかなり毛羽立たせることになります。

お使いになる場合は、取扱説明書やカタログをご熟読の上、隅で試してからご使用ください。当社といたしましては、シリーズものでも全ての水性メンテナンスクリーナー剤はお勧めしておりません。


こだわったら、シンプルになりました。

1. 未晒し(無漂白)の国産ミツロウ
2. 純正一番絞りのエゴマ油

未晒し蜜蝋ワックスの原材料は、これだけです。完全天然由来の製品です。

まず、「蜜蝋(みつろう)」とは何かというと、ミツバチが体内から分泌したロウで、ミツバチの巣に使われています。

日本国内の養蜂家にお願いして蜂蜜をとったあとの「ムダ巣」を集めてもらい、これを湯せんし3~4回晒しで不純物を取り除きます。

そして、厳選した中国産「荏胡麻(えごま)」の種子を日本国内で絞って取り出した、一番絞りのエゴマ油とあわせます。

そのとき蜜蝋とエゴマ油の状態を見極める勘が一番大切で、頑固な手作りにこだわって製造しています。


大事なのは、安心して使えること。

未晒し蜜蝋ワックスの原材料は、ミツロウとエゴマだけ。つまり、天然・自然原料のみで、化学合成の添加物はゼロです。
重金属、溶剤、乾燥剤などは入っていません。

建築基準法に基づくシックハウス対策における告示対象外の材料です。
よって、使用制限を受けず、F☆☆☆☆と同様に使っていただけます。


「撥水効果」「使いやすさ」「経済性」に優れています。

未晒し蜜蝋ワックスを使うと何が良いのか・・・?

まず、優れた撥水効果を発揮するので、日常生活で何かをこぼしてしまったときに拭き取り除去しやすく、汚れも付きにくくなります。
その効果は協力で長持ちです。日常生活でしたらおおよその目安として1~2年に一度塗布すればOK。市販のスポンジに付けて1回塗るだけなので、お施主様ご自身で簡単に美しくメンテナンスが可能です。 カーワックスのようによく伸び、カレースプーン1杯分で約半畳~1畳、1リットルで約70~130㎡(40~70畳)分の広さを塗布できます。


未晒し蜜ロウワックス(300ml、1L)のご注文(見積請求)はこちら

商品名 品番 容量 価格(税込み・送料別) ↓お見積の方は、お求めの数をご入力ください。
未晒し蜜蝋ワックス(M) MW-M 300ml ¥3,700
未晒し蜜蝋ワックス(L) MW-L 1L ¥9,900

※商品代金の他に、別途送料がかかります。
見積請求をいただいた後、送料計算の上合計金額をご連絡差し上げます。

※ご入金をいただいてからお届けまでに、約2~3日かかります。
※価格は予告なく変更する場合がございます。

詳しくはこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

未晒し蜜蝋ワックスの塗り方のポイント

  1. まずはじめに、ワックスを塗る場所のホコリや汚れを拭き取ってください。
  2. ワックスは、カーワックス用のスポンジに付けて下さい。モップ、刷毛、布は使用しないでください。
  3. コツは、ケチケチ塗ること! 薄く1度塗りで仕上げることです。
  4. 「かすかにしっとりしている」程度が仕上がりの目安です。
    「ベタッ」とした質感でしたら、それは塗り過ぎです。
  5. ワックスを塗ったらすぐに乾いた布で拭いて、余分な油を取ります。
  6. 半日~1日かけて乾燥させます。

※未晒し蜜蝋ワックスには塗りやすくするための溶剤を添加していないので、スポンジでよく伸ばすことがポイントになります。また、乾燥を早めるための金属類も一切添加していないので、塗布したらすぐに余分なワックスを拭き取ることも大事です。長時間放置すると乾拭きしても余分な油が取れない場合があります。


蜜蝋ワックス 1リットルあたりの塗布目安と適正確認表

蜜蝋ワックスは、住宅室内で使用するための木質木材の専用ワックスではございますが、木材の材質や既存塗装によって塗布量や適性が変わります。
以下の適正確認表を基にそれぞれの木材に合う塗布方法で作業を行ってください。

塗装状態が 無塗装 の場合
材質・木材 適正(◎・・・非常に適している ○・・・適している ×・・・不適)
無垢の木 ◎ 90㎡
積層材・集成材 ◎ 90㎡
竹・藤 ◎ 150㎡
ベニヤ板・構造用合板・MDF ○ 50㎡※性能上には問題ありませんが、吸い込みが多く、伸びが悪くなります。
木の箸・木の食器類 ○ 90㎡※蜜蝋は60度前後で溶けるので、熱いものを扱う器などには使えません。
コルクタイル ×

塗装状態が 他社の自然塗料仕上げ の場合
材質・木材 適正(◎・・・非常に適している ○・・・適している ×・・・不適)
無垢の木・積層材・集成材・竹・藤・ベニヤ板・構造用合板・MDF・木の箸・木の食器類・コルクタイル ◎ 150㎡

塗装状態が 化学塗料仕上げ(ウレタン、樹脂ワックス等) の場合
材質・木材 適正(◎・・・非常に適している ○・・・適している ×・・・不適)
新品の家具・フローリング等(ウレタン、樹脂ワックス等) ×
化学塗装(ウレタン、樹脂ワックス等)が剥げてきている家具・フローリング等 ○ 180㎡※化学塗料(ウレタン等)の残っているところは避けてください。

※たたみ換算の場合、目安のm2数÷1.65で算出してください。
※この商品は室内専用です。屋外・浴室内部・土足で歩く床などには使用できません。
※新品の合板フロアー、樹脂ワックス、化学塗装フローリング材(通常、マンションなどに使われているもの)には使用できません。
※既製品に塗布する場合は、事前にメーカーなどに塗装状態を確認していただくことをおすすめします。
※蜜蝋ワックスを塗布する際に養生テープ、マスカーテープなどは直接フローリング面に張り付けないように注意してください。
ご不明な点がありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。


動画で見る蜜蝋ワックスの効果や事例

蜜蝋ワックスの効果は期待できるけど、塗るのが大変…かんたんでムラになり難い蜜蝋ワックス塗布方法をご紹介いたします。

力が弱くても簡単にムラなくきれいに蜜蝋ワックスが塗布できるのでしょうか? 女性に挑戦していただきました。

無垢フローリングに蜜蝋ワックスを塗布した物に落書きをしちゃいました!どの様にメンテナンスしていけばいいのでしょうか???

無垢フローリングの多少の凹みは素人でもある程度は補修が可能です。今回は、桧材に蜜蝋ワックス塗装を施したフローリングを凹みをつけて補修してみます。


蜜蝋ワックス 塗装後の疑問・質問

乾かないうちに歩いて、汚れが付いてしまった!どうしよう?
キレイになおりますのでご安心下さい。
ワックスが乾いたあと、靴下の後の部分にサンドペーパー(600番)をかけ蜜蝋ワックスを落し、その部分にだけ薄くワックスをかけてください。
ムラも出来ず、簡単になおせます。
日頃のお手入れやお掃除は、どうしたらいいですか?
特別なことは必要ありません。
通常の掃除と同じように、掃除機などでホコリを取り除き、固く絞った雑巾で水拭き掃除してください。
防水効果があるので、なにか水気のあるものを床にこぼしても簡単に拭き取れます。
次はいつ頃塗ればよいですか?
おおまかな目安は、1年後くらいです。

●キッチン・水まわり(洗面所、脱衣所)・・・半年~1年
●その他住宅の床・・・1年~2年
●壁・腰板など・・・ほとんど必要ありません。

塗りすぎにはご注意下さい。初回よりも少量で広い面積を塗布できます。壁・腰板などは摩擦が少ないため、防水効果は5年程は持続します。
霧吹きなどをかけ、撥水効果がなくなっていたら汚れを除去してから塗りなおしてください。
汚れが目立ったり、黒ずみ汚れができたらどうすればいいですか?
下記のいずれかの方法でメンテナンスしてください。

●市販の食器洗いスポンジ裏面の不織布(ガサガサしたクリーナー面)を使う。
不織布面で汚れた面をこすり除去します。その後、乾拭きをしてください。

●市販の洗剤とタワシを使う
タワシに中性洗剤、または純石鹸をつけ、木目に沿ってこすり、泡を除去します。十分に乾いてから、薄く蜜蝋ワックスを塗布してください。

●サンドペーパーを使う
サンドペーパー(600番)を使い、木目に沿って汚れた部分をこすり、汚れを落とします。汚れを落としたら、薄く蜜蝋ワックスを塗布してください。
新品の無垢フローリングの無塗装品に蜜蝋ワックスを塗布しても大丈夫ですか?
あまりお勧めできません。
新品の無垢フローリングの無塗装品には、まずオイル塗装をお勧めしております。蜜蝋ワックスはマーガリン状ですので初めて塗られる方はムラになる可能性が有ります。
イメージとしては、化粧水がオイルで乳液がワックスだと思ってください。まずは粘度の低いオイルを塗布していただき、メンテナンスで蜜蝋ワックスを塗布する事をお勧めします。
オイルとワックスでは違いがあるのでしょうか?
名前が異なるので製品用途も異なります。
当社で使用するオイルは木に浸透後、固まって傷や凹みの防止。ワックスは防水・防汚効果を期待し水の浸入を防ぎ、汚れの付着を防ぎます。
ほとんどのメーカーのオイルにもワックスにも両方の成分が含まれることが多いです。
例えばワックスだとワックス:オイル=80%:20%です。逆にオイルだとワックス:オイル=30%:70%
蜜蝋ワックスでも十分オイルの補充分はまかなえます。

無垢フローリングの表面仕上げ別によるお手入れ・メンテナンス方法について、
詳しくはこちらの「無垢フローリングのお手入れについて」のページをご覧ください。


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