無垢フローリングの寿命とは?長持ちさせる秘訣と交換のタイミング

投稿日:2023年11月20日

はじめに

無垢フローリングは、無垢ならではの自然素材の温かみや美しい木目が魅力ですが、その寿命やメンテナンス方法を知ることが重要です。無垢材の特徴を理解することで、無垢の利点を活かした適切なケアができます。木材を適切に切り出し、製材、乾燥、加工すことで品質を維持することが可能です。また、無垢フローリングを適切な手入れを行うことで、美しい状態を長期間維持できます。本記事では、無垢フローリングの耐久性、お手入れ方法、耐用年数、交換のタイミングについて詳しく解説します。無垢ならではの質感を最大限に活かす方法も紹介します。さらに、複合フローリングの特徴やメリットについても触れます。また、合板フローリングの特性や違いについても触れます。

 

無垢フローリングの寿命

経年劣化について

無垢フローリングは、時間の経過とともに経年劣化が進みます。主な要因は、紫外線による色あせ、湿度や温度の変化による収縮・膨張、表面の摩耗や傷です。しかし、適切なメンテナンスを施せば、経年劣化を抑えながら耐用年数を延ばし、美しさを維持できます。経年劣化による色の変化も無垢材の魅力のひとつです。質感の変化も楽しみながら適切なケアを行いましょう。オイル仕上げやワックス塗布による保護を行い、ワックスは定期的に塗布することで木材の表面を守り、定期的な補修で耐久性を向上させることが不可欠です。

耐用年数

無垢フローリングの耐用年数は、無垢の性質を考慮したメンテナンスと使用環境によって異なります。無垢材の硬さや厚みも寿命に影響を与える要素の一つです。家具の重みによって凹むこともあるため、保護対策が重要です。木材を適切に切り出し、製材、乾燥、加工することで、耐久性を向上させることができます。複合フローリングは異なる素材を組み合わせることで、耐久性を向上させる工夫がされています。無垢材の耐久性は、適切な管理で大幅に向上します。一般的には30年以上、適切なケアを施せば60年以上の使用も可能です。特にオークやウォールナットなどの広葉樹の硬い木材は耐久性が高く、長期間の使用に適しています。一方、ヒノキやパインなどの針葉樹系の無垢材は柔らかく傷がつきやすいですが、適切な補修を行えば長持ちさせることができます。実際に、日本の寺社仏閣では針葉樹系の木材が長年にわたり使用されており、その耐久性の高さが証明されています。

無垢材・複合フローリング・合板フロアーの特徴と耐久性

無垢フローリング、複合フローリング、合板フロアーにはそれぞれ特徴があり、耐久性や使用感に違いがあります。

種類 特徴 利点 欠点
無垢フローリング 天然木を一枚板で使用したフローリング 自然な風合い、調湿性が高い、長持ちしやすい 湿度変化で膨張・収縮しやすい、メンテナンスが必要
複合フローリング 表面に無垢材、芯材に合板やMDFを使用したフローリング 湿度変化に強い、種類が豊富、施工がしやすい 無垢材ほどの耐久性がない、経年変化が少ない
合板フロアー 合板の表面に薄い木材シートを貼ったフローリング 価格が安い、施工が簡単 耐久性が低い、傷がつくと補修が難しい

以下の無垢材が広く使用されています。それぞれの硬さや厚みによって、適した用途が異なります。さらに、以下の樹種も無垢フローリングに使用されることがあります。

無垢材は合板と異なり、調湿性や自然な風合いを備えています。しかし、強い衝撃によって凹むことがあるため、慎重に取り扱う必要があります。適切に切り出し、製材、乾燥、加工することで、その特性を最大限に活かすことができます。無垢材の質感を維持するためにも、表面の仕上げに注意が必要です。厚みのあるフローリングは耐久性が高く、長期間使用可能です。無垢材の硬さを考慮し、適切な用途を選ぶことが重要です。自然系オイルや蜜蝋ワックス、ガラス塗料などを使うことで、木目をより際立たせる効果もあります。さらに、質感の維持にも役立ちます。適切なメンテナンスによって、無垢材本来の美しさを長期間維持でき、無垢ならではの質感を保つことが可能です。経年劣化による木材の風合いの変化も楽しめます。施工の際には適切な釘と接着剤を使用することが推奨されます。接着剤の種類によって強度や耐久性が変わるため、適切な選択が求められます。合板は異なる素材を張り合わせることで強度を増す仕組みがあり、用途によっては有利な選択肢となります。特に、高品質な接着剤を用いることで、耐久性をさらに向上させることが可能です。複合フローリングも、木材と他の素材を組み合わせた構造により、湿気や温度変化に強い特性を持っています。

無垢フローリングの塗装と寿命

無垢フローリングの塗装は、耐久性や見た目の美しさを維持するために重要な要素です。塗装方法によって寿命が大きく変わるため、それぞれの特徴を理解して適切な方法を選択することが求められます。

無垢フローリングの塗装方法

無垢フローリングの塗装には、主にオイル・ワックス塗装、ウレタン塗装、SSGガラス塗装の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途に適した塗装方法を選ぶことが重要です。

  • オイル・ワックス塗装:木材の質感を活かしながら保護する自然派の塗装方法。木の呼吸を妨げず、経年変化による風合いを楽しめるのが特徴。定期的なメンテナンスとしてワックス塗布が必要。
  • ウレタン塗装:表面に塗膜を形成し、傷や汚れに強くする塗装方法。光沢があり、一見するとメンテナンスが容易だが、木材の自然な質感はやや損なわれる。
  • SSGガラス塗装:最新の塗装技術で、無垢材の質感を保ちながら高い耐久性と耐水性を付与する方法。汚れがつきにくく、メンテナンスの手間を軽減できる。

塗装と寿命の関係

  • オイル・ワックス塗装:木材の内部に浸透し、自然な風合いを維持しながら保護する塗装方法。経年変化を楽しめるが、定期的なワックスがけが必要。メンテナンス次第で寿命を大きく延ばすことができる。
  • ウレタン塗装:表面に塗膜を形成し、摩耗や汚れに強い。ワックス不要でメンテナンスが楽だが、塗膜が劣化すると補修が難しいため、再塗装が必要になる場合がある。
  • SSGガラス塗装:ガラス成分を含む特殊塗装で、無垢材の質感を損なわずに高い耐久性と耐水性を持つ。塗膜が薄く、剥がれる心配が少ないため、長期間美しい状態を維持しやすい。

塗装方法の選択と適切なメンテナンスを行うことで、無垢フローリングの寿命を30年以上、場合によっては60年以上に延ばすことが可能です。

施工方法と寿命の関係

施工方法によって無垢フローリングの寿命は変わります。適切な方法で施工しないと、一部が凹む原因となることがあります。オイル・ワックス塗装、ウレタン塗装、SSGガラス塗装を施すことで、防汚効果や滑り止め効果が得られます。適切に切り出すことで、木材の強度を最大限に発揮できます。複合フローリングも施工方法によって耐久性が異なるため、適切な選択が重要です。

  • 釘打ち施工:しっかり固定されるため、長期間剥がれにくい。
  • 直貼り工法:湿気の影響を受けにくいが、下地の影響を受けやすい。接着剤の品質によって耐久性が左右されるため、選択には注意が必要です。
  • 浮き床工法:クッション性があり、耐水性が求められる場所に適している。
  • フローティング工法:リノベーションや部分張り替えがしやすい。

合板フローリングと比較すると、無垢フローリングは無垢の強度が活かされ耐久性が高く、自然な風合いを保てる点が大きなメリットです。合板は複数の層を張り合わせることで強度を確保しており、用途に応じた選択が必要です。

無垢フローリングを長持ちさせるコツ

お手入れ方法

日々の工夫で、無垢フローリングをより長持ちさせることが可能であり、ワックスを定期的に使用することで、表面の保護力が向上し、無垢の素材感を維持できます。さらに、適切なケアは、フローリングの美しさと耐久性を高めることができます。質感を損なわないよう、適切なケアが重要です。一方、複合フローリングは表面加工が施されているため、メンテナンスが容易な点が魅力です。一方で、合板フローリングは場合によっては傷がつきにくいというメリットもあります。無垢材の特性を活かしたメンテナンスを心がけましょう。

  • 軽い傷の補修:ワックスやオイルを塗布。
  • 中程度の傷の補修:サンドペーパーで軽く研磨後、オイルやワックスを塗る。
  • 深い傷や凹みの補修スチームアイロンで木材を膨らませるか、補修パテを使用。また、強く凹む部分には木材補修材を活用することが有効です。

日常の注意点

  • こまめな掃除:ホコリや砂が傷の原因になるため、掃除機や雑巾での乾拭きを定期的に行う。
  • 水気を避ける:こぼした水はすぐに雑巾で拭き取る。
  • 家具の保護:椅子の脚にはフェルトを貼り、玄関マットを敷いて傷や汚れを防ぐ。
  • 経年変化を楽しむ:無垢材は時間とともに風合いが増し、無垢ならではの独特の味わいが生まれる。

フローリングの交換のタイミング

以下の症状が現れた場合、交換を検討する必要があります。合板フローリングは耐水性が高いものの、表面の剥がれが起こりやすい点も考慮が必要です。

  • 深い傷や凹みが多数発生。
  • 床鳴りやきしみ音が頻発。
  • 表面の塗装が剥がれ、耐久性が低下。
  • 湿気による膨張や隙間が目立つ。
  • シロアリやカビの発生。

広範囲の劣化が進んでいる場合は、部分補修ではなく張り替えを推奨します。接着剤の劣化も原因の一つとなるため、張り替え時には新しい接着剤の選定が重要です。耐用年数を考慮したメンテナンス計画を立てることが重要です。特に合板フローリングの場合は、木材を張り合わせる構造のため、損傷が進むと補修が難しくなることがあります。

無垢フローリングの寿命に関する質問リストと回答

無垢フローリングの寿命はどのくらいですか?

回答: 一般的に30年以上の耐用年数を持ちますが、適切なメンテナンスを施すことで60年以上使用することも可能です。木材の種類や使用環境によっても寿命は変わります。

無垢フローリングの寿命を延ばすために必要なメンテナンスは?

回答: 定期的なワックス塗布やオイル仕上げを行うことで木材を保護し、耐久性を向上させることができます。また、こまめな掃除や家具の脚にフェルトを貼るなどの傷防止対策も重要です。

無垢フローリングの塗装は寿命にどのような影響を与えますか?

回答: オイル・ワックス塗装は木材の質感を活かしますが、定期的なメンテナンスが必要です。ウレタン塗装は塗膜を形成し、傷や汚れに強くなりますが、再塗装が難しい場合があります。SSGガラス塗装は耐水性と耐久性が高く、長期間美しい状態を維持しやすいです。

無垢フローリングは劣化するとどうなりますか?

回答: 経年劣化により、色あせや表面の摩耗、傷、湿度変化による膨張・収縮が発生することがあります。しかし、適切なメンテナンスを行うことで、これらの変化を最小限に抑え、美しさを維持することができます。

無垢フローリングの交換のタイミングは?

回答: 深い傷や凹みが多数発生し、補修が困難な場合、床鳴りやきしみ音が頻発する場合、表面の塗装が剥がれて耐久性が低下した場合などは交換を検討するタイミングです。また、湿気による膨張やシロアリ・カビの発生も交換の目安となります。

まとめ

無垢フローリングは、適切なメンテナンスを施すことで無垢の品質を維持しながら長く使えます。無垢材の持つ強度と耐久性を活かし、日々の手入れを行いましょう。施工方法やお手入れを工夫することで、美しさを維持しながら経年変化を楽しみ、経年劣化を抑えつつ耐用年数を最大限に伸ばすことが可能です。また、経年劣化を最小限に抑えるためにも、日常的なケアが不可欠です。オイルや蜜蝋ワックスを適切に使用することで、フローリングの色合いや光沢を保つことができます。経年劣化が進む前に適切なメンテナンスを行うことで、長期間快適に使用できます。無垢フローリングを検討している方は、本記事を参考にし、耐用年数を意識した適切な選択をしてください。合板と無垢材の違いを理解し、無垢ならではの魅力を活かしたフローリングを選びましょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングに生えたカビ取り除去と対処法をYouTubeで公開しました!

投稿日:2022年09月25日
無垢フローリングのカビ除去

無垢フローリング(無垢材、木材)にカビが発生した時のカビ取り除去法

無垢材にカビが生えたときに一番効果的だと思えるカビ取り方法をご紹介します。
無垢フローリングのカビ取り除去方法をYouTubeで公開しました!

 

●無垢材にカビが生えたら(繁殖した)場合の対処法●

無垢フローリング(無垢材、木材)に、何も原因が無いのに経年変化でカビが生えることはありません。基本的には手入れを怠っているだけです。
住宅内で無垢フローリングにカビ胞子が発生する要因としては、バスマットを濡れたまま放置している、植木鉢を受け皿が無いまま直接置いていた。この2つが多いように思います。たまに布団の敷きっぱなし(万年床)もあるようです。恥ずかしいからと言って「何もしていないのにフローリング・無垢材・木材)からカビが生えてきた」などと言ってはいけません。ある程度の湿度、湿気と温度があればカビ胞子はどんどん発生していきます。
いずれにしても木材・無垢材に湿度は大敵です。湿度が高くなることで木材・無垢材は反りや歪みが出やすくなります。元々木材には吸放出性があるので多少の湿度であれば悪影響は出ませんが、あまりに湿度の変化があると腐ったりすることもあります。ただし、ずっと水分が抜けない場合と高湿度のお部屋で空気が全く流動しない場合の時にだけカビが発生することがあります。空気が動いていると高湿度でもカビは発生しません。

今回は、サクラの植木鉢をシベリアンウォールナット(くるみ)フローリングサンプルの上に6か月間設置し、人為的にカビを発生させ(繁殖)、カビ取り除去から、今後のカビ発生予防のためオイル&ワックス塗装までを動画にしております。

まず初めに、雑巾などでカビを拭き取るかと思いますが、拭き取るくらいで除去できるカビではございません。その後、エタノールや塩素系の漂白剤も検討すると思いますが、そのどちらを使用しても最後にはサンドペーパーで表面を削ることになる可能性が高いので、初めからサンドペーパーでのサンディングを検討してみた方が良いのかもしれません。

無垢フローリング(無垢材や木材)に生えたカビ取りのおおまかな手順
1.マスキングテープで無垢材に発生したカビの補修範囲を決定する。
2.サンディング マシン(サンドペーパー80番手)で発生した黒カビを除去する
3.サンディング マシン(サンドペーパー120番手)で中削りをする
4.サンディング マシン(サンドペーパー180番手)で塗装下地をつくる
5.無垢フローリング(無垢材)用のオイル&ワックス(リボス社・ビボス)を塗布して今後のカビが生えるのを予防する
6.5分後に浸透しなかったオイル&ワックスを拭き取る。
7.24時間乾燥させて完了
※今後の手入れと予防は、蜜ろうワックスが効果が高いと思います。

カビ取りに使用した道具類

・シベリアンウォールナット(クルミ)無垢フローリングサンプル
サンディングマシン(サンドペーパー80,120,180番)
・掃除機
・マスキングテープ
・オイル&ワックス(リボス社・ビボス)今後のカビ発生予防効果
・オイル塗布スポンジ
・オイル拭き上げ用ウエス

黒カビを生える(繁殖)のに使用した道具類など

・水(湿気、湿度)
・サクラの植木鉢(湿度保持カビ発生用)
・雑巾(湿度保持カビ発生用)

●無垢材に黒カビが生えた(繁殖した)場合のサンディング以外のカビ取り方法●

・エタノールで生えたカビを拭き取る

エタノールでカビを拭き取る方法もございます。この方法は表面で軽く発生したカビ程度しか拭き取ることができません。まずは、エタノールで拭き取るのも良いかもしれませんが、YouTube動画内の黒カビ程度に発生したカビ胞子になるとエタノールでは、全てを拭き取るだけの効果ほとんどないと思います。
エタノールは薬品ですので取り扱いにも注意が必要です。エタノールは、国際科学命名法による呼び名で、一般的にはエチルアルコールと呼ばれるアルコールです。エタノールは、濃度の高い順に、無水エタノール、エタノール、消毒用エタノールの三種類に分類されています。それぞれ濃度が異なり役割も異なります。薬局では、無水エタノールと消毒用エタノールを見負けることが多いと思います。無水エタノールは、純度が高いエタノールの為にすぐに蒸発します。消毒用のエタノールはアルコール濃度が低いのでその場にとどまります。木材、無垢材に生えたカビを除去する場合に使用するエタノールは無水エタノールが良いと思います。
自然素材のオイルやワックス塗装が施されている場合は、そのオイルも拭き取る効果があります。オイルを拭き取った後に生えたカビに直接届きます。自然素材のオイルやワックス塗装は拭き取れてしまいますので、最終的にはサンドペーパーで研磨することになります。サンドペーパーの番手は#80→#120→#180の順にサンディングして自然素材のオイルやワックスを塗布することになります。そうまでするのであれば、初めからエタノールは使用せずにサンディングマシンを用いてサンドペーパーで研磨した方が話が早いと思います。

・塩素系の漂白剤(カビキラーハイターなど)でカビを拭き取る

塩素系の漂白剤とは、カビキラーやハイターなどのカビ取り漂白剤です。このような塩素系漂白剤もカビの拭き取りに使用する方がいらっしゃいますが、発生したカビは塩素の漂白剤効果で脱色されますが、無垢材も同じ効果で脱色されますし塗布面がパサパサになってしまう恐れがあります。磨き丸太などを塩素系の漂白剤で脱色することもありますが、カビが発生した時に使うことはあまりないように思います。塩素系の漂白剤を木材・無垢材に使用することで、表面は毛羽立ちます。結局のところエタノールと同じように自然素材のオイルやワックス塗装は拭き取ることになりますので、最終的にはサンドペーパーで研磨することになります。サンドペーパーの番手は#80→#120→#180の順にサンディングして拭き取られた自然素材のオイルやワックスを塗布することになります。そうまでするのであれば、初めから塩素系の漂白剤は使用せずにサンディングマシンを用いてサンドペーパーで研磨した方が話が早いと思います。

無垢フローリング専門店木魂のYouTubeチャンネル

無垢フローリングを選ぶ際にお施主様が見るポイント

無垢フローリングのお手入れメンテナンス

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

杉無垢フローリングに蜜蝋ワックスを簡単に塗る方法

投稿日:2021年12月25日

YouTubeチャンネル・無垢フローリング木魂-KODAMA-に新しい動画を追加しました。
まず、初めに大変恐縮ではございますが、チャンネル登録いただけると幸いです。

今回は、国産無垢フローリングショールームに展示している因幡杉無垢フローリング蜜蝋ワックスでメンテナンスする動画です。
ランダムサンダーを使用することで、なかなかうまく塗れない蜜蝋ワックスも綺麗に簡単に塗布することが加工です。蜜蝋ワックスを塗布する際に一番注意が必要なところは塗りムラです。洗車スポンジで塗布するとどうしても塗りムラが出来がちです。ランダムサンダーを使用することで蜜蝋ワックスの塗りムラを少なく、綺麗に簡単に塗布することが可能です。

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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蜜蝋ワックスの簡単な塗り方・無垢フローリング編

投稿日:2021年12月07日

YouTubeチャンネル・無垢フローリング木魂-KODAMA-に新しい動画を追加しました。
まず、初めに大変恐縮ではございますが、チャンネル登録いただけると幸いです。

今回は、蜜蝋ワックスの簡単な塗り方・無垢フローリング編としてアップいたしました。

面倒くさがりな私だからこその手段でしょうか?

いやいやそんなことは無いはずです。例えば100平米に蜜蝋ワックスを手で塗り込もうと言う意気込みは私は既に失せました… お買い得で便利なものは活用しようと思います。標準塗布方法とは違いますが、私が塗布する分には、手塗りよりも確実にムラなくきれいに塗ることが可能です。 無垢フローリングのお手入れやメンテナンスが億劫だなぁと感じたらぜひ一度ご視聴いただければと思います。少しは、蜜蝋ワックスの塗布作業が楽になるはずです。

無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについては、樹種ごとで変わるという事はあまりありません。どちらかと言うと表面仕上げの違いでお手入れやメンテナンスの方法が異なってきます。身近なイメージだとバックや靴で同じメンテナンス方法では無いですよね。本革か合皮、はたまた塗布してあるクリームやオイルでお手入れやメンテナンス方法は変わってきます。無垢フローリングも同じようなイメージです。オークや桧、杉の無垢フローリングなどで同じ樹種名でも、どの様な表面仕上げに対してのお手入れメンテナンスをなのかを見きわめなくてはいけませんね。
ちなみにオイルとワックスは、名前が違うので役割も違うのです。何をしたいのかを明確にしてオイルとワックスは選ぶようにしましょう。

 

追記:杉無垢フローリングに蜜蝋ワックスを簡単に塗る方法

 

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前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

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ナラ(オーク)無垢フローリングの手入れメンテナンス方法

投稿日:2021年06月25日

世界中の無垢フローリングで一番多く使われている樹種はナラ(オーク)です。お手入れ方法やメンテナンス方法について説明します。

ナラ(オーク)無垢フローリングは、表面硬度が高く世界中で考えたときに人間が住む近くの森にも生えていることから床材として採用されることが多いです。しかし、そのほとんどの人が靴を履いて生活されるので素足で生活する日本においては、世界で一番人気の無垢フローリングだからナラ(オーク)を選んでおくと間違い無し!と一概にはいかないような気もします。

とは言え、日本においても合板フロアーでも無垢フローリングでもナラ(オーク)材が広葉樹では一番多く作られています。無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについて外すことができないナラ無垢フローリングです。

日本に輸入されているナラ(オーク)材は、ホワイトオーク、レッドオーク、ヨーロピアンオーク、イングリッシュオークなどが有名ですね。日本国内でも北海道産ナラ栗駒楢(クリコマナラ)など北海道や東北地方で産出される丸太を使用してフローリングに加工されます。

沢山のお施主様が使用されているナラ無垢フローリングですが、メンテナンスやお手入れに関してはあまりよく知られていないと思います。もちろん土足で使用する海外と素足で使用する日本とではメンテナンス方法も異なります。海外で土足でナラ無垢フローリングを使用する場合は、ライと言って灰汁を塗布して若干白みがかった色にすることが多いようです。日本では、クリアオイルを塗装して経年御変色で飴色になったことを喜ぶ方は多いと思いますが、欧米ではそれほど好まれていないようです。靴についた土が住居内に上がると乾いて白くなるので、クリアオイルだと逆に汚れが目立つからなのかもしれませんね。

さて、日本国内でのナラ無垢フローリングのメンテナンスやお手入れ方法についてです。きっと雑巾での乾拭き、硬く絞った雑巾で拭きあげ、化学モップ、フロアー用のお掃除シートなどが良く使われていると思います。さて、現状のなナラ無垢フローリングのお手入れやメンテナンスに適しているのでしょうか?
いくら表面硬度が高くて凹みや傷が付きにくいと言ってもそこはやはり無垢材です。普通に凹みや傷は付いちゃいますので、水分を含ませて膨らませてからサンドペーパーで研磨して現状と同じ塗装を施すことをお勧めいたします。ただし、造膜型塗料のウレタン塗装の場合は、塗膜をお施主様ご自身で再塗装するのは難しいです。ウレタン塗装の場合は、専門の塗装屋さんにお願いすることにしましょう。

最近、ナラ無垢フローリングの表面仕上げは、無塗装、オイル塗装、ウレタン塗装、ガラス塗装くらいだと思います。ウレタン塗装は、ほぼ合板複合フロアーと同じ仕上げになってしまうのでせっかくの無垢のよさが激減します。当社でも販売総量の5%以下です。そうすると無塗装かオイル塗装かガラス塗装のいずれかになりますので、それぞれのメンテナンスお手入れ方法を説明いたします。

 

無塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
基本的に、室内でナラ無垢フローリングを無塗装で使用することはございませんがたまにあるようです。ほとんどの無塗装のナラ無垢フローリングの表面はサンドペーパーでの表面加工、紙ヤスリのはずです。サンドペーパーの表面加工は、表面を毛羽立たせオイル塗料やウレタン塗料やガラス塗料を絡めるために施す塗装下地になります。塗装下地のまま、人間が生活すると足裏の汚れ、皮脂汚れ、液体をこぼした際にはしっかりと染み込んでしまいます。そもそも液体を染み込む様にサンドペーパーで表面加工をする訳なので汚れも付きやすいですよね。無塗装の色合いが好きなのでしばらく無塗装で過ごされる方もいらっしゃいますが、玄関やキッチン前など人が立つ位置が決まっている箇所は足跡が付きやすいですね。こうなると全面をサンドペーパーで表面加工して何かの塗料を塗布することになりますので厄介です。ナラ無垢フローリングで無塗装の色合いが好みでしたら、最初にホワイトオイルやライトグレーオイルの塗布をご検討いただければと思います。着色なのでまるきり無塗装と同じとはいきませんが、ホワイトオイルとライトグレーオイルはクリアオイルだと際立つ木目を優しく抑えてくれる役割を果たします。お部屋全体が優しい雰囲気に仕上がりますので是非ご検討ください。

参考:無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

オイル塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
現状ではナラ無垢フローリングにおいて一番人気の浸透性の塗装仕上げです。汚れが着いたらまずは雑巾で乾拭き。それでもし落ちなければ硬く絞った雑巾で拭いてみる。それでもだめなら#180位のサンドペーパーで表面加工(紙やすり)で削り落としてオイルかワックスを再塗布する。ここでメラミンスポンジは使用しない方が無難です。メラミンスポンジが導管に詰まって更に汚れが増す場合もあるからです。
自然オイルは、浸透性の塗料なので直接木材に触れるので肌触りが良く温かみも感じます。自然系オイル塗装のメンテナンスは蜜蝋ワックスの塗布になります。自然系オイルで下地を整えて蜜蝋ワックスで防水防汚効果を高めていきます。自然系オイルは液体で蜜蝋ワックスはマーガリン上です。人間の化粧で例えると化粧水で下地を整えて乳液で仕上げる感じです。オイルとワックスは名前が違いますので用途も異なります。オイルメーカーはオイルだけで十分。ワックスメーカーはワックスだけで十分と言われますが、よくよく説明書を読んでどの様なお手入れメンテナンス方法が最適なのか検討しましょう。これだけは先にお伝えしておくと、ワックスはマーガリン上なので最初に塗るにはオイルと比べて伸びも悪くムラになりやすい印象を受けます。時間をたくさんかけて作業すればいいのかもしれませんがなかなか難しいと思います。お勧めのメンテナンスお手入れ方法としては、初回はオイル、その後はずっと蜜蝋ワックスのみです。蜜蝋ワックスは、洗面所やキッチンなど水回りは、半年に1回塗布位、その他は2~3年に1度再塗布になります。家具などを避けて塗布する必要はありません。色の差は出ますが、蜜蝋ワックスを塗っても塗らなくても家具の下は明るくなってしまいます。

YouTubeチャンネル 無垢フローリング専門店木魂-KODAMA-では、蜜蝋ワックスでのメンテナンス方法を解説しております。

 蜜蝋ワックスのかんたんな塗り方・無垢フローリング編

蜜蝋ワックス
蜜蝋ワックス

参考・オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

ウレタン塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
ウレタン塗装を施したナラ無垢フローリングのメンテナンスやお手入れ方法は、化学モップやフロア用のお掃除シートになります。乾拭きでも硬く絞った雑巾でもお掃除が可能です。無垢でも手軽に思えるかもしれません。ウレタン塗装は、一番最初はピカッとしてツルっとして綺麗ですよね。でも、これ一番最初だけなんですよ…ウレタン塗装は日々表面が擦れて曇ってきます。その後、何か鋭利なものを落として傷が付くとそこから剥がれが広がっていきます。使えば使うほど味が出ると思っていた無垢フローリングが、どんどん見すぼらしい感じになって行くのは嫌ですよね。表面のウレタン塗装を施して今度はオイル塗装にしようと思ってもなかなかそうはいきません。住宅用の無垢フローリングのほとんどは、面取り加工が施されています。面取り加工はササクレの防止や隙間が目立たない様につけています。体育館で使用する無垢フローリングは面取りされていません。数年後の研磨を想定して面取りは初めから付けておらず、現場でのウレタン塗装4回塗りを想定しています。研磨しても面取り加工は関係なく現場で再度ウレタン塗装を4回塗ります。住宅用の面取りが着いているナラ無垢フローリングは、研磨を施すと面取りが無くなり隙間が目立ちます。そのようなササクレが起きかねない危険な状態でオイル塗装はできません。再度当初より分厚いウレタン塗装を施すことになります。ウレタン塗装の夏はペタペタ、冬にヒヤッとする感じは想像していた無垢フローリングの生活とかけ離れていると思います。せっかくのナラ無垢フローリングをご検討いただくのであれば塗装からご検討いただければと思います。フロア用のお掃除シートも着塵剤などの薬剤が入っていないものでしたら使用可能です。

無垢フローリングウレタン塗装剥がれ
無垢フローリングウレタン塗装剥がれ 樹種:ブナ

参考・UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

ガラス塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

オイル塗装と同じ浸透性のガラス塗料のメンテナンスは簡単です。汚れたら雑巾で乾拭き。それでも落ちなければ硬く絞った雑巾で拭きあげる。それでもだめなら中性洗剤が使えます。それでもだめならご自身でサンドペーパーで表面加工してガラス塗装を再塗布できます。ガラス塗装は、名前からしてピカピカと冷たい感じがするかもしれませんが全くそんな感じはしません。触った感じや肌触りはほとんどオイル塗装と同じです。夏はサラッと冬は冷たくはありません。見た目は、若干クリアオイルよりも明るい感じになります。その原因は、クリアオイルが若干黄色いからです。ガラス塗装は無色透明です。ナラ無垢フローリングはあまり違いは出ませんが、シルキーメープルメープルやジャーマンメープル、シベリアンバーチなど明るい樹種ではかなりの色の差が出てきます。オイル塗装とガラス塗装の一番の差は耐久性です。オイル塗装は、基本的には1年に1度蜜蝋ワックスを塗布することを推奨していますが、ガラス塗装は5年毎にガラス塗装の再塗布です。共働きや年配になってお手入れメンテナンスまで手が回らないという方におすすめの塗装になります。

SSGガラス塗料について

無垢フローリングにガラス塗料でメンテナンスを楽に

参考・ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

いかがでしたでしょうか?ナラ無垢フローリングのお手入れやメンテナンスと言っても、表面の状況によってそれぞれ対処方法が異なります。ぜひ、現状をしっかりと把握して適したお手入れメンテナンスを心がけていただければと思います。

参考・無垢フローリングのメンテナンスお手入れ方法

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/