ナラ(オーク)無垢フローリングの手入れメンテナンス方法

世界中の無垢フローリングで一番多く使われている樹種はナラ(オーク)です。お手入れ方法やメンテナンス方法について説明します。

ナラ(オーク)無垢フローリングは、表面硬度が高く世界中で考えたときに人間が住む近くの森にも生えていることから床材として採用されることが多いです。しかし、そのほとんどの人が靴を履いて生活されるので素足で生活する日本においては、世界で一番人気の無垢フローリングだからナラ(オーク)を選んでおくと間違い無し!と一概にはいかないような気もします。

とは言え、日本においても合板フロアーでも無垢フローリングでもナラ(オーク)材が広葉樹では一番多く作られています。無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについて外すことができないナラ無垢フローリングです。

日本に輸入されているナラ(オーク)材は、ホワイトオーク、レッドオーク、ヨーロピアンオーク、イングリッシュオークなどが有名ですね。日本国内でも北海道産ナラ栗駒楢(クリコマナラ)など北海道や東北地方で産出される丸太を使用してフローリングに加工されます。

沢山のお施主様が使用されているナラ無垢フローリングですが、メンテナンスやお手入れに関してはあまりよく知られていないと思います。もちろん土足で使用する海外と素足で使用する日本とではメンテナンス方法も異なります。海外で土足でナラ無垢フローリングを使用する場合は、ライと言って灰汁を塗布して若干白みがかった色にすることが多いようです。日本では、クリアオイルを塗装して経年御変色で飴色になったことを喜ぶ方は多いと思いますが、欧米ではそれほど好まれていないようです。靴についた土が住居内に上がると乾いて白くなるので、クリアオイルだと逆に汚れが目立つからなのかもしれませんね。

さて、日本国内でのナラ無垢フローリングのメンテナンスやお手入れ方法についてです。きっと雑巾での乾拭き、硬く絞った雑巾で拭きあげ、化学モップ、フロアー用のお掃除シートなどが良く使われていると思います。さて、現状のなナラ無垢フローリングのお手入れやメンテナンスに適しているのでしょうか?
いくら表面硬度が高くて凹みや傷が付きにくいと言ってもそこはやはり無垢材です。普通に凹みや傷は付いちゃいますので、水分を含ませて膨らませてからサンドペーパーで研磨して現状と同じ塗装を施すことをお勧めいたします。ただし、造膜型塗料のウレタン塗装の場合は、塗膜をお施主様ご自身で再塗装するのは難しいです。ウレタン塗装の場合は、専門の塗装屋さんにお願いすることにしましょう。

最近、ナラ無垢フローリングの表面仕上げは、無塗装、オイル塗装、ウレタン塗装、ガラス塗装くらいだと思います。ウレタン塗装は、ほぼ合板複合フロアーと同じ仕上げになってしまうのでせっかくの無垢のよさが激減します。当社でも販売総量の5%以下です。そうすると無塗装かオイル塗装かガラス塗装のいずれかになりますので、それぞれのメンテナンスお手入れ方法を説明いたします。

 

無塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
基本的に、室内でナラ無垢フローリングを無塗装で使用することはございませんがたまにあるようです。ほとんどの無塗装のナラ無垢フローリングの表面はサンドペーパーでの表面加工、紙ヤスリのはずです。サンドペーパーの表面加工は、表面を毛羽立たせオイル塗料やウレタン塗料やガラス塗料を絡めるために施す塗装下地になります。塗装下地のまま、人間が生活すると足裏の汚れ、皮脂汚れ、液体をこぼした際にはしっかりと染み込んでしまいます。そもそも液体を染み込む様にサンドペーパーで表面加工をする訳なので汚れも付きやすいですよね。無塗装の色合いが好きなのでしばらく無塗装で過ごされる方もいらっしゃいますが、玄関やキッチン前など人が立つ位置が決まっている箇所は足跡が付きやすいですね。こうなると全面をサンドペーパーで表面加工して何かの塗料を塗布することになりますので厄介です。ナラ無垢フローリングで無塗装の色合いが好みでしたら、最初にホワイトオイルやライトグレーオイルの塗布をご検討いただければと思います。着色なのでまるきり無塗装と同じとはいきませんが、ホワイトオイルとライトグレーオイルはクリアオイルだと際立つ木目を優しく抑えてくれる役割を果たします。お部屋全体が優しい雰囲気に仕上がりますので是非ご検討ください。

参考:無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

オイル塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
現状ではナラ無垢フローリングにおいて一番人気の浸透性の塗装仕上げです。汚れが着いたらまずは雑巾で乾拭き。それでもし落ちなければ硬く絞った雑巾で拭いてみる。それでもだめなら#180位のサンドペーパーで表面加工(紙やすり)で削り落としてオイルかワックスを再塗布する。ここでメラミンスポンジは使用しない方が無難です。メラミンスポンジが導管に詰まって更に汚れが増す場合もあるからです。
自然オイルは、浸透性の塗料なので直接木材に触れるので肌触りが良く温かみも感じます。自然系オイル塗装のメンテナンスは蜜蝋ワックスの塗布になります。自然系オイルで下地を整えて蜜蝋ワックスで防水防汚効果を高めていきます。自然系オイルは液体で蜜蝋ワックスはマーガリン上です。人間の化粧で例えると化粧水で下地を整えて乳液で仕上げる感じです。オイルとワックスは名前が違いますので用途も異なります。オイルメーカーはオイルだけで十分。ワックスメーカーはワックスだけで十分と言われますが、よくよく説明書を読んでどの様なお手入れメンテナンス方法が最適なのか検討しましょう。これだけは先にお伝えしておくと、ワックスはマーガリン上なので最初に塗るにはオイルと比べて伸びも悪くムラになりやすい印象を受けます。時間をたくさんかけて作業すればいいのかもしれませんがなかなか難しいと思います。お勧めのメンテナンスお手入れ方法としては、初回はオイル、その後はずっと蜜蝋ワックスのみです。蜜蝋ワックスは、洗面所やキッチンなど水回りは、半年に1回塗布位、その他は2~3年に1度再塗布になります。家具などを避けて塗布する必要はありません。色の差は出ますが、蜜蝋ワックスを塗っても塗らなくても家具の下は明るくなってしまいます。

YouTubeチャンネル 無垢フローリング専門店木魂-KODAMA-では、蜜蝋ワックスでのメンテナンス方法を解説しております。

 蜜蝋ワックスのかんたんな塗り方・無垢フローリング編

蜜蝋ワックス
蜜蝋ワックス

参考・オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

ウレタン塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
ウレタン塗装を施したナラ無垢フローリングのメンテナンスやお手入れ方法は、化学モップやフロア用のお掃除シートになります。乾拭きでも硬く絞った雑巾でもお掃除が可能です。無垢でも手軽に思えるかもしれません。ウレタン塗装は、一番最初はピカッとしてツルっとして綺麗ですよね。でも、これ一番最初だけなんですよ…ウレタン塗装は日々表面が擦れて曇ってきます。その後、何か鋭利なものを落として傷が付くとそこから剥がれが広がっていきます。使えば使うほど味が出ると思っていた無垢フローリングが、どんどん見すぼらしい感じになって行くのは嫌ですよね。表面のウレタン塗装を施して今度はオイル塗装にしようと思ってもなかなかそうはいきません。住宅用の無垢フローリングのほとんどは、面取り加工が施されています。面取り加工はササクレの防止や隙間が目立たない様につけています。体育館で使用する無垢フローリングは面取りされていません。数年後の研磨を想定して面取りは初めから付けておらず、現場でのウレタン塗装4回塗りを想定しています。研磨しても面取り加工は関係なく現場で再度ウレタン塗装を4回塗ります。住宅用の面取りが着いているナラ無垢フローリングは、研磨を施すと面取りが無くなり隙間が目立ちます。そのようなササクレが起きかねない危険な状態でオイル塗装はできません。再度当初より分厚いウレタン塗装を施すことになります。ウレタン塗装の夏はペタペタ、冬にヒヤッとする感じは想像していた無垢フローリングの生活とかけ離れていると思います。せっかくのナラ無垢フローリングをご検討いただくのであれば塗装からご検討いただければと思います。フロア用のお掃除シートも着塵剤などの薬剤が入っていないものでしたら使用可能です。

無垢フローリングウレタン塗装剥がれ
無垢フローリングウレタン塗装剥がれ 樹種:ブナ

参考・UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

ガラス塗装のナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

オイル塗装と同じ浸透性のガラス塗料のメンテナンスは簡単です。汚れたら雑巾で乾拭き。それでも落ちなければ硬く絞った雑巾で拭きあげる。それでもだめなら中性洗剤が使えます。それでもだめならご自身でサンドペーパーで表面加工してガラス塗装を再塗布できます。ガラス塗装は、名前からしてピカピカと冷たい感じがするかもしれませんが全くそんな感じはしません。触った感じや肌触りはほとんどオイル塗装と同じです。夏はサラッと冬は冷たくはありません。見た目は、若干クリアオイルよりも明るい感じになります。その原因は、クリアオイルが若干黄色いからです。ガラス塗装は無色透明です。ナラ無垢フローリングはあまり違いは出ませんが、シルキーメープルメープルやジャーマンメープル、シベリアンバーチなど明るい樹種ではかなりの色の差が出てきます。オイル塗装とガラス塗装の一番の差は耐久性です。オイル塗装は、基本的には1年に1度蜜蝋ワックスを塗布することを推奨していますが、ガラス塗装は5年毎にガラス塗装の再塗布です。共働きや年配になってお手入れメンテナンスまで手が回らないという方におすすめの塗装になります。

SSGガラス塗料について

無垢フローリングにガラス塗料でメンテナンスを楽に

参考・ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除

 

いかがでしたでしょうか?ナラ無垢フローリングのお手入れやメンテナンスと言っても、表面の状況によってそれぞれ対処方法が異なります。ぜひ、現状をしっかりと把握して適したお手入れメンテナンスを心がけていただければと思います。

参考・無垢フローリングのメンテナンスお手入れ方法

 

杉(スギ)無垢フローリングの手入れメンテナンス方法

無垢フローリングの汚れ 水拭き

杉無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法について記載する前に杉無垢フローリングの概要についても知っておきましょう。

日本国内の針葉樹で現在一番植わっている樹種は杉材になります。
広葉樹、針葉樹合わせても杉が日本一ですね。杉材は戦後、東北から九州までいたるところで植林されてきました。杉の有名な産地としては、秋田杉(秋田県)、魚梁瀬杉(高知県)、吉野杉(奈良県)など銘木級として扱われる産地があります。その他にも、伊予杉因幡杉など日本全国に杉は分布しています。しかし、これら銘木級の木材産地などでは、様々な理由から現在では保護林となり伐採禁止になっている産地も少なくありません。

一言で杉無垢フローリングと言っても、そのような銘木級のものが良い無垢フローリングや床材になるという事も簡単には言えません。杉無垢フローリングを作るには、それなりの設備が必要です。丸太は出せても、それから製材、乾燥、養生、加工、塗装と杉無垢フローリングとして商品になる為には沢山の工程が必要となってきます。

この様なことから、有名杉産地でも良い杉無垢フローリングや杉床材が生産できるといった訳ではございません。銘木級の有名産地で無くても、製材、乾燥、養生、加工、塗装の技を磨き上げ、付加価値を付けて市場に良い杉無垢フローリングをお届けできる産地が生き残っていくわけです。

さて、様々な産地がある杉無垢フローリングですが、全国各地で製造されているために全国で杉無垢フローリングを使われている方は多いはずです。ほとんどのお施主様は、おおよそ5年以内には「もうそろそろ何かメンテナンスしないとなぁ…」と思います。
新築の時には、床材のメンテナンス方法を聞いたかもしれませんが何年も前に聞いたメンテナンス方法なんて忘れていて当然です。

再度、杉のメンテナンス方法について考えていきます。まず、現状お使いいただいている杉無垢フローリングの表面はどの様な仕上げになっているのか?これが分からないと始まりません。大まかには、表面の塗装が無塗装かオイル塗装かウレタン塗装か最近ではガラス塗装かのいずれかだと思います。

無塗装の杉無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法
杉フローリングの表面無塗装品には、サンドぺーパー加工(紙やすり、サンディング)とカンナ仕上げ(超仕上げ)がありますが、カンナ仕上げはリクエストしない限りほとんど塗装下地のサンドぺーパー加工だと思います。基本的にサンドぺーパー加工の(紙やすり)は、何かを塗るための塗装前提の塗装下地になっていますので細かな毛羽立ちが多く足裏の汚れが着いたり皮脂が染込んだりします。あまり清潔だとはいいがたいです。基本的には、サンドぺーパー加工を無塗装のまま使う事はありません。サンドぺーパー加工のフローリング表面に濡れ雑巾で雑巾がけをしてみると表面が毛羽立ちカサカサになってしまう事があります。毛羽立つ原因はサンドぺーパー加工という事になります。
現在では非常に稀ですが、カンナ仕上げ(超仕上げ)の場合のメンテナンス方法は硬く絞った雑巾でただただ拭きあげるだけになります。当社では、別部門で剣道場床工事を請け負っております。剣道場の床材は、フローリングの様に本実(凹凸)加工は施されていないことが多く一般的にイメージされるフローリングとは異なります。剣道場床の表面もカンナ仕上げとなります。一眼二足三丹四力と言われるように剣道では足捌きが非常に重要視されます。サンドペーパー加工(紙やすり)では、床表面に砂を撒いたような感触となりサラサラと滑ってしまいます。カンナ仕上げは、究極に平滑な仕上げ面なので足裏が吸い付くような感じがします。それほど平滑な表面なので、汚れは付き難く染み込み難いです。杉床材、杉フローリングの無塗装品だからと言ってお手入れメンテナンス方法どれとも同じという事はございません。

杉材の70年後
同じ現場に使用していた杉フローリング
左:雑巾がけ後  右:雑巾がけ前

参考:無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法


オイル塗装した杉無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法

次に、オイル塗料を塗布した杉フローリングのメンテナンスについてです。オイル塗装に使用するのはオイルではなくワックスになります。
人間の化粧で例えると化粧水で下地を整えて乳液で仕上げる感じです。オイルで下地を整えて蜜蝋ワックスで防水防汚効果を高めるます。これは、オイルメーカーに問い合わせるとオイルだけで十分。ワックスメーカーに問い合わせてもワックスだけで十分と言われます。オイルとワックスの役割が異なりますので使い方も違います。
オイルとワックスは成分もよく似ています。
大まかにいうと、
オイルは、オイル成分:ワックス成分が7:3
ワックスはオイル成分:ワックス成分が2:8
くらいであり入っている成分は近似です。
日々のお手入れメンテナンスとしては、蜜蝋ワックスの塗布となります。キッチンや洗面所、脱衣所などの水回りは半年に1度くらい塗布。その他は、2~3年に一度くらいで良いと思います。ワックスの水弾きが悪くなったなぁと感じたら塗布してください。

YouTubeチャンネル 無垢フローリング専門店木魂-KODAMA-では、蜜蝋ワックスでのメンテナンス方法を解説しております。

 杉無垢フローリングに蜜蝋ワックスを簡単に塗る方法

 

蜜蝋ワックスのかんたんな塗り方・無垢フローリング編

蜜蝋ワックス
蜜蝋ワックス

参考:オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

ウレタン塗装の杉無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法
ウレタン塗装の杉フローリングのメンテナンスについてです。
無垢フローリングにウレタン塗装をして剥がれてきたらどうするの?残念ながら全面剥離してからの再塗装になります。ほとんどの無垢フローリングの第2次取得者はウレタン塗装は眼中にないと思います。ウレタン塗装は、フローリング表面に造膜しますのでほぼ仕上がりは合板フロアーと同等です。造膜型の塗装仕上げは、塗装がその床材としての耐久年数になるとお考え下さい。
住宅用の無垢フローリングは、隙間が目立ちにくいように、またササクレが起きにくいように面取り加工を施しています。表面を2~3㎜研磨することでその面取りは無くなり隙間が目立ちササクレが起きやすくなります。よってウレタン塗装を剥がしてオイル塗装にしたくても危険であるがためにできない場合が多くあります。ウレタン塗装のお手入れとしては、化学モップやフロア用シートなどでもいいかと思います。
ただし、ウレタン塗装がはがれかけて木肌が見えてきているようでしたら化学モップやフロア用シートの使用は止めて貼り換えをご検討いただければと思います。

例)ウレタン塗装の剥がれ 樹種:タモ
例)ウレタン塗装の剥がれ 樹種:タモ

参考:ウレタン塗装の無垢フローリングお手入れ、メンテナンス方法

 

ガラス塗装の杉無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法
ガラス塗装の杉フローリングについてのお手入れメンテナンス方法について。
最近では、ガラス塗装の無垢フローリングをお選びいただくお施主様も増えてまいりました。ガラス塗装は、造膜型でなく浸透型の塗料で肌触りはオイル塗装とほぼ変わりません。木肌に直接触れている感触があります。
オイル塗装とガラス塗装の違いについては、耐久性の高さと色合いです。ガラス塗料は、メンテナンスフリーとして販売されていることもあるようです。ガラス塗料メーカーとしては、メンテナンスフリーという表現は正しくないそうです。おおよそ5年毎に同じガラス塗料を塗布していただくことを推奨しています。色の違いについては、オイルはクリアーと言えども原料が植物性であることから若干黄色味を帯びています。ガラス塗料は無色透明です。仕上がりは、ガラス塗料の方が若干明るい感じがします。日々のお手入れやメンテナンスについては、雑巾での乾拭きや硬く絞った雑巾で拭きあげていきます。それでも落ちない汚れについては、中性洗剤を薄めて使っていただけます。これでも落ちない汚れは、紙やすりやサンドペーパーで汚れを落として再度、ガラス塗料を塗布していただくことになります。

SSGガラス塗料について

YouTube:無垢フローリングにガラス塗料でメンテナンスを楽に

参考:ガラス塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

杉フローリングのお手入れやメンテナンスに限らず無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについては表面の塗装の状況によって変わることがお分かりいただけたかと思います。

参考:無垢フローリングのお手入れやメンテナンス

 

桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法

百々桧無垢フローリング30mm節有無塗装MH-24

桧(ヒノキ) れメンテナンス方法について
当社で扱う桧(ヒノキ)フローリングには、長野県産の木曽桧(キソヒノキ)、徳島県産の阿波桧(アワヒノキ)、神奈川県産の百々桧(モモ桧)、三重県産の桧柾目(ヒノキマサメ)の4つの産地の桧材(ヒノキ)がございます。それぞれ特徴のある桧(ヒノキ)なので、ぜひそれぞれのページにアクセスしてみて下さい。

桧(ヒノキ) れについて解説していきます。まず、お使いの桧無垢フローリングの表面仕上げがどの様な状況なのか確認してください。一般的に多いフローリング表面の仕上げは、オイル塗装、ウレタン塗装、無塗装、ガラス塗装だと思います。

また、無塗装の桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れメンテナンスには2パターンあり、カンナ仕上げ(超仕上げ)とサンドペーパー加工(サンディング、紙やすり)で塗装下地のままのものです。無塗装でもカンナは仕上でサンドペーパー加工はあくまでも塗装下地であり仕上げではないという事を理解ください。カンナ仕上げは、日本の建築技術の中でも一級品の技であり世界に誇れる大工加工技術の1つです。カンナ仕上げは、木材を究極に平滑にする技術であり、水も弾きます。その為、寺社仏閣の柱や梁は水をはじいてカビを寄せ付けず長持ちさせる技術がカンナ掛けです。サンドペーパー加工は西洋から伝わった新しい技術で、サンドペーパーで木材を研磨し、木材表面に毛羽立ちを作ってそこに塗料を絡める塗装下地になります。もし、サンドペーパー加工で無塗装のまま生活した場合は、足裏の皮脂や汚れが毛羽立ちに絡みつき染み込むので汚れが付きやすいという事になします。カンナ仕上げとサンディングペーパー加工の違いはこの様な感じですが、現代において量産品でカンナ仕上げを施すフローリングはごく稀です。カンナ仕上げには、サンディングペーパー加工よりも手間もコストも掛かるので、特別な記載がなくただ「無塗装品」と記載があれば通常はサンディングペーパー加工です。その場合は、ご使用になる前に何らかの塗装が必要になって来るのでお間違えの無いようにしてください。桧無垢フローリング無塗装品のカンナ仕上げのお手入れ方法としては、箒で掃いて硬く絞った雑巾で雑巾がけを行ってください。まさにお寺の廊下の様なイメージです。日々、箒で掃いた後に硬く絞った雑巾でただただ雑巾がけで大丈夫です。
参考:無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

次に(ヒノキ)無垢フローリングのウレタン塗装品のお手入れ、メンテナンス方法です。実はこれが一番厄介です。基本的には、化学モップやシートタイプのフロアワイパーなどをお使いください。ウレタン塗装の表面は、ほぼ複合合板フロアーと同じ仕上がりなので複合合板フロアーと同じお手入れメンテナンスで大丈夫です。複合合板フロアーとウレタン塗装の桧無垢フローリングだと肌に触れているところはほぼ同じです。夏はサラサラ、冬は冷たくない筈の桧無垢フローリングですが、ウレタン塗装を施すことで肌に触れているところは複合合板フロアーとほぼ一緒という事になるので検討時には無垢フローリング塗装もよくよく検討してください。ウレタン塗装は、使用していくうちに剥がれてきます。再塗装ができるという話もよく聞きますが、住宅用の無垢フローリングは再塗装が非常に難しいです。傷がついても綺麗な補修は難しいです。体育館や教室の無垢フローリングは研磨想定で最初から加工が異なります。住宅用の桧無垢フローリングは、通常面取りが施されています。もちろん面取りの部分までウレタン塗装が施されています。研磨するとすると、面取り加工の深さまで研磨することになります。この面取り加工は、元々ササクレ防止や隙間が目立たないようにと付けられた加工です。ウレタン塗装の研磨によって厚みがは2~3mm薄くなります。この時に、面取りは無くなってしまいます。ササクレが出やすくなり危険な状況ですし、非常に隙間が目立ちやすいです。ササクレが起きないように、今度は分厚くウレタン塗装を施すことになりますので、更に硬い複合合板フロアーの様になってしまう訳です。

無垢フローリングウレタン塗装剥がれ

ウレタン塗装が剥がれたままで化学モップやシートタイプのフロアワイパーの使用は避けるべきです。その理由は、化学モップやフロア用のお掃除シートは元々は、複合合板フロアー用に作られた商品がほとんどです。化学モップやフロア用のお掃除シートと言うのは、床材表面に静電気が発生して埃が吸着してしまいます。その埃をペタペタと取り除くための薬剤が染込んでいます。その薬剤は着塵剤と言います。ウレタン塗装が剥がれて無塗装状態になった桧無垢フローリングに化学モップやフロア用のお掃除シートを使用すると、着塵剤が染込み汚れを呼び寄せることになります。どんどん汚れが増していくことになります。ウレタン塗装の桧無垢フローリングは風合いも出てきません。

無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと
無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと

住宅用のウレタン塗装の無垢フローリングは、塗装が床材としての耐久年数にもなりかねないので、様々な塗装でしっかり検討してください。

参考:ウレタン塗装の無垢フローリングお手入れ、メンテナンス方法

 

 

オイル塗装を施した桧(ヒノキ)無垢フローリングについて
こちらは当社では一番出荷量が多い塗装になります。冬には桧そのものの暖かさも感じることができ、夏はサラサラとして足触りが気持ちの良い塗装ですね。桧無垢フローリングのお手入れやメンテナンス方法としては、日々は乾拭き、汚れが着いたら硬く絞った雑巾で雑巾がけ、それでも落ちない場合はサンドペーパーで削ってオイルを再塗布です。全体的に数年に1度は、蜜蝋ワックスを塗布してください。キッチンや洗面所などの水廻りは、半年に1度くらい塗布していただければいいかと思います。

YouTubeチャンネル 無垢フローリング専門店木魂-KODAMA-では、蜜蝋ワックスでのメンテナンス方法を解説しております。桧フローリングでも蜜蝋ワックスの塗布方法は、杉無垢フローリングと同じです。ぜひ、ご参考にしてみて下さい。

 杉無垢フローリングに蜜蝋ワックスを簡単に塗る方法

 

蜜蝋ワックスのかんたんな塗り方・無垢フローリング編

蜜蝋ワックス
蜜蝋ワックス

蜜蝋ワックスの販売

参考:オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

ガラス塗装の桧(ヒノキ)無垢フローリングについて
最近急激に採用比率を伸ばしてきたのがガラス塗装です。ガラス塗装と聞くとなんだか冷たくて硬く造膜して冷たいイメージがあって無垢フローリングにはどうなのかなぁ?と少し考えてしまいます。しかし、ガラス塗装は、オイル塗装と同じく浸透型の塗料であり、ウレタン塗装の様に表面に造膜しません。また、上塗りも可能なので一般の方でも塗装が可能です。触った感じは、オイル塗装と変わりません。変わるところと言えば色合いと耐久年数です。色合いは、オイル塗装のクリアーと言えども若干黄色みが掛かっています。ガラス塗料は無色透明です。両者を比べるとガラス塗装の方が若干明るい感じがします。また、耐久年数は圧倒的にオイルよりもガラスの方が高いです。オイルは、基本的には年に一度ののワックス塗布、ガラスは5年に一度くらい同じガラス塗料を塗布します。乾燥時間もワックスは24時間、ガラスは3時間ほどで圧倒的に速いです。ガラス塗料を施した無垢フローリングをメンテナンスフリーとして販売されている方もいらっしゃるようです。ガラス塗料のメンテナンスは雑巾で乾拭き、硬く絞った雑巾で拭きとり、それでも落ちない場合は中性洗剤が使えます。それでもだめならサンドペーパー加工してガラス塗料の再塗布です。

SSGガラス塗料について

YouTube:無垢フローリングにガラス塗料でメンテナンスを楽に

参考:ガラス塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

 

ここまで桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについて解説してきました。
フローリング樹種ごとのメンテナンスやお手入れと言うよりもどんな表面仕上げになっているかが重要ですね。
参考:無垢フローリングのお手入れやメンテナンス

剣道場床のメンテナンス

剣道場床のメンテナンスを請け負いました。

10数年間で溜まった汚れを除去し
剣道場床専用オイルを塗布しました。

剣道場床は、体育館の床と異なり特殊です。
汚れたからと言って安易に表面の研磨を施すと
割れやササクレが発生し
怪我の危険性が増す場合があります。

私たちの剣道場床メンテナンスは、
床表面は1mmも研磨せずに汚れを除去し、
剣道場床に求められる、すり足などの足さばきが
しやすいように剣道場床専用のオイル
仕上げるようにしております。

剣道場床の汚れ
剣道場床の汚れ
剣道場床の汚れ除去
剣道場床の汚れ除去
剣道場床のオイル塗装
剣道場床のオイル塗装

床研磨ほど、ひと皮むけた綺麗な感じは無く
ある程度までにしか清掃できません。
汚れの除去後には補修箇所も確認できますので
凹みの補修、割れ補修、埋木など
不具合箇所の補修も可能です。

剣道場の床に求められるメンテナンスは
研磨を施さずに施工することが可能です。

 

 

阿波桧無垢フローリング AH-22 節あり オイル塗装 をご採用いただきました

阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装
阿波桧フローリング AH-22 節あり オイル塗装

阿波桧フローリングAH-22

サイズ:1920x80x15mm
等 級:節有
加 工:本実加工(四方サネ付)
タイプ:1枚物
入り数:3.38平米/ケース・22枚入
塗 装:自然オイルワックス
価 格:15,500円/ケース(送料別)
㎡単価:4,586円/平米

*価格は予告無く変更する場合がございます。