2022年7月より焼き杉板の価格を改定いたします。
すでに各方面で報道されております通り、昨年からの木材価格高沸につづき、更に電気料金・塗料・梱包用段ボール等副資材の価格高沸、輸送コストの大幅な上昇により事業経営に大きな影響が及んでおります。
しかしながら、現在の価格維持も限界に達しており、値上げを余儀なくされる現状となりました。弊社内におきましても、調達品やコストダウンや生産の合理化などあらゆる経営改革に努めてまいりましたが、昨今の製造コストの上昇はそれを上回り、企業努力だけではコストアップを吸収することが困難な状況にあります。
つきましては、不本意ではありますが製品価格の改定をさせていただきます。どうか諸般の事情をご賢察のうえ、販売価格の改定にご理解承りますようお願い申し上げます。
弊社といたしましても、今後もコスト低減のためあらゆる主題を講じますとともに一層品質の向上と保安の確保に努めお客様によりご満足頂ける様精励いたす所存でございます。
今後ともご愛顧、ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げます。
さまざまな焼き杉板を東京都・新木場のショールームで展示しております。
関西以西ではよく見かけることのある焼き杉板ですが、三重県より北ではほとんど街中で見ることはありません。
焼杉は、古の知恵が詰まった外壁や軒下の木材として関西以西では住宅や蔵の外壁によく使用され雨風に耐えてきました。
焼杉の表面をバーナーで炭化させることにより杉材に付く腐朽菌の増殖を抑えることができます。
炭化した表面層は腐りにくくなります。同じ厚さの杉を外壁板張りで使用した際に、炭化させた杉と炭化させていない杉ではどちらが長持ちするかは容易に想像ができます。
最近では、日本国内のみならず、ヨーロッパでも杉材が炭化した際に現れる素晴らしいテクスチャーデザインから焼き杉板が注目されてきています。
炭化した表情をそのまま素焼で使用したり、炭を落として浮造りにしたり様々な色のオイルステイン塗料を使用して好みの色に染色してみたりするのも楽しみです。
焼杉を外壁に使用する際には、皆折れ釘(カイオレクギ)を使用する場面が多く見られました。皆折れ釘は和釘の一種で職人さんが1本づつ鍛造します。風雨にされされますので錆は出ますが、非常に強度が高く、錆びて釘自体が太ることで引き抜き強度を高めているともいわれています。
皆折れ釘が腐って使えなくなることも少ないことから同じ現場で使用していた皆折れ釘を再度同じ現場で使用する事も少なからずあります。
昨今では、外壁に焼杉板を固定する際にはビスが使われることが多くなってきたような気がします。
焼杉板は、関西以北では知名度が低く、まだまだ可能性が高い材木という事が言えそうです。
焼き杉板の製造工程は以下ページでご紹介しております。
焼き杉板の製造工程
東京都江東区新木場の無垢フローリング専門店木魂-kodama-の無垢フローリングショールームでは、たくさんの焼杉板を展示しております。
外壁材に焼き杉板をご検討中の方は、ぜひご予約の上でご来場ください。
焼き杉板 品番:YS1
杉板表面を焼いて炭化し、軽くブラシッグし少し炭が残る程度の仕上げ
焼き杉板 品番:YS2
杉板表面を炭化し、ブラッシングで炭を落とし手に付かない程度の仕上げ
焼き杉板 品番:YS3
炭化した焼杉板表面を軽くブラシッグしブラウン色の塗装仕上げ
焼き杉板 品番:YS4
炭化した焼杉板表面をブラッシングで炭を落とし明るい色の塗装仕上げ
焼き杉板 品番:YS5
炭化した焼杉板表面をブラッシングで炭を落としダーク色の塗装仕上げ
焼き杉板 品番:YS6
焼杉の素焼、焼きっぱなし。表面にしっかり炭が残っています
焼き杉板 品番:YS7
炭化した焼杉板表面を軽いブラッシングで炭を落とし紅色の塗装仕上げ
焼き杉板 品番:YS8
炭化した焼杉板表面を軽いブラッシングで炭を落とし黒色の塗装仕上げ
焼き杉板 品番:YS10
炭化した焼杉板表面の炭を落として黒い水性塗料を塗布したもの
焼き杉板 品番:YS11
焼杉板表面が素焼の状態で水性塗料を塗布したもの
焼き杉板 品番:YSグレー
※焼杉の特注色についてはご相談ください。
焼き杉板価格表・片面焼きは以下よりダウンロードしてください。
2022年7月焼き杉価格表(片面焼き)
焼き杉板価格表・両面焼きは以下よりダウンロードしてください。
2022年7月焼き杉価格表(両面焼き)
焼き杉板のお問い合わせは以下いずれかよりお願いいたします。
・お問い合わせフォーム
・メール:kodama@muku-flooring.jp
・電話:03-3522-4169
お手数ですが、外壁材、焼杉の塗装仕上げの商品の経年変化とメンテナンスについて教えてください。よろしくお願いします。
同じ塗料を販売しますので、同じ塗料を塗布してください。
一般販売はしておりません。