2021年上半期・樹種別無垢フローリング人気ランキング

投稿日:2021年05月01日

無垢フローリング専門店木魂における
2021年上半期・無垢フローリング人気ランキングです。

無垢フローリングの出荷量、お問い合わせ件数、サンプル請求数など
様々な条件を基にランキングしています。

 

1位:LL45挽き板直貼りフローリング

LL45挽き板フローリング
LL45挽き板フローリング

遮音等級L45対応(ΔLL(Ⅰ)-4 )で、マンションのリノベーションやリフォームでも表情豊かな無垢床材を使って床暖房にも対応します。
厚さ12mm(挽き板2mm)の挽き板直貼りフローリングです。
挽き板(ヒキ板)とは、スライスではなく、電動鋸(のこ)刃で製材した板です。
のこくずが出る分、歩留まりの関係上コストアップになりますが、
スライスでは難しい厚みのある材を生産することが出来ます。
2mmの厚みを持たせることで、
無垢フローリングと同等の味のある質感を出しています。
また、無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、
無垢材よりも木のソリ・収縮などの変形が極めて少ないと言えます。

※どの樹種の無垢フローリングの塗装に関しましても、
表面には天然の蜜蝋ワックス、自然オイル塗料、造膜型のウレタン塗料、
メンテナンスが楽なガラス塗料など様々な塗料に対応いたします。
ぜひお問い合わせください。
また、無垢フローリングのメンテナンスについては、
樹種ではなくそれぞれの表面仕上げによって異なりますので
無垢フローリングのメンテナンス」をご参照ください。

 

2位:木魂防音無垢フローリング

木魂防音無垢フローリング
木魂防音無垢フローリング

LL45(ΔLL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当)の防音規定がある
マンションのリノベーションやリフォームでも
「木魂防音無垢フローリング」ならコンクリートスラブ直貼り無垢フローリングが使用できます。マンション防音規定 LL45対応、厚さ26mm(無垢フローリング15mm + 防音材11mm)の直貼り無垢フローリングです。
マンションの防音規定LL45に対応した『木魂防音無垢フローリング』は、フローリング総厚26mmで コンクリートスラブ 直貼り施工が可能。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3=LL-45(ΔLL(Ⅰ)-4 相当)をクリアした直貼り無垢フローリングになります。木魂のマンション用防音無垢フローリングは、総厚26mmで直貼り施工ができる無垢フローリングになります。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当=LL-45をクリアしております。床衝撃音レベル推定値(計算値)は、(財)建材試験センターの算出法に準拠したもので、床衝撃音レベル低減量試験結果をもとに、現場コンクリート床厚に試料を施工した場合の床衝撃音レベルを推定した物です。(第三者機関の財団法人の試験場にて計測実施)

 

3位:アメリカンブラックチェリーフローリング

アメリカンブラックチェリーフローリング,広葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm
ブラックチェリーフローリング

優しい木目で経年変色で赤くなっていく
ブラックチェリーフローリングです。
あまり濃すぎず上品な風合いで人気を博しています。
肌触りもとても滑らかで気持ちよく人気なのが分かります。
同じ広葉樹のバーチ(カバ)とも木柄は似ていますが、
経年変化での色合いが全く違います。
挽き板材のブラックチェリーも比較対象となる事もしばしばありますが、
そもそもこの辺りのプレミアムウッドをご検討されるお施主様は、
好んで挽き板フローリングにされることはございません。
探しきれなかったか案内されなかったか。
挽き板とは違う本物の無垢フローリングをあなたに。
ブラックチェリーフローリングには、リフォーム、リノベーションに
最適な12mm厚やヘリンボーン張りの取り扱いもございます。

 

4位:シベリアンウォールナットフローリング

シベリアンウォールナットフローリング,広葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm
シベリアンウォールナットフローリング

広葉樹で木質が堅いと思われがちなウォールナット(クルミ)ですが
果実が硬いだけで木はあまり堅いとは言えずやわらかいです。
木質は軟らかく足あたり、肌触りが良いのと、
オーク(楢)の様に黄変しないピンクとグレーが混じった独特な
優しい色合いがシベリアンウォールナットの人気のポイントの一つでしょう。
木材として耐久性や強度が低いと言う訳では無く、
弾力性を活かして銃床や農機具の柄などにも利用されます。
無垢フローリングの価格についても
1820mm・1枚物のラフグレード(節有・色むら有)は
150mm・130mm・90mmともに買い得感が高く人気の無垢フローリングです。

マンション用に遮音規定LL45をお求めになられる方が多くいらっしゃいます。
どの様なLL45対応の無垢フローリングが使えるかどうかは
チャートでご確認いただけます。

 

 

5位:阿波桧フローリング

阿波桧フローリング,針葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm,森林認証材
阿波桧フローリング

和室向きで価格が高いと思われがちな桧(ヒノキ)フローリングですが、節有グレードなら3,000円台からラインナップされています。
新建材の合板フロアや突き板フロアでも少し高いものだと3,000円以上はするのでかなりリーズナブルではないでしょうか?
自然OIL&WAX塗装仕上げについても4,000円台で販売しているので子供部屋やベッドルームなど家の中でもサブ的な部屋などにも人気の無垢フローリングです。
リビングは特に気に入った無垢フローリングとして、予算を抑えれるべき部屋は抑える事にしてみてはいかがでしょうか。
節があることによって欠点やデメリットだけではなくメリットもたくさんあります。
一つは、節が有っても無くてもヒノキの素適な心地よい香りは同じです。
アロマオイルとしてもヒノキ(サイプレス)のナチュラルな香りは人気ですね。
木肌はとても柔らかく温かみぬくもりがあり、肌触りや足あたりも心地良いので、
裸足・素足で生活する日本人の生活スタイルでは温もりを感じられ人気が高い無垢フローリングです。
節があることで傷や凹みが目立ちません。
本当に気楽に生活できます。
桧風呂があるくらいに耐水性が高いことでも有名です。
パインフローリングも安価ではありますが、オイル塗装やウレタン塗装など
素足や裸足で使える表面仕上げまでするとパインは杉や桧より割高になる事が多いです。
コストパフォーマンスの高さ、檜の素適な香り、気楽な扱いで人気の桧(ヒノキ)無垢フローリングです。
桧フローリングには、リフォーム・リノベーションに最適な12mm厚もご用意しております。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリング施工用ビスはどんなビスを使えばいいのか?

投稿日:2021年04月10日

無垢フローリングの施工や本実加工を程の下床材の施工には、大工さんや床張り職人さんの多くがエアツールのフロアタッカーでフロアステープルを使用して打ち込むかと思います。大工さんや職人さんはエアコンプレッサーを持っているのでフロアタッカーが打ち込めます。フロアタッカーとは、その名の通りフロア用のタッカーで、コの字型のフロアステープル釘を打ち込むためのの道具です。しかし、一般の方がDIYなどで無垢フローリングを施工する場合、ほとんどの方がフロアタッカーどころかコンプレッサーをお持ちではないので、自ずとインパクトドライバーでビスで施工しようかという事になりがちです。ビスにしろフロアステープル釘にせよ、ボンド接着剤と併用なのでしっかり固定はできるかと思います。しかし、無垢フローリングへのインパクトドライバーでのビスの打ち込みは、フロアタッカーに比べて2~5倍位の作業時間が掛かってくるかと思います。また、無垢フローリングへのビス打ち込み固定施工をするにしても、様々なビスがあるのでどの様なビスを使用するのがベストなのか迷うところです。

最近では、ほとんどのフローリングメーカーが床鳴り防止のために床下地は根太工法ではなく、捨て貼り合板方式の施工を推奨しています。以前主流であった根太張り工法ですが、床下地木材の根太や大引きが経年変化で痩せることで空間ができフカフカして床鳴りの原因の一つとされてきました。捨て貼り合板方式は、その名の通りフローリング下地に根太木材ではなく合板木材を使用するのでボンド接着剤がしっかり塗布でき、ビス、釘、フロアステープル釘などもたくさん使用できるので床材自体も根太工法と比べてしっかりと床材を固定できます。

ここでは、DIYに使用する代表的なビスを見ていこうと思います。

 

手前から、太いフレキビス、造作用ビス、コーススレッド、コンパネビス、フロアーミニビスです。名前からしてフロアーミニビスがフローリングの施工に向いていそうです。でも施工方法で少し違いがある場合もあるようです。

 

クロメートメッキの太いフレキビス50mmダンドリビス
太いフレキビス

こちらは、ウッドデッキや脳天打ち用の床材の固定に使用します。特徴は、トルクが掛かっても滑難い四角ビットと引っ張り力が強い半ねじ。一般的なビスと比べて太いことと食い込みが良いように先補足加工されていて器割れが起きにくいように工夫されているところです。力が掛かるところにはもってこいのビスです。

 

クロメートメッキ造作ビス38mmフレキ付き
造作ビス

敷居や鴨居などを取り付ける際に最適な造昨ビスです。細いビスですが半ねじで引っ張り力もありフレキも付いているのでしっかりと木材に食い込みます。

 

クロメートメッキコーススレッド32mm
コーススレッド

内装木材を固定する際に使用する一般的なビスです。目が粗く切ってあるのでねじ込むスピードが速いです。価格も安価で全ねじも半ねじもあるので使いやすいです。木工ビスと言えばこちらが定番ですね。

 

クロメートメッキコンパネビス28mmフレキ付き
コンパネビス

コンパネ固定専用に使われるビスです。打込んだ際の毛羽立ちを抑える工夫が凝らしてあります。フレキも付いているのでしっかりと平面に固定できます。

クロメートメッキフロアミニビス28mmフレキ付きビックス社製
フロアミニビス

まさに合板フロアーや無垢フローリングを施工する際に使用するビスです。おおよそ固定する床材の倍ほどの長さのものを使用すると良いとされています。15mm厚の無垢フローリングなら30mm以上のビスを使用しておけば大丈夫です。全体的に細く先が尖っているのとフレキが着いているので本実加工の凸部にもしっかり食い込みます。カリンやローズウッドなど硬い木の施工には下穴加工が必要です。何本か試してみて床材に割れが入るようでしたら面倒でも下穴をあけるようにしてください。

 

 

フローリングの施工は基本的にボンド接着剤とビスまたはフロアステープル釘の併用です。

 

無垢フローリングの施工について

 

施工要領書各種ダウンロード

無垢フローリングの施工要領書 無垢フローリング説明書

マンション用無垢フローリング施工要領書 Ll45対応直貼りマンションリノベーション・リフォーム用防音無垢フローリング
木魂防音無垢フローリング取扱説明書(取付)

マンション用直貼り挽き板フローリング施工要領書 マンション用 遮音等級L45対応(ΔLL(I)-4)挽き板直貼りフローリング取扱説明書(取付)

マンション用無垢フローリング専用マット施工要領書 マンション用ΔLL(I)-4防音マットサウンドプルーフ2取扱説明書(取付)

挽き板フローリング施工要領書 挽き板直貼りフローリング取扱説明書(取付)

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

ヘリンボーンフローリングの床暖房対応商品について

投稿日:2021年04月05日
国産材無垢フローリングショールーム

お客様からよくいただくご質問

国産材無垢フローリングショールーム
国産材無垢フローリングショールーム

Q:ヘリンボーンフローリング床暖房対応商品はございますか?

A:ヘリンボーンフローリングの床暖房対応品は存在しません。
なぜならば、ガス会社をはじめ、ベターリビングや建材試験センター等
第三者の試験機関において ヘリンボーン+床暖房の試験基準が無く
そもそもそのような試験が行われていないからです。
存在するとすれば自社測定の可能性が高いかと思います。

当社といたしましては、通常のフローリング加工で
床暖房対応試験をクリアーした樹種でヘリンボーン加工があるならば、
製造工程が同じなのでヘリンボーン貼りしても
問題が出ないと推測しております。

例えば、ブラックウォールナット床暖対応フローリングを見ると、
厚さ15㎜では、幅130㎜以下が床暖房対応商品となっています。
ブラックウォールナットヘリンボーンフローリングは、
厚み15㎜で巾は60㎜です。
この場合は、130㎜以下なので床暖房にご採用頂いても
問題は起こりにくいと思われます。

逆から見てみると
アサダフローリングには、床暖房対応商品のラインナップがございません。
この場合は、ヘリンボーンにアサダがあったとしても
床暖房には不向きだという事になります。

これらのは、同じ原木、同じ製材工場、同じ加工工程の場合のみ
当てはまるもので、別の工場や工程では当てはまりません。
実際に製造現場を知っている者のみが分かり得ることです。

床暖房にヘリンボーンフローリングの採用をご検討中の方は
ぜひ、お問い合わせいただければと思います。

 

 

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れメンテナンス方法

投稿日:2021年03月15日
百々桧無垢フローリング30mm節有無塗装MH-24

桧(ヒノキ) れメンテナンス方法について
当社で扱う桧(ヒノキ)フローリングには、長野県産の木曽桧(キソヒノキ)、徳島県産の阿波桧(アワヒノキ)、神奈川県産の百々桧(モモ桧)、三重県産の桧柾目(ヒノキマサメ)の4つの産地の桧材(ヒノキ)がございます。それぞれ特徴のある桧(ヒノキ)なので、ぜひそれぞれのページにアクセスしてみて下さい。

桧(ヒノキ) れについて解説していきます。まず、お使いの桧無垢フローリングの表面仕上げがどの様な状況なのか確認してください。一般的に多いフローリング表面の仕上げは、オイル塗装、ウレタン塗装、無塗装、ガラス塗装だと思います。

また、無塗装の桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れメンテナンスには2パターンあり、カンナ仕上げ(超仕上げ)とサンドペーパー加工(サンディング、紙やすり)で塗装下地のままのものです。無塗装でもカンナは仕上でサンドペーパー加工はあくまでも塗装下地であり仕上げではないという事を理解ください。カンナ仕上げは、日本の建築技術の中でも一級品の技であり世界に誇れる大工加工技術の1つです。カンナ仕上げは、木材を究極に平滑にする技術であり、水も弾きます。その為、寺社仏閣の柱や梁は水をはじいてカビを寄せ付けず長持ちさせる技術がカンナ掛けです。サンドペーパー加工は西洋から伝わった新しい技術で、サンドペーパーで木材を研磨し、木材表面に毛羽立ちを作ってそこに塗料を絡める塗装下地になります。もし、サンドペーパー加工で無塗装のまま生活した場合は、足裏の皮脂や汚れが毛羽立ちに絡みつき染み込むので汚れが付きやすいという事になします。カンナ仕上げとサンディングペーパー加工の違いはこの様な感じですが、現代において量産品でカンナ仕上げを施すフローリングはごく稀です。カンナ仕上げには、サンディングペーパー加工よりも手間もコストも掛かるので、特別な記載がなくただ「無塗装品」と記載があれば通常はサンディングペーパー加工です。その場合は、ご使用になる前に何らかの塗装が必要になって来るのでお間違えの無いようにしてください。桧無垢フローリング無塗装品のカンナ仕上げのお手入れ方法としては、箒で掃いて硬く絞った雑巾で雑巾がけを行ってください。まさにお寺の廊下の様なイメージです。日々、箒で掃いた後に硬く絞った雑巾でただただ雑巾がけで大丈夫です。
参考:無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

次に(ヒノキ)無垢フローリングのウレタン塗装品のお手入れ、メンテナンス方法です。実はこれが一番厄介です。基本的には、化学モップやシートタイプのフロアワイパーなどをお使いください。ウレタン塗装の表面は、ほぼ複合合板フロアーと同じ仕上がりなので複合合板フロアーと同じお手入れメンテナンスで大丈夫です。複合合板フロアーとウレタン塗装の桧無垢フローリングだと肌に触れているところはほぼ同じです。夏はサラサラ、冬は冷たくない筈の桧無垢フローリングですが、ウレタン塗装を施すことで肌に触れているところは複合合板フロアーとほぼ一緒という事になるので検討時には無垢フローリング塗装もよくよく検討してください。ウレタン塗装は、使用していくうちに剥がれてきます。再塗装ができるという話もよく聞きますが、住宅用の無垢フローリングは再塗装が非常に難しいです。傷がついても綺麗な補修は難しいです。体育館や教室の無垢フローリングは研磨想定で最初から加工が異なります。住宅用の桧無垢フローリングは、通常面取りが施されています。もちろん面取りの部分までウレタン塗装が施されています。研磨するとすると、面取り加工の深さまで研磨することになります。この面取り加工は、元々ササクレ防止や隙間が目立たないようにと付けられた加工です。ウレタン塗装の研磨によって厚みがは2~3mm薄くなります。この時に、面取りは無くなってしまいます。ササクレが出やすくなり危険な状況ですし、非常に隙間が目立ちやすいです。ササクレが起きないように、今度は分厚くウレタン塗装を施すことになりますので、更に硬い複合合板フロアーの様になってしまう訳です。

無垢フローリングウレタン塗装剥がれ

ウレタン塗装が剥がれたままで化学モップやシートタイプのフロアワイパーの使用は避けるべきです。その理由は、化学モップやフロア用のお掃除シートは元々は、複合合板フロアー用に作られた商品がほとんどです。化学モップやフロア用のお掃除シートと言うのは、床材表面に静電気が発生して埃が吸着してしまいます。その埃をペタペタと取り除くための薬剤が染込んでいます。その薬剤は着塵剤と言います。ウレタン塗装が剥がれて無塗装状態になった桧無垢フローリングに化学モップやフロア用のお掃除シートを使用すると、着塵剤が染込み汚れを呼び寄せることになります。どんどん汚れが増していくことになります。ウレタン塗装の桧無垢フローリングは風合いも出てきません。

無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと
無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと

住宅用のウレタン塗装の無垢フローリングは、塗装が床材としての耐久年数にもなりかねないので、様々な塗装でしっかり検討してください。

参考:ウレタン塗装の無垢フローリングお手入れ、メンテナンス方法

 

 

オイル塗装を施した桧(ヒノキ)無垢フローリングについて
こちらは当社では一番出荷量が多い塗装になります。冬には桧そのものの暖かさも感じることができ、夏はサラサラとして足触りが気持ちの良い塗装ですね。桧無垢フローリングのお手入れやメンテナンス方法としては、日々は乾拭き、汚れが着いたら硬く絞った雑巾で雑巾がけ、それでも落ちない場合はサンドペーパーで削ってオイルを再塗布です。全体的に数年に1度は、蜜蝋ワックスを塗布してください。キッチンや洗面所などの水廻りは、半年に1度くらい塗布していただければいいかと思います。

YouTubeチャンネル 無垢フローリング専門店木魂-KODAMA-では、蜜蝋ワックスでのメンテナンス方法を解説しております。桧フローリングでも蜜蝋ワックスの塗布方法は、杉無垢フローリングと同じです。ぜひ、ご参考にしてみて下さい。

 杉無垢フローリングに蜜蝋ワックスを簡単に塗る方法

 

蜜蝋ワックスのかんたんな塗り方・無垢フローリング編

蜜蝋ワックス
蜜蝋ワックス

蜜蝋ワックスの販売

参考:オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

ガラス塗装の桧(ヒノキ)無垢フローリングについて
最近急激に採用比率を伸ばしてきたのがガラス塗装です。ガラス塗装と聞くとなんだか冷たくて硬く造膜して冷たいイメージがあって無垢フローリングにはどうなのかなぁ?と少し考えてしまいます。しかし、ガラス塗装は、オイル塗装と同じく浸透型の塗料であり、ウレタン塗装の様に表面に造膜しません。また、上塗りも可能なので一般の方でも塗装が可能です。触った感じは、オイル塗装と変わりません。変わるところと言えば色合いと耐久年数です。色合いは、オイル塗装のクリアーと言えども若干黄色みが掛かっています。ガラス塗料は無色透明です。両者を比べるとガラス塗装の方が若干明るい感じがします。また、耐久年数は圧倒的にオイルよりもガラスの方が高いです。オイルは、基本的には年に一度ののワックス塗布、ガラスは5年に一度くらい同じガラス塗料を塗布します。乾燥時間もワックスは24時間、ガラスは3時間ほどで圧倒的に速いです。ガラス塗料を施した無垢フローリングをメンテナンスフリーとして販売されている方もいらっしゃるようです。ガラス塗料のメンテナンスは雑巾で乾拭き、硬く絞った雑巾で拭きとり、それでも落ちない場合は中性洗剤が使えます。それでもだめならサンドペーパー加工してガラス塗料の再塗布です。

SSGガラス塗料について

YouTube:無垢フローリングにガラス塗料でメンテナンスを楽に

参考:ガラス塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法

 

 

ここまで桧(ヒノキ)無垢フローリングのお手入れやメンテナンスについて解説してきました。
フローリング樹種ごとのメンテナンスやお手入れと言うよりもどんな表面仕上げになっているかが重要ですね。
参考:無垢フローリングのお手入れやメンテナンス

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

どんぐり無垢フローリング DO-03 節有り 自然オイルワックス塗装 新築戸建

投稿日:2021年02月05日
どんぐりフローリング 品番:DO-03

東京都の新築戸建てにてどんぐりフローリング 品番:DO-03 をご採用頂きました。

どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03
どんぐりフローリング 品番:DO-03

どんぐりフローリング
品番:DO-03
サイズ:乱尺x101x15mm
節の量:節有
タイプ:乱尺(606~1820mm)
塗装:自然OIL&WAX
価格:9366円/平米(税込・送料別)
※上記価格には、配送費は含まれておりません。
※価格は予告無く変更する場合がございます。

どんぐりフローリングDO-03は、
無垢フローリングショールームゆらぎで常設展示しております。

bnr_do

無垢フローリング 

どんぐり 

DO-03 

どんぐりフローリング商品一覧

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/