■無垢フローリングの色は、明るい樹種から暗い樹種まで様々です。
皆様がよく耳にする明るめの無垢フローリングと言えばメープル(カエデ)やバーチ(カバ)でしょうか? 逆に暗くて濃い色となるとブラックウォールナットやローズウッドが代表的ですね。
当社の表面仕上げで一番出荷量の多い自然オイル&ワックスのクリアー塗装品でも施工後1年目が一番変色するようです。
基本的には、木材は経年変化で色は濃くなると言われていますが、木材は最終的には白化して朽ちていきます。
人間の寿命と木製品の寿命はかなり異なるのでどの時点での色合いを検討するのかも考慮した方が良いかもしれません。
もし、カットサンプルで無垢フローリングの色合いと巾木や枠材などその他の部材の色合いを検討されるのであれば同じように経年変化する物を選ぶことはもちろん、経年変化した色を確かめてからお選びいただくのが無難です。
着色する事で色合いを変えることも可能ですが当社では着色はあまりお勧めしておりません。
特に明るい色のフローリングに暗めの色での着色は避けた方が無難です。
例)オークフローリングにウォールナット色を塗布するなど造膜型のウレタン系塗料の着色や複合フローリングの塗装は剥がれやすいということは知られていますが、含浸型のオイル系の塗料(オスモ・リボス等)でもフローリングより濃い色での着色はお勧めしません。
床材は、必ず傷が付く箇所になります。
無垢フローリングに着色した場合は傷が付くと下地の色が見えてしまいます。
基本的に無垢フローリングに着色して一番綺麗なのは貼りあがった瞬間でありあとは経年で塗装がどんどん剥がれてみすぼらしくなっていきます。
なるべく気を使わずに長くきれいに使用できる塗料としては
自然オイル&ワックスのクリアー塗装を施し蜜蝋ワックスでメンテナンスするのが最適だと思います。
但し、クリアーのオイル(オスモ・リボス等)でも実際の色は、植物油と同じ薄い黄色です。
無垢フローリングの色が元々白ければ白いほどオイルの黄色味を拾う事もご理解ください。
最近では、含浸型のSSG・ガラス系塗料も好評です。
SSG・ガラス塗料は、メンテナンスが楽で塗料自体が無色透明です。
どうしてもオイル(オスモ・リボス等)の黄色味が気になる方は一度、含浸型のSSG・ガラス系塗料ご検討いただければと思います。
床材は、水周り住機器などとは違い長年使用する事が多い部材であり木材になります。
無垢フローリング、複合フローリング、合板フロアー何れにせよ耐久年数とメンテナンス方法を知った上で選定する事にしましょう。
長くきれいに使うにはどの様な素材や塗装にするべきか検討してみましょう。
木肌そのものが明るく清潔感のある無垢フローリング
当社で扱う無垢フローリングで一番白く明るい色の樹種は、ジャーマンメープルフローリングです。
その次には、ロータスビーチフローリングとみちのくぶなフローリングが続きます。
明るいフローリングでよく樹種名が上がるのは、バーチ(カバ)とメープル(カエデ)です。
当社では、バーチ(カバ)材は、ロシア産のシベリアンバーチフローリングをご用意しております。
メープル材は、シルキーメープルフローリング、国産イタヤカエデフローリングとここまでは全て広葉樹です。
やわらかく白く明るく温かみの感じられる針葉樹のフローリングは、阿波桧フローリング、ザ・ストレートグレインフローリング、ノルディックパインフローリングなどがございます。
それぞれの木材の壁・天井材などの羽目板につきましてはお問い合わせください。
ヨーロッパ産メープルの深み有る杢目
乳白色のツヤのある、独特な風合いを持った無垢 床材。通常のメイプルに比べ、1/50ほどしか生息していないため、樹種自体も稀少価値のある広葉樹種です。
可愛らしさと高級感を兼ね備える広葉樹
小さな斑点があちらこちらで可愛い表情を見せるロータスビーチフローリング。ほんのりとピンクがかった色あいは、優しいうえに高級感さえ溢れます。
樫目が生む滑らかで優雅な表情
板目・柾目ともにおだやかで、発達した放射組織が小さな斑点(樫目)を成し、ぶな特有のきめ細かな表情を生みだします。
時代にとらわれない落ち着きあるインテリア
木の肌がとても緻密な広葉樹の無垢フローリングです。上品なインテリアをご要望の方に最適。ほんのりピンクがかった色合いと淡い木目がお勧めです。
美しき真珠の様な輝きとシルクの様な肌触
名前のとおりその杢目からは絹のような光沢を放ち、「木の真珠」と評される美しい広葉樹の無垢床材です。自然と同化したような爽やかな朝を迎えてくれます。
明るい杢目が表情豊なインテリアを演出します
優しい足触りは、梅雨から夏に掛け最高に気持ち良いです。朝の日差しや夜の照明では、杢目の表情が変化します。様々な表情で見る者を楽しませます。
明るい色合いの針葉樹・国産桧フローリング
綺麗なピンクの木肌は明るく優しいインテリア向きです。節有りから節無しまで。また、幅の狭いものから広いものまで様々な要望に答えてくれる針葉樹・ヒノキフローリングです。
幅の広い明るい柾目は他に類を見ません
幅150mmもある柾目の無垢フローリングはザ・ストレートグレインフローリング以外はなかなか目にすることが無いでしょう。ラインを重んじるデザイナーズ住宅にも最適な無垢フローリングです。
施工当初は白くて明るいパインフローリング
パインフローリングは、白くて明るい無垢フローリングの代名詞とされていますが経年変化と共に黄色く変色するのも特徴の一つです。木材がどの様に経年変化するかも含めて検討しましょう。
木肌そのものの色が濃く重厚感を感じる無垢フローリング
色が濃い黒めのフローリングの代表格はアメリカンブラックウォールナットフローリングです。
広葉樹世界三大銘木の一つと言われ、世界中で人気が高いウォールナット(クルミ)の木材です。
サザンブラックフローリングもその黒さと硬さからピンヒールを履いてお客様が来店される店舗の床材に適しています。
バーガンディーローズフローリングは、黒色と紫色が混ざった独特の色合いとほのかな香りが人気を博しています。
黒色と言うより焦げ茶色のカントリーバーチフローリングは、着色ではなく特殊乾燥により表現されます。
アンバーメープルフローリングも着色ではございません。色濃くてもなおメープル独特の杢目が綺麗に現れます。
黒色と茶色のコントラストが珍しいガルボオークフローリングです。着色では無く特殊乾燥による色合いです。
ウォールナットなどの色の濃い無垢フローリングにウレタン塗装の相性はあまり良いとは言えません。
ウレタン塗装の細かな線傷が白いためにどんどんくすんでいきます。黒色の自動車と同じようなイメージです。
ここでご紹介させて頂く樹種はどれも広葉樹になります。 それぞれの木材の壁・天井材などの羽目板につきましてはお問い合わせください。
重厚で高級かつ洗練されたインテリア
ヨーロッパの三大銘木のひとつとして古くから愛されているウォールナット(クルミ)の無垢床材。高級ホテルをはじめ、バーやレストランでモダンな空間を演出しています。
重厚感、奥深さ、力強さ、上品さを表現
ブラックウォールナットより深い漆黒を現しカリンと同等の硬さをも備える希少価値の高い広葉樹フローリング。表面硬度が非常に高く土足で使用される店舗にも適します。
重厚感溢れる色あいとほのかな香り
インドネシアローズウッド(ソノクリン)の中から厳選された広葉樹無垢フローリング。その香と独特な色合で高級感溢れる住空間を五感で感じて下さい。
懐かしさを感じさせる、落ち着いた濃い色合い
魅惑的で味わい深い艶をつくり上げ、懐かしい雰囲気を持つカントリーバーチフローリング。シベリアでゆっくりと育ったカバ材の杢目からは力強さまを感じ取る事ができます。
落ち着いたインテリアでゆったり過ごす
琥珀色の美しさと深みを持つアンバーメイプルフローリング。人気の秘密は、芸術的とも思える深い斑模様と、熟成されたウィスキーの琥珀色ともいえる深色にあります。
ウィスキーを連想させる上品で優雅なスタイル
ウィスキーの深いコクを想像させる色合いは力強く、上品で優雅なインテリアを演出します。ヨーロッパで近年確立された木材乾燥技術が醸し出す特異稀な表情が特徴。