無垢フローリングは高い? 価格相場は? 他の床材との違いは?

投稿日:2025年10月16日

新築やリフォームで「無垢フローリングにしたいが、価格が……」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。無垢フローリングは天然木ならではの温もりや質感が魅力ですが、合板などを用いた複合フローリングと比較すれば高価になりがちです。
しかし実際には、無垢材の樹種や加工方法などによって、価格には大きな幅があります。施工費用は高めになりやすいものの、耐久性や修繕性の面に優れているため、長く使えば十分なコストパフォーマンスを期待できます。
本記事では、複合フローリング材との比較もしながら、無垢材の価格の実像と魅力をお伝えし、選び方をサポートします。

【目次】

無垢フローリングと複合(合板)の価格を比較すると?
そもそも無垢って何?  無垢材の基礎知識
無垢フローリングならではの魅力・メリットは?
天然の木材ならではの1枚1枚で異なる自然な木目や色合い
手触り、肌触りが心地よく自然な温もりが感じられる
湿度を一定に保つ調湿効果があり室内が快適に
無垢フローリングにデメリットってあるの?
色、艶、木目などの経年変化が起こりやすい
傷や汚れがつきやすく手入れやメンテナンスが必要
伸縮性があるため反りや隙間ができることがある
無垢フローリングの価格相場を決める要素は?
樹の種類:代表的な無垢材の平米単価の目安
オーク(楢)
チーク
バーチ(樺)
パイン
メープル
ヒノキ(桧・檜)
ウォールナット
その他の代表的な無垢材
グレード(等級):木材の節や変色部分が少ないほど高価
規格:幅広で厚みがあり、尺が長いほど高価
仕上げ(塗装):オイル、ウレタンなどの塗料も価格要素
加工・用途・機能性:床暖房対応や防音性能なども価格に影響
無垢フローリングは高いのか? 他の床材と比較すると?
無垢以外の床材(複合フローリング)の特徴と価格相場
挽板(挽き板)フローリング
突板(突き板)フローリング
化粧シートフローリング
無垢フローリングの施工費用は高めになる
無垢フローリングはメンテナンスは必要だが耐用年数は長い
まとめ:総合的に考えると「無垢だから高い」は誤解


無垢フローリングと複合(合板)の価格を比較すると?

「無垢フローリングは高い」というイメージがあるかもしれませんが、実際のところ、複合(合板)フローリングと、どのくらいの価格差があるのでしょうか?

無垢材は樹の種類やグレード(等級)などで価格が大きく異なりますここでは無垢材の中でもポピュラーな杉無垢材を例にとって比較してみましょう。

杉(スギ)は柔らかく肌触りが良いことが特徴で、国内の流通量が多く、住宅用床材として人気があります。無垢材の中では価格は低〜中程度で、平米(㎡)あたりの単価は一般に6,000〜20,000円程度です。

一方、複合フローリングにはいくつか種類があります。表面がプリントシートの「化粧シート」タイプ、薄い天然木を貼った「突板」タイプ、より厚い天然木を貼った「挽板」タイプが代表的です。

以下の表は、6畳(約10㎡)の部屋でそれぞれの床材を全面張り替えした場合の価格を比較したものです。

杉無垢フローリングと複合フローリングの価格比較

 床材  

平米単価

6畳を張り替えた場合(材料費のみ)

杉無垢

6,000〜20,000円程度

約6万〜20万円程度

化粧シート

3,000〜8,000円程度

約3万〜8万円程度

突板

6,000〜12,000円程度

約6万〜12万円程度

挽板

8,000〜15,000円程度

約8万〜15万円程度

※施工の費用は別途

複合フローリングの中で最も安い化粧シートと比較すると、杉無垢の価格は2倍程度になりますが、複合フローリングの中でも高価な挽板と比較すると、じつはそれほど大きく変わりません。


そもそも無垢って何?  無垢材の基礎知識

無垢フローリングの色合い
無垢フローリングの色合い

無垢材とは、天然の木からそのまま切り出した一枚板のことです。その無垢材をフローリング加工を施し、床材として使用するのが、無垢フローリングです。

木の持つ自然な風合いや質感を活かし、長く使うほどに味わいが増していく特徴があります。オーク、チーク、ヒノキなど、さまざまな樹種から選ぶことができ、それぞれが独特の木目や色合いを持っています。
色味も樹種によってナチュラル(明るい茶系)、ダーク(黒・濃い茶褐色系)、白系、赤系など、さまざまなものが選べます。

無垢フローリングならではの魅力・メリットは?  

無垢フローリングの最大の魅力は、天然木材ならではの上質な質感と耐久性です。表面だけ天然木を貼り付けた複合フローリングとは異なり、無垢フローリングは全体が天然木でできているため、傷がついても表面を研磨すれば再生できます。自然な肌触りや、時間が経つにつれて木目や色合いが変化するのも、無垢材ならではの魅力です。

天然の木材ならではの1枚1枚で異なる自然な木目や色合い

無垢フローリングの色合い
無垢フローリングの色合い

無垢フローリングの特徴として、同じ樹種でも1枚1枚が異なる表情を持っていることが挙げられます。木目や節が個性となり、一つとして同じものはなく、空間に自然な温かみを与えてくれます。これは工業製品にはない、天然素材ならではの魅力です。

手触り、肌触りが心地よく自然な温もりが感じられる

無垢フローリングの肌触り

無垢フローリングの肌触り

無垢フローリングは、天然の木の質感をそのまま感じられる点も魅力です。素足で歩いたときに心地よい温もりを感じられるのは、無垢フローリングならではです。

また、樹種によっても異なりますが、木材には一定の断熱効果があります。無垢フローリングだけで十分な断熱効果が得られるわけではないにせよ、肌触りのよさと相まって、室内が快適に感じやすい傾向があります。

湿度を一定に保つ調湿効果があり室内が快適に

無垢材には優れた調湿機能があります。室内の湿度が高いときは空気中の水分を吸収し、乾燥時には水分を放出することで、室内の環境を快適に保ちます。この特性により、カビやダニの発生を抑える効果も期待できます。


無垢フローリングにデメリット
ってあるの?

メリットが多い無垢フローリングですが、注意点もあります。以下にご説明します。

色、艶、木目などの経年変化が起こりやすい

無垢フローリングの経年変化
無垢フローリングの経年変化

無垢フローリングは天然木を使用しているため、年月とともに色や艶、木目が変化しやすい特徴があります。新築当初の鮮やかさや均一さは徐々に薄れ、落ち着いた風合いへと変わっていきます。これは無垢材ならではの味わいでもありますが、当初の見た目を維持したい方にとってはデメリットとなりえます。

傷や汚れがつきやすく手入れやメンテナンスが必要

無垢材の中でもやわらかい樹種は、生活の中で傷や汚れがつきやすい傾向があります。家具の移動や物を落としたことなどが原因で傷が残る場合もあります。定期的な掃除やワックスがけ、オイル塗布といった手入れやメンテナンスを行う必要があります。これらのデメリットを避けるには、硬くて傷がつきにくい樹種を選ぶのも有効です。

伸縮性があるため反りや隙間ができることがある

無垢材は湿度や温度の影響を受けて、若干の伸縮をしています。その結果、反りや膨張、あるいは隙間が生じることがあります。適切な施工を行っても完全には防げない場合があります。ただし、これらは無垢材の自然な特性であり、適切な管理を行えば長い期間にわたって美しい状態を保つことができます。


無垢フローリングの価格相場を決める要素は?

無垢フローリングの価格は、樹種の選択から加工方法、仕上げまで、様々な要素によって大きく変動します。一般的に平米(㎡)あたり10,000円から50,000円程度の価格帯となりますが、選択する材料や仕様によってはさらに高額になることもあります。価格を決める主な要素について、詳しく見ていきましょう。

樹の種類:代表的な無垢材の平米単価の目安

一言に無垢フローリングと言っても、樹種によって価格帯には大きな違いがあります。スギやヒノキなど国産、輸入品のパインなどの針葉樹は比較的手頃なのに対し、ウォールナットやチークなどの広葉樹の輸入材は高価になる傾向があります。

「銘木」と呼ばれるような希少価値の高い樹、国産材でも奈良県産「吉野スギ」や三重県産「尾鷲ヒノキ」などのブランド材は高くなる傾向があります。

以下に代表的な樹種の価格の目安を紹介しましょう。

オーク(楢)

オークは無垢フローリングの定番として人気が高く、1平米あたり9,000円から35,000円程度が一般的な価格帯です。硬いので耐久性が高く、落ち着いた木目が特徴で、多くの住宅で採用されています。


チーク

チークは高級材として知られ、1平米あたり8,000円から65,000円ほどの価格となります。硬くて耐水性に優れ、独特の木目と色合いを持つ高級な材です。


バーチ(樺)

バーチは比較的手頃な価格帯で、1平米あたり6,000円から25,000円程度です。明るい色合いと均一な木目が特徴で、北欧インテリアによく使用されます。


パイン

パインは無垢材の中では安価な選択肢の一つです。1平米あたり5,000円から36,000円程度です。やわらかな材質で傷がつきやすい面がありますが、温かみのある雰囲気を演出できます。


メープル

メープルは中価格帯で、1平米あたり7,000円から30,000円ほどです。明るい色合いが特徴で、硬さもあるので、人気の材です。


ヒノキ(桧・檜)

ヒノキは日本の伝統的な建材で、1平米あたり20,000円から35,000円程度です。防虫・防腐効果があり、独特の香りも魅力です。


ウォールナット

ウォールナットは高級材の代表格で、1平米あたり7,000円から55,000円ほどです。深い色合いと美しい木目が特徴で、高級感のある空間を演出できます。

その他の代表的な無垢材

樹種

価格の目安(㎡あたり)

スギ(杉)

3000円台~

サクラ(桜)

6000円台~

アカシア

6000円台~

クリ(栗)

8000円台~

マホガニー

9,000円台~

カリン

10,000円台~

関連記事→樹種についてさらに知りたい方はこちら

グレード(等級):木材の節や変色部分が少ないほど高価

ラスティック調の無垢フローリング
ラスティック調の無垢フローリング

無垢材のグレードは、節や色むら、木目の均一性などによって決まります。一般に高級グレードは節がほとんどなく、木目が均一で美しいため、通常のグレードと比べて1.5倍から2倍ほど高価になります。ただし近年では、あえて節や色むらのあるナチュラルな風合いを活かした「ラスティック」調の無垢材も人気です。

節の入り方には「上小節・小節・生節」など、木目の種類には「板目・柾目」といった専門的な用語が使われ、一般の方には難しいものです。カタログやサンプルを見て、雰囲気を確認されると良いでしょう。

関連記事→無垢材の節についてさらに知りたい方はこちら

規格:幅広で厚みがあり、尺が長いほど高価

無垢材の幅(巾)、厚み、長さなど寸法の規格は価格に大きく影響します。

一般的な幅90mmに対し、120〜150mm以上の幅広のタイプは高価になります。

厚みについては、一般的な15mmに対し、20mm以上の厚い板になると価格が高くなります。反対に、厚みが10mmや12mmと薄い板もあり、合板フローリングからのリフォームやリノベーションによく用いられますが、薄いからといって安いわけではありません。
長さは、一般的には6尺(1820mm)が通常の長さです。これよりも長い長尺材は加工や運搬に手間がかかるため、高価になります。

板の継ぎ方によっても価格は変わります。フローリング材は、複数の板を縦に継いで作る「ユニ加工」や「乱尺」という規格が一般的ですが、縦に継ぎ目のない一枚板で作られた物は「ソリッド材」と呼び、これは高価になります。

仕上げ(塗装):オイル、ウレタンなどの塗料も価格要素

表面仕上げの種類によっても価格は変動します。蜜蝋などを用いた自然塗料のオイル仕上げは、塗料の費用と塗装の手間がかかるため、ウレタン塗装と比べて15%から20%ほど高価になります。ただし、これらの自然塗料は後々のメンテナンス性に優れているため、長期的に見ると経済的な選択となる可能性もあります。木目の年輪を際立たせる「浮造り」などの特殊な処理を施す場合は、さらに価格が高くなります。

加工・用途・機能性:床暖房対応や防音性能なども価格に影響

ヘリンボーン張り無垢フローリング
ヘリンボーン張り無垢フローリング

フローリング材の加工方法や施工方法によっても価格は変わります。

例えば前者では、板を連結するための接合部を短手方向(幅方向)にも設けたエンドマッチ加工が施されていると、より美しい仕上がりになります。一般的に、購入価格は高くなりがちですが、当社の無垢フローリングはエンドマッチ加工が標準です。また、後者の例として、床材をV字になるように並べて貼り付けるヘリンボーン張りがあります。ヘリンボーン張りはおしゃれな印象になる一方、ヘリンボーン専用加工となるため購入価格は高くなりがちで、施工単価は高めになります。

他方、床暖房対応の無垢フローリングは、特殊な乾燥や加工が必要なため、通常品と比べて20~30%ほど価格が上がります。マンション用に防音性能を高めた遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4仕様にした場合も追加費用が発生します。

また、無垢材を羽目板やパネリングのように壁や天井に使うケースもあり、用途は多様です。

これらの加工や処理は初期のコストはかかりますが、快適さや耐久性が増し、長期的に暮らしやすい環境を実現します。

無垢フローリングの選択においては、初期のコストだけでなく、使用年数や維持・管理のしやすさも考慮に入れる必要があります。

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無垢フローリングは高いのか? 他の床材と比較すると?

フローリング床材には、無垢材のほかにもさまざまな物があります。ここでは、他の床材との比較もしながら、無垢フローリングの価格と価値について、詳しく見ていきましょう。

無垢以外の床材(複合フローリング)の特徴と価格相場

フローリングに用いられる床材には、木材を加工して作られた物や、木目を表現した印刷シートを貼った物などがあります。そうした床材を「複合フローリング」や「合板フローリング」と呼びますが、代表的な物を紹介しましょう。

挽板(挽き板)フローリング

挽き板フローリング
挽き板フローリング

挽板フローリングは、合板の表面に2〜4mm程度の天然の木材を張り付けた床材です。無垢材に近い木目と質感を持ちながら、寸法安定性を高くできるのが特徴です。オークやメープル、ウォールナットなどの高級材でも、平米あたり8,000円〜15,000円程度で購入できます。床暖房との相性も良く、施工しやすいのもメリットです。

突板(突き板)フローリング

突板フローリング
突板フローリング

突板は0.2〜0.3mm程度の非常に薄い天然木材の化粧板を合板に張り付けた床材です。挽板よりもさらに安く、平米あたり6,000円〜12,000円程度が一般的です。木目は自然な仕上がりで収縮や反り・割れのリスクも少ないですが、傷がついた際の補修は難しく、張り替えが必要になることもあります。

化粧シートフローリング

化粧シートフローリングは、木目を印刷したシートを基材に張り付けた最も安価な床材です。近年は印刷技術が良くなり、見た目は本物の木材のように見えますが、やはり天然木特有の質感とは異なります。価格は平米あたり3,000円〜8,000円程度です。
関連記事→見た目は同じ?突き板と挽き板と無垢板フローリングの違い|耐久性・質感・選び方

無垢フローリングの施工費用は高めになる

無垢フローリングの施工には、木の収縮を抑えるなどの専門的な知識と技術が必要です。そのため、施工費用は他の床材と比べて高めになります。突板や挽板などの複合フローリングの施工費用は平米当たり3,000〜5,000円程度ですが、無垢フローリングの場合は5,000〜8,000円程度が一般的です。

無垢フローリングはメンテナンスは必要だが耐用年数は長い

無垢フローリングは適切なメンテナンスを行えば、30年以上使用できます。表面の傷は研磨して塗装し直せば、新品同様になります。オイルや蜜蝋ワックスでの定期的なメンテナンスは必要ですが、経年変化によって味わいが増すのも魅力です。長期的に見れば、張り替えの必要が少ないため、総コストは他の床材と比べても高くない場合もあります。

このように、無垢フローリングは初期のコストは高めですが、長期的に見ると、その価値は十分にあると言えるでしょう。自然素材ならではの風合いと耐久性を重視する方には、おすすめの選択肢となります。

まとめ:総合的に考えると「無垢だから高い」は誤解

無垢フローリングは、初期費用だけを見ると他の床材より高額に感じるかもしれません。しかし、樹種や規格、加工の方法などの選び方によってコストを抑えることも可能です。また、耐久性や修繕のしやすさには大きなメリットがあり、長期的に見ると、必ずしも一概に「高い」とは言えません。
無垢フローリングの特徴である天然の木材ならではの木目の美しさや質感は、年月とともに味わいを増していきます。これは他の床材にはない魅力です。経年変化がむしろ価値を高める要素となるのです。
突板や合板とは異なり、傷がついても、表面を研磨して塗装し直すことで新品同様の状態に戻せる特徴があります。オイルや蜜蝋
ワックスでの表面の処理もDIYでできることが多いため、メンテナンス費用を抑えられます。修繕しやすいのは、長期的なコストを抑えることにもなります。

肌触りが良いことや天然の木ならではの調湿効果など、住居の環境を改善する点にも注目です。

さまざまな魅力やメリットのある無垢フローリングは、家づくりにおいて、おすすめできる選択肢の一つです。施工時のコスト以上の満足感を得られる可能性も高いと言えるでしょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

スウェーデンハウスに最適な無垢フローリング?|スウェーデンハウスと無垢フローリングの相性

投稿日:2025年06月15日

 

 

スウェーデンハウスに無垢フローリングを検討する
スウェーデンハウスに無垢フローリングを検討する

 

スウェーデンハウスは、日本国内で高い人気を誇る輸入住宅のひとつ。北欧・スウェーデンの住宅思想に基づき、快適性・耐久性・デザイン性に優れた住まいを実現します。本記事では、スウェーデンハウスの主な特徴や、日本の気候におけるメリットについてご紹介します。

1. 高気密・高断熱性能

スウェーデンハウス最大の特徴は「高気密・高断熱」。トリプルガラスの木製サッシ窓や、断熱性能の高い壁・天井・床構造により、冬は暖かく、夏は涼しく快適に過ごせます。冷暖房効率も高く、省エネルギー住宅としても注目されています。

2. 木製サッシ3層ガラス窓

独自の木製サッシ+3層ガラス窓は、外気の影響を最小限に抑え、結露の発生も防ぎます。室内の静音性も高まり、外部の騒音を気にせず生活できます。

3. 高い耐久性とメンテナンス性

スウェーデンハウスは、50年以上の長期使用を前提とした設計で、高品質な木材と構造により耐久性も抜群。20年保証・定期点検などアフターサポートも充実しています。

4. 北欧デザインの美しさ

自然素材を活かした内装、シンプルで温もりのあるデザインが魅力。無垢フローリングとの相性もよく、経年変化による美しさを楽しめます。

5. 高水準のセキュリティと構造

堅牢な構造により、地震や風圧にも強い住宅を実現。窓やドアの鍵構造もセキュリティに配慮されています。

6. 長く快適に住み続けられる住まい

ライフステージの変化に応じてリフォームしやすく、住み継ぐことも可能。長寿命・快適性・デザイン性を兼ね備えた理想的な住まいと言えるでしょう。

 

北欧デザインで人気のスウェーデンハウス。その魅力をさらに高めるのが、自然素材の温もりを感じられる「無垢フローリング」です。本記事では、スウェーデンハウスと無垢フローリングの相性や選び方、施工上の注意点までを詳しく解説します。

 

スウェーデンハウスと無垢フローリングの相性

スウェーデンハウスは、高気密・高断熱が特徴の住宅。その室内環境は、無垢フローリングの良さを最大限に活かす条件が整っています。適切な湿度管理により、木材の反りや収縮も抑えやすく、快適な住環境が保たれます。

おすすめの樹種とその特徴

スギ(杉)無垢フローリング

柔らかく温かみのある質感。断熱性が高く、足触りも良好。

 

ヒノキ(檜)無垢フローリング

芳香性が高く、抗菌・防虫効果もあり衛生的。

 

オーク(ナラ)無垢フローリング

硬くて丈夫。重厚感のあるインテリアに最適。

 

ウォールナット(クルミ)無垢フローリング

クルミの仲間の材は、固く滑らかで狂いが少ない。

 

サクラ(チェリー)無垢フローリング

滑らかな足触り。バラ科サクラ属の広葉樹です。

 

 

床暖房との相性は?

スウェーデンハウスでは床暖房を採用することも多くあります。無垢材は木の性質上、床暖房対応無垢フローリングを選ぶ必要があります。対応樹種の中から厚みや含水率に注意し、反りや割れに配慮された製品を選びましょう。

 

施工のポイントとメンテナンス

高断熱住宅であるスウェーデンハウスでは、急激な乾燥や湿気の変化が起こりにくいため、無垢材の膨張・収縮リスクが軽減されます。ただし、施工時には数日の現場なじみが必要です。定期的な拭き掃除やオイルメンテナンスで、長く美しい状態を保てます。

 

無垢フローリングでより豊かな北欧ライフを

スウェーデンハウスのぬくもりある暮らしを支える無垢フローリング。住まいの質感を高めるだけでなく、自然素材ならではの経年変化も楽しめます。長く愛着を持って使える床材として、無垢材は非常におすすめです。

よくある質問(FAQ)

スウェーデンハウスには無垢フローリングが向いていますか?

はい、高気密・高断熱なスウェーデンハウスは無垢材の伸縮を抑えやすく、快適な床材として非常に相性が良いです。

無垢フローリングに床暖房は使えますか?

樹種や仕様により異なりますが、床暖房対応の無垢フローリングを選ぶことで併用可能です。

どの樹種がスウェーデンハウスにおすすめですか?

杉やヒノキ、オークなどがおすすめです。住宅の雰囲気や機能性に合わせて選びましょう。

無垢フローリングはメンテナンスが大変ですか?

定期的な乾拭きや専用オイルでのメンテナンスが必要ですが、慣れれば簡単です。

施工前に注意すべき点はありますか?

現場の湿度に合わせて数日間なじませること、接着剤や釘の選定にも注意が必要です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

中古の無垢フローリング使えるのでしょうか?なぜ、あまり販売されていないの?

投稿日:2025年05月29日
無垢フローリング中古
剣道場に70年使用されていた無垢フローリング

無垢フローリングを検討するにあたり、エイジングやアンティーク、古材調など、少し古めかしい雰囲気に仕上げたいと要望されるお施主様もいらっしゃいます。実際に、当社でも栗アンティークフローリングイージーカントリーフローリングワーミースポルテッドフローリングなどをラインナップしております。ただし、これらは全て新品であり中古品ではありません。

アメリカでは、パイオニアミルワークス社などが、中古品の無垢フローリングを取り扱っています。そのほとんどが、工場で使われていたものや体育館で使われていたものなどになります。古民家で使用されていたものはほとんどありません。

単純に、貼ってある無垢フローリングを剥がして販売すればいいっていうものではないんです。一般的には解体現場ではパワーショベルなどの大型重機を使ってミンチ解体していきます。床材も壁材も天井材も構造材も一緒に解体していくわけです。そして、木材、鉄、コンクリートなど素材ごとに分別して廃棄処分します。

しかし、中古の古材販売となるとなかなかそういう訳にはいきません。解体するにあたり、巨大な梁を残したい、大黒柱を残したい、床の間材を残したいとなると、解体も手順を追ってしなくては行けませんので通常よりも何倍も時間と手間が掛かります。数丁しかない梁や大黒柱だけでもかなりの時間と手間が掛かるのに無垢フローリングを綺麗に次に使えるようにはがすとなると、きっと貼るときよりも時間と手間が掛かることになるでしょう。少し考えてみると、よくある無垢フローリングの本実加工(凹凸)では、凹凸部に釘が刺さっています。釘頭は木材に埋まるように施工されているはずです。その釘をバールで持ち上げ、釘頭を浮かし、綺麗に釘を抜いていく… もちろん、木材にひびが入らないように、実が割れないように気を使いながらの作業になります。もう、想像もできないくらいの手間が掛かってしまいます。

先ほど、パイオニアミルワークス社の話で、工場や体育館などが多いと言いましたが、かなり大きな面積で無垢フローリングが施工されていた現場にて、そこそこ綺麗に剥がして本実加工(凹凸)を再加工することで商売が成り立っているようです。かなり歩留まりが悪いと想像します。もちろん同じ樹種の同じサイズの新品無垢フローリングよりも中古の無垢フローリングに方が販売価格は高くなります。

日本においても古材は安くはありません。希少価値が高く、販売するまでに結構な手間が掛かります。中古の無垢フローリングも同様です。大黒柱や梁の様に一部分に中古の無垢フローリングや中古の羽目板(壁・天井)に使うのが現実的かもしれません。

また、中古の無垢フローリングの場合は、ササクレや段差など様々な不具合個所が出る可能性があり、なにかしらの責任問題が発生する可能性も高いです。新品の無垢フローリングよりもよりも高価で不具合個所が多いかもしれない中古の無垢フローリングは、販売もし難いですし、よくよく考えると採用をためらうお施主さんも多いという事になります。

もし、無垢フローリングを割安で入手したいとの考えから中古の無垢フローリングをご検討いただいているとしたら、無垢フローリングのアウトレットの方が使いやすいかもしれません。杉無垢フローリングや桧無垢フローリングがございます。ぜひ、無垢フローリングアウトレットにアクセスしてみて下さい。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4 マンション用阿波桧無垢フローリング 上小・無節をご採用いただきました。

投稿日:2025年01月11日

『遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4 マンション用阿波桧無垢フローリング 上小・無節 品番:LLAH-36』をご採用いただきました。

木魂防音無垢フローリングのラインナップは、20樹種・173種類です。直貼りタイプの無垢フローリングです。諦めかけていたマンションで自然素材の無垢フローリングに囲まれた生活が実現可能です。

今回は、四国産の阿波桧フローリングの直貼りタイプで遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4 を実現しております。元々は、ダークなフロア材だったそうですが、遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4 マンション用阿波桧無垢フローリングの採用で、お部屋が明るくなり、香りも良く、足触りもとてもよくなったとお施主様も大満足のご様子でした。

 

マンション用L45直貼り無垢フローリング

L45対応木魂防音無垢フローリング阿波桧LLAH-36

品番:LLAH-36
サイズ:910x108x26mm
加 工:本実加工(四方サネ付)
タイプ:1枚物・上小無節
入り数:3.14m2(32枚)
塗 装:自然オイルワックス仕上
価 格:43,100円/ケース(税込・送料別)
㎡単価:27,409円/㎡(税込・送料別)

*価格は予告無く変更する場合がございます。

 

 

L45対応木魂防音無垢フローリング阿波桧LLAH-36は、
無垢フローリングショールームゆらぎで常設展示しております。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

広葉樹 無垢フローリングの魅力と選び方・広葉樹とは?無垢フローリングとの関係

投稿日:2024年11月18日
広葉樹フローリングの選び方
広葉樹フローリングの選び方
広葉樹フローリングの選び方

広葉樹とは?無垢フローリングとの関係

広葉樹は、オークやウォールナット、バーチ、チェリー、栗など、木目が美しく硬さのある樹種が多く、無垢フローリングとして人気です。これらの材種は、サクラやカリン、チェストナットなども含まれ、色味や色合い、節の入り方、加工方法によって印象が大きく変わります。また、仕上げに使われる塗料にもこだわることで、よりナチュラルな風合いや、ダークな重厚感、赤褐色の艶感など、趣の異なる表情を演出できます。合板とは異なり、無垢材ならではの質感や多少の狂いも魅力のひとつで、国産材を使用したフローリング材や銘木を施主支給で取り寄せるケースも増えています。

米杉のように耐水性や芳香を持つ樹種とは異なり、広葉樹は力強い木目と重厚感で「本物」の質感を求める方に支持されています。湿る場所での施工や、湿気の多い地域では反りや膨張にも配慮が必要ですが、適切な乾燥処理と表面仕上げにより美しさを保ちます。

広葉樹無垢フローリングのメリット

  • 耐久性が高く、長持ちする
  • 木目や質感が豊かで高級感がある
  • 経年変化によって美しい風合いに

広葉樹無垢フローリングは、小節やラフグレード、ラスティックグレードなど等級やグレーディングにより表情が変わります。幅広の乱尺タイプや、乱貼りで施工することでより味わい深い空間演出が可能です。また、湿気に強い素材や、調湿性能の高い仕上げオイル(例:オスモ、リボス)を使用することで、快適性を保ちながら木材の魅力を引き立てます。

素足で歩いても気持ちよく、表面の質感からも自然のぬくもりを感じられます。日常的な汚れも乾いた布で拭き取るだけとお手入れも簡単で、素材によっては耐水性に優れたものも存在します。複合フローリングにはない、切り出す板そのものの生命力が感じられるのも大きな魅力です。

 

おすすめの広葉樹フローリング材

オーク(ナラ)

堅牢で和洋どちらにも合う万能材。使うほどに味が出ます。オーク材は幅広や尺ものとしても安定しており、節の入り方によってナチュラルにもラスティックにも仕上がります。乱尺仕様での施工もおすすめです。力強い木目と適度な硬さで、表面が傷つきにくく素足でも快適です。

 

ウォールナット

深い色味と上質感が特徴。落ち着いた空間に最適。ダークブラウンや赤褐色系の色合いが多く、調や光の具合によって印象が変化します。挽き板タイプのウォールナットもあり、合板をベースにしつつも無垢の風合いを活かした製品もあります。反りを抑えた構造で湿度変化にも対応します。

 

栗(チェストナット)

硬くて丈夫、かつ風合い豊か。古民家風にもモダンにも。湿気に強く、調湿性にも優れるため、日本の気候に適したフローリング材です。小節のあるナチュラルグレードからラフグレードまで、幅広い表情が楽しめます。仕上げにはオスモなど天然由来の塗料がよく使われます。

 

無垢フローリングの施工事例

東京都や関東エリアのマンション・戸建てでの施工実績をご紹介。施主支給による銘木材(例:サクラやカリンなど)の指定や、集成材との組み合わせ提案、幅広乱尺仕様や挽き板加工による工夫がなされています。仕上げには自然塗料を用い、ナチュラルかつ高耐久なフローリングを実現しています。実物をご覧になりたい方には、無料のサンプル請求も承っております。

 

よくある質問(広葉樹 無垢フローリング)

Q. 広葉樹と針葉樹の無垢フローリングの違いは?

A. 広葉樹は堅くて重厚感があり、針葉樹(ヒノキ、スギ、ヘムロックなど)は柔らかく温かみがある質感が特徴です。芳香のある材も多く、施工時には木の香りを楽しめるでしょう。広葉樹には、ダークな色味を持つウォールナットや赤褐色のチェリー、ナチュラルな風合いのオークやメープルなど、豊富な選択肢があります。耐久性や高級感を重視するなら広葉樹がおすすめです。

 

Q. 広葉樹の無垢フローリングは床暖房に対応していますか?

A. 板厚や施工方法によりますが、挽き板タイプなどを選べば広葉樹でも床暖房に対応可能です。乱尺仕様や尺サイズの選定もポイントになります。また、集成材をベースにした基材や構造材を使用してオスモなどの塗料仕上げによって安定性と快適性を両立できます。床暖房対応無垢フローリングのご案内

 

Q. おすすめの広葉樹材は何ですか?

A. 人気なのはオーク(ナラ)、ウォールナット、栗(チェストナット)、メープル、サクラ、カリン、アカシアなどです。それぞれ木目の調や節の出方、色合いが異なり、施主の好みや空間演出に応じて使い分けられます。

 

Q. 広葉樹の無垢フローリングは傷が付きやすいですか?

A. 広葉樹は一般的に硬く、針葉樹に比べて傷がつきにくい特性を持ちます。特に小節が少ないラフグレード材や、ラスティックな質感を活かした製品では、傷も味わいの一部として楽しめます。乱尺タイプでは複数枚のサイズを組み合わせることで安定感と視覚的な変化が生まれます。

 

Q. 無垢フローリングはどのようにメンテナンスすればいいですか?

A. 基本は乾拭きでOK。定期的にオイルを塗布することで、広葉樹の美しい木目と質感を長く楽しめます。湿気の多い季節は換気を心がけ、狂いの発生を防ぐためにも自然素材の塗料(例:オスモ)やワックスで保護することが推奨されます。合板製品と比べてメンテナンス性が高く、自然な味わいを楽しめる点も魅力です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/