無垢フローリングの寿命とは?長持ちさせる秘訣と交換のタイミング

投稿日:2023年11月20日

はじめに

無垢フローリングは、無垢ならではの自然素材の温かみや美しい木目が魅力ですが、その寿命やメンテナンス方法を知ることが重要です。無垢材の特徴を理解することで、無垢の利点を活かした適切なケアができます。木材を適切に切り出し、製材、乾燥、加工すことで品質を維持することが可能です。また、無垢フローリングを適切な手入れを行うことで、美しい状態を長期間維持できます。本記事では、無垢フローリングの耐久性、お手入れ方法、耐用年数、交換のタイミングについて詳しく解説します。無垢ならではの質感を最大限に活かす方法も紹介します。さらに、複合フローリングの特徴やメリットについても触れます。また、合板フローリングの特性や違いについても触れます。

 

無垢フローリングの寿命

経年劣化について

無垢フローリングは、時間の経過とともに経年劣化が進みます。主な要因は、紫外線による色あせ、湿度や温度の変化による収縮・膨張、表面の摩耗や傷です。しかし、適切なメンテナンスを施せば、経年劣化を抑えながら耐用年数を延ばし、美しさを維持できます。経年劣化による色の変化も無垢材の魅力のひとつです。質感の変化も楽しみながら適切なケアを行いましょう。オイル仕上げやワックス塗布による保護を行い、ワックスは定期的に塗布することで木材の表面を守り、定期的な補修で耐久性を向上させることが不可欠です。

耐用年数

無垢フローリングの耐用年数は、無垢の性質を考慮したメンテナンスと使用環境によって異なります。無垢材の硬さや厚みも寿命に影響を与える要素の一つです。家具の重みによって凹むこともあるため、保護対策が重要です。木材を適切に切り出し、製材、乾燥、加工することで、耐久性を向上させることができます。複合フローリングは異なる素材を組み合わせることで、耐久性を向上させる工夫がされています。無垢材の耐久性は、適切な管理で大幅に向上します。一般的には30年以上、適切なケアを施せば60年以上の使用も可能です。特にオークやウォールナットなどの広葉樹の硬い木材は耐久性が高く、長期間の使用に適しています。一方、ヒノキやパインなどの針葉樹系の無垢材は柔らかく傷がつきやすいですが、適切な補修を行えば長持ちさせることができます。実際に、日本の寺社仏閣では針葉樹系の木材が長年にわたり使用されており、その耐久性の高さが証明されています。

無垢材・複合フローリング・合板フロアーの特徴と耐久性

無垢フローリング、複合フローリング、合板フロアーにはそれぞれ特徴があり、耐久性や使用感に違いがあります。

種類 特徴 利点 欠点
無垢フローリング 天然木を一枚板で使用したフローリング 自然な風合い、調湿性が高い、長持ちしやすい 湿度変化で膨張・収縮しやすい、メンテナンスが必要
複合フローリング 表面に無垢材、芯材に合板やMDFを使用したフローリング 湿度変化に強い、種類が豊富、施工がしやすい 無垢材ほどの耐久性がない、経年変化が少ない
合板フロアー 合板の表面に薄い木材シートを貼ったフローリング 価格が安い、施工が簡単 耐久性が低い、傷がつくと補修が難しい

以下の無垢材が広く使用されています。それぞれの硬さや厚みによって、適した用途が異なります。さらに、以下の樹種も無垢フローリングに使用されることがあります。

無垢材は合板と異なり、調湿性や自然な風合いを備えています。しかし、強い衝撃によって凹むことがあるため、慎重に取り扱う必要があります。適切に切り出し、製材、乾燥、加工することで、その特性を最大限に活かすことができます。無垢材の質感を維持するためにも、表面の仕上げに注意が必要です。厚みのあるフローリングは耐久性が高く、長期間使用可能です。無垢材の硬さを考慮し、適切な用途を選ぶことが重要です。自然系オイルや蜜蝋ワックス、ガラス塗料などを使うことで、木目をより際立たせる効果もあります。さらに、質感の維持にも役立ちます。適切なメンテナンスによって、無垢材本来の美しさを長期間維持でき、無垢ならではの質感を保つことが可能です。経年劣化による木材の風合いの変化も楽しめます。施工の際には適切な釘と接着剤を使用することが推奨されます。接着剤の種類によって強度や耐久性が変わるため、適切な選択が求められます。合板は異なる素材を張り合わせることで強度を増す仕組みがあり、用途によっては有利な選択肢となります。特に、高品質な接着剤を用いることで、耐久性をさらに向上させることが可能です。複合フローリングも、木材と他の素材を組み合わせた構造により、湿気や温度変化に強い特性を持っています。

無垢フローリングの塗装と寿命

無垢フローリングの塗装は、耐久性や見た目の美しさを維持するために重要な要素です。塗装方法によって寿命が大きく変わるため、それぞれの特徴を理解して適切な方法を選択することが求められます。

無垢フローリングの塗装方法

無垢フローリングの塗装には、主にオイル・ワックス塗装、ウレタン塗装、SSGガラス塗装の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途に適した塗装方法を選ぶことが重要です。

  • オイル・ワックス塗装:木材の質感を活かしながら保護する自然派の塗装方法。木の呼吸を妨げず、経年変化による風合いを楽しめるのが特徴。定期的なメンテナンスとしてワックス塗布が必要。
  • ウレタン塗装:表面に塗膜を形成し、傷や汚れに強くする塗装方法。光沢があり、一見するとメンテナンスが容易だが、木材の自然な質感はやや損なわれる。
  • SSGガラス塗装:最新の塗装技術で、無垢材の質感を保ちながら高い耐久性と耐水性を付与する方法。汚れがつきにくく、メンテナンスの手間を軽減できる。

塗装と寿命の関係

  • オイル・ワックス塗装:木材の内部に浸透し、自然な風合いを維持しながら保護する塗装方法。経年変化を楽しめるが、定期的なワックスがけが必要。メンテナンス次第で寿命を大きく延ばすことができる。
  • ウレタン塗装:表面に塗膜を形成し、摩耗や汚れに強い。ワックス不要でメンテナンスが楽だが、塗膜が劣化すると補修が難しいため、再塗装が必要になる場合がある。
  • SSGガラス塗装:ガラス成分を含む特殊塗装で、無垢材の質感を損なわずに高い耐久性と耐水性を持つ。塗膜が薄く、剥がれる心配が少ないため、長期間美しい状態を維持しやすい。

塗装方法の選択と適切なメンテナンスを行うことで、無垢フローリングの寿命を30年以上、場合によっては60年以上に延ばすことが可能です。

施工方法と寿命の関係

施工方法によって無垢フローリングの寿命は変わります。適切な方法で施工しないと、一部が凹む原因となることがあります。オイル・ワックス塗装、ウレタン塗装、SSGガラス塗装を施すことで、防汚効果や滑り止め効果が得られます。適切に切り出すことで、木材の強度を最大限に発揮できます。複合フローリングも施工方法によって耐久性が異なるため、適切な選択が重要です。

  • 釘打ち施工:しっかり固定されるため、長期間剥がれにくい。
  • 直貼り工法:湿気の影響を受けにくいが、下地の影響を受けやすい。接着剤の品質によって耐久性が左右されるため、選択には注意が必要です。
  • 浮き床工法:クッション性があり、耐水性が求められる場所に適している。
  • フローティング工法:リノベーションや部分張り替えがしやすい。

合板フローリングと比較すると、無垢フローリングは無垢の強度が活かされ耐久性が高く、自然な風合いを保てる点が大きなメリットです。合板は複数の層を張り合わせることで強度を確保しており、用途に応じた選択が必要です。

無垢フローリングを長持ちさせるコツ

お手入れ方法

日々の工夫で、無垢フローリングをより長持ちさせることが可能であり、ワックスを定期的に使用することで、表面の保護力が向上し、無垢の素材感を維持できます。さらに、適切なケアは、フローリングの美しさと耐久性を高めることができます。質感を損なわないよう、適切なケアが重要です。一方、複合フローリングは表面加工が施されているため、メンテナンスが容易な点が魅力です。一方で、合板フローリングは場合によっては傷がつきにくいというメリットもあります。無垢材の特性を活かしたメンテナンスを心がけましょう。

  • 軽い傷の補修:ワックスやオイルを塗布。
  • 中程度の傷の補修:サンドペーパーで軽く研磨後、オイルやワックスを塗る。
  • 深い傷や凹みの補修スチームアイロンで木材を膨らませるか、補修パテを使用。また、強く凹む部分には木材補修材を活用することが有効です。

日常の注意点

  • こまめな掃除:ホコリや砂が傷の原因になるため、掃除機や雑巾での乾拭きを定期的に行う。
  • 水気を避ける:こぼした水はすぐに雑巾で拭き取る。
  • 家具の保護:椅子の脚にはフェルトを貼り、玄関マットを敷いて傷や汚れを防ぐ。
  • 経年変化を楽しむ:無垢材は時間とともに風合いが増し、無垢ならではの独特の味わいが生まれる。

フローリングの交換のタイミング

以下の症状が現れた場合、交換を検討する必要があります。合板フローリングは耐水性が高いものの、表面の剥がれが起こりやすい点も考慮が必要です。

  • 深い傷や凹みが多数発生。
  • 床鳴りやきしみ音が頻発。
  • 表面の塗装が剥がれ、耐久性が低下。
  • 湿気による膨張や隙間が目立つ。
  • シロアリやカビの発生。

広範囲の劣化が進んでいる場合は、部分補修ではなく張り替えを推奨します。接着剤の劣化も原因の一つとなるため、張り替え時には新しい接着剤の選定が重要です。耐用年数を考慮したメンテナンス計画を立てることが重要です。特に合板フローリングの場合は、木材を張り合わせる構造のため、損傷が進むと補修が難しくなることがあります。

無垢フローリングの寿命に関する質問リストと回答

無垢フローリングの寿命はどのくらいですか?

回答: 一般的に30年以上の耐用年数を持ちますが、適切なメンテナンスを施すことで60年以上使用することも可能です。木材の種類や使用環境によっても寿命は変わります。

無垢フローリングの寿命を延ばすために必要なメンテナンスは?

回答: 定期的なワックス塗布やオイル仕上げを行うことで木材を保護し、耐久性を向上させることができます。また、こまめな掃除や家具の脚にフェルトを貼るなどの傷防止対策も重要です。

無垢フローリングの塗装は寿命にどのような影響を与えますか?

回答: オイル・ワックス塗装は木材の質感を活かしますが、定期的なメンテナンスが必要です。ウレタン塗装は塗膜を形成し、傷や汚れに強くなりますが、再塗装が難しい場合があります。SSGガラス塗装は耐水性と耐久性が高く、長期間美しい状態を維持しやすいです。

無垢フローリングは劣化するとどうなりますか?

回答: 経年劣化により、色あせや表面の摩耗、傷、湿度変化による膨張・収縮が発生することがあります。しかし、適切なメンテナンスを行うことで、これらの変化を最小限に抑え、美しさを維持することができます。

無垢フローリングの交換のタイミングは?

回答: 深い傷や凹みが多数発生し、補修が困難な場合、床鳴りやきしみ音が頻発する場合、表面の塗装が剥がれて耐久性が低下した場合などは交換を検討するタイミングです。また、湿気による膨張やシロアリ・カビの発生も交換の目安となります。

まとめ

無垢フローリングは、適切なメンテナンスを施すことで無垢の品質を維持しながら長く使えます。無垢材の持つ強度と耐久性を活かし、日々の手入れを行いましょう。施工方法やお手入れを工夫することで、美しさを維持しながら経年変化を楽しみ、経年劣化を抑えつつ耐用年数を最大限に伸ばすことが可能です。また、経年劣化を最小限に抑えるためにも、日常的なケアが不可欠です。オイルや蜜蝋ワックスを適切に使用することで、フローリングの色合いや光沢を保つことができます。経年劣化が進む前に適切なメンテナンスを行うことで、長期間快適に使用できます。無垢フローリングを検討している方は、本記事を参考にし、耐用年数を意識した適切な選択をしてください。合板と無垢材の違いを理解し、無垢ならではの魅力を活かしたフローリングを選びましょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

針葉樹 無垢フローリングの魅力と選び方|柔らかな肌触りとぬくもりを暮らしに

投稿日:2023年10月18日
針葉樹フローリングの選び方
針葉樹フローリングの選び方
針葉樹フローリングの選び方

針葉樹 無垢フローリングの魅力と選び方|柔らかな肌触りとぬくもりを暮らしに

木の温もりが感じられる「無垢フローリング」は、自然素材ならではの風合いや表情、肌触りが魅力です。中でも「針葉樹」を使った無垢フローリングは、柔らかく足あたりが良いため、家族が素足で過ごす空間にぴったりの素材として人気があります。

本記事では、「針葉樹 無垢フローリング」の特徴やメリット、代表的な木材、選び方のポイントまで詳しく解説します。

針葉樹の無垢フローリングとは?

針葉樹とは、杉(スギ)、桧(ヒノキ)、パイン(松)など、葉が細く針のような形をしている樹種のことです。広葉樹に比べて木質が柔らかく、軽量なのが特徴です。

  • 柔らかくて温かみのある肌触り
  • 足腰への負担が少ないため高齢者やお子様にも優しい
  • 断熱性・調湿性に優れ、四季を通じて快適な空間に
  • 和室や自然素材の家に調和する美しい木目と味わい深い色味

空気を包み込むような断熱性と、天然素材ならではの優しさが、日々の暮らしを思いやる快適な住空間を演出してくれます。さらに湿気を自然に調整する働きもあり、梅雨時にも重宝されます。

代表的な針葉樹フローリング材

杉(スギ)

柔らかく温かみのある質感。赤身と白太の色合いのコントラストが美しく、和モダンな空間にも映えます。反りを抑えるためには適切な加工と施工が重要です。

ヒノキ(桧)

香り高く、耐久性と抗菌性に優れる日本を代表する銘木。経年変化により飴色に変化し、味わいが増します。高級感と芳香を楽しめるのが魅力です。

パイン赤松・米松など)

ナチュラルでカジュアルな印象。素朴な木目と節が人気で、北欧風インテリアとも好相性です。米杉やアカシアなど輸入材の選択肢も増え、サンプルを手に取って比較検討する人が増えています。

栂(ツガ)

今は、もう幻の木となる寸前かもしれません。天然の希少価値の高い栂材です。年月を経るごとに赤っぽく艶が出て身が締まり風格が出ます。関西では最高級材です。

広葉樹との比較とデザインの幅

広葉樹では、重厚感あるウォールナット、高級感漂うマホガニーやチェスナット、繊細で明るいメープル、赤みがかった美しいチェリー、落ち着いた風合いのチークや栗など、豊かな色味と個性を持つ素材が揃います。フローリングだけでなく羽目板として使われることもあり、デザイン性の高い空間づくりに最適です。

これらの木材はアンティーク調のインテリアにもよく合い、年月を重ねることでより深い風合いが生まれます。

針葉樹フローリングのメリット

  • やわらかさとクッション性
  • 断熱性の高さ
  • 調湿作用による快適性
  • 国産材の選択肢が豊富
  • 床暖房との相性に優れた製品もあり

針葉樹のフローリングは、柔らかい踏み心地と自然な風合い、軽やかな印象で住空間に落ち着きと温かさを与えます。最近では床暖房対応の製品や塗装済み・オイル仕上げなど、選択肢も広がっています。

注意点と選び方

  • 傷がつきやすい → フェルトやラグの併用がおすすめ
  • 膨張や収縮に注意 → 経験豊富な施工会社を選ぶ
  • 拭き取りなど日常のメンテナンスをしやすく
  • 定期的な再塗装で美しさが蘇る

合板や集成材と違い、無垢材は「一枚一枚」が異なる表情を持つため、色味や節の出方も含めて施工前にサンプルを確認することをおすすめします。挽き板や複合フローリングといったタイプも選べば、幅広・広幅で高級感のある空間づくりにも対応可能です。

よくある質問(FAQ)

針葉樹の無垢フローリングはマンションでも使えますか?

はい、使用可能です。ただし、遮音性能が求められるため、「LL45」などの遮音等級に対応した製品や防音マットとの併用をおすすめします。挽き板タイプや複合構造の製品もおすすめです。

針葉樹は柔らかいと聞きましたが、耐久性は大丈夫ですか?

床材としての耐久性はありますが、重い家具や鋭利な物で傷がつきやすいため、フェルトやラグを併用するのが望ましいです。定期的な再塗装により、美しさも機能も蘇ります。

広葉樹と針葉樹、どちらを選べば良いでしょうか?

ナチュラルでやさしい雰囲気を求めるなら針葉樹、重厚感や耐傷性を重視するなら広葉樹がおすすめです。ウォールナットやマホガニー、チェスナットなど広葉樹は硬く高級感ある印象、杉や桧など針葉樹は素足で過ごす家庭的な温もりが魅力です。

まとめ|自然のぬくもりを暮らしに

針葉樹の無垢フローリングは、そのやわらかな質感と温もりで、住まいに心地よさをもたらしてくれます。素材そのものの魅力を活かした床材選びをすることで、長く快適に暮らせる住空間が実現します。

株式会社五感では、国産の杉・桧をはじめ、広幅・幅広タイプやウォールナット、アカシア、バーチ、メープル、チーク、栗、チェリーなど多彩な樹種の無垢・複合フローリング、さらには羽目板のご提案もしております。ぜひショールームで、素足で触れる本物の質感をご体感ください。


木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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南部本栗無垢フローリング1枚物の販売を開始しました。

投稿日:2023年09月15日
南部本栗無垢フローリング 上小節 オイル塗装

南部本栗無垢フローリングの1枚物を木魂サイトにてご案内しております。

今までの南部本栗無垢フローリングは、乱尺またはUNIタイプでしたが、これからは1枚物のみでご案内も可能です。
巾も幅広タイプの120mm巾と90mm巾をご用意しております。
グレード(等級)は、節の少ない上小節と少し節の入る小節になります。

ぜひ、国産広葉樹の無垢フローリングで1枚物をお探しの方はご検討いただければ幸いです。

南部本栗無垢フローリング 上小節 オイル塗装
南部本栗無垢フローリング 上小節 オイル塗装

 

南部本栗無垢フローリング 小節 無塗装
南部本栗無垢フローリング 小節 無塗装

 

南部本栗無垢フローリング 小節 オイル塗装
南部本栗無垢フローリング 小節 オイル塗装

 

南部本栗無垢フローリング 小節 無塗装
南部本栗無垢フローリング 小節 無塗装

 

南部本栗無垢フローリング
サイズ:1820x120または90x15mm
タイプ:1枚物
等級グレード:上小節または小節
塗装:無塗装、オイル塗装、ガラス塗装など対応可能

南部本栗フローリング施工例

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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南部本栗フローリングの90mmと120mmの1枚物・OPCを販売開始します

投稿日:2023年09月01日

南部本栗フローリングで1820mmの1枚物の加工が仕上がってきました。ブログでの先行告知になります。サイトへは、準備が整い次第にアップさせていただきます。

今までは、乱尺かUNI・ユニタイプのみでしたが1枚物のみで販売を開始します。巾は、90mmと120mmになります。少しだけ75mmのございます。南部本栗は、木目が明瞭なので幅広の1枚物は迫力があります。もちろん乱尺やUNIタイプほどの数量はできませんが、お早めにお声がけいただければある程度の数量には対応可能です。

東京新木場の無垢フローリングショールームゆらぎと国産フローリング専門のショールームにも常設展示いたします。広葉樹環孔材の幅広で1枚物をご検討中の方は、ぜひご予約の上でご来場ください。

 

南部本栗フローリング
サイズ:1820×120または90x15mm
タイプ:1枚物
等級:節あり・小節
塗装:無塗装・オイル塗装・ガラス塗装

価格はお問い合わせください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
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1平米当たり¥3,000円未満の安い無垢フローリング

投稿日:2023年04月21日

とにかく安い無垢フローリングが欲しいとおっしゃるお施主様もいらっしゃいます。

こちらでは、1平米当たり¥3,000未満の安い無垢フローリングをご紹介いたします。

『1平米当たり¥3,000円未満の安い無垢フローリング』については、通常販売しているJAS認定工場で製造したJAS製品ではございません。
いわゆるJAS規格外のB品になります。

JAS規格外のB品と言っても上手に活用していただければとってもお買い得かもしれません。
『1平米当たり¥3,000円未満の安い無垢フローリング』となれば合板フロアーとそんなに変わらない価格ではないでしょうか?
そもそも、A品の無垢フローリングでも杉材なら¥4,000くらいからございます。耐久年数などのランニングコストまで考えたら合板フロアーよりもかなり割安という事になります。

ちなみに桧無垢フローリングにもJAS規格外のB品なら『1平米当たり¥3,000円未満の安い無垢フローリング』のご用意はございます。

それでは『1平米当たり¥3,000円未満の安い無垢フローリング』とはどういうものなのかを説明してまいります。

JAS規格外のB品の例
・サネ欠け
・アオカビ
・虫穴
・曲がり
・ヤニ

杉(スギ)無垢フローリング激安アウトレット・JAS規格外B品
品番:ISB-05
サイズ:1920mmx108mmx15mm(長さx巾x厚)
等級:節有・埋木有り・白太と赤身が混じる源平です(JAS規格外品・B品)
乾燥:KD(人工乾燥材)
ケース入数:16枚入=3.32平米=約1坪
加工:四方サネ付・エンドマッチ加工・OPC1枚もの
塗装:無塗装(当社での自然オイルワックス塗装仕上げ不可・UVウレタン塗装仕上げ別途可能)
梱包:段ボール箱
工法:ボンド・釘(ビス)併用・直貼用ではございません。
特価:8,470円/ケース梱包(税込み)・7,700円/ケース梱包(税別) (=2,319円/税別平米単価)
杉(スギ)無垢フローリング激安アウトレット

桧(ヒノキ)無垢フローリング・JAS規格外B品
品番:AHB-08
サイズ:1920mmx80mmx15mm(長さx巾x厚)
等級:節有・埋木有り(JAS規格外品・B品)
乾燥:KD(人工乾燥材)
ケース入数:22枚入=3.38平米=約1坪
加工:四方サネ付・エンドマッチ加工・OPC1枚もの
塗装:無塗装(当社での自然オイルワックス塗装仕上げ不可・UVウレタン塗装仕上げ別途可能)
梱包:段ボール箱
工法:ボンド・釘(ビス)併用・直貼用ではございません。
特価:9,350円/ケース梱包(税込み)・8,500円/ケース梱包(税別) (=2,514円/税別平米単価)
桧(ヒノキ)無垢フローリング激安アウトレット

※別途、送料がかかります。
※無塗装品は、汚れ防止の観点からオスモやリボス、蜜蝋ワックス、
klumppなどの自然系クリヤー塗装仕上げを施してのご使用をお勧めします。
※価格は予告なく変更しますので都度お問い合わせください。
杉(スギ)フローリングの同材框や廻縁や巾木などの造作材もございます。
※杉(スギ)羽目板・パネル・腰壁材の激安商品もございます。
※杉(スギ)無垢フローリング激安商品以外でスギフローリング床暖房対応商品や幅広タイプもご用意がございます。
※色むらが気になる方は色の濃い着色塗装で仕上げてください。

以下がJASで示している無垢フローリングの基準になります。

無垢フローリングにおける材面の品質の基準は、次のとおりです。
こちらの基準からから外れると規格外B品の無垢フローリングという事になります。

節について
1 広葉樹を材料としたものにあっては、長径が 14㎜(他の材面に貫通した抜け節、腐れ節又は抜けやすい節にあっては5㎜、その他の抜け節、腐れ節又は抜けやすい節にあっては7㎜)以下であり、材長0.5m又は0.5m未満の端数につき、2個以下であること。ただし、長径が3㎜以下の生き節の数は算入しない。

2 針葉樹を材料としたもので根太張用にあっては長径が40㎜(抜けるおそれのない死節にあっては20㎜、抜け節、腐れ節又は抜けやすい節であって、透き間がなく、脱落又は陥没のおそれがないように補修したものについては25㎜)以下であり、材長2m又は2m未満の端数につき6個以下であること。ただし、長径が3㎜以下の生き節の数は算入しない。を超えるものにあっては長さ30㎜以下、3㎜以下のものにあっては長さ60㎜以下であること。

3 針葉樹を材料としたもので直張用にあっては 長径が40㎜(抜け節、腐れ節又は抜けやすい節であって、透き間がなく、脱落又は陥没のおそれがないように補修したものについては30㎜)以下であること。

入り皮、やにつぼ 入り皮、やにつぼ及びやにすじ
入り皮、やにつぼ又はやにすじの幅が、3㎜を超えるものにあっては長さ30㎜以下、3㎜以下のものにあっては長さ60㎜以下であること。

腐れ及びぜい心
ないこと。

変色
樹種固有の色沢に大きな変化がなく、醜くない程度のもの又は色沢の変化が局部的で、美観を損なわない程度のものであること。

丸身
ないこと

割れ
1 表面に塗装仕上げを施していないものの干割れ(サンダー等で容易に除去できる程度の割れをいう。以下同じ。)にあっては、目立たないものであること。
2 その他のものにあっては、ないこと。

虫穴
長径が2㎜以下であり、材長0.5m又は0.5m未満の端数につき1個以下であること。ただし、南方産広葉樹を材料としたものにあっては、醜くないものは算入しない。

木理の不整
なわ目、目切れ及び繊維の交錯の程度が軽いこと。

逆目ぼれ
1表面に塗装仕上げを施したものにあっては、ないこと。
2その他のものにあっては、ほれなどの程度が深くないもので、サンダー等で容易に除去できる程度のものであること。

削り残し
ないこと。

加工仕上げ及び塗装仕上げ
1表面に塗装仕上げを施したものにあっては、気泡、塗装むら等が目立たない状態であること。
2その他のものにあっては、かんな焼け、かんなまくら、刃こぼれあと等が目立たないこと。

たて継ぎ部の透き間及び数(たて継ぎしたものに限る。)
透き間が0.3㎜以下であり、材長0.3m又は0.3m未満の端数につき1個以下であること。

その他の欠点
軽微であること。

以上から外れたものがB品扱いになります。
B品の杉材にしても桧材にしても『1平米当たり¥3,500円未満の安い無垢フローリング』になったところで、香りと肌触りはA品と何ら変わりはありません。「使えないなぁ…」と言う人もいらっしゃいますが「こういう風なら喜ぶなぁ」と考えていただけるような方に当たれば嬉しいですね。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/