マンションに無垢フローリングを施工する方法 直貼り工法と二重床工法

投稿日:2021年10月10日

マンションに無垢フローリングを施工する際の注意点

  1. 3つの工法から選べる管理規約遮音等級L45対応マンション用無垢フローリング
  2. 遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング
  3. 遮音等級LL45挽き板合板直貼りフローリング
  4. 管理規約遮音等級LL40,LL45に対応するマンション用無垢フローリングマット「サウンドプルーフ2」
  5. あなたのマンションに無垢フローリングが使えるかな?二重床と直貼り工法
  6. マンションの直貼り工法は無垢フローリングを諦めなくてはいけないのか?

 

1.3つの工法から選べる管理規約遮音等級L45対応マンション用無垢フローリング

マンションのリフォーム、リノベーション工事に無垢を採用したいけど、どの無垢の床材が採用できるのか?なかなか分かりづらいと思います。そこで現在の計画を基にチャート方式で無垢が使えるかどうかをご検討いただけます。以下リンクよりお進みください。

マンション遮音等級LL45無垢フローリングチャート
マンション遮音等級LL45無垢フローリングチャート

 

マンションはコンクリートの塊ともいわれ、なんだか冷たいイメージがすると言われてきましたが、今や様々な方法や手段を用いて自然素材に囲まれた快適な住空間をリフォーム・リノベーションで実現することもできるようになってまいりました。

これまで、自然素材の住宅と言えば、例えば壁や天井には、ビニールの壁紙ではなく漆喰や珪藻土。腰壁には無垢材の羽目板を使ったり。中には竹小舞を下地に編んで土壁を塗りこむことで、各部のエッジを無くし軟らかい風合いの住空間に仕上げる方までいらっしゃいます。
もちろん、自然素材の床材といえば、無垢をご採用頂くお施主さまも増えてまいりました。
冷たいイメージが先行してしまうマンションだからこそ、自然素材の無垢床で夏はサラサラ、冬には冷たく感じる事のない生活に憧れを抱くお施主さまがたくさんいらっしゃいます。リノベーションは自由度が高いですが、フローリングだけの貼り換えリフォームとなると床材商品の厚みを気にしたり、床暖房が使える商品なのか?無垢材のフローリングなら自分のペースでワックスがけ等のメンテナンスも可能なのか?等々、例えば床材の商品を選ぶだけでもかなりの時間と労力が必要となります。上の図は、リフォーム、リノベーションを計画中の物件に自然素材の無垢フローリングが採用いただけるかを確認いただけるチャートになります。まずは、無垢材が使える可能性があるのか?無いのかをご検討いただければと思います。最終的には、マンション管理組合の管理規約に沿っての工事になることがほとんどです。マンションの管理組合に提出できる資料を取りそろえている遮音フローリングを選びましょう。

2.遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング

木魂防音無垢フローリングは、本物の無垢材を使用したフローリングで遮音性能L45・ΔLL(Ⅰ)-4相当のコンクリートスラブに接着剤で直貼りが可能な無垢フローリングです。残念ながら床暖房には対応しない商品ですが、本物の自然素材である無垢材の質感も足ざわりをご体感いただけます。沈み込みやフカフカ感が気になる方には、無垢材のショールームで実際に様々な商品を踏んでクッション性を確かめていただければと思います。無垢材なので反り、割れ、曲がり、伸縮、ヤニなどは必ず発生します。無垢材であろうが、挽き板であろうが、突き板であろうが施工方法を間違えると突き上げる可能性はございます。厚みは無垢材(15mm)+クッション防音材(11mm)で総厚み26mmになります。
樹種ラインナップは、ブラックチェリーブラックウォールナットシベリアンウォールナットシルキーメープルジャーマンメープルシベリアンバーチ北海道産ナライングリッシュオークヨーロピアンアッシュノーザンラーチアジアンチェスナットビルマチークインドネシアチーククリアンティークアンバーメープルカントリーバーチガルボオーク阿波桧伊予杉どんぐりの全20樹種、175タイプからお選びいただけます。銘木級の木材をラインナップしております。突き板フローリングやプリントフローリングなどの、同じような木目や風合いばかりではなく、本物の無垢材の表情を楽しむことができます。

マンション用遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング
マンション用遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング

木魂防音無垢フローリング施工画像

マンション遮音等級L45ブラックチェリー木魂防音無垢フローリング施工事例
マンション遮音等級L45ブラックチェリー木魂防音無垢フローリング施工事例
マンション遮音等級L45木魂防音杉無垢フローリング施工事例
マンション遮音等級L45木魂防音杉無垢フローリング施工事例
マンション遮音等級L45シベリアンウォールナット木魂防音無垢フローリング施工事例
マンション遮音等級L45シベリアンウォールナット木魂防音無垢フローリング施工事例

 

3.遮音等級LL45挽き板合板直貼りフローリング

遮音等級LL45挽き板合板直貼りフローリングは、LL45無垢材スラブ直貼りタイプの木魂防音無垢フローリングでは実現できなかった床暖房にも対応できる商品です。全てが無垢材ではございませんが表面の2mmに無垢材が貼ってあります。突き板フローリングでは実現できない、オイル塗装やSSGガラス塗装の含侵型塗料が施せますので、限りなく質感は無垢材の風合いに近い合板フローリングの商品と言えます。ウレタン塗装にも対応できます。コンクリートスラブに接着剤で直貼りする遮音挽板フローリングです。遮音等級LL45挽板合板直貼りフローリングは、以下の8樹種からお選びいただくことが可能です。ブラックチェリー、ブラックウォールナット、オーク、イタヤカエデ、チーク、パドック、ビーチ、バーチの銘木クラスの無垢でのラインナップとなります。挽き板材なので反り、割れ、曲がり、伸縮、ヤニなど出にくい仕様となっております。無垢材であろうが、挽き板であろうが、突き板であろうが施工方法を間違えると突き上げる可能性はございます。東京都江東区新木場のショールームでは、遮音等級LL45挽き板合板直貼りフローリングをご自身の足で様々な商品を踏み比べていただくことが可能です。特殊なクッションを採用している厚み12mmの遮音等級LL45挽き板フローリングです。コンクリートスラブ直貼り合板フローリングでクッションの沈み込みやフカフカ感が気になる方はぜひショールームへご来場ください。

マンション用遮音等級LL45挽板直貼りフローリング
マンション用遮音等級LL45挽板直貼りフローリング

 

遮音等級LL45挽き板合板直貼りフローリングの施工例画像

マンション用遮音等級LL45チーク挽板直貼りフローリング
マンション用遮音等級LL45床暖房対応チーク挽板直貼りフローリング
マンション用遮音等級LL45オーク挽板直貼りフローリング
マンション用遮音等級LL45床暖房対応オーク挽板直貼りフローリング
マンション用遮音等級LL45チーク挽板直貼りフローリング・SSGガラス塗装
マンション用遮音等級LL45床暖房対応チーク挽板直貼りフローリング・SSGガラス塗装

 

4.管理規約遮音等級LL40,LL45に対応するマンション用無垢フローリングマット「サウンドプルーフ2」

無垢フローリング15mmをマンション用無垢フローリングマット「サウンドプルーフ2」22㎜の上に施工することで、マンションの管理規約である遮音等級LL40、LL45をクリアーすることが可能な下地材です。床仕上げの厚みは15+22=37mmを想定しております。フローリングとマットが別なので、ブラックウォールナット、ブラックチェリー、オークなどたくさんの無垢の床材からお選びいただけます。踏んでみた質感や足触りは、フワフワせず一般的な直貼り商品とは全く異なります。こちらの遮音マットは床暖房も設置も可能です。遮音制振材に高比重ゴム、芯材に木質パーチクルボード、衝撃吸収材(支持脚)のクッション部には硬質ウレタンを使用しております。硬質の支持脚なので沈み込みはほとんど感じることなく、歩行感もフカフカしません。コンクリートスラブに直接置いていく工法となります。無垢材であろうが、挽き板であろうが、突き板であろうが施工方法を間違えると突き上げる可能性はございます。

マンション管理規約遮音等級LL45無垢材フローリング遮音マット
マンション管理規約遮音等級LL45無垢材フローリング遮音マット

 

マンション用無垢材フローリング遮音マット施工例アジアンチェスナット
マンション用無垢材フローリング遮音マット施工例床暖房対応アジアンチェスナット
マンション用無垢フローリング遮音マット施工例シルキーメープル
マンション用無垢フローリング遮音マット施工例床暖房対応シルキーメープル

 

5.あなたのマンションに無垢フローリングが使えるかな?二重床と直貼り工法

いかがでしたでしょうか?マンションでも自然素材を多用することで暖かい住空間にリフォーム、リノベーションできる可能性がございます。特に、床壁天井など光を大きく反射したり、常に人肌が当たる箇所に自然素材を採用することで日々過ごしやすい住空間になる可能性が高いです。例えば、天井には無垢の羽目板やパネリング、漆喰や珪藻土。壁には、腰壁に無垢の羽目板やパネリング、腰上には漆喰や珪藻土。床材には、もちろん無垢床材をそれぞれご採用いただくのはいかがでしょうか?マンションだからこそ実現できる住空間もあるはずです。

さて、一般的なコンクリートスラブに直貼り工法のマンションリフォーム・リノベーションにおいては、ほとんどの場合各マンション管理組合の管理規約で遮音等級が定められているはずです。二重床構造というものもございますが、それは後ほど説明しここではコンクリートスラブ直貼り工法についてお話いたします。管理規約には、遮音等級LL45やΔLL(Ⅰ)-4以上(ΔLLはデルタエルエルと読みます)の性能を持ち合わせているものを使用することと記載されていることが多いです。遮音等級のL値に関しては、数字が小さくなるほど遮音性能が上がります。管理規約で遮音等級LL40やΔLL(Ⅰ)-5などを求められる場合もございます。

しかし、遮音性能を持ち合わせる直貼り合板フロアーは、ほんの数種類の木目や色柄から選択することがほとんどです。最近の遮音合板フロアーはコンマ数ミリの突板どころか、プリント合板と言って銘木の木目画像が貼り付けられている銘木調の商品も多く見られます。それは素晴らしい写真技術であり、オークをはじめ、ウォールナット、チェリーなど様々な銘木の木目が素晴らしい色合、表情で再現されています。

また、表面に2.3㎜程度の銘木挽き板を貼り付けた複合合板フローリングも見受けられますが、そのほとんどの表面には造膜型塗料で塗装が施されています。これでは銘木のプリント合板フロアでも突き板合板フロアでも銘木挽き板複合合板フローリングでも足が触れている部分はどれとも造膜型の塗装で同じという事になります。造膜型塗料での塗装は、ホコリが付いたりキズ補修が困難だったりしますので無垢材らしさは皆無となるので注意が必要です。

ちなみに当社のマンション用遮音等級LL45対応の挽板直貼り合板フローリングには、無塗装品がございますので含侵型塗料の自然オイルワックスやSSGガラス塗装も塗装できますので無垢材の感覚を足裏で感じていただくことが可能です。また、造膜型のウレタン塗装を施しての出荷も可能です。もちろん床暖房にも対応しております。

では、マンションに無垢の床材を採用する際にはどのような点に注意しなくてはいけないのでしょうか?
ひとつはマンションの床下地構造です。マンションの床下地構造は、大きく分けて以下二種類の工法があります。
乾式二重床工法
直貼り工法

乾式二重床工法とは、防振ゴムの着いた支持脚で床パネル(パーティクルボード)を支える床仕上げ構造です。別名、置床システムともいわれます。
乾式二重床工法のメリットは、汎用性が高くコンクリートスラブの段差に合わせて施工が可能です。床下に配管スペースがあることから床表面はバリアフリー化しやすい。
デメリットとしては、床下の空間で太鼓現象が起きやすく、重量衝撃音(LH)に影響が出やすいのでLHの表記が必要。支持脚がスラブに固定されないと、床パネルの両端が浮きやすい。直貼り工法と比べると施工に専門知識が必要である。また、乾式二重床の施工には施工技術認定があり、専門の知識や技術を持った技術者が施工を推奨される。床施工に時間が掛かり費用もかさむ。

もう一つ、マンションにおける直貼り工法とは、その名の通りコンクリートスラブ面に直接床材を接着するスラブ直貼り工法です。木質系床材の場合は、裏面にスリットが入り、クッション状の遮音材が貼り付けられていることが多い。
メリットとしては、床材が薄いので室内の天井高が高くとれる。施工が容易である。二重床と比べると太鼓現象は心配しなくてよい。また、直貼り工法では重量衝撃音(LH)に悪影響が及ばないのでLH表記が不要。
デメリットとしては、一般的な管理規約である遮音等級L40・ΔLL(Ⅰ)-5やL45・ΔLL(Ⅰ)-4の合板フロアーは、そのクッション性から沈み込んだりフカフカして歩行感が良くないと言われている。下地のコンクリートスラブ面が平滑でなく不陸があった場合は、その不陸が仕上げ面に現れる。施工時間は二重床工法と比べるとコンクリートスラブ直貼り工法の方が早い。それほど特殊な技術は必要ないとされており施工時間は短縮される。

乾式二重床もコンクリートスラブ直貼り工法もメリットとデメリットはございます。どちらの場合でもマンションリフォーム・リノベーションの際には各マンションの管理規約に沿って床を改修していただければ問題は起こりません。

ただし、以下の場合は要注意です。
例えば、現状がコンクリートスラブ直貼り工法のマンションに乾式二重床を採用する場合です。基本的にコンクリートスラブ直貼り工法の物件に乾式二重床を採用することは非常に難しいです。もし、管理規約に遮音性能L45・ΔLL(Ⅰ)-4同等またはそれ以上の遮音性能を要するもの。とあれば注意してください。

お施主様が管理規約で指定されている遮音等級を持ち合わせた新品の遮音直貼り合板フロアーの踏み心地を確認すると、高い確率で「沈み込みやこのフカフカ感はどうにかならないものか…」と思うはずです。長年踏み続けられてきた既存の遮音直貼り合板フロアーよりも新品の方がより沈み込んだりフカフカしているので当然のことだと思います。沈み込みやフカフカ感が気になってマンションの床構造について色々と調べていくうちに、“乾式二重床は直貼りのような沈み込みやフカフカ感は無く、歩行感が良い”というところに行きつきます。そこで、直貼り工法をやめて乾式二重床に工法変更しよう!という事になる場合がります。その場合は、床が高くなるので現状よりは天井が近づくので天井高が低くなり多少の圧迫感があるけれど、配管スペースも取りやすいしバリアフリー化もしやすい。とここまでは「少し費用がかさむだけならまあいいか」のレベルかもしれません。

ただし、注意しなくてはいけない点があります。日本工業規格JIS A 1440に基づいた標準軽量衝撃音の測定方法として、直貼り工法のRCスラブ厚は120~210mm。それに対して乾式二重床のスラブ厚200mmとなっています。
また、乾式二重床の仕様は、コンクリートスラブから床仕上げ高さは120~150mmと定められています。

もし、リフォーム・リノベーションを計画している物件が直貼り工法でスラブ厚が150mmだったとします。そこに乾式二重床を採用するにあたっては以下の問題点があります。
・現状のコンクリートスラブ厚が150mmの物件に対して、コンクリートスラブ厚200mmで計測した乾式二重床では遮音性能が担保できない。
特に重量衝撃音(LH)については躯体そのものの性能が影響すると言われている。乾式二重床は重量衝撃音に影響が出やすい。

・乾式二重床の床仕上げ高さは120~150mmと規定さられてるのに対し、現場では基準高さ以下で施工されると性能が担保され無い。
直貼りの物件に規定通り120~150mmの乾式二重床を採用すると、天井高が低くなるためになるべく高さが低い支持脚を採用する場面をよく見かける。規定高さ以下で施工すると、床衝撃音低減性能はマイナス方向に働く。

乾式二重床の方が施工が困難で工事している感があるので、見ていて高性能な気もしなくも無いですが、一概にそうとは言えません。上記例の条件の場合は、乾式二重床を採用することで2つの要因から床衝撃音低減性能はマイナス方向に働く可能性が非常に高いという事が言えます。
万が一、リフォーム・リノベーション後に階下の方と騒音問題が勃発するとかなり不利な状況になるでしょう。だから、そう簡単にコンクリートスラブ直貼りの物件に乾式二重床が採用できると思わない方が無難だと思います。

マンションの床リフォーム・リノベーション時に置ける注意点
マンションの床リフォーム・リノベーション時に置ける注意点

なかには、コンクリートスラブ厚150mmで床高さを抑えた乾式二重床も存在するのかもしれませんが、コスト面で非常に割高になる事が容易に想像ができます。

だから、しっかりとマンション管理組合の管理規約に目を通し、日本産業規格JIS A 1440-1または日本産業規格JIS A 1440-2での計測方法に沿った工法でマンションのリフォーム、リノベーションを計画しましょう。マンション管理組合の管理規約にも様々あるようで、1階部分は遮音性能が不要な場合と一階でも遮音性能を求められる場合があるので事前にしっかりと管理規約を確認してください。もちろん二階以上は遮音性能がある床材を求められることがほとんどです。二階住居で一階が駐輪場など人の住まいでは無く、飛び跳ねる音が響いても問題ないように思える場合なども遮音性能は求められることは多いです。いずれにせよ管理組合さんの判断になるかと思います。

 

6.マンションの直貼り工法は無垢フローリングを諦めなくてはいけないのか?

マンションにおいても、無垢フローリングをご希望されるお施主様は少なくありません。二重床構造の場合、乾式二重床により床下地において遮音等級を確保することが可能です。一方で、直貼り工法を採用する場合には、使用するフローリング材そのものに遮音性能が求められ、遮音等級を満たす仕様の製品を選定する必要があります。続きを読む…

 

無垢フローリングショールームゆらぎでは、スラブ直貼り工法でマンション管理規約の遮音等級L45の無垢が使用できる商品をラインナップしております。
遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング遮音等級LL45挽き板直貼りフローリング遮音等級LL45無垢フローリング専用防音マットサウンドプルーフ2の3種類をご自身の足で踏んで無垢をご体感頂くことが可能です。マンションの管理規約に沿った遮音等級の無垢フローリングを選びましょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

FSCおよびPEFC / SGEC森林認証材のご案内

投稿日:2021年10月05日

無垢フローリング専門店木魂では、森林認証材を使用した無垢フローリングを取り扱っております。
FSC森林認証の無垢フローリングにつきましては、これまではブラックチェリーブラックウォールナットヒッコリーテーダを扱ってまいりました。この度、新しくFSC森林認証材の無垢フローリングの仲間が増えました。

それも国産材無垢フローリングです。栗駒ナラ(国産ナラ)南部本栗(国産クリ)陸奥本桜(国産サクラ)本欅(国産ケヤキ)、椚(クヌギ)の5樹種になります。

同じくPEFC / SGECの森林認証材としてお届けが可能なの無垢フローリングは、阿波桧百々桧伊予杉ザ・ストレートグレインダグラスファーどんぐりとなります。

森林認証材の無垢フローリングをご検討中の方はぜひお問い合わせください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

北海道産ナラ無垢フローリングのアウトレット・75mm巾、1枚もの、節有

投稿日:2021年09月25日
北海道産ナラフローリング節有75mm巾1枚物
北海道産ナラフローリング節有75mm巾1枚物
北海道産ナラフローリング節有75mm巾1枚物

在庫が少ししか有りません。無垢フローリングアウトレット商品です。アウトレットと言っても商品が悪い訳でもなんでもなく、生産量が少なくて通常のラインナップでのご紹介が難しいので売り切り御免です。

北海道産ナラフローリング75mm巾、1枚もの、節有です。なぜ、生産量が少なくてアウトレットになってしまうかと言いますと、広葉樹で1820mmの長さで75mm巾は狙ってもなかなか製材できません。90mm、120mm、150mm巾の1枚物を製材する過程で巾足らずの無垢フローリングが今回ご案内の北海道産ナラ無垢フローリング、節有、1枚物の75mm巾です。ナラ、タモ、クリなど広葉樹でも環孔材の無垢フローリングや板材は、なるべく木目をはっきり表現できるように幅を広く製材するように心がけております。しかし、全てが90mm巾以上で製材加工できるわけではなく、90mm以下の材料は、75mmや60mm巾のヘリンボーンになったりします。幅が狭い1枚物は、大きな節があったら持ち上げただけで曲がるような板になるので短く切ってヘリンボーンにすることがほとんどです。
今回ご案内の北海道産ナラ無垢フローリングは、非常に稀な商品となります。1820mmの75mm巾の1枚ものです。なかなか探しても見つかり難いと思います。

私は、1枚ものの幅が狭いフローリングは大好きです。マンションの廊下からリビング、そしてバルコニーへ続く直線の視界があれば最高だと思います。無垢フローリングの幅が狭いと木目が柾目中心になるのでシャープに見えますし、何と言っても1820mmは木目がつながっていますのでお部屋の奥行きが深く見えます。

幅が狭くて1枚ものの広葉樹無垢フローリングをご検討中の方は、ぜひお問い合わせください。1枚ものの他にも75mm巾の乱尺タイプもございますが、こちらはあまり珍しくない無いですね…とはいえ、見える床は1枚もの。クローゼットや寝室は乱尺と貼り分けていただくことでコストダウンにもつながります。

北海道産ナラ無垢フローリング 巾狭75mm 1枚もの
サイズ:1820x75x15mm
等級:節有
入り数:24枚
加工:本実加工・エンドマッチ付き
価格:9,430円/㎡

幅が狭い、1枚ものの広葉樹無垢フローリングをお探しの方は是非お問い合わせください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

2021年9月・樹種別無垢フローリング人気ランキング

投稿日:2021年09月01日

無垢フローリング専門店木魂における2021年9月・無垢フローリング人気ランキングです。

無垢フローリングの出荷量、お問い合わせ件数、サンプル請求数など様々な条件を基にランキングしています。

1位:シベリアンウォールナットフローリング

シベリアンウォールナットフローリング,広葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm
シベリアンウォールナットフローリング

シベリアンウォールナット無垢フローリングの原木は、ロシアで伐採された鬼胡桃(オニクルミ)になります。広葉樹で木質が堅いと思われがちなウォールナット(クルミ)ですが果実が硬いだけで木はあまり堅いとは言えずやわらかいです。木質は軟らかくぬくもりがあり、足あたり、肌触りが良いのと、オーク(楢)の様に黄変しないピンクとグレーが混じった独特な優しい色合いの心材がシベリアンウォールナットの人気のポイントの一つでしょう。様々なインテリアにマッチする色合いであることからリフォーム・リノベーションに設計士さんやカラーコーディネーターさんからも好評です。広葉樹木材として耐久性や強度が低いと言う訳では無く、弾力性を活かして銃床や農機具の柄などにも利用されます。無垢フローリングの価格についても1820mm・1枚物のラフグレード(節有・色むら有)は150mm・130mm・90mmともに買い得感が高く人気の無垢フローリングです。東京都江東区新木場の無垢フローリングショールームゆらぎにて常設展示しております。

 

2位:阿波桧フローリング

阿波桧フローリング,針葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm,森林認証材
阿波桧フローリング

国産針葉樹の代表格でもある阿波桧(ヒノキ)無垢フローリングです。木肌の表情は、明るく心材はややピンク色をした優しい色合いです。和室向きで価格が高いと思われがちな桧(ヒノキ)フローリングですが、節有グレードなら3,000円台からラインナップされています。新建材の合板フロアや突き板フロアでも少し高いものだと3,000円以上はするのでかなりリーズナブルではないでしょうか?自然オイル&ワックス塗装仕上げについても4,000円台で販売しているので子供部屋やベッドルームなど家の中でもサブ的な部屋などにも人気の無垢フローリングです。リビングは特に気に入った無垢フローリングとして、予算を抑えれるべき部屋は抑える事にしてみてはいかがでしょうか。節があることによって欠点やデメリットだけではなくメリットもたくさんあります。一つは、節が有っても無くてもヒノキの素適な心地よい香りは同じです。アロマオイルとしてもヒノキ(サイプレス)のナチュラルな香りは人気ですね。木肌はとても柔らかく温かみやぬくもりがあり、肌触りや足あたりも心地良いので、裸足、素足で生活する日本人の生活スタイルでは温もりを感じられ人気が高い無垢フローリングです。節があることで傷や凹みが目立ちません。本当に気楽に生活できます。桧風呂があるくらいに耐水性が高いことでも有です。パインフローリングも安価ではありますが、オイル塗装やウレタン塗装など素足や裸足で使える表面仕上げまでするとパインは杉や桧より割高になる事が多いです。コストパフォーマンスの高さ、檜の素適な香り、気楽な扱いで人気の桧(ヒノキ)無垢フローリングです。桧フローリングには、リフォーム・リノベーションに最適な12mm厚もご用意しております。内装壁用の桧(ヒノキ)羽目板もご用意しております。床暖房対応の阿波桧無垢フローリングについては、温水式床暖房での床暖房対応試験を行っております。

 

3位:木魂防音無垢フローリング

木魂防音無垢フローリング
木魂防音無垢フローリング

遮音等級LL45(ΔLL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当)の防音規定があるマンションのリノベーション・リフォームでも「木魂防音無垢フローリング」ならコンクリートスラブ直貼り無垢フローリングが使用できます。マンション防音規定 LL45対応、厚さ26mm(無垢フローリング15mm + 防音材11mm)の直貼り無垢フローリングです。様々な表面樹種をラインアップしております。針葉樹では、杉(スギ)、桧(ヒノキ)。広葉樹では、ブラックウォールナット、チーク、ブラックチェリー、オーク(楢)、メープル(カエデ)、バーチ(カバ)などの銘木をご用意しております。マンションの防音規定LL45に対応した『木魂防音無垢フローリング』は、フローリング総厚26mmで コンクリートスラブ 直貼り施工が可能。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3=LL-45(ΔLL(Ⅰ)-4 相当)をクリアした直貼り無垢フローリングになります。木魂のマンション用防音無垢フローリングは、総厚26mmで直貼り施工ができる無垢フローリングになります。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当=LL-45をクリアしております。床衝撃音レベル推定値(計算値)は、(財)建材試験センターの算出法に準拠したもので、床衝撃音レベル低減量試験結果をもとに、現場コンクリート床厚に試料を施工した場合の床衝撃音レベルを推定した物です。(第三者機関の財団法人の試験場にて計測実施)コンクリートの塊であるマンションだからこそ、無垢フローリングや漆喰などをはじめとした自然素材に包まれた内装材をお勧めいたします。

 

4位:ブラックウォールナットフローリング

ブラックウォールナットフローリング,床暖房,ウォールナット,ウォルナット,幅広,広葉樹,L45,森林認証材,落葉樹
ブラックウォールナットフローリング

色が濃い広葉樹無垢フローリングで一番人気は、ブラックウォールナットフローリングですね。広葉樹世界三大銘木の一つです。ウォールナットは、日本では胡桃(クルミ)の当たります。胡桃(クルミ)の実が硬いので木材も硬いと思われがちですが、広葉樹木材の中ではそれほど硬い木だという事は言えません。足当たりも良くぬくもりも感じられる無垢フローリングです。ブラックウォールナットに関しては、木肌が黒く節も黒いのが一つの特徴で、節有りの表情が好まれることが多いようです。桧やパインなどのように白地に赤の節ではないのでそれほど目立たなく、無垢っぽさを際立たせる要因の一つです。古来の様式建築から近代的なモダン建築まで重厚感をお求めのお施主様にはおすすめです。節が少なく重厚なイメージのカームグレードや節と色むらが入るナチュラルなラフグレードまでラインアップしております。最大幅200mmで長さ1820mmの1枚ものの日本最大級のブラックウォールナット無垢フローリングもございます。ぜひ、節の入り具合などは無垢フローリングショールームゆらぎでご確認いただければと思います。60mm~200mm巾までございますが基本的には、幅広は板目が多く、幅が狭い物は柾目が多くなります。床暖房対応品やマンション用遮音等級LL45対応のブラックウォールナット無垢フローリングもご用意しております。

 

5位:LL45挽き板直貼りフローリング

LL45挽き板フローリング
LL45挽き板フローリング

遮音等級L45対応(ΔLL(Ⅰ)-4 )で、マンションのリノベーション・リフォームでも表情豊かな無垢床材を使って床暖房にも対応します。厚さ12mm(挽き板2mm)の挽き板直貼りフローリングです。挽き板(ヒキ板)とは、スライスではなく、電動鋸(のこ)刃で製材した板です。のこくずが出る分、歩留まりの関係上コストアップになりますが、スライスでは難しい厚みのある材を生産することが出来ます。2mmの厚みを持たせることで、無垢フローリングと同等の味のある質感を出しています。きっと素人の方には断面を見てみないと無垢フローリングが挽き板なのか見分けがつかないと思います。また、無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、無垢材よりも木の反り、割れ、曲がり、収縮などの変形が極めて少ないと言えます。LL45挽き板フローリングの表面挽き板には、針葉樹の設定がございません。表面挽き板は広葉樹のみとなり、ブラックチェリー、ブラックウォールナット、オーク(楢)、イタヤカエデ(メープル)、チーク、ビーチ(ブナ)、バーチ(カバ)、パドックの8樹種の銘木となります。※どの樹種の無垢フローリングの塗装に関しましても、表面には天然の蜜蝋ワックス、自然オイル塗料、造膜型のウレタン塗料、メンテナンスが楽なガラス塗料など様々な塗料に対応いたします。ぜひお問い合わせください。また、無垢フローリングのメンテナンスについては、樹種ではなくそれぞれの表面仕上げによって異なりますので「無垢フローリングのメンテナンス」をご参照ください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

材木屋が語る無垢フローリングの選び方・全4回

投稿日:2021年08月30日

材木屋が語る無垢フローリングの選び方・全4回 を公開いたしました。
【第1回】無垢フローリングの特徴、合板との違い
【第2回】傷や凹みについて
【第3回】お手入れメンテナンスについて
【第4回】価格の決まり方について

 

コロナ禍、なかなかショールームへは行きにくいというお客様も増えてきました。
ショールームでご案内させていただいている一部をYouTubeで公開させていただきます。
まだまだ無垢フローリングについて語り切れていない部分の方が多いのですが、お施主様の有益な情報になれば幸いです。

こちらのページでも【無垢フローリング選び方】について詳しく紹介しております。

 

 

 

 

 

無垢フローリングショールームゆらぎのご予約はこちらから】 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/