無垢フローリングの価格設定方法・お施主様が見るべきポイント|後悔しないための「足踏み体験」のススメ

投稿日:2018年01月22日
無垢フローリングの踏み心地体験
無垢フローリングの踏み心地体験
無垢フローリングの踏み心地体験

無垢フローリングを検討する際に何を見て比べるべきか?
当然のことながら一番には、『自分たちが気にいったイメージの無垢フローリング』を選ぶという事が最優先として有ります。

やはりその次に気になるのは、価格だと思います。工務店さんや設計士さんからおおよその予算を伝えられることでしょう。

例えば、工務店さんや設計士さんから10,000円/㎡以内で床材を選んで来て下さいと指示されたとします。

そうすると、お施主様は単品で10,000円/㎡以下のものを探そうとすることが多いのですが、コレ間違えです。

まずは、自分の好みで選ばなくてはいけません。例えば、いくつもの無垢フローリングの中から“コレだ!”と思う物を見つけたとします。
その無垢フローリングの価格が15,000円/㎡だったとします。あぁ予算オーバーかぁ…と諦めそうになりますがここはまだ諦めるところではありません。

自分なりに間取り図で格付けします。格上な場所には一番気に入った無垢フローリングを格下の場所にはなるべく単価を抑えた無垢フローリングを採用する事で床材を予算内に収めれる事も多いのです。

例えば、リビングと玄関は一番気に入った物を寝室やクローゼットには単価を抑えた物をという感じで選びながら予算内に収める感じです。

この様にお部屋ごとに検討していこうとした場合は、無垢フローリングの価格がどの様に設定されていくのかを理解していた方がスムーズな商品選びに役立ちます。

この後に記載する「無垢フローリングの価格設定について」をご参照いただきながらご検討いただければと思います。

 

 

「無垢フローリングの価格設定について」

無垢フローリングは、おおよそどこのメーカーもおおよそ5つの条件から価格を設定しています。

①板幅の広さ
②節や色むらの有無
③塗装の有無と種類
④UNIまたは1枚物または乱尺
⑤樹種と産地

それぞれの条件を見ていきましょう。

 

①幅の広さ:

幅が広い板が必要となると大きな丸太が必要となります。
大きな丸太は樹齢が高く、丸太自体の価格も高価です。
以下の様な製材はほぼしませんがあくまでも一例です…

 

 

②節や色むらの有無:

節は、木の枝の付け根になります。木には必ず枝が生えています。枝の無いところ、節の無いところや色むらの無いところを選ぶと希少価値が高くなり高価になります。

当社では、3グレードに分ける事が多いです。
カーム:節や色むらがほぼ入らない
スムース:小さな節や若干の色むらがある
ラフ:節や色むらが入る自然な風ない

例)イングリッシュオークフローリング

カームグレード:節や色むらがほぼ入らない

スムースグレード:小さな節や若干の色むらがある

ラフグレード:節や色むらが入る自然な風ない

 

 

 

③塗装の有無と種類

無垢フローリングには、自然OIL&WAXや無塗装やウレタン塗装などがございます。
参照:無垢フローリングの塗装について
基本的に無塗装でのご利用はお勧めしておりません。最近では、ガラス塗料SSGの採用も増えてまいりました。それぞれの塗装でメンテナンス方法が異なるのでご確認ください。

樹種例)シベリアンウォールナットフローリング

・自然OIL&WAX:表面に膜を作らない自然な風合いの仕上り。
ツルツルペタペタせずに足触りもやさしい。

 

・無塗装:塗装下地とお考えください。

 

・ウレタン塗装:表面に膜を作る塗装。ピカピカでツルツルしている。
       塗料が剥がれだすと素人では補修ができない。

 

 

 

④UNIまたは1枚物または乱尺

長手方向(1820㎜など)にかまぼこ板の様な短い板を繋ぎ合わせた物をUNIタイプと呼びます。長手方向につなぎ合わせが無く1枚の板で作った物を1枚物と呼びます。針葉樹のほとんどが1枚物なのに対し広葉樹の1枚物は全体の10%以下でしか製造できません。その理由の一つとして
針葉樹は、人工林がほとんどなので人間が植林して木を真っ直ぐ育てています。
広葉樹は、自然更新がほとんどなので木が好きなように幹を伸ばしながら少し曲がって育ちます。
真っ直ぐ育った木でないと1枚物は取りにくいということです。

 

 

 

⑤樹種と産地

最後に樹種名と産地となります。同じ樹種でもブランド化している地域もあります。そのような場合は、少し割高になるかもしれません。

 

ウォールナット
ウォールナット

 

 

 

 

カラマツ ラーチ
カラマツ ラーチ

 

 

 

 

メープル
メープル

 

 

 

 

チーク
チーク

 

 

 

 

椈 ブナ
椈 ブナ

 

 

 

 

パイン
パイン

 

 

 

 

栂 ツガ
栂 ツガ

 

 

 

 

松 マツ
松 マツ

 

 

 

 

桧 ヒノキ
桧 ヒノキ

 

 

 

 

杉 スギ
杉 スギ

 

 

 

 

樺 バーチ
樺 バーチ

 

 

 

 

楢 ナラ
楢 ナラ

 

 

 

 

栗 クリ
栗 クリ

 

 

 

 

タモ アッシュ
タモ アッシュ

 

 

 

 

カラマツ ラーチ
カラマツ ラーチ

 

 

 

 

 

以上、5つの条件から無垢フローリングの価格は決まっていきます。
上記の事からブラックウォールナット(ヒノキ)の価格が高いや安いだの、樹種名で決めることは絶対にできません。

ちなみに無垢フローリング専門店木魂で扱う無垢フローリングで一番価格差がある樹種はヒノキフローリングになります。
㎡価格にすると3,000円台~60,000円台まで桧フローリングの中でも20倍もの価格差があるというのが現実です。

価格とは他に、木材の性質からご検討いただく場合は木材性質一覧表をご活用ください。

幅に対する木目の出かたや、1枚物やUNI、乱尺など長さに対する木目の伸びなどはショールームでご確認いただけます。
ぜひ、ご予約の上でご来場ください。

無垢フローリング選びのFAQ(よくある質問)

Q:無垢フローリングを選ぶ際、一番大切にすべきポイントは何ですか?

A:一番は、「自分たちが気に入ったイメージ(樹種や質感)」を最優先に選ぶことです。毎日直接肌に触れ、視覚に入る床材だからこそ、直感的な満足度が重要です。

Q:カットサンプルだけで決めても大丈夫ですか?

A:いいえ、おすすめしません。10cm角のサンプルで分かるのは色と手触りだけです。無垢材の本当の価値である「足裏への反発力」や「温かさ」は、実際に踏んでみないと判断できません。

Q:ショールームへ行くメリットは何ですか?

A:東京都心のショールームでは、実際に靴を脱いで広い面積を歩き回ることができます。サンプルでは絶対に分からない「広い面積での表情」を確認でき、30年後の後悔をなくせます。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングの長所と短所・メリットとデメリット|五感で感じる本物の魅力と経年変化

投稿日:2018年01月21日
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。

「無垢フローリングに憧れるけれど、メンテナンスや数年後の変化が不安…」 そんな悩みをお持ちではありませんか? 実は、事前にデメリットを知っておくことで、後悔しない床選びができます。

無垢フローリングの長所と短所・メリットとデメリットを徹底比較

■無垢フローリングの特徴

■無垢フローリングと挽板フローリングと合板フロアーとの違い

■無垢フローリングの経年変化における短所・デメリット

■無垢フローリングの長所・メリット

■五感を通して、人は繋がる

 

■無垢フローリングの特徴
無垢という言葉は、混ざりけの無いという意味です。
無垢フローリングというのは、合板やMDFなどを使用していない
木材を100%利用した床材ということになります。

■無垢フローリングと挽板フローリングと合板フロアーとの違い
突き板フローリングと挽き板フローリングと無垢フローリングの
それぞれの違いと特徴をご説明いたします。

3種類とも貼ってしまえばどれとも同じ様には見えます。
長年使うにあたりどの様な経年変化が現れるのでしょう。

 
「見た目は同じ?突き板と挽き板と無垢板フローリングの違い」

 

■無垢フローリングの経年変化における短所・デメリット
フローリングの原料となる木材は植物細胞で構成されています。
製品では細胞は生体としての活動はしておりませんが、
細胞の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンや
副生物であるさまざまな化合物(樹脂や色素など)・無機質の
物理化学的性質から室内環境と時間経過に伴う変化が生じます。
短所・デメリットとしては、以下の3つがあげられます。

1.反り・目地の透き・突き上げ
2.割れ
3.色の変化

1.反り・目地の透き・突き上げ
木材(無垢フローリング)は、空気中の水分を
吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材を内装に使用すると、この性質により室内の乾湿を緩和する
ことができます。(木材の調湿作用)
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、
反り・目地の透き・突上げなどがおきる場合があります。

※突き上げは、適切な施工によって防げる現象です。

2.割れ
フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、
一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、
これと同様の現象が生じる場合があります。

3.色の変化
木材は、時間の経過とともに紫外線などの作用によって
色が変化していきます。
細胞の主成分のうちセルロースとヘミセルロースに色はなく(白色)、
リグニンや副主成分が色を決めています。
このリグニンや副成分は光りや化学反応によって変化するため、
色の経年変化が生じます。
この色の経年変化は様々な室内環境要因により、大きな差が見られ、
使用状況によっては、 リグニン及び副成分の急激な化学変化により
灰白色の「脱色状態」に移行してしまう場合があります。

このように木質フローリングにおいて、上に述べたような経年変化は
自然現象として避けては通れないものであり、
お客様にはその点に十分ご理解頂きますようにお願い申し上げます。

 

■無垢フローリングの長所・メリット
よく言われるメリットとしては
調湿性・快適な肌触り・経年変化・香りなどでしょうか。

調湿性能については、マンション北側のお部屋をリフォームする際に
床は無垢フローリング、壁天井は漆喰、窓枠も無垢材を利用する事で
結露が少なくなったというお話も聞いたことがあります。
それほど無垢フローリングや漆喰などの自然素材は
人間にとって優しい空間を作り出してくれるのでしょう。

無垢フローリングの短所やデメリットはそのほとんどが
見た目に影響してくるものが多いです。
長所やメリットとしては人が五感で感じるものが多く
すぐに目の当りにするものではございません。

株式会社五感では、人間本来が持つ五感に訴えることにより、
より良い住空間を造り出そうと思い構想してきました。

五感と言えば視・聴・嗅・味・触の五つの感覚のことです。

人間にとって五感は生きていくうえで
無くてはならない感覚でとっても重要なものです。

自然素材である木材・無垢フローリングや漆喰などには
五感を満足させてくれる要素がたくさん含まれていると思います。

無垢フローリングが五感に及ぼす影響は5つあげられます。
1、視覚:無垢フローリングの表面には無数の凸凹があり、
 光の反射が目にやさしく映ります。

2、聴覚:木は高音・中音・低音をバランス良く吸収して
 程よい残響音を残してくれます。

3、臭覚:木の発散する香りは睡眠時のα波を増加して、
 疲労回復やストレスの緩和などのリフレッシュ効果を促進します。

4、触覚:一般に使われているフロアー材は触れた瞬間にヒャッとします。

5、味覚:おいしい食事は良い雰囲気造りから…

1、視覚:無垢フローリングの表面には無数の凸凹があり、
 光の反射が目にやさしく映ります。
ビニールクロスは光をまともに反射させ眩しい事もありますが、
無垢のフローリングや漆喰などは光を乱反射させることで
目に優しい光にし部屋の印象も良くなると実証されています。
また、無垢フローリングは経年変色で色艶が良くなるとも言われます。
経年での変色は、家具や楽器などでは、「経年美」とも言われます。
欧米でも時間を掛けて経年美を楽しむ習慣が古くからあります。
十数年ちょっとで貼り換える合板フロアーよりも
数十年かけて経年美を楽しんでみるのもいかがでしょうか?
更には、無垢フローリングは同じ樹種でも絶対に同じ木目は存在せず
必ずあなただけのオンリーワンの木目になります。
一見、不揃いな木目や色合いも古来から木と共に生活してきた
人間だからこそ落ち着きあるオンリーワンのインテリアに
なり得るのかも知れません。


ヒノキ              イタヤカエデ

2、聴覚:木は高音・中音・低音をバランス良く吸収して
 程よい残響音を残してくれます。
楽器に多く木が使われている理由の一つになります。
石井式リスニングルームのフローリングや壁材の木材の比重に
拘られる方もこの事からだと思います。
硬くて高比重の木材をお探しの方は木材性質一覧表をご利用ください。

  

3、臭覚:木の発散する香りは睡眠時のα波を増加して、
 疲労回復やストレスの緩和などのリフレッシュ効果を促進します。
無垢フローリングには、それぞれに発散する香りがあります。
その香りは、フィトンチッドといわれアロマテラピーの
精油などにも活用されています。
フィトンチッドとは、
緑にあふれた森林のなかに入って行くと爽やかな空気が広がります。
そしてしばらく歩いているとかすかな香りに気かつきます。
このいわゆる森林の香りの正体がフィトンチッドです。
これは森林の植物、主に樹木か作りだして発散する揮発性物質で、
主な成分はテルペン類です。
そして揮散している状態のテルペン類を
人間か浴びることを森林浴と言います。
森林浴もずいぶんと私たちの生活の中に定着してきたようです。
フィトンチッドはまさしく森林の精気です。

また、最近では無垢材を内装に用いた建物での夜間睡眠実験でも、
深い眠りが長く、浅い眠りが短くなり睡眠の質が
高いことが実証されています。

4、触覚:一般に使われているフロアー材は触れた瞬間にヒャッとします。
木材は、急激な温度変化から守ってくれます。
お鍋の柄の部分には木材が使用されることが多いですよね。
お鍋の中が沸騰しているにも拘らず柄は触ることが可能です。
これは木の柄が熱を伝えにくいからですね。
合板フロアーは、表面に造膜型の塗装が施され空気層が無く
ペタペタして冷たく感じます。
無垢フローリングは、表面にたくさん空気層を持っているため、
このヒャッとした感じはしません。
無垢フローリングは、使い込む程に表面は滑らかになり
足裏に馴染むような感覚が増してくるはずです。

5、味覚:おいしい食事は良い雰囲気造りから…
無垢材を内装に用いた建物は、
作業効率を高め疲労を回復する効果を持つ可能性を示唆されています。
マイナスイオンで満たされた気持ちの良い空間で食事をされたら、
きっと美味しくいただけると思います。

 

 

五感を通して、人は繋がる

 

そもそも五感とは

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を合わせて、五感という。
人間には感覚が五つあり、この五感が感覚のすべてである。
どのような認知、認識も、この五感のどれかを経なければ伝わらない。
話し言葉は聴覚から入り、書き言葉は視覚から入る。
その後に言葉として認識対象となるのである。

茶碗を見る。茶碗はまず視覚で見る。
茶碗を取り込む。茶碗の釉肌や、重さ、手取りは触覚で認識する。
傾けて茶を喫する。味覚と嗅覚に茶の味と香りが捉えられる。
茶碗の手取りが軽いか重いかはこのときの茶の味わいに微妙だが
確かな影響を与える。吸い口を指で拭うとき、
紬肌がとくに印象強く残り、後味の一部となる。

茶の味わいが、茶液の味覚と嗅覚だけで成り立つのなら、
ホーロー食器で喫しても同じ味だということになろう。
フランス料理の味が、食べ物の味覚と嗅覚と触覚(食感)だけで
成り立つならプラスティックの食器、怒声飛び交う室内で食しても
同じ味だということになろう。
喫する物、食する物に応じた器や場所、静寂を選ぶのは、
人間の旧い既知の営みである。

茶事はその究極の姿である。
茶事をしばしば「御茶一服」という。茶事の中核は、濃茶である。
一碗の濃茶を喫する心境を作るために、懐石を調え、
茶事という空間を調える。
露地・茶室の風情、床荘り、炭手前、懐石、中立などの周辺要素は、
その一期一会に向けて調和されるのである。

 

住まいにも五感の調和を取り入れてみたいものです。

無垢フローリングに関するよくある質問

Q. 無垢フローリングのメリット(長所)は何ですか?

A. 主なメリットは、室内の湿度を調整してくれる「調湿作用」、熱を伝えにくく冬でも冷たく感じにくい「快適な肌触り」、年月とともに色艶が深まり味わいが出る「経年美」、そして木の香り(フィトンチッド)による「リラックス効果」です。これらは人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)に良い影響を与え、快適な住空間を作ります。

Q. 無垢フローリングのデメリット(短所)は何ですか?

A. 主なデメリットは、自然素材であるために環境(湿度・温度)の影響を受けやすい点です。具体的には、湿度の吸収・放出に伴う木材の伸縮により「反り・目地の透き・突き上げ」が起きたり、過度な乾燥による「割れ(クラック)」、紫外線や酸化による「色の変化」が生じたりすることが挙げられます。

Q. 無垢フローリングの経年変化とはどのようなものですか?

A. 木材は紫外線や空気中の成分との反応により、時間の経過とともに色が変化します。これを単なる劣化ではなく、味わい深くなる「経年美」として楽しめるのが無垢材の大きな魅力です。また、使い込むほどに表面が滑らかになり、足裏に馴染むようになります。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

【プロが解説】無垢フローリングのオイル塗装とウレタン塗装の違い・選び方

投稿日:2012年05月30日
同じ無垢フローリングでも塗装でこれだけ違う

無垢フローリングのオイル塗装とウレタン塗装の違いを見てみましょう。

 

無垢フローリングの優しさや暖かさ風合いを求めるならオイル塗装で
ピカッと綺麗で塗膜が破れるまでは水にも強い!初めだけよければOKならウレタン塗装
ウレタン塗装って肌触りは合板フロアーとあまり変わらないのではないですかね?

 

無垢フローリング お手入れ・メンテナンス関連情報

 

無垢フローリングの塗装選びに関するFAQ

Q1. オイル塗装とウレタン塗装、それぞれの最大の特徴は何ですか?

A. 無垢フローリング本来の「優しさ」や「暖かさ」、「風合い」を求めるならオイル塗装が最大の特徴を発揮します。対してウレタン塗装は、表面を樹脂で覆うため「ピカッとした綺麗な見た目」になり、塗膜があるうちは水にも強いのが特徴です。

Q2. 無垢材ならではの質感を味わうには、どちらがおすすめですか?

A. 木の質感を楽しみたいのであれば、断然「オイル塗装」か「SSGガラス塗装」をおすすめいたします。ウレタン塗装は表面に厚い膜を作るため、どうしても手触りが「合板フローリングとあまり変わらない」感触になってしまいがちです。

Q3. ウレタン塗装は水に強いと聞きましたが、本当ですか?

A. はい、確かに塗膜が破れるまでは水に強いです。しかし、これは「初めだけよければOK」という見方もできます。経年変化で塗膜が劣化したり傷ついたりすると、そこから水が入り込み、補修も難しくなる点には注意が必要です。

Q4. どちらの塗装にするか、判断の基準はありますか?

A. 「無垢材の風合いと経年変化を長く愛したい」ならオイル塗装、「初期の輝きやメンテナンスフリー(一時的な)」を優先し、肌触りが合板に近くても構わないならウレタン塗装、という基準でご検討ください。

Q5. 専門家として、ウレタン塗装についてどう思われますか?

A. 決して悪いものではありませんが、せっかく無垢フローリングを選ばれるのであれば、合板のような手触りになってしまうのは少しもったいないと感じます。木そのものの温かみや心地よさを損なわない塗装を選んでいただければ幸いです。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
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