お客様の声が届きました 挽き板直貼りブラックウォールナットフローリング BHBW-07

投稿日:2020年11月05日
お客様の声 挽き板直貼りフローリング ブラックウォールナット 品番:BHBW-07
お客様の声 挽き板直貼りフローリング ブラックウォールナット 品番:BHBW-07

 

ご採用いただいた無垢フローリング
挽き板直貼りブラックウォールナットフローリング
品 番:BHBW-07

〇まずは率直な感想をお願いします。
仕上がりの質感、素足での感触がとても上質で気に入っています。
半年たちましたがオイルワックスに蜜蠟でのツヤが保たれていて
気に入っています。
マンションの為防音フローリングにしなくてはならず、
ふわふわな柔らかい感じが嫌だったのですが
他社と違い、そういうことも無く全く気になりません。

1、無垢フローリング専門店「木魂」ホームページについて
・集中して見てしまった ・参考になった ・とっつきにくい
(写真も見やすく、分りやすいです)

2、無垢フローリングショールームゆらぎについて
・参考になった
(質感、色見の違いは現物を見てよかったです。)

3、木材コンシェルジュ前田英樹について
・おもしろい ・話しやすい

4、他社と比較されましたか?
・Yes(大手メーカーの防音フローリングは見に行きました)

5、弊社で購入される決め手となったものは?
・商品の質  ・値段

 

 

BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング
BHBW-07 LL45ブラックウォールナット挽板フローリング

 

挽き板直貼りブラックウォールナットフローリング
品 番:BHBW-07
サイズ:909x150x12mm
節の量:スムース
タイプ:定尺
塗 装:自然OIL&WAX塗装
価 格:15,719円/平米(税込・送料)

※上記価格には、配送費は含まれておりません。
※価格は予告無く変更する場合がございます。

挽き板直貼りブラックウォールナットフローリングは、
無垢フローリングショールームゆらぎで常設展示しております。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

2020年下半期・樹種別無垢フローリング人気ランキング

投稿日:2020年11月01日

無垢フローリング専門店木魂における
2020年下半期・無垢フローリング人気ランキングです。

無垢フローリングの出荷量、お問い合わせ件数、サンプル請求数など
様々な条件を基にランキングしています。

 

1位:ブラックウォールナットフローリング

ブラックウォールナットフローリング,床暖房,ウォールナット,ウォルナット,幅広,広葉樹,L45,森林認証材,落葉樹

ブラックウォールナットフローリング

色が濃いフローリングで一番人気は、ブラックウォールナットフローリングですね。ブラックウォールナットに関しては、木肌が黒く節も黒いのが一つの特徴で、
節有りの表情が好まれることが多いようです。
桧やパインなどのように白地に赤の節ではないのでそれほど目立たなく、
無垢っぽさを際立たせる要因の一つです。
古来の様式建築から近代的なモダン建築まで
重厚感をお求めのお施主様にはおすすめです。
節が少なく重厚なイメージのカームグレードや節と色むらが入る
ナチュラルなラフグレードまでラインアップしております。
最大幅200mmで長さ1820mmの1枚ものの
日本最大級のブラックウォールナット無垢フローリングもございます。
ぜひ、節の入り具合などは無垢フローリングショールームで
ご確認いただければと思います。
60mm~200mm巾までございますが基本的には、幅広は板目が多く、
幅が狭い物は柾目が多くなります。

2位:木魂防音無垢フローリング

木魂防音無垢フローリング
木魂防音無垢フローリング

LL45(ΔLL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当)の防音規定がある
マンションのリノベーションやリフォームでも
「木魂防音無垢フローリング」ならコンクリートスラブ直貼り無垢フローリングが使用できます。マンション防音規定 LL45対応、厚さ26mm(無垢フローリング15mm + 防音材11mm)の直貼り無垢フローリングです。
マンションの防音規定LL45に対応した『木魂防音無垢フローリング』は、フローリング総厚26mmで コンクリートスラブ 直貼り施工が可能。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3=LL-45(ΔLL(Ⅰ)-4 相当)をクリアした直貼り無垢フローリングになります。木魂のマンション用防音無垢フローリングは、総厚26mmで直貼り施工ができる無垢フローリングになります。床衝撃音レベル測定結果としては、⊿LL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4 相当=LL-45をクリアしております。床衝撃音レベル推定値(計算値)は、(財)建材試験センターの算出法に準拠したもので、床衝撃音レベル低減量試験結果をもとに、現場コンクリート床厚に試料を施工した場合の床衝撃音レベルを推定した物です。(第三者機関の財団法人の試験場にて計測実施)

 

3位:LL45挽き板直貼りフローリング

LL45挽き板フローリング
LL45挽き板フローリング

遮音等級L45対応(ΔLL(Ⅰ)-4 )で、マンションのリノベーションやリフォームでも
表情豊かな無垢床材を使って床暖房にも対応します。
厚さ12mm(挽き板2mm)の挽き板直貼りフローリングです。
挽き板(ヒキ板)とは、スライスではなく、電動鋸(のこ)刃で製材した板です。
のこくずが出る分、歩留まりの関係上コストアップになりますが、
スライスでは難しい厚みのある材を生産することが出来ます。
2mmの厚みを持たせることで、
無垢フローリングと同等の味のある質感を出しています。
また、無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、
無垢材よりも木のソリ・収縮などの変形が極めて少ないと言えます。

※どの樹種の無垢フローリングの塗装に関しましても、
表面には天然の蜜蝋ワックス、自然オイル塗料、造膜型のウレタン塗料、
メンテナンスが楽なガラス塗料など様々な塗料に対応いたします。
ぜひお問い合わせください。
また、無垢フローリングのメンテナンスについては、
樹種ではなくそれぞれの表面仕上げによって異なりますので
無垢フローリングのメンテナンス」をご参照ください。

 

4位:シベリアンウォールナットフローリング

シベリアンウォールナットフローリング,広葉樹,銘木,1820mm,150mm,15mm
シベリアンウォールナットフローリング

広葉樹で木質が堅いと思われがちなウォールナット(クルミ)ですが
果実が硬いだけで木はあまり堅いとは言えずやわらかいです。
木質は軟らかく足あたり、肌触りが良いのと、オーク(楢)の様に黄変しない
ピンクとグレーが混じった独特な優しい色合いがシベリアンウォールナットの
人気のポイントの一つでしょう。
木材として耐久性や強度が低いと言う訳では無く、
弾力性を活かして銃床や農機具の柄などにも利用されます。
無垢フローリングの価格についても
1820mm・1枚物のラフグレード(節有・色むら有)は
150mm・130mm・90mmともに買い得感が高く人気の無垢フローリングです。

 

5位:どんぐりフローリング

どんぐりフローリング,椎,シイ,広葉樹,森林認証材,どんぐり,ドングリ
どんぐりフローリング

可愛いネーミングだけでも人気があるどんぐりフローリングですが、
もちろん他にも人気の訳はございます。
どんぐりフローリングの特徴は、
乱尺でありながら1820mmの長尺なフローリングがたくさん含まれるところです。
また、原木がかなり大径木なために木目が大らかで落ち着いた表情となっています。木材の性質的には、表面硬度が非常に高く硬くて丈夫です。
広葉樹の仲間ではめずらしく西日本で産出されます。
ほとんどの広葉樹フローリングが東北以北で伐採される中、
西日本産はとても希少です。西日本ご出身のお施主様にもご好評を得ております。
田舎や地元の木材を住宅に使用したいと願うお施主様も少なくはありません。
田舎や地元の国産無垢フローリングお探しの方は
都道府県産地別国産無垢フローリングと羽目板」を
ご参照いただければと思います。
どんぐりフローリングの風合いは、楢(ナラ)でもなく栗(クリ)でもなく
タモでもなくどんぐり独特です。
木目は、原木がかなり大きい為か木目がおおらかではっきりしていません。
また、どんぐりフローリングは長尺の物が多いので木目に伸びも出てきます。
お部屋に奥行き感を感じる事が出来ると思います。
カットサンプルではなかなか分かりませんので
ぜひ東京新木場の無垢フローリングショールームでご確認ください。

 

※どの樹種の無垢フローリングの塗装に関しましても、
表面には天然の蜜蝋ワックス、自然オイル塗料、造膜型のウレタン塗料、
メンテナンスが楽なガラス塗料など様々な塗料に対応いたします。
ぜひお問い合わせください。
また、無垢フローリングのメンテナンスについては、
樹種ではなくそれぞれの表面仕上げによって異なりますので
無垢フローリングのメンテナンス」をご参照ください。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

2020年11月1日より焼き杉板の価格を改定いたします。

投稿日:2020年10月29日
焼き杉板東京ショールーム

2020年11月1日より焼き杉板の価格を改定いたします。

 

※最新の焼杉板価格は、カテゴリー焼き杉板よりご確認ください。

 

東京都・新木場のショールームでは、
11種類の焼き杉板を展示しております。
それぞれ、焼き具合や研磨の程度が異なったり
塗装も多々ございます。
焼杉板をご検討の方はぜひ、ご予約の上ご来場ください。

 

焼き杉板東京ショールーム
焼き杉板東京ショールーム

関西以西ではよく見かけることのある焼き杉板ですが、
三重県より北ではほとんど街中で見ることはありません。

焼杉は、古の知恵が詰まった外壁や軒下の木材として
関西以西では住宅や蔵の外壁によく使用され雨風に耐えてきました。

焼杉の表面をバーナーで炭化させることにより
杉材に付く腐朽菌の増殖を抑えることができます。
炭化した表面層は腐りにくくなります。
同じ厚さの杉を外壁板張りで使用した際に、
炭化させた杉と炭化させていない杉では
どちらが長持ちするかは容易に想像ができます。

最近では、日本国内のみならず、ヨーロッパでも
杉材が炭化した際に現れる素晴らしい
テクスチャーデザインから焼き杉板が注目されてきています。

炭化した表情をそのまま素焼で使用したり、
炭を落として浮造りにしたり様々な色のオイルステイン塗料を
使用して好みの色に染色してみたりするのも楽しみです。

焼杉を外壁に使用する際には、皆折れ釘(カイオレクギ)を
使用する場面が多く見られました。
皆折れ釘は和釘の一種で職人さんが1本づつ鍛造します。
風雨にされされますので錆は出ますが、
非常に強度が高く、錆びて釘自体が太ることで
引き抜き強度を高めているともいわれています。
皆折れ釘が腐って使えなくなることも少ないことから
同じ現場で使用していた皆折れ釘を再度同じ現場で使用する
事も少なからずあります。

昨今では、外壁に焼杉板を固定する際には
ビスが使われることが多くなってきたような気がします。

焼杉板は、関西以北では知名度が低く、
まだまだ可能性が高い材木という事が言えそうです。

東京都江東区新木場の無垢フローリング専門店木魂-kodama-の
無垢フローリングショールームでは、たくさんの焼杉板を展示しております。

外壁材に焼き杉板をご検討中の方は、ぜひご予約の上でご来場ください。

 

焼き杉板 品番:YS1
杉板表面を焼いて炭化し、軽くブラシッグし少し炭が残る程度の仕上げ

 

焼き杉板 品番:YS2
杉板表面を炭化し、ブラッシングで炭を落とし手に付かない程度の仕上げ
焼き杉板YS2

 

焼き杉板 品番:YS3
炭化した焼杉板表面を軽くブラシッグしブラウン色の塗装仕上げ
焼き杉板YS3 焼き杉板YS3 焼き杉板YS3

 

焼き杉板 品番:YS4
炭化した焼杉板表面をブラッシングで炭を落とし明るい色の塗装仕上げ
焼き杉板YS4 焼き杉板YS4 焼き杉板YS4

 

焼き杉板 品番:YS5
炭化した焼杉板表面をブラッシングで炭を落としダーク色の塗装仕上げ
焼き杉板YS5 焼き杉板YS5 焼き杉板YS5

 

焼き杉板 品番:YS6
焼杉の素焼、焼きっぱなし。表面にしっかり炭が残っています
焼き杉板YS6 焼き杉板YS6 焼き杉板YS6

 

焼き杉板 品番:YS7
炭化した焼杉板表面を軽いブラッシングで炭を落とし紅色の塗装仕上げ
焼き杉板YS7 焼き杉板YS7 焼き杉板YS7

 

焼き杉板 品番:YS8
炭化した焼杉板表面を軽いブラッシングで炭を落とし黒色の塗装仕上げ
焼き杉板YS8 焼き杉板YS8 焼き杉板YS8

 

焼き杉板 品番:YS10
炭化した焼杉板表面の炭を落として黒い水性塗料を塗布したもの
焼き杉板YS10 焼き杉板YS10 焼き杉板YS10

 

焼き杉板 品番:YS11
焼杉板表面が素焼の状態で水性塗料を塗布したもの
焼き杉板YS11 焼き杉板YS11 焼き杉板YS11

 

焼き杉板 品番:YSグレー
※焼杉の特注色についてはご相談ください。
焼き杉板 YSグレー 焼き杉板 YSグレー 焼き杉板 YSグレー

 

 

 

 

焼き杉板のお問い合わせは以下いずれかよりお願いいたします。
お問い合わせフォーム
・メール:kodama@muku-flooring.jp
・電話:03-3522-4169

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングと断熱 無垢材は断熱材ではありません。

投稿日:2020年10月25日
ヒノキ電子顕微鏡

リフォーム、リノベーション時によくご質問をいただきます。

『無垢フローリングで床の断熱を施そうと思っています。』

無垢材を断熱材として使用することにはリスクがあります。本記事では、おすすめしない理由と、適した断熱材の選び方を解説します。

無垢材は見た目や手触りが魅力ですが、断熱材として使うには適していません。なぜなら…

冬期は床面が冷たいので床暖房を検討しましたが、機器のメンテナンスや寿命のことを考えて検討をやめました。
床暖房の使用については、何年くらいその物件で暮らすのか?
終の棲家にするのか?はたまた売りに出すのか?で採用するかしないかをしっかりご検討いただければと思います。サッシや断熱材の性能を上げた方が床暖房を採用するよりも都合が良い場面が多々ありますのでじっくり検討です。

なぜ無垢材は断熱材に向いていないのか

  • 熱伝導率が高くないが、厚みが必要
  • 価格が高くコストパフォーマンスが悪い
  • 断熱等性能等級に適合しない場合がある

ただの木材である無垢フローリングを床の断熱材代わりに使用することはあまりお勧めしておりません。
中には、分厚い30㎜の杉を使うのであたたかいとおっしゃる方もいらっしゃいますが
直接足に触れる部分は厚さに関係しませんし、12㎜や15㎜厚の無垢フローリングに床下断熱材を使用する方が断熱性能は良い方に振れるのではないかと思っています。
もしかして12㎜厚も必要が無く半分の6㎜厚の無垢フローリングに断熱材24㎜厚の方が30㎜厚の無垢フローリングよりも暖かく過ごせるのではないかと考えています。

無垢フローリングがあたたかいと感じるかどうかは熱伝導率の差がそのまま断熱性能の差になるわけです。
熱伝導率の数値が小さいほど熱が伝わりにくいこと意味します。
例えば、杉の熱伝導率は0.087W/(m・k)でコンクリートの熱伝導率は1.0W/(m・k)です。
杉の熱伝導率はコンクリートと比べると約12分の1になります。
それだけ熱を伝えにくいという事になります。
熱い鍋やフライパンの取っ手や柄が鉄だと直に握れませんが木製であれば素手でもつことができます。
この木材の性質は様々な場面で役立てられていて、外部ドアのドアノブ、ベンチの座面、アイロンの柄、ライフルの銃床なども熱伝導率の低さから木材が使われることがあります。

どうして木材の熱伝導率は低くなるのでしょう?
木材の比重は、樹種による差はほとんどなく約1.5g/cm3です。
これを木材の真比重と言います。
真比重に対して、木材を乾燥させた時の重さと同じ体積の水の重さを比べた値を気乾比重と呼んでいます。
一般的に木材の比重と言う場合は気乾比重を指しています。
空隙率が高く、空気が多く含まれるほど、その木の比重は小さくなります。
つまり軽い木ほど熱伝導率が低く、断熱性能が高いという事ができます。
金庫内部に桐材が使われているのは、熱伝導率が低く断熱性能が高いために金庫の貯蔵物が守られやすいということが要因でもあります。

木材を電子顕微鏡で見てみると、パイプ状の細胞の集合体であることがわかります。

イタヤカエデ電子顕微鏡
イタヤカエデ電子顕微鏡
ヒノキ電子顕微鏡
ヒノキ電子顕微鏡

このパイプの中が空気で満たされているので木材は熱伝導率が低いのです。
上記画像のイタヤカエデとヒノキの電子顕微鏡画像ではヒノキの方が隙間が多いのがわかります。
空気をたくさん含んでいるので温かみを感じるという事になります。
一般的に広葉樹が硬くて重く、針葉樹は軟らかくて軽いと言われています。
この事だけを聞いてみると、針葉樹は、熱伝導率が低く、断熱性能が高い。
逆に広葉樹は、熱伝導率が高く、断熱性能が低いと考えがちです。
しかし、軽くて柔らかいバルサや桐も広葉樹ですので一概には言えません。
詳しくは、木材性質一覧表をご参照いただければと思います。

少し話がそれてしまいましたが元に戻します。
例えば床厚を30㎜の厚さで収めなければいけない現場状況だとします。
ただの木材である、杉の床材30㎜を使用することで仕事は早く、「通常の合板フロアーの倍以上の厚みがあるんだ」と見た目安心感があります。
同じ現場で、12㎜の杉フローリングに18㎜の断熱材スタイロフォームを敷き込んだ場合はどちらが断熱性能が高くお部屋が暖かくなると思いますか?

もう少し思うところは、合板フロアー材でも杉の床材30㎜よりも暖かく快適に過ごせる可能性もあります。
合板フロアーにも様々な合板フロアー材があります。
よく言われるのは表面材の違いです。
1つ目は、昨今では一番多いかもしれません。
表面にプリントシートを合板フロアー材。
こうなれば合板を使う事は無く、ビニールシートを直接下地合板に貼ればいいのではないかと思ってしまうくらいです。

2番目に多いのは、突板(ツキイタ)を使用した合板フロアー材。
突板とは、木材を0.3~0.6㎜くらいに薄くスライスしたものです。
突板を合板フロアーに張り付けたもの。

3つ目は、挽き板フローリングです。
挽き板とは、2~6㎜程度の板を鋸で薄く挽いたものです。
挽き板を合板に張り付けたものが挽き板フローリングになります。

シートと突板を使用した合板フロアーは、表面にクリアー塗装を施さなければ商品として成り立ちません。
シートはそもそも写真のようなものですし、突板は薄いので造膜型の塗装ありきの合板フロアーリングです。
シートの合板フローリングも突板の訪販フローリングも人が触れる床材表面に木材の空洞は現れません。
木材として空気が納まるべきパイプが塗料で埋まっているもしくは写真なので存在すらしません。
これでは暖かみを感じる事すらできません。
しかし、挽き板フローリングに関しては、表面が2㎜以上ありますので無塗装やオイル塗装などでも使用することが可能です。
表面には、空気をためるためのパイプが存在しているのです。
挽き板合板フロアーと断熱材を使用することで30㎜厚の杉フローリングよりも
暖かく過ごすことができる可能性が十分あります。

どうしても合板でなく無垢フローリングの方が良いというお施主様には6㎜厚のヒノキ無垢フローリング「賃貸用無垢フローリングマット」の
ご用意もございます。
厚さ6㎜の為にクローゼットの扉がひっかって開かいない…なんてこともありません。

また、マンションなどで床仕上げ材の厚みを増すことで遮音性能を上げようと考えてもなかなか遮音性能を上げることにはなりませんので注意が必要です。

この点に関しては、また別場面でしっかり取り上げようと思いますが「子供が飛び跳ねたり走ったりする音がうるさい!」などが
階下からの住民からのクレームとして多いように思いますがドンドンという重い音は重量衝撃音と言ってLL値ではなくLH値で評価される音です。
ちなみに遮音等級LL45(遮音等級ΔLL(Ⅰ)-4 )は軽量衝撃音の基準でありドンドンという音とはLH50などは重量衝撃音の遮音等級となります。
重量衝撃音は建物構造上の問題であることが多いので仕上げ材をどうこうしようと思ってもなかなか遮音はできません。

物に触れた際にあたたかいと感じる感じ無いは熱伝導率の差によるものです。
熱伝導率が低いと人の持つ熱は奪われにくくなりあたたかいと感じます。

木材における熱伝導率の違いは比重によるものです。
比重が高いと硬くて重い。低いと軽くて柔らかい。

広葉樹だから、針葉樹だからと言ってあたたかいと感じるか感じないかは判断できない。

確かに素材による熱伝導率の差であたたかいと感じたり冷たく感じたりする場合もありますが、基本的に木材は木材であり、断熱材は断熱材。
木材が断熱材と同じ寸法で同じ性能が保たれるのであれば断熱材がこれほど建築業界に浸透することはありません。

 

無垢材は断熱材に使えないのですか?

無垢材はある程度の断熱性を持っていますが、断熱材としての性能は不十分です。厚みが必要になり、コストも高いため、一般的な断熱材の代用には適していません。

無垢材を断熱材として使うデメリットは何ですか?

断熱効果が限定的で、十分な性能を確保するには厚みが必要となり、施工性やコスト面で不利です。また、結露対策としても不十分な場合があります。

断熱材としておすすめの素材はありますか?

住宅用としては、グラスウール・セルロースファイバー・発泡ウレタンなどが代表的で、断熱性能・施工性・コストのバランスが取れています。

無垢材の適材適所とは?

断熱材ではなく、フローリングや壁・天井の仕上げ材として使用するのが一般的です。調湿性や肌触りの良さを活かすには、仕上げ材としての利用が最適です。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングに布団は敷いていい?カビ・傷対策を徹底解説

投稿日:2020年10月20日
無垢フローリングと布団とカビ

 

無垢フローリングと布団とカビ
無垢フローリングと布団とカビ

無垢フローリングをご採用頂くお客様でベッドではなく敷き布団で就寝される方から頂く質問に無垢フローリングと布団の相性は良いのか?と
質問されるることがあります。

無垢フローリングに布団を敷いて寝ることは普通にできます。
お施主様は何を気になされているかというと敷布団にカビが繁殖しないかという事を気にされている方がほとんどです。

無垢フローリングの上に布団を敷く際の注意点

1.無垢フローリングにカビが生える原因とは?

1-1原因① : 換気が不十分

カビが繁殖しやすい条件は以下となります。
・気温20~30度
・湿度70~80%
・ホコリや汚れなどの栄養分
6月から8月ころにかけて、湿度と気温が高く、無垢フローリングに付着した埃(ホコリ)や汚れがカビ菌の栄養分となり、カビが繁殖しやすい状況になりがちです。

風通しが悪く、掃除を怠っているお部屋の床面はカビにとっては絶好の繁殖ポイントになります。

1-2原因② : 無垢フローリングが湿度を吸収する無垢フローリングは、お部屋の湿気を吸放出する性質を持っています。

そのおかげで、無垢フローリングが施工されているお部屋はある程度の除湿効果が期待できます。
しかし、あまりにも湿度の高い状態が続くと、無垢フローリングが吸収できる水分が飽和状態になり、湿度の吸放出性能が落ちてしまいます。
そうすると、湿気が溜まりすぎてカビが発生するという事になります。

1-3原因③ : 無垢フローリングの上に直接布団が敷いてある

無垢フローリングに直で布団を敷くと湿気が溜まってカビが生えやすくなる傾向になります。

人間は、寝ている間にも汗をかきます。寝汗ですね。
寝汗は一晩にコップ一杯分(200ml)もかくと言われています。
その水分を布団が吸湿しているという事になるのでこれを聞いただけでも少し心配ですね。

布団が吸収した寝汗が溜まり、敷布団の下の無垢フローリングがその水分を吸い込んでしまう事により、無垢フローリングが湿気っぽくなり、カビが生えやすい状態になってしまいます。

特に布団を長い間敷きっぱなしの場合は、布団を上げたら敷布団裏面にカビがびっしりという状況も考えられます。

 

2.無垢フローリングのカビを予防する方法

2-1 風通しを良くして湿度を下げるカビは70%以上の高い湿度を好むので、お部屋に湿気がこもらないように工夫しましょう。

雨が降っていない日は窓を開け換気します。
窓を開けた状態でエアコンの送風機能、扇風機、サーキュレーターなどを使うと効果的です。
マンションやアパートは特に湿気がこもりやすいのでこまめに換気を行うようにしましょう。

2-2 こまめに掃除をする

埃(ホコリ)や汚れはカビの栄養分となる為にこまめに掃除を行いましょう。
無垢フローリングについては、無塗装やオイル塗装の表面は静電気が発生しないので埃(ホコリ)は吸着しません。
しっかりと窓を開け放ってお掃除しましょう。

2-3 寝具のお手入れをこまめに

布団が吸収した寝汗によってカビが繁殖する場合がある為、こまめに天日干しをしたり布団乾燥機を使用して布団に湿気が溜まらないようにしましょう。敷き布団も掛け布団も枕も同様です。

2-4 無垢フローリングと布団の間にすのこを敷く

無垢フローリングに直に布団を敷くと湿気がこもってしまいます。
無垢フローリングと布団の間にすのこを敷くことで隙間ができます。
空気層になるので湿気がこもり難くなりカビの発生を大幅に抑えることができます。
万年床は絶対にやめましょう。
布団と無垢フローリングの間に湿気が溜まりカビにとっては絶好の繁殖地帯になりえます。

2-5 毎日布団を上げる

カビを発生させないためには、カビが嫌がる環境を作る事です。
寝具(掛け布団、敷布団、シーツ、枕)から湿気を取り除きしっかり乾燥させることです。

 

とはいえ無垢フローリングに布団を敷くメリットもあります。

 

3.無垢フローリングに布団を敷くメリット

3-1 ベッドに比べてスペースを取らない
布団はベッドと比べて省スペースです。
使い終わったらたたんで収納できます。
その分、お寝室を広く使うことができます。

3-2 落ちる心配が無いので安全
寝相が悪くてもベッドほどの高さから落ちるという事はありません。

3-3 お掃除が楽
ベッドですと、下面やヘッドレスト裏あたりにどうしても埃(ホコリ)が溜まりなかなかきれいに掃除ができません。
布団は移動が簡単なので、お部屋の隅々まできれいに掃除ができます。

 

4.まとめ

無垢フローリングに敷き布団を敷いて就寝する場合は
湿気が溜まらないように工夫する。
天日に干すこと、または布団乾燥機を使用する。
日々の掃除を怠らないこと。
以上がポイントとなります。

 

 

よくある質問(Q&A)

無垢フローリングの上に布団を敷いても大丈夫ですか?

布団を直接敷いても構いませんが、湿気がこもりやすくカビの原因になることがあります。対策として、すのこや除湿シートを併用するのがおすすめです。

カビを防ぐにはどうすれば良いですか?

毎日の布団の上げ下ろしや、日中の換気・除湿が効果的です。また、布団の下にすのこを敷くことで通気性が向上し、湿気対策になります。

フローリングに布団を敷くと跡がつきませんか?

布団の下に硬めのマットやカーペットを敷くことで、床の凹みやキズを防ぐことができます。布団の移動や掃除の際も注意が必要です。

和の暮らしを無垢フローリングで再現できますか?

できます。無垢材の自然な温もりは、畳と同様に和の雰囲気に合います。布団の配置やインテリア次第で、和室のような快適空間を演出可能です。

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/