【15年の軌跡】無垢フローリングの経年変化とは?親子と共に歩む「床」の魅力

投稿日:2022年09月10日
無垢フローリングの経年変化と心地よさ
無垢フローリングの15年にわたる経年変化を比較した親子の写真。左側は幼児期、右側は15年後の成長した姿と飴色に変化した無垢材の床。
無垢フローリングの経年変化と心地よさ

とても嬉しい出来事です!
2011年に弊社ブラックウォールナットフローリング・品番:BW-25をご採用頂いたお施主様が、今回お引越しされて新築される住宅の無垢フローリングも再度ご検討いただけることになりました。

私がこの商売を始めたころは「無垢フローリングは長い年月使えるから、リピーターさんは期待できないかもなぁ…」となんとなく思っていましたが、そんな思いが覆りました!「木魂で購入したブラックウォールナットフローリングが良かったから、またお願いしようかなと思って」とおっしゃっていただき感無量です。

今度は、ブラックウォールナットフローリング以外でご検討いただけるとのこと。今後の打ち合わせがとても楽しみです!

 

ブラックウォールナットフローリング 品番:BW-25
ブラックウォールナットフローリング 品番:BW-25 施工例画像

無垢フローリングの経年変化の魅力とは

「家を建てるなら、やっぱり無垢の床がいい。でも、傷や色の変化は大丈夫かな?」と、不安に思っていませんか?

多くの建材が「新品の時が一番美しく、あとは劣化していく」のに対し、無垢フローリングは、年月を経るごとに美しさを増していく、稀有な素材です。

上の写真は、同じ家、同じ床で過ごした親子のある15年間の記録です。 幼かった息子が成長し、お母さんの背を追い越すまでの間、足元の無垢フローリングもしっかりと時を刻んできました。最初は明るく初々しかった木肌が、家族の歩みとともに深く、艶やかな「飴色」へと育っています。

この記事では、15年後の姿を見据えた無垢フローリングの真の魅力と、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。

無垢フローリングのメリット・デメリット

【メリット】年月を味方にする「一生モノ」の価値
経年美(エイジング)の愉しみ 最大の魅力は、時とともに深まる風合いです。光を浴び、人が歩くことで、木材に含まれる油分が表面ににじみ出し、ワックスを塗ったような自然な光沢が生まれます。
冬は暖かく、夏はさらりと 木の中に含まれる無数の空気が断熱材の役割を果たします。冬場のヒヤッとした感覚がなく、夏場も湿気を吸放湿してくれるため、一年中素足で過ごせる心地よさがあります。

「本物」だけが持つリラックス効果 天然木が放出する「フィトンチッド」という成分には、森林浴と同じようなリラックス効果があると言われています。

【デメリット】理解しておきたい「変化」と「手入れ」

傷や凹みは「思い出」になる 合板に比べて柔らかいため、物を落とすと凹みます。しかし、それも表面の単なる「剥がれ」ではなく、木そのものの削れなので、年月とともに馴染んで目立たなくなるのが特徴です。
季節による「隙間」や「反り」 木は施工後も呼吸を続けています。湿度の高い夏には膨らみ、乾燥する冬には収縮して隙間ができることがありますが、これは「木が生きている証」でもあります。

無垢フローリングを選ぶということは、単なる床材を選ぶことではありません。「家族と一緒に育っていくパートナー」を選ぶことでもあります。 傷も、色の変化も、すべてが家族の歴史。そんな住まいづくりを始めてみませんか。

無垢フローリング お手入れ・メンテナンス関連情報

 

家づくりやリフォームを検討する際、「次も絶対に無垢フローリングがいい」と断言するリピーターの方々が数多くいらっしゃいます。なぜ、これほどまでに無垢材は人を惹きつけるのでしょうか?

1. 無垢フローリングがリピートされる最大の理由

合板(複合)フローリングは新品時が最も美しく、時間が経つにつれて劣化していきます。しかし、無垢フローリングはその逆です。

「劣化」ではなく「深化」する経年変化

年月を重ねるごとに色艶が増し、深みを帯びていく様子は、まさに「木を育てる」感覚。この経年変化の美しさこそが、一度無垢材を味わった方が他の床材を選べなくなる最大の理由です。

素足で過ごしたくなる圧倒的な心地よさ

冬は冷たくならず、夏はサラッとしてベタつかない。天然の調湿作用と、木特有の熱伝導率の低さが、一年中素足で過ごせる快適な住環境を作り出します。

2. 実際にリピートされたお客様の声

「以前の家が無垢だったので、新しい家も迷わず無垢にしました」という声は珍しくありません。実際にリピートされた方々が価値を感じているポイントは以下の通りです。

  • 本物の質感:シート貼りの建材では決して味わえない、1枚ずつ異なる表情。
  • 修復のしやすさ:傷がついても、それが「味」として馴染んでいく安心感。
  • 癒やし効果:木の香りがもたらすリラックス効果。

3. 失敗しないリピート選びのためのポイント

リピートされる方の中には、「前回はパイン材だったから、今回はもう少し硬いナラ(オーク)にしたい」といった、経験に基づいたこだわりを持たれる方も多いです。

お部屋の用途や、家族構成の変化に合わせて最適な樹種を選ぶことで、次の20年、30年もより満足度の高い暮らしが実現します。

まとめ:無垢フローリングは「愛着」を育む床材

無垢フローリングは単なる床材ではなく、家族と共に成長し、思い出を刻んでいくパートナーのような存在です。「次もまた、この心地よさを」――。そう思わせてくれる力が、本物の木には宿っています。

無垢フローリング選びに迷われている方は、ぜひ一度その肌触りや経年変化の事例を実際ショールームで確かめてみてください。

 

東京都・新木場 無垢フローリングショールームゆらぎ

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

チーク・テクトナク属クマツヅラ科とは 学名:Tectona grandis

投稿日:2018年04月19日

チーク

チーク材は、家具材における世界三大銘木の一つとして
ウォールナット、マホガニーと共に世界的に有名。

辺材は黄白色、心材は金褐色〜濃い褐色で、しばしば濃色の縞模様をもつ。木理は交錯し肌目も粗いが、光沢と香気を有する。重硬で強靱なため加工性にやや難があるが、収縮が小さく狂いも少ない。耐朽性は極めて大きく、シロアリにも強い。

原産地はインド、ミャンマーで、古くから有用樹種として注目され、アジア各国において造林されてきたため、タイ、インドシナ、ジャワなど多く分布している。この地域に分布する熱帯林の豊かな生物多様性と、その価値は世界が認めるものであり、WWFの「グローバル200」、ユネスコの「生物圏保護区」、CIの「生物多様性ホットスポット」に指定されている保護価値の高い地域である。WRIの「Intact Forest」にも未開拓の森林が残っている地域として示されている。しかしながら、現在市場を流通するチークには、天然林から生産されたものと、人工林から生産されたものがあり、生産地の環境負荷を考慮する際は、区別して考える必要がある。

高級樹種として知られるチークは、造林適木としてその分布域を広げているものの、一方で天然木伐採も依然続いている。IUCNの「レッドリスト」ではフィリピン固有種のTectona philippinensisが「絶滅危機(EN B1+2abc)」と評価され、天然木の希少性が危惧されている。

違法伐採のリスクについては、各生産国の森林管理行政の状況によって差はあるが、様々なアクターによる癒着、汚職により、森林管理行政が阻害されているインドネシア、ミャンマーなどでは、そのリスクは限りなく高い。

東京までの輸送距離は直線距離で6,000kmを超え、近年は中国を経由した加工貿易が盛んなこともあり、それ以上と考えられる。耐朽性は「極大」。家具材、デッキ材、建具、船体など様々な用途に利用される。

引用:Fair Wood

ミャンマーチーク
学名:Tectona grandis
別名:ビルマチークなど
分類:テクトナク属クマツヅラ科
原産・分布:ミャンマー
用途:高級家具、建築材、床材、船舶材
色調:辺、心材の区別は明瞭。心材は独特の金褐色で、暗褐色の縞があり、時間の経過と共に暗色化していく。辺材は黄白色で油性に富む。肌目は材により精から粗まである。材面は蝋状の感触をもち、皮革のような独特の芳香がある。

 

ミャンマーチーク丸太・ビルマチーク丸太

 

 

ミャンマーチーク丸太・ビルマチーク丸太

 

ミャンマーチーク丸太・ビルマチーク丸太

 

ミャンマーチーク木肌・ビルマチーク木肌

 

ミャンマーチーク木肌・ビルマチーク木肌

 

ミャンマーチーク木肌・ビルマチーク木肌

 

ビルマチーク無垢フローリングのご案内

 

 

インドネシアチーク
学名:Tectona grandis
別名:ネシアチークなど
分類:テクトナク属クマツヅラ科
原産・分布:インドネシア、マレーシアなど
用途:高級家具、建築材、床材、船舶材
色調:辺、心材の区別は明瞭。心材は独特の金褐色で、暗褐色の縞があり、時間の経過と共に暗色化していく。辺材は黄白色で油性に富む。肌目は材により精から粗まである。材面は蝋状の感触をもち、皮革のような独特の芳香がある。
ミャンマーチークと比較すると色合いは若干明るい。

インドネシアチークの苗木

 

インドネシアチークの立木

 

インドネシアチークの丸太

 

インドネシアチークの丸太

 

インドネシアチークの木肌

 

インドネシアチークの木肌

 

インドネシアチークの木肌

 

インドネシアチーク無垢フローリングのご案内

Q. チーク無垢フローリングは、時間が経つとどのように変化しますか?

チーク材は「経年変化」が非常に美しい木材です。施工直後は色の濃淡が目立つこともありますが、時間が経つにつれて重厚感のある「金褐色(ゴールデンチーク)」へと変化していきます。この色の変化こそが、世界三大銘木の一つであるチークの最大の魅力です。

Q. チークに含まれる天然の「油分」にはどんな効果があるのですか?

チークには豊富な天然の良質な油分(木ロウ)が含まれています。これにより、使い込むほどに表面に自然な光沢が生まれ、しっとりとした肌触りを楽しむことができます。また、この油分があるおかげで、水に強く耐久性が非常に高いのも特徴です。

Q. 無垢材特有の「寸法安定性(反りや収縮)」についてはどうですか?

チークは、数ある無垢材の中でもトップクラスの寸法安定性を誇ります。かつて造船材として使われていたほど、乾燥後の狂いが少ない木材です。日本の四季のような湿度変化があっても、反りや隙間が生じにくいため、長く安心してお使いいただけます。

Q. メンテナンスは難しいのでしょうか?

いいえ、決して難しくありません。チーク自体が油分を蓄えているため、過度なワックスがけは不要です。日常的には乾拭きや掃除機がけで十分で、使い込むほどに天然のツヤが増していきます。「手間をかけずに長く美しさを保てる」のがチークの優れた点です。

Q. チーク無垢フローリングはどんなインテリアに合いますか?

チークの落ち着いた金褐色は、北欧スタイルからモダン、アンティークまで幅広いインテリアに調和します。特に年月を経たチークは、ヴィンテージ家具との相性も抜群です。流行に左右されない上質な空間を演出したい方に、自信を持っておすすめします。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングの長所と短所・メリットとデメリット|五感で感じる本物の魅力と経年変化

投稿日:2018年01月21日
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。
無垢フローリングのメリットとデメリットを比較して悩む女性。サンプルを手に取り、割れや反りなどの経年変化を検討している様子。

「無垢フローリングに憧れるけれど、メンテナンスや数年後の変化が不安…」 そんな悩みをお持ちではありませんか? 実は、事前にデメリットを知っておくことで、後悔しない床選びができます。

無垢フローリングの長所と短所・メリットとデメリットを徹底比較

■無垢フローリングの特徴

■無垢フローリングと挽板フローリングと合板フロアーとの違い

■無垢フローリングの経年変化における短所・デメリット

■無垢フローリングの長所・メリット

■五感を通して、人は繋がる

 

■無垢フローリングの特徴
無垢という言葉は、混ざりけの無いという意味です。
無垢フローリングというのは、合板やMDFなどを使用していない
木材を100%利用した床材ということになります。

■無垢フローリングと挽板フローリングと合板フロアーとの違い
突き板フローリングと挽き板フローリングと無垢フローリングの
それぞれの違いと特徴をご説明いたします。

3種類とも貼ってしまえばどれとも同じ様には見えます。
長年使うにあたりどの様な経年変化が現れるのでしょう。

 
「見た目は同じ?突き板と挽き板と無垢板フローリングの違い」

 

■無垢フローリングの経年変化における短所・デメリット
フローリングの原料となる木材は植物細胞で構成されています。
製品では細胞は生体としての活動はしておりませんが、
細胞の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンや
副生物であるさまざまな化合物(樹脂や色素など)・無機質の
物理化学的性質から室内環境と時間経過に伴う変化が生じます。
短所・デメリットとしては、以下の3つがあげられます。

1.反り・目地の透き・突き上げ
2.割れ
3.色の変化

1.反り・目地の透き・突き上げ
木材(無垢フローリング)は、空気中の水分を
吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材を内装に使用すると、この性質により室内の乾湿を緩和する
ことができます。(木材の調湿作用)
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、
反り・目地の透き・突上げなどがおきる場合があります。

※突き上げは、適切な施工によって防げる現象です。

2.割れ
フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、
一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、
これと同様の現象が生じる場合があります。

3.色の変化
木材は、時間の経過とともに紫外線などの作用によって
色が変化していきます。
細胞の主成分のうちセルロースとヘミセルロースに色はなく(白色)、
リグニンや副主成分が色を決めています。
このリグニンや副成分は光りや化学反応によって変化するため、
色の経年変化が生じます。
この色の経年変化は様々な室内環境要因により、大きな差が見られ、
使用状況によっては、 リグニン及び副成分の急激な化学変化により
灰白色の「脱色状態」に移行してしまう場合があります。

このように木質フローリングにおいて、上に述べたような経年変化は
自然現象として避けては通れないものであり、
お客様にはその点に十分ご理解頂きますようにお願い申し上げます。

 

■無垢フローリングの長所・メリット
よく言われるメリットとしては
調湿性・快適な肌触り・経年変化・香りなどでしょうか。

調湿性能については、マンション北側のお部屋をリフォームする際に
床は無垢フローリング、壁天井は漆喰、窓枠も無垢材を利用する事で
結露が少なくなったというお話も聞いたことがあります。
それほど無垢フローリングや漆喰などの自然素材は
人間にとって優しい空間を作り出してくれるのでしょう。

無垢フローリングの短所やデメリットはそのほとんどが
見た目に影響してくるものが多いです。
長所やメリットとしては人が五感で感じるものが多く
すぐに目の当りにするものではございません。

株式会社五感では、人間本来が持つ五感に訴えることにより、
より良い住空間を造り出そうと思い構想してきました。

五感と言えば視・聴・嗅・味・触の五つの感覚のことです。

人間にとって五感は生きていくうえで
無くてはならない感覚でとっても重要なものです。

自然素材である木材・無垢フローリングや漆喰などには
五感を満足させてくれる要素がたくさん含まれていると思います。

無垢フローリングが五感に及ぼす影響は5つあげられます。
1、視覚:無垢フローリングの表面には無数の凸凹があり、
 光の反射が目にやさしく映ります。

2、聴覚:木は高音・中音・低音をバランス良く吸収して
 程よい残響音を残してくれます。

3、臭覚:木の発散する香りは睡眠時のα波を増加して、
 疲労回復やストレスの緩和などのリフレッシュ効果を促進します。

4、触覚:一般に使われているフロアー材は触れた瞬間にヒャッとします。

5、味覚:おいしい食事は良い雰囲気造りから…

1、視覚:無垢フローリングの表面には無数の凸凹があり、
 光の反射が目にやさしく映ります。
ビニールクロスは光をまともに反射させ眩しい事もありますが、
無垢のフローリングや漆喰などは光を乱反射させることで
目に優しい光にし部屋の印象も良くなると実証されています。
また、無垢フローリングは経年変色で色艶が良くなるとも言われます。
経年での変色は、家具や楽器などでは、「経年美」とも言われます。
欧米でも時間を掛けて経年美を楽しむ習慣が古くからあります。
十数年ちょっとで貼り換える合板フロアーよりも
数十年かけて経年美を楽しんでみるのもいかがでしょうか?
更には、無垢フローリングは同じ樹種でも絶対に同じ木目は存在せず
必ずあなただけのオンリーワンの木目になります。
一見、不揃いな木目や色合いも古来から木と共に生活してきた
人間だからこそ落ち着きあるオンリーワンのインテリアに
なり得るのかも知れません。


ヒノキ              イタヤカエデ

2、聴覚:木は高音・中音・低音をバランス良く吸収して
 程よい残響音を残してくれます。
楽器に多く木が使われている理由の一つになります。
石井式リスニングルームのフローリングや壁材の木材の比重に
拘られる方もこの事からだと思います。
硬くて高比重の木材をお探しの方は木材性質一覧表をご利用ください。

  

3、臭覚:木の発散する香りは睡眠時のα波を増加して、
 疲労回復やストレスの緩和などのリフレッシュ効果を促進します。
無垢フローリングには、それぞれに発散する香りがあります。
その香りは、フィトンチッドといわれアロマテラピーの
精油などにも活用されています。
フィトンチッドとは、
緑にあふれた森林のなかに入って行くと爽やかな空気が広がります。
そしてしばらく歩いているとかすかな香りに気かつきます。
このいわゆる森林の香りの正体がフィトンチッドです。
これは森林の植物、主に樹木か作りだして発散する揮発性物質で、
主な成分はテルペン類です。
そして揮散している状態のテルペン類を
人間か浴びることを森林浴と言います。
森林浴もずいぶんと私たちの生活の中に定着してきたようです。
フィトンチッドはまさしく森林の精気です。

また、最近では無垢材を内装に用いた建物での夜間睡眠実験でも、
深い眠りが長く、浅い眠りが短くなり睡眠の質が
高いことが実証されています。

4、触覚:一般に使われているフロアー材は触れた瞬間にヒャッとします。
木材は、急激な温度変化から守ってくれます。
お鍋の柄の部分には木材が使用されることが多いですよね。
お鍋の中が沸騰しているにも拘らず柄は触ることが可能です。
これは木の柄が熱を伝えにくいからですね。
合板フロアーは、表面に造膜型の塗装が施され空気層が無く
ペタペタして冷たく感じます。
無垢フローリングは、表面にたくさん空気層を持っているため、
このヒャッとした感じはしません。
無垢フローリングは、使い込む程に表面は滑らかになり
足裏に馴染むような感覚が増してくるはずです。

5、味覚:おいしい食事は良い雰囲気造りから…
無垢材を内装に用いた建物は、
作業効率を高め疲労を回復する効果を持つ可能性を示唆されています。
マイナスイオンで満たされた気持ちの良い空間で食事をされたら、
きっと美味しくいただけると思います。

 

 

五感を通して、人は繋がる

 

そもそも五感とは

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を合わせて、五感という。
人間には感覚が五つあり、この五感が感覚のすべてである。
どのような認知、認識も、この五感のどれかを経なければ伝わらない。
話し言葉は聴覚から入り、書き言葉は視覚から入る。
その後に言葉として認識対象となるのである。

茶碗を見る。茶碗はまず視覚で見る。
茶碗を取り込む。茶碗の釉肌や、重さ、手取りは触覚で認識する。
傾けて茶を喫する。味覚と嗅覚に茶の味と香りが捉えられる。
茶碗の手取りが軽いか重いかはこのときの茶の味わいに微妙だが
確かな影響を与える。吸い口を指で拭うとき、
紬肌がとくに印象強く残り、後味の一部となる。

茶の味わいが、茶液の味覚と嗅覚だけで成り立つのなら、
ホーロー食器で喫しても同じ味だということになろう。
フランス料理の味が、食べ物の味覚と嗅覚と触覚(食感)だけで
成り立つならプラスティックの食器、怒声飛び交う室内で食しても
同じ味だということになろう。
喫する物、食する物に応じた器や場所、静寂を選ぶのは、
人間の旧い既知の営みである。

茶事はその究極の姿である。
茶事をしばしば「御茶一服」という。茶事の中核は、濃茶である。
一碗の濃茶を喫する心境を作るために、懐石を調え、
茶事という空間を調える。
露地・茶室の風情、床荘り、炭手前、懐石、中立などの周辺要素は、
その一期一会に向けて調和されるのである。

 

住まいにも五感の調和を取り入れてみたいものです。

無垢フローリングに関するよくある質問

Q. 無垢フローリングのメリット(長所)は何ですか?

A. 主なメリットは、室内の湿度を調整してくれる「調湿作用」、熱を伝えにくく冬でも冷たく感じにくい「快適な肌触り」、年月とともに色艶が深まり味わいが出る「経年美」、そして木の香り(フィトンチッド)による「リラックス効果」です。これらは人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)に良い影響を与え、快適な住空間を作ります。

Q. 無垢フローリングのデメリット(短所)は何ですか?

A. 主なデメリットは、自然素材であるために環境(湿度・温度)の影響を受けやすい点です。具体的には、湿度の吸収・放出に伴う木材の伸縮により「反り・目地の透き・突き上げ」が起きたり、過度な乾燥による「割れ(クラック)」、紫外線や酸化による「色の変化」が生じたりすることが挙げられます。

Q. 無垢フローリングの経年変化とはどのようなものですか?

A. 木材は紫外線や空気中の成分との反応により、時間の経過とともに色が変化します。これを単なる劣化ではなく、味わい深くなる「経年美」として楽しめるのが無垢材の大きな魅力です。また、使い込むほどに表面が滑らかになり、足裏に馴染むようになります。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

パインフローリングの経年変色について(飴色・黄変)|色味と風合いの変化を写真で解説

投稿日:2018年01月19日

パインフローリングは、明るい雰囲気で節が多い風合いは
いかにも無垢を使用した感じが出るので人気の無垢フローリングです。

明るいはずのパインフローリングが、
年月が経つたびに黄色く変色していく事を
夢いっぱいの住宅建築計画中に考える間もないかもしれません。

しかし、実際にはどの樹種の無垢材でも経年で変色します。
よく色が濃くなるとは耳にしますが、
最終的に木は白化して土に戻ります。
人間と樹木の寿命のサイクルが異なるのでズレは有りますが、
もちろん人間の目で見ての経年変化や経年変色がよく言われます。

さて、パインの経年による変色を見てみましょう。

画像の様に当初は、明るく清潔感のあるパインフローリングです。

 

施工直後と5年後の違い|実際の写真で比較

 

パインフローリングを無塗装やオイル塗装で5年ほど使用すると
以下の様に経年変化、変色(黄変)します。
日本では、「日に焼けて色艶が出て良くなった」と言われます。
でも、当初の計画ではパインの明るい色合いが好きで選んだはず…
これだけ変色するなら扉や巾木類も、もう少し考えておけばよかった…
と、思った方も多いはずです。

パインを黄変させないようにする工夫

欧米では、このパインフローリングの黄変を“あまり手入れをしていない床”だと捉える方もいらっしゃるようです。
では、欧米ではどの様な使われ方をしているのでしょうか?
欧米では、土足での生活が多く土が家の中に入ることも日本より多いと言われています。
そうすると床表面は多少白くなってしまいます。

その様な事を加味し、初めからパインフローリングを白く塗装します。
塗装と言ってもライやオイルを使用し黄変を防ぐ程度です。
ホワイトオイルは、含浸型で触った感じはクリアオイルと同じです。

また、クリアオイル塗装する事で木目や節はしっかりと映りますが
ホワイトオイルなどの塗装は、木目や節を少し目立ちにくくします。
この事でお部屋全体が明るく優しい感じに仕上がると言われます。

パインフローリングに限らず、オークや桧でも経年変化における変色を防ぐのにライやホワイトオイルを使用する方はたくさんいらっしゃいます。

イングリッシュオークフローリング(ホワイトオイル塗装5年後)

イングリッシュオークフローリング(ホワイトオイル塗装)

どの樹種にどのホワイトオイルが適しているのかは
それぞれ少し違うのでぜひお問い合わせください。

パインフローリングの経年変化変色についてのQ&Aまとめ

パイン材はどのように経年変化しますか?

施工直後は白っぽく柔らかい印象ですが、年数を重ねることで日焼けや酸化により飴色へと変色、黄変し、風合いが増していきます。

 

 

経年変化でパイン材は劣化しますか?

パイン材の経年変化は基本的に劣化ではなく、自然な色味の変化です。ただし、乾燥による収縮や傷みが出る場合もあるため、定期的なメンテナンスが推奨されます。

 

 

日当たりの良い場所とそうでない場所で経年変化に差は出ますか?

はい、日当たりの良い部分は日焼けにより色が濃くなる傾向があります。家具をどかすと色の差が出ることもありますが、時間とともに馴染んできます。

 

 

パイン材の経年変化を美しく保つには?

定期的な乾拭き、オイル塗布などのメンテナンスが有効です。また、紫外線を遮るカーテンの使用や、湿度調整も美しい経年変化には欠かせません。

 

無垢フローリング お手入れ・メンテナンス関連情報

 

Q1. パインフローリングは時間が経つとどのように色が変化しますか?

パイン材は、施工直後は白っぽく明るい清潔感のある印象ですが、年月が経つにつれて日焼けや酸化が進み、徐々に黄色味を帯びた「飴色」へと変化していきます。これは無垢材特有の自然な現象で、日本では古くから「色艶が出て味わい深くなった」とポジティブに捉えられてきました。

Q2. 5年後、10年後の変色はどの程度目立ちますか?

クリアオイル塗装で仕上げた場合、5年ほどで当初の明るさから落ち着いた黄変(おうへん)がはっきりと分かります。お部屋の明るさを維持したいと考えていた方にとっては、想像よりもオレンジ色が強く感じられる場合があるため、将来の変化を考慮した色選びが大切です。

Q3. パイン材の黄変(黄色くなること)を抑える方法はありますか?

欧米などでよく用いられる手法として、木目に馴染む「ホワイトオイル」を塗装する方法があります。含浸型のホワイトオイルを使用することで、パイン特有の黄変を和らげ、時間が経ってもお部屋の明るく優しい雰囲気を保つことが可能です。また、木目や節を少し目立ちにくくする効果もあります。

Q4. すでにクリア塗装した床の上からホワイトオイルを塗ることはできますか?

基本的には、現在使用されているフローリングの商品仕様や塗装状態によって対処方法が異なります。一度クリアオイルで仕上げた上から重ねる場合は、事前の確認が必要です。木魂では、ご購入いただいた品番等に合わせて最適なメンテナンス方法をご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

Q5. パイン以外の樹種でもホワイトオイルは有効ですか?

はい、有効です。パイン材だけでなく、オークや桧(ひのき)などの樹種でも、経年による色味の変化を抑えて白く美しい状態を長く楽しむために、ホワイトオイルやライ(白木仕上げ用剤)を使用される方は多くいらっしゃいます。樹種によって相性の良いオイルが異なりますので、専門家への確認をおすすめします。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

イングリッシュオーク無垢フローリングEO-06.18(ホワイトオイル塗装)-リノベーション5年後のinterview-横浜空間・9monthsさま

投稿日:2017年11月27日

横浜空間・9monthsさんのホームページで
イングリッシュオークフローリングを
ご採用いただいたお施主様の
リノベーション5年後のinterviewが紹介されています。

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装 (2)

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装 (3)

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装 (6)

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装-(1)

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装-(4)

イングリッシュオークフローリングEO-06ホワイトオイル塗装-(5)

イングリッシュオークフローリングEO-18ホワイトオイル塗装

イングリッシュオークフローリングEO-06
サイズ:1820x130x15mm
スタイル:ラフ
仕 様:1枚物
塗 装:無塗装(※ホワイトオイル塗装は別途)
入り数:7枚入/1.656平米
価 格:16,200円/ケース
㎡価格:9,783円/㎡
※上記価格には、配送費は含まれておりません。
※価格は予告無く変更する場合がございます。

オークフローリング
イングリッシュオークフローリング
イングリッシュオーク施工例
オークフローリング商品一覧
楢フローリング

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/