アメリカ木材小売販売大手のガナールランバーを見学に来ております。

アメリカ木材小売販売大手のガナールランバーを見学に来ております。
とっても広い敷地で引き込み線路までありました。
小さなビスから構造材やサッシまで販売されていますが木材の在庫量にはびっくりです。


10フィートの帯鋸は圧巻の大きさです。刃の長さは60フィート以上にもなったそうですよ。2002年まで実際に使用されていたそうです。92年間も稼働していたんですって。

役物は棚で丁寧に仕分けられていて、見やすい、選びやすい、買いやすいです。木材はドライブスルー方式です。それぞれQRコードで価格や材の特徴等もすぐに確認できるようになってました。

ダグラスファー C&BTR S4S

ダグラスファー 上小無節 3.65x140x38mm 4方モルダー

それにしてもなかなかの価格でした…

Ganahl Lumber

2600 Del Amo Blvd, Torrance, CA 90503 アメリカ合衆国

http://www.ganahllumber.com/

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カテゴリー: 木材

無垢フローリングからもVOCは放散されています。ホルムアルデヒドも放散されています。

無垢フローリングからもVOCは放散されています。もちろんホルムアルデヒドも放散されています。
木材から放散されるVOC類の特性について

ご存じない方はドキッとするかもしれませんが、本当の話なんですよ。かくいう私も、20年ほど前までは知りませんでした… 自然素材である無垢フローリングを使用していれば、VOCを心配することなくシックハウスを防げるのだ!となんとなく思っておりました。

確かに無垢フローリングは、合板複合フローリングと比較するとVOCの発生は低いのですが、合板複合フローリングだって以前と比べるとVOCの発生は抑えられているでしょう。

合板複合フローリングが悪いわけでもないですし、無垢フローリングが絶対に良いというわけでもなさそうです。
無垢フローリングでも樹種によって体が何らかの反応する方もいらっしゃうようですし、反応する樹種でも年月が経っていれば大丈夫なこともあるようです。

ある樹木の香りは、防虫防臭効果が高いという事で昔から重宝されていたり、別の木の粉末は蚊取り線香に練り込まれたりしています。虫が嫌がる匂いが入っているという事は、人間でも反応する人がいると思ってもいいのかもしれません。

木材は、いつまで経っても難しい。木材の事を全てを理解する事なんて到底無理だと思っております。
世の中知らないことばかりです…

 

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カテゴリー: 木材

木材における炭素固定化について。ところ変われば処分方法も様々です

2022年の夏にアメリカラスベガスで開催された全米剣道連盟サマーキャンプ剣道場床のミニチュアサンプル台を持ち込んで色々と調査しておりました。

調査は順調に完了し、ミニチュアサンプル台を解体処分しようとしておりました。
サンプル台の大きさは、日本から持ち込んだ杉と桧で作られており、サイズは4Mx1Mほどで、材積は0.2立米ほどでした。

日本国内では、産業廃棄物の処理となるとそこそこの金額が掛かりますので、アメリカではどうなるのだろう?内心はハラハラドキドキしておりました。

ところが、処分をお願いすると「木材については土に埋めるので無償です」と言われました。

へっ?埋めるんだ…

拍子抜けしました…
「日本では焼却したり、再生したりで処分費が掛かるんですよ」と伝えると、
「なぜCO2を出すようなことをするんだ?」と逆に質問されてしまいました。
確かにそう言われればそうかもしれませんね。

木材に炭素固定化するということで考えれば、燃やすよりも土に埋めるほうが二酸化炭素の炭素固定期間を少しでも長くできるなぁ…
燃やすよりも微生物による分解でゆっくりと二酸化炭素に戻す方が環境負荷は低いのか???

いろんな国でいろんな都合があるのでしょうから、何が一番良いのかは分かりません。でも、色んな考えを勉強できて良かったです。

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カテゴリー: 木材

令和4年度 第 2 回連携型輸出取組実施成果発表会にて発表しました

 

企業連携型木材製品輸出促進モデル・実証的な輸出取組について

第2回連携型輸出取組審査選定委員会(実施結果発表会)と 企業連携型木材製品輸出促進モデル・実証的な輸出取組実施成果報告会に行ってまいりました。

思いもよらず大好評でした。同じ取り組みを実施しておられる別グループの方からも「お宅のグループが一番面白かった」とお褒めの言葉をいただきました。また、発表会終了後には、たくさんの方と名刺交換させていただきました。

『杉大径木の高付加価値での有効活用について』はかなり好評でした。全国どこでも大径木を切り出すだけでも大変ですし、大切に育てられた大きな杉をチップ価格が高いからチップにするなんてもったいないどころの話ではないですよね。成長に年月がかかった分、手入れに手間がかかった分、伐り出しに手間がかかった分、運搬に手間がかかった分、製材や乾燥に手間がかかった分などそれらを含み、高付加価値木材として販売できる仕組みができればと思っています。

それには、その木の特徴を最大限に見出し、その特徴を捉え、最大限に活用できる場所や機会を見つけ、そこへ丁寧に説明することで高い満足度で有効活用していただく。これも木材流通業の大きな役割の一つではないのかな?と考えています。

ただ単に、剣道場床材や杉材を販売するのではなく、武道文化と林業文化の両方を織り交ぜ、『日本の文化』としてこれからも弾性剣道場床を世界に発信していこうと思います。

 

大きな松丸太

大きな丸太です。松丸太と言っても赤松と黒松があります。
黒松は最近では本州ではめったに見かけることがありませんね。赤松も名古屋城の建て替え計画から、赤松の巨木は名古屋近辺に集中しています。しばらくの間は大系松丸太は用立てることが難しいかもしれませんね。一般住宅に使う程度の松丸太は今のところは潤沢にあります。

赤松の丸太
赤松の丸太

 

黒松の丸太
黒松の丸太

 

黒松の丸太
黒松の丸太

「こんなに大きな丸太どこの何に使うんだろう?」と思うような松丸太がどんどん出荷されていきます。名古屋城は、こんな大きな丸太を使って再建されていくんだと思うととても楽しみです。当初、2020年東京オリンピックまでに再建されると聞いていたような気もしますが、気長に待ちたいと思います。私が生きているうちに再建されるのかな?この手の木の樹齢は200年以上でしょうからじっくり検討し素晴らしい名古屋城を再建していただきたいものです。

 

赤松無垢フローリングの原板
赤松無垢フローリングの原板

こちらは国産赤松無垢フローリングの原板です。しっかり天然乾燥させた後に、人工乾燥機に入れてフローリング加工を施します。