木材における炭素固定化について。ところ変われば処分方法も様々です

2022年の夏にアメリカラスベガスで開催された全米剣道連盟サマーキャンプ剣道場床のミニチュアサンプル台を持ち込んで色々と調査しておりました。

調査は順調に完了し、ミニチュアサンプル台を解体処分しようとしておりました。
サンプル台の大きさは、日本から持ち込んだ杉と桧で作られており、サイズは4Mx1Mほどで、材積は0.2立米ほどでした。

日本国内では、産業廃棄物の処理となるとそこそこの金額が掛かりますので、アメリカではどうなるのだろう?内心はハラハラドキドキしておりました。

ところが、処分をお願いすると「木材については土に埋めるので無償です」と言われました。

へっ?埋めるんだ…

拍子抜けしました…
「日本では焼却したり、再生したりで処分費が掛かるんですよ」と伝えると、
「なぜCO2を出すようなことをするんだ?」と逆に質問されてしまいました。
確かにそう言われればそうかもしれませんね。

木材に炭素固定化するということで考えれば、燃やすよりも土に埋めるほうが二酸化炭素の炭素固定期間を少しでも長くできるなぁ…
燃やすよりも微生物による分解でゆっくりと二酸化炭素に戻す方が環境負荷は低いのか???

いろんな国でいろんな都合があるのでしょうから、何が一番良いのかは分かりません。でも、色んな考えを勉強できて良かったです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)