焼き杉板のご案内(外装・外壁)

焼杉板・YS-03

東京都江東区新木場にある
無垢フローリングショールームゆらぎでは
関東地方ではあまり使われていない
国産の焼杉板の展示も行っております。

一言で焼き杉板と言っても焼き具合、
研磨の仕方、塗装などで表情は様々です。

焼き杉は、杉板表面を炭化させる事によって耐候性を高めたり
初期着火性を低くし耐火性能を高めたりする古の知恵です。
さらに炭化した木材は腐食や虫害にも強いと言われています。

この様な機能性の高さから関西以西では、
蔵や日本家屋の外壁によく見かけられます。
沿岸地域や京都などの内陸地域によって
仕上の好みが違うと言われます。
焼板でも様々なラインナップがある要因の一つです。
色が濃く使い込むほどに木目が際立つ焼杉は
非常に趣のある街並みを演出してくれます。

今でも、東日本ではあまり見られない焼杉板の外壁材ですが
深みのある黒い単色や独特の質感は、
何だか冷たい感じのするガルバリュウム鋼板や
無機質な窯業サイディングよりも温かみを感じられます。
焼杉は、素材感が際立つ外装材なので
現代住宅のシンプルな四角いフォルムにもよく似合います。

住宅の外壁にご採用いただく場合は、
建築地域や法令によりそれぞれ仕様が異なります。
弊社で最も外壁に採用された仕様は、
焼杉の下地にダイライトを採用された仕様です。
これはあくまでも一例に過ぎませんので
採用に当たっては設計担当の方と十分に協議してください。

住宅の外壁に使用する場合は、
メンテナンスについても少し気になります。
焼杉の経年変化を自然な風合いと捉えて頂けるのであれば
それほどメンテナンスは必要としません。
朽ちるまでお使いいただけます。

しかし、風雨でも構造材を守るべく外壁材の役割を
果たさなければ行けませんので十数年に一度くらいは
塗装や補修などのメンテナンスをする方が良いでしょう。

メンテナンスをするにしても手が届かない箇所を補修や塗装をするのに
足場を組んで作業するのは非常に面倒です。
よく見かける蔵の様に、壁上部は漆喰塗り、下部に焼杉を採用するなど
後々のメンテナンスの事も考慮しながら採用箇所をご検討ください。

下記商品の加工は、全て相じゃくり加工となっています。
また、焼杉板と同部材で出隅、入隅、目板などの
副資材も別注対応いたします。(要部材詳細図)

焼杉板 YS-6※
(※にはサイズ品番が入ります)
素焼き 無塗装 相ジャクリ加工

焼き杉板 素焼き  相ジャクリ加工
品番:YS-6※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~4000mm
幅 :165~225mm
厚さ:10または12mm
価格:2,363円~(税別・送料)

 

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焼杉板 YS-1※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板  ブラッシング  無塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-1※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~4000mm
幅 :165~225mm
厚さ:10または12mm
価格:2,363円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-2※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング 無塗装 相ジャクリ加工
品番:YS-2※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:3,239円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-3※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板  ブラッシング  着色塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-3※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~4000mm
幅 :165~225mm
厚さ:10または12mm
価格:3,150円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-4※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング 着色塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-4※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:3,932円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-5※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング 着色塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-5※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:3,932円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-7※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング 着色塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-7※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:4,752円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-8※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング 着色塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-8※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:4,752円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-9※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング強 無塗装  相ジャクリ加工
品番:YS-9※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:1965~3900mm
幅 :180mm
厚さ:10mm
価格:3,706円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-10※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 ブラッシング  水性塗装 相ジャクリ加工
品番:YS-10※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:3000~4000mm
幅 :165~225mm
厚さ:12mm
価格:3,939円~(税・送料別)

 

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焼杉板 YS-11※
(※にはサイズ品番が入ります)

焼き杉板 素焼き YS-6に水性塗料  相ジャクリ加工
品番:YS-11※ (※にはサイズ品番が入ります。下記サイズ表参照)
長さ:3000~4000mm
幅 :165~225mm
厚さ:12mm
価格:2,363円~(税・送料別)

 

※最新の焼杉板価格は、カテゴリー焼き杉板よりご確認ください。

 

※両面焼きも可能です

東京都江東区新木場で焼杉板をご確認いただけます。

中国で構造材利用可能に 国産のスギなど 高付加価値品の供給カギ

中国で構造材利用可能に 国産のスギなど 高付加価値品の供給カギ
中国で8月から日本のスギなどが住宅の柱や梁(はり)といった
構造材として使えるようになる。
中国の建築法規が改正され、日本の一般的な住宅の建て方である
「木造軸組工法」も認められた。
人口と富裕層が増える中国で木造住宅の需要を取り込める可能性が高まり、
国産材輸出が一段と伸びそうだ。
チャンスである。

投稿日:
カテゴリー: 木材

L字型廊下へのフローリング貼り方デザイン

無垢フローリングの見え方について注意すべきポイントがあります。
L字に曲がっている廊下角の貼り方については少し注意したいです。

フローリングを自分で選ぶには選んだけど、貼り上りが
こんなイメージでは無かったんだけど…となる事もある箇所です。

1尺x6尺(1820x303mm)の合板フロアーなら、L字型廊下フローリングの貼り方
その1・4のパターンを良く見かけます。
まぁしょうがないか。1’x6’の合板フロアだし…ともなりますね。
一部、合板フロアーでも1’x6’では無く雁行タイプは異なります。

      

      

無垢フローリングの場合はどうでしょう。
1~4までどの貼り方でも対応はできるのですが
一番美しく、耐久性があるのはやはり”その3”だと思います。

その2もスカッと綺麗に見えますね。
これは留め加工と言ってフローリングの木口を斜めに切って
擦り合わせながら施工していきます。
完成時はスカッとして綺麗に美しく見えますが、
フローリングの小口によっぽど手間と工夫を凝らさないと
時間経過とともに段差ができるかもしれません。

その3は、小口にエンドマッチ加工と言って
サネ(凹凸)が付いているのでりゃんこ貼りしても
キチリと納まりやすいです。
また、貼りあがりが「入」の字にいていることから
家に福が入ってくるようにという意味合いもあるそうです。
大工さんの心遣いが垣間見れる部分でもあるんですね。

L字型廊下の無垢フローリングの納まり
なら、見た目・意味合い・耐久性も合わせて
その3の納まりをお勧めします。


ちなみに地域などによって呼び方は変わるかもしれませんが
その3は、りゃんこ貼り
その2は、留め加工貼り
で大工さんには伝わるかと思います。

デザイナーさんや意匠設計の方には、
上記の絵をプリントして渡すかこちらのURLを連絡する
のが無難だと思われます。

無垢フローリングの隙間(すきま)やクリアランスなど

Q:無垢フローリングは隙間ができますか?

無垢フローリングのご採用を検討いただく中で
”無垢フローリングは隙間ができますよ”とは
無垢フローリングの施工に慣れていない
ハウスメーカーや建築会社からよく聞くセリフです。

程度にもよると思いますが隙間ができると
快適な生活が送れないのか?と思ってしまいます。

無垢フローリングに隙間ができたからと言って
温かさや優しい足触りが失われるわけではない。
耐久性だって落ちるとは思えない。

合板フロアーは夏はペタペタ、冬はとっても冷たい
足触りになります。
静電気によるフローリング表面へのホコリの吸着など
隙間はできにくいかもしれませんが
お部屋の快適性が保てるのかというとそうは思いません。

お施主様が、住宅計画の何処に重きを置くか
にもよると思いますが人間として”快適”に過ごせた方が
住宅としては良いものになるのではと思います。
デザインで”快適”にもあるかもしれませんが
なかなか少ないように思えます。

さて、無垢フローリングの隙間の話に戻ります。
おおよそのお施主様はご存知だと思うのですが、
無垢フローリングは巾に対して収縮があります。
理解はいるもののどのくらい収縮があるのが
気になる方は、以下のページをご参照ください。
無垢フローリングの収縮率について

無垢フローリングの収縮は、
巾方向の動きが長さ方向のおおよそ10倍だと言われています。
鉄道のレールや高速道路のつなぎ目とは逆方向ですね。
レールや道路のつなぎ目は、長い方向に隙間を設けます。
レールや道路が伸びた際、お互いにぶつかって
不具合が出ないようにするためです。

無垢フローリングは、巾方向に収縮が出ますので
巾方向に隙間(クリアランス)が無いとこんな風に盛り上がります。
おおよその原因は、無垢フローリングを施工する際に
隙間(クリアランス)を設けずに施工し、
梅雨時期から夏にかけて無垢フローリングが
空気中の水分を吸収し膨張し、力の逃げ場がなくなって
ボンドや釘も抜いて剥がして盛り上がってきます。
この現象は、“突き上げ”と言われています。

この突き上げ現象は、起こそうと思うと起こせる現象です。

※突き上げは、適切な施工によって防げる現象です。
では、どのようにして”突き上げ”を防ぐのか?

施工時に隣り合う無垢フローリング同士の間に
スペーサーを挟みながら、わざと隙間を空けて施工します。

この隙間があるのと無いのとでは大違いです。
スペーサーを使用せずに施工される大工さんもいらっしゃいます。
大工さんが大丈夫だと言っているのであれば大丈夫なのでしょう…
たまに”大丈夫”から”品物が悪い”に変化する事もあるのですが
くだらないので勘弁してほしいところです…

と、いう事で無垢フローリングは元々隙間を空けて施工するものなので
隣り合うフローリング同士の隙間が気になる方にはお勧めできません。
木質系床材で行くと合板フロアーをお勧めいたします。

ほとんどのお施主様が同じことを考えると思いますが
いかに安全で快適に過ごすにはどうすれば良いのか?
この考えを元に住宅資材もお選びいただければと思います。

 

 

 

キッチンや洗面・脱衣所にはウレタン塗装が適しているの?

Q:キッチンや洗面・脱衣所にはウレタン塗装が適しているの?

お施主様から良くいただくご質問の一つです。
ハウスメーカーさんや建築屋さんからも
水周りなどはウレタン塗装の方が良いですよと
薦められることもあるようです。

どちらかというと、
間取り的に水廻りは北側に設定されることが多いように思います。
キッチンも洗面所も暖かいイメージはあまりありませんね。
はっきり言って寒いことが多いのではないでしょうか?

無垢フローリングを検討する際に
温かみがあり、足触りが良いという理由で選ぶ方も多いはず。
寒いと分かっているお部屋で、冬は冷たいとわかっている
ウレタン塗装を選ぶなんて本末転倒です。

ウレタン塗装をお薦めする方の気持ちも分からない訳では無い。
ウレタン塗装なら、表面に造膜されているので
水弾きの輪染みや落ちた粉洗剤なども硬く絞った雑巾で拭き上げれば
そこそこ綺麗になります。

でも、ウレタンの膜に頼っていても、
十数年すると膜は確実に剥がれます。
ウレタン塗装は、剥がれだしたらとまりません。
ウレタン塗装が最高に綺麗なのは施工が終わった瞬間です。
後はどんどん塗装が剥がれてみすぼらしくなっていきます。
表面に膜を作っているので、
その上に重ね塗りというのは不可能なのです。
せっかく何十年も使う予定だった無垢フローリングが、
ウレタン塗装のせいで十数年しか使えないという事も実際にあります。

それでは、表面に膜を作らない、
含浸型のオイルやワックスはどうでしょう?
オイルやワックスは、ウレタン塗装ほど完璧な膜はできませんが、
無垢材表面の感触(足触り・手触り)が残っているので
夏はサラサラしていて冬は暖かいと言った感じです。

しかし、オイル塗装や蜜蝋ワックスは、手入れを怠っていると
輪染みや汚れは染み込んでいきます。
キッチンや洗面・脱衣所の手入れとなると、
半年に一度の蜜蝋ワックス塗布をお勧めしております。
その他、居間・廊下・寝室などは2,3年に1度の塗布となります。

なんだかオイル塗装も面倒だなぁ…と思われた方、
そうなんです。実際に蜜蝋ワックス塗布は時間もかかり面倒なのです。
革製品のバッグや靴などの様に
自分でワックスを塗布しながら良い色になるのを楽しむ。
と言うのも良いかもしれませんが、
住宅のフローリングとなるとかなりの面積になり大変です。

そうなるとオイル塗装の様な感触で、
ウレタン塗装の元気な時期の性能を
併せ持った無垢フローリングに最適な塗装は無いものか?
そんなに都合が良い塗装があればみんなそうしますよね。

それが発売されたのです。

それは液体ガラス塗料です。
無垢フローリングに塗った感じは、まさにオイル塗装の様な仕上がりで
中性性洗剤も使えるメンテナンス性の良さが液体ガラス塗料です。
数年前までは、嘘みたいな話でしたが現在はよく使われます。

ガラスと聞くと、なんだかテカテカして冷たいようなイメージがしますが、
全く逆で自然な風合いで、もちろん木の温かさも感じる事が出来ます。

日々のお掃除は、乾拭きや掃除機はもちろんOKです。
絞った雑巾で水拭きして頂いても大丈夫。
さらに頑固な汚れには、中性洗剤を薄めて雑巾掛けもOK。
現況の液体ガラス塗料に再塗布も可能です。
再塗布は5年に1度の頻度です。

なんとまぁよくできた塗料です。
価格的には、今のところオイル塗装よりも若干割高ですが
このまま増えていく事で使いやすい価格に下がって行くと思います。

無垢フローリングは、憧れるし大好きだけれど
”メンテナンスは嫌いじゃないけど共働きで時間がない。”
”もう歳なのでなるべくメンテナンスフリーに近いものが良い”
”水周りにウレタン塗装を薦められたけど冷たくて剥がれるのはヤダ”
こんなお施主様には液体ガラス塗装をお勧めします。

 

無垢フローリング材のお手入れ・メンテナンスについてのまとめ

>無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
ナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
杉無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
桧無垢フローリング お手入れ面メンテナンス