無垢フローリングのデメリット欠点

無垢フローリングのデメリット  それでもあなたは採用されますか?

住宅計画で内装材の床、壁、天井を検討する際に
今どきよく聞くのが無垢フローリングや漆喰などの自然素材です。

私も自宅で漆喰や無垢フローリングを使って生活しています。
今回は、無垢フローリングで30年以上生活してのデメリットをご紹介いたします。

それでもあなたは無垢フローリングを採用されますか?

無垢フローリングのデメリット欠点
無垢フローリングのデメリット欠点

無垢フローリングのデメリット

1.価格・コストが高い
2.同じ木は存在しないので品質が一定でない
3.メンテナンスやお手入れが大変
4.冬、乾燥時期に隙間が空く
5.傷が付きやすい
6.割れる
7.反る
8.水に弱い
9.ヤニが出る
10.床鳴りがする
11.臭い
12.変色する
13.こたつや電気カーペットが使えない
14.水こぼしや食べこぼしが気になる
15.塗装が剥がれる
16.表面にホコリが付着する
17.思ったより冷たい
18.マンションには採用し難い

巷で言われる無垢フローリングのデメリットも
よく似たようなことが言われているかと思います。

それでは、1つずつ考えていきましょう。

1.価格・コストが高い
何と比べて高かったのかという話にもなりますが、
実際に高価な無垢フローリングは存在します。
また、これも何に比べて?という事になりますが
施工費が高価だとも言われたりしますので、
価格・コストが高いという事は言えるでしょう。

2.同じ木は存在しないので品質が一定でない
無垢フローリングは、木材からできています。
生物であり人間と比べると小さな動きが有ります。
生物の中の人間の中の日本人でも性格が異なる人がたくさんいるように、
同じ木でも色んな性格、性質の木が存在します。
同じ木は存在しないので品質が一定でないと言えますね。

3.メンテナンスやお手入れが大変
何と比べて?ということになります。
最近一番多く出荷する無垢フローリングの仕上げはオイル塗装です。
他にもカンナ仕上げやウレタン塗装仕上げや液体ガラス塗装など様々です。
大変かどうかは人それぞれだと思うのですが、何れにせよメンテナンスは必要です。

4.冬、乾燥時期に隙間が空く
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
冬、乾燥時期は湿度が低いので水分は放出します。
フローリングの幅方向に縮みますので隙間ができます。

5.傷が付きやすい
これも何と比べてという事になりますが、
確かに杉や桧やパインなど柔らかい樹種は
傷が付きやすいと言えるでしょう。
一般的には、広葉樹には硬い樹種が多く
針葉樹には柔らかい樹種が多い問い合わせています。
広葉樹、針葉樹の代表的な樹種としては以下のような樹種です。
広葉樹 : メープル、ウォールナット、チーク、オーク、バーチ、サクラ
針葉樹 : ヒノキ、パイン、杉、カラマツ
必ずしも広葉樹が硬く針葉樹が軟らかいとは言えませんのでご注意ください。

6.割れる
フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、
一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、 日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、
これと同様の現象が生じる場合があります。

7.反る
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、
反りなどがおきる場合があります。

8.水に弱い
と言われてます。

9.ヤニが出る
桧や松や唐松などからはベタベタしたヤニが出てきます。
数年間もの間、湧き出てくることもあります。

10.床鳴りがする
歩いてみるとキコキコと床から音がすることが有ります。
お寺などである鴬張りなどでない限り気になりますね。

11.臭い
ドリアンなど臭いが強い果物がある様に
人によっては嫌な臭いの木材もあります。

12.変色する
結構色が変わります。
最終的には、どんな木でも白くなりたがります。
お寺の山門やウッドデッキなどで見られる
シルバーグレー色になりたがります。
それまでも濃くなったり薄くなって来たりとか
木と人間の生存期間の違いが有ったりするので
一概には言えませんが変色します。

13.こたつや電気カーペットが使えない
寒い冬は、こたつや電気カーペットを使いたいですね。
木材は、空気中の水分を吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、反り・目地の
透き・突上げなどがおきる場合があります。

14.水こぼしや食べこぼしが気になる
こぼしたら気になりますね。

15.塗装が剥がれる
確かに剥がれる塗装もあるので
部分的に剥がれるとチープな感じを受けますね。

16.表面にホコリが付着する
確かに表面にホコリが付着する無垢フローリングもあります。
フローリングが色合いが黒っぽい色ならホコリが目立ち不潔ですね。

17.思ったより冷たい
確かにヒヤッと冷たく感じる無垢フローリングもあります。
木材は、タイルやコンクリートに比べて熱伝導が低いと言われています。
木材はコンクリートと比べると熱伝導率は10分の1程度です。
温かく感じるはずの無垢フローリングがどうして冷たい?
自身の足で踏んで確かめてから採用した方が良いかもしれません。
カットサンプルでは物足りないかもしれません。

18.マンションには採用し難い
それぞれのマンションの管理規約には
防音規定(LL-45・ΔLL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4)などが定められています。
一般的に遮音性能を持ち合わせていない無垢フローリングは
マンションの床材に採用し難いと言われています。
無機質になりがちなマンションの内装を温かみのある部屋に木質化したい。

 

 

すぐに思いつくだけで18個もありました。
こんなにデメリットが有ると言われているのに
どうして無垢フローリングは無くならないんだろうか?
そして販売中止にならないのでしょう。

 

もう一度、無垢フローリングのデメリット
18項目を材木屋目線で考えてみます。

 

1.価格・コストが高い
何と比べて高かったのかという話にもなりますが、
実際に高価な無垢フローリングは存在します。
また、これも何に比べて?という事になりますが
施工費が高価だとも言われたりしますので、
価格・コストが高いという事は言えるでしょう。

例えば、合板フロアーと比較してみましょう。
面積のもよりますが
注文住宅で使用する合板フロアーの価格は4,000円/平米くらい。
施工費は、2,500円/平米くらいだとします

無垢フローリングの価格は、3,000~60,000円/平米
施工費は、5000円/平米くらいだとします。

【床材の材料費の目安】

どう考えても合板フロアーの方が安くつきます。
しかし、検討中の場所であと何年くらい過ごしたいのか、
どれくらい長く住み継がれていく住宅にしたいのかで
選ぶ床材がずいぶん変わってくるかと思います。

合板フロアーは、表面の塗装が持つのはせいぜい10年くらい。
無垢フローリングは、オイル塗装やカンナ仕上げなら
その何倍もの期間を綺麗に清潔に過ごすことが可能です。

詳しくは「無垢フローリングの費用について考える」をご参照ください。

 

2.同じ木は存在しないので品質が一定でない
無垢フローリングは、木材からできています。
生物であり日々の動きをみると人間よりも動きは小さく見えます。
生物の中の人間の中の日本人でも性格が異なる人がたくさんいるように、
同じ木でも色んな性格、性質の木が存在します。
全く同じ木目や色味は存在しないので品質が一定でないと言えますね。

どこまで求めるかにもよりますが本当に一定しないと思います。
同じ日に同じ場所で伐採した木材が同じ機械で加工できません。
そもそも多少なりとも樹齢は違うでしょう。元々原料が一定ではない。
そのような原料という事もあり同じように加工した同じ樹種名の
無垢フローリングでも色味の違い、節の有無や大小、
木目の入り方など全く同じものは存在しませんね。
これは挽き板複合フローリングにも言えると思います。
まぁまぁのところで妥協して頂くしかないのですが、
カットサンプルで比較するよりも1ケース(1畳分)くらい広げて
比較した方が無難だと思います。

同じ表情の物を作るとしたら、印刷には敵いません。
それを求めるのであればですが…

無垢フローリングは品質が一定でない
無垢フローリングは品質が一定でない

また、細かくして数多く混ぜれば混ぜるだけ安定はします。
食品と同じようなことが言えます。
木材を薄くしてボンドで何層も接着したり
木の粉と接着剤を混ぜて合板フロアーの基盤に使用します。
木なのかボンドの塊りなのかよく分かりません。

合板フロアーの断面
合板フロアーの断面
合板フロアーの断面
合板フロアーの断面

動きが有るものを止めようとすると不具合が出ます。
ある程度の動きが有るので調湿効果も期待できます。

 

 

3.メンテナンスやお手入れが大変
何と比べて?ということになります。
最近一番多く出荷する無垢フローリングの仕上げはオイル塗装です。
他にもカンナ仕上げやウレタン塗装仕上げや液体ガラス塗装など様々です。
大変かどうかは人それぞれだと思うのですが、何れにせよメンテナンスは必要です。

メンテナンスは、好きな人は大変ではない。
車やバイク、カバンや靴などのメンテナンスが好きな人は苦だとは思わない。
またハウスキーパーさんにしてもらう方もそれほど大変だとは思わないだろう。
どんなものを使ってもメンテナンスが嫌いな人は大変。好きな人はそうでもない。
磨いて艶を楽しめるような人だと大変だとは思わないはず。
あと、一気に家中の床を磨こうとする人も向いてないかも・・・
寝れない夜にチビチビと部分部分をワックスかけしましょう。

※参照 : 無垢フローリングのメンテナンス 

 

4.冬、乾燥時期に隙間が空く
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
冬、乾燥時期は湿度が低いので水分は放出します。
フローリングの幅方向に縮みますので隙間ができます。

無垢フローリングの隙間
無垢フローリングの隙間

10年ほど使用している桧の幅広フローリングです。
1枚の板幅は20センチあります。

隙間の大きさを計ると2ミリほど隙間ができています。
ゴミも入るほどの隙間です。
ウレタン塗装を施さなければ、ホコリやゴミは吸付きません。
掃除機やホウキで綺麗にお掃除できます。

この隙間は、梅雨時期や夏など湿気の多い時期になると縮みます。
木が湿気を吸って膨張するからです。
その時期に、再度撮影してみたいと思います。

隙間が気になる方は、フローリング幅が狭いものをお選びください。
例えば、上記の20センチの桧フローリングと同じ仕様で
幅が10センチの桧フローリングが有ったとします。
そのフローリングを同じ条件で使用していたとしたら
フローリング同士の隙間は2ミリだったと想定されます。

詳しくは「無垢フローリングの収縮率」をご参照ください。

 

5.傷が付きやすい
これも何と比べてという事になりますが、
確かに杉や桧やパインなど柔らかい樹種は
傷が付きやすいと言えるでしょう。
一般的には、広葉樹には硬い樹種が多く
針葉樹には柔らかい樹種が多い問い合わせています。
広葉樹、針葉樹の代表的な樹種としては以下のような樹種です。
広葉樹 : メープル、ウォールナット、チーク、オーク、バーチ、サクラ
針葉樹 : ヒノキ、パイン、杉、カラマツ
必ずしも広葉樹が硬く針葉樹が軟らかいとは言えませんのでご注意ください。

傷が付きやすいのが分かっているのであれば
節や色むらがたくさん入っているものを使用してみてはいかがでしょうか?

桧フローリング
桧フローリング

傷をつけるであろう住人はきっと子供たちの場合が多いと思います。
特に子供部屋やベッドルームには、桧フローリングの節有が気楽でいいです。
傷が着こうが凹もうが気が付きませんし、
足触りや香りの質感は節が有っても無くても変わりません。
また、節が有るという事で価格は非常に安価です。
間取りにもよりますでしょうが、適材適所でお選びいただければと思います。

あと、無垢フローリング表面は摩耗します。
表面が摩耗すると年輪に沿って凹凸が現れます。

無垢フローリングの摩耗
無垢フローリングの摩耗
無垢フローリングの摩耗

軽くて柔らかい樹種の方が摩耗しやすいと言えます。
スギフローリングを70年間使ってもこの程度の摩耗です。
ウレタン塗装が剥がれてみすぼらしくなるよりはよほど風合いがあります。

樹種ごとの硬さの確認は「木材性質一覧表」でご確認いただけます。

凹み傷の補修方法は以下のYouTube動画でご確認いただけます。

 

6.割れる
フローリングが水分を含み、その後乾燥した環境にさらされると、
一枚の材の内部で異常収縮が発生します。
これにより材に割れ目(クラック)が入る場合があります。
また、 日光の直射をはじめとする様々な室内環境要因により、
これと同様の現象が生じる場合があります。
エアコンやストーブなども要注意です。

割れちゃいますね。
このままどんどん割れが広がってきて、下地が見えてしまうのではないか?
と心配しなくても大丈夫です。

無垢フローリングの割れ
無垢フローリングの割れ
無垢フローリングの割れ
無垢フローリングの割れ

 

隣り合う無垢フローリングが固定されていれば
ひび割れが広がるほどに詰まっていくので表面の割れはそれほど大きくなりません。
施工要領書通りに施工していれば、
ひび割れから下地が見えるくらい割れが広がることはありません。

無垢フローリングの割れは広がらない
無垢フローリングの割れは広がらない

 

 

7.反る
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、
反りなどがおきる場合があります。

確かに反ります。
曲りに対して板面に湾曲を生じる事を反りと言います。
この反りは、無垢フローリング施工の際に押さえつけて施工しますので
貼りあがりは全く気が付かなくなります。

無垢フローリングカップ反り
無垢フローリングカップ反り

もう一つ反りが有って、カップといわれる幅反りです
幅に対してUの字を描くように反ります。
画像では、差し金やテーブルとの接地面を見ていただければ
Uの字に反っているのが確認できます。

施工してからも多少はカップになります。
施工要領書通りに施工すれば、カップもさほど気になり反りではありません。
合板フロアーや挽き板フローリングなどは
ほとんどカップにならないためにとても平滑な床に仕上がります。
無垢フローリングのカップもなるべく幅の狭い物を選ぶと防げます。
ある程度、カップになる事は無垢フローリングの存在感を感じられます。

 

8.水に弱い
と言われてます。

腐るという事を言いたいのだと思います。
木を腐らせる原因は腐朽菌という細菌。
この細菌は①温度、②酸素、③水分、④栄養分の
4条件がそろってはじめて繁殖します。
逆を言えば、これら4条件のうち、どれかが不足すれば腐らないということになります。
人が住む以上、①温度と②酸素を取り除くことはできません。
④栄養分は、木自体なのでこれも取り除く事はできません。
木を腐らせないようにするには、③水分をいかに考えるかが必要となります。
これら4条件の中で、③水分を抑制することが一番簡単にできる方法といえます。
しっかりと換気さえすれば木が腐るということはありえません。
表面に水滴が掛かって気が付かないで放置するくらいでは木は腐りません。

絞った雑巾での水拭きは全く大丈夫です。
下の画像は70年使用した無垢フローリングを水拭きしました。

無垢フローリングの汚れ 水拭き

黒いのはほぼ汚れです。
反対側の板は洗剤も使用せずにただの水拭きしただけです。
程度にもよりますが水拭きだけでもかなりきれいになります。
日々雑巾掛けを続けるとピカッと光り廻りの風景が映り込むことにもなりますが
なかなかそこまで磨き上げるのは大変です。
たまに蜜蝋ワックスなどで手入れするのが無難です。

詳しくは「無垢フローリングのお手入れ方法」をご参照ください。

 

 

9.ヤニが出る
桧や松や唐松などからはベタベタしたヤニが出てきます。
数年に亘ってヤニが湧き出てくることもあります。

小さい水滴のような物がヤニです。
ちなみにこの無垢フローリングの樹種は唐松です。

無垢フローリングのヤニ
無垢フローリングのヤニ
無垢フローリングのヤニ
無垢フローリングのヤニ

住宅内で生活しているうちにヤニは伸ばされて気になる事はあまりありませんが、
家具を移動した際など日々足で踏んでいない箇所は
水滴の様にヤニが湧き出ている場合もあります。

生活の中で自然と踏んで伸ばすことで飴色になります。
味わいのある色合い、艶、風合いが出るとも言われています。
気になるようであればヤニクリーナーなどで拭き取りましょう。

 

10.床鳴りがする
歩いてみるとキコキコと床から音がすることが有ります。
お寺などである鴬張りなどでない限り気になりますね。

最近では、あまり聞かなくなりました。
以前は住宅のほとんどの床下構造が根太工法だったので、
経年変化により根太が痩せて空間ができキコキコと音がなる事が有りました。
最近は、無垢フローリングの床構造は、捨て貼り合板方式で無垢フローリングは
しっかり固定されてるので音がなる様なことはめったにありません。
鴬張のキコキコ音も木材の痩せや金物の傷みにからきた
たまたまの産物ではないかと思う今日この頃です。

 

11.臭い
ドリアンなど臭いが強い果物がある様に
人によっては嫌な臭いの木材もあります。

臭いが嫌で新築1件分の無垢フローリングを貼り換えて方がいらっしゃいます。
香りと臭いは紙一重です。臭いは、欠点と言えるかもしれません。
鼻が利く方は、しっかりと確認した方が良いですね。
ちなみにアロマオイルでは、ヒノキはサイプレス、スギはシダーなどとして
木の精油は人間の気分を良くするものだとされています。

 

12.変色する
結構色が変わります。
最終的には、どんな木でも白くなりたがります。
お寺の山門やウッドデッキなどで見られる
シルバーグレー色になりたがります。
それまでも濃くなったり薄くなって来たりとか
木と人間の生存期間の違いが有ったりするので
一概には言えませんが変色します。

基本的にどんな木でも最終的にはシルバーグレーになります。
それまでの行程で色が濃くなったり薄くなったり飴色になったりします。
木材の変色については紫外線の影響が強いとされていますが、
直接日光が当たらない場所でも変色しますので要注意です。

新品の無垢フローリングのカットサンプルでの色合わせも危険です。
ある程度年月が経過したものを見て検討した方が長く付き合う色です
無垢フローリングのカットサンプルを使用して様々な
住宅部材の色合わせをした結果、失敗した方を多く見てきました。
十二分に注意が必要な場面です。

工事中に日焼けで変色する場合もあるので注意してください。
養生シートや養生テープの取扱にも注意しましょう。

ブラックチェリーフローリングの日焼け
ブラックチェリーフローリングの日焼け

ブラックチェリーの日焼けによる変色

 

13.こたつや電気カーペットが使えない
寒い冬は、こたつや電気カーペットを使いたいですね。
木材は、空気中の水分を吸収したり放出したりする性質を持っています。
木材の細胞壁は水分を吸収すると膨張し、放出すると収縮します。
このため、室内の湿度状況によっては、伸縮も大きくなり、反り・目地の
透き・突上げなどがおきる場合があります。

使えない事はないのですが、無垢フローリングが縮むので注意した方が無難です。
例えば、断熱材入りの畳を敷いてこたつを使用している方もいらっしゃいます。
銀色の薄い断熱シートでは無く、
床下などに入れる本物の断熱材を芯に使用したスタイロ畳などですね。
しっかり断熱すれば無垢フローリングでもこたつは使えそうです。

 

14.水こぼしや食べこぼしが気になる
こぼしたら気になりますね。

キッチンやダイニングなどは、こまめに蜜蝋ワックスを塗布する事にしましょう。
こまめにと言っても半年に1度くらいで十分だと思います。

大量に水分をこぼしても、すぐに拭き上げるのであれば心配無用です。
あぁ…こぼしちゃった… と言って何もせずに
見ているだけだと不具合が出るかもしれません。
無垢フローリングは、水に濡れると膨らむ特性を持っています。
ウレタン塗装を施していない限り枡、桶、木造船などと同じような仕組み、
自身が膨らんで蓋をして水分の進入を防ぎます。
床下まですぐにビショビショになる様なことは滅多にありません。

 

15.塗装が剥がれる
確かに剥がれる塗装もあるので
部分的に剥がれるとチープな感じを受けますね。

剥がれるタイプの塗装を施さなければ塗装が剥がれる事はないです。
無垢フローリングの塗装には造膜型と含浸型の塗料が存在します。
造膜型塗料の代表はウレタン、含浸型塗料の代表はオイルです。
最近では、含浸型液体ガラス塗料なども出てきましたね。

ウレタン塗装は、肌触りがペタペタし
同じ樹種のオイル塗装や液体ガラス塗料と比べても温もりが感じられません。
表面は、まるで合板フロアーと同じのような感じがします。
ウレタン塗装を施すと、無垢フローリングの特徴である
温かさ、風合い、優しさが失われることになります。

ウレタン塗装が剥がれるとチープな感じがします。
色の濃い木にウレタン塗装は相性が悪いとされています。
ウレタン塗装に着く傷は、白い線傷が主です。
車好きの方ならお分かりかと思いますが、黒い車は線傷が目立ちます。
無垢フローリングでも同じようなことが言えます。

無垢フローリングウレタン塗装剥がれ
無垢フローリングウレタン塗装剥がれ
無垢フローリングウレタン塗装剥がれ
無垢フローリングウレタン塗装剥がれ

詳しくは「無垢フローリングのお手入れ方法」をご参照ください。

 

16.表面にホコリが付着する
確かに表面にホコリが付着する無垢フローリングもあります。
フローリングの色合いが黒っぽい色ならホコリが目立ち不潔ですね。

無垢フローリングにウレタン塗装を施すと
無垢フローリング表面に静電気が発生しやすくなります。
静電気が発生するとホコリが着きます。
これは不潔です。

ホコリはダニのエサになります。
ホコリを掃除するのに着塵剤の入ったモップやワイパーなどで
拭き掃除をしなくてはいけません。
着塵剤の入ったモップやワイパーは、
無塗装やオイル塗装の無垢フローリングに使用するのは避けるべきです。
モップやワイパーに染み込んでいた着塵剤は無垢フローリングに染み込みます。
染み込んだ着塵剤は、汚れを引き寄せ黒く変色していきます。

無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと
無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと
無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと
無垢フローリングに着塵剤入りのモップを使うと

無塗装、オイル塗装はフローリング表面に静電気が発生しにくいです。
窓を開けておくだけでも床面に落ちていおる埃は飛んでいきます。
ホウキだけでもとってもきれいに掃除ができます。

キッチン前に合板フロアーやウレタン塗装の無垢フローリングを採用したとします。
お料理でコンロを使ったら当然のことながら油跳ねなどで油が床に落ちます。
そんな状況ではベトベトして汚くて仕方がないと思います。

オイル塗装は、元々オイルを塗布しているのでベトベトしません。
油跳ねが乾いた跡を発見したらスコッチブライトなどで簡単に削り落とせます。

気をつけてください。
床面が究極に平滑でピカッ!としているからといって清潔だとは限りません。
壁面も同じです。
綺麗に見えるビニールクロス(壁紙)でも静電気でホコリを吸着します。
漆喰は、表面に凹凸が有ったとしてもホコリは吸着しません。
木材の羽目板もウレタン塗装しなければホコリは吸着しません。

何が本当に綺麗で清潔なのかよく考えてください。
なぜ、最近の合板フロアーにダニ抑制物質なるものが入っているのか?

 

17.思ったより冷たい
確かにヒヤッと感触が冷たく感じる無垢フローリングもあります。
木材は、タイルやコンクリートに比べて熱伝導が低いと言われています。
木材はコンクリートと比べると熱伝導率は10分の1程度です。
温かく感じるはずの無垢フローリングがどうして冷たい?
自身の足で踏んで確かめてから採用した方が良いかもしれません。
カットサンプルでは物足りないかもしれません。

一般的に表面が柔らかい無垢フローリングの
スギやヒノキやパインが温かいとされています。
しかし、ウレタン塗装を施すとそれがそうでもない場合があります。

例えば、軟らかい樹種代表の杉フローリングのウレタン塗装品と
硬い樹種代表のオークフローリングのオイル塗装品とを実際に踏んで
足触りを確かめるとオークフローリングの方が温かく心地よく感じます。

これは、フローリング表面にある小さな空気の穴が
空いているか閉じているかで違いが出ます。
杉フローリングのウレタン塗装は、空気の穴が閉じられてすぐには暖まりません。
ナラフローリングの方は、空気の穴が空いたままなので体温ですぐに暖かくなります

杉フローリングは、暖かく居心地がいいって聞いたのになぁ・・・?と
思った方は塗装が冷たくしている可能性もあります。

 

18.マンションには採用し難い
それぞれのマンションの管理規約には
防音規定(LL-45・ΔLL(Ⅱ)-3・ΔLL(Ⅰ)-4)などが定められています。
一般的に遮音性能を持ち合わせていない無垢フローリングは
マンションの床材に採用し難いと言われています。
無機質になりがちなマンションの内装を温かみのある部屋に木質化したい。

最近はそんなことありません。
無機質になりがちなマンションだからこそ
無垢フローリングを採用して内装木質化を勧めています。
直貼り方式でもLL45対応の無垢フローリングもございますし、
二重床なら床下懐高ささえ注意すれば無垢フローリングも採用できます。
我が家のマンションに無垢フローリングが使えるかどうか?
下記チャートでご確認いただければと思います。

マンションに無垢フローリングが使えるのか
マンションに無垢フローリングが使えるのか

 

 

以上が無垢フローリングのデメリットとです。
どこまでがメリットでどこからがデメリットなのか判断しにくいです。
それでもあなたは無垢フローリングを採用されますか?

一番よくある間違えが無垢フローリングにウレタン塗装を施して
傷が着く、ホコリが着く、不潔など後になって気が付き後悔する。
それで、無垢フローリングはデメリットが多いと言う方がいらっしゃる。

戸建てでもマンションでも
床材は多数ある住宅インテリア部材のたった一つに過ぎませんが
家の中では一番人の肌に接している部分でもあります。
少しは時間を割いて真剣にお選びいただいても良いかと思います。

 

 

全ての樹種から選ぶ

 

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