無垢フローリング材の張替え費用について考える

今日は、『無垢フローリング材の張替え費用』について考えてみようと思います。

無垢フローリングで生活したい!と思ったものの
近隣の工務店さんにリフォーム、リノベーションの相談に行ったら
「今の合板フロアーは安くていいですよ」
「無垢フローリングは価格が高いですからねぇ」
「水廻り洗面に無垢フローリングはねぇ…」
「無垢フローリングは施工が難しく手間が掛かるからねぇ」
などと言われることも少なからずあります。

どの様な無垢フローリングがるのか、
上張りするのか?剥がすのか?など
どの様な工法が有るのかなどはさておき
あまり良い顔をしない工務店さんもいらっしゃいますね。

一先ず、取り付けに関わる取付工賃の大工さん手間はさておき
床材、床板、フローリングの材料費の目安の表です。

【床材・床板・フローリングの材料費の目安】

床材の材料費の目安
床材の材料費の目安

無垢フローリングの価格が安いとか高いとかは、
生活して快適かどうかとは方向性が異なるので
今一度、よく考えて頂くか違う工務店さんを当たる事にしましょう。

では、無垢フローリングを施工するとなると、
どの様な工事でどれくらい費用が掛かるのか
リフォームやリノベーションの場合で見ていこうと思います。

今回は、無垢フローリングの張替えに限らず床板をさまざまな場面で
改修・リフォームする状況で検討してみようと思います。

価格は、全国平均の相場を想定しています。
リビングなどの洋室や和室でも改修箇所がことなりますしっかり計画してみてください。

無垢フローリングや木材、大工手間など住宅工事には様々な費用が掛かります。
床材一つとっても、合板フロア、直貼りフロア、無垢フローリングなどなど
どれともサイズが異なるので施工手間も変わってくるのでしょうか?

広葉樹?針葉樹?で価格が違うの???
分からないことだらけであります…

 

ケース1・既存床にフローリングを重ね貼り(上貼り・上張り)する

工事概要:
既存床材の上に、リフォーム用の薄い床材(厚1.5㎜)を両面テープで直接貼り付ける。

留意点:
現況の床を剥がして貼り替える・張り替えるのではなく、
重ね貼り専用フローリング材は薄く、
下地の影響を受けやすいため下地や床組の状態確認が必要。
また、既存床の材質によっては重ね貼りが不可能な場合もある。

ケース①・既存床にフローリングを重ね貼りする
ケース①・既存床にフローリングを重ね貼りする

大工貼り手間:1,500円/㎡

 

 

ケース2・複合フロアーを無垢フローリング張替える

工事概要:
複合フロアーを無垢フローリングに変更する。
床の傾斜や床なりがある場合は、
根太、大引、束立まで撤去し、床下地から新規に施工する。

留意点:
無垢フローリングは、色や模様等が均一でないこともあり、
温度・湿気・湿度の影響も受けやすいため、リフォーム時に採用する場合は注意が必要。

ケース②・複合フロアーを無垢フローリングにする
ケース②・複合フロアーを無垢フローリングにする

大工貼り手間:2,800円/㎡

 

 

ケース3・既存床にコルク床材を重ね貼り(上貼り)する

工事概要:
硬く滑りやすいフローリングの上に滑りにくく軟らかい
コルク床材を重ね貼りし転倒等のリスクに備える。

留意点:
使用するコルクタイルの厚さによっては、
部屋の敷居と段差ができる事があるのでその場合は段差見切りを設置する。

ケース③・既存床にコルク床材を重ね貼りする
ケース③・既存床にコルク床材を重ね貼りする

大工貼り手間:2,000円/㎡

 

 

ケース4・ペットに優しい床に張替える

工事概要:
滑りやすいフローリングを撤去し、ペットに対応したクッションフロアに張替える。

留意点:
クッションフロアの他にも各メーカーからペット対応の滑りにくい
木質系の合板フローリング材なども販売されている。

ケース④・ペットに優しい床にする
ケース④・ペットに優しい床にする

大工貼り手間:2,310円/㎡

 

 

ケース5・畳をフローリングに張替える
工事概要:
和室の畳を撤去し、敷居との高さを揃える為根太と下地合板で高さを調整し、
複合フローリングを張る。

留意点:
仕上げ材はもちろん根太と合板のみならず土台や大引が傷んでいないかもチェックする。

ケース⑤・畳をフローリングにする
ケース⑤・畳をフローリングにする

大工貼り手間:1,800円/㎡

 

 

 

ケース6・カーペットを遮音フローリングに張替える
工事概要:
カーペットを遮音合板フローリングへと変更する。
フローリングはLL-45の遮音等級基準を満たしたものを選択する。
幅木の取り付け交換も必要。
留意点:
一般的にフローリングはカーペットより遮音性が低く、
マンションの防音規定や床下地の構成によって求められる遮音等級が異なるため、
リフォーム前に管理規約を確認し、遮音等級を満たすフローリングにする必要がある。

ケース⑥・カーペットを遮音フローリングにする
ケース⑥・カーペットを遮音フローリングにする

大工貼り手間:2,300円/㎡

 

 

 

ケース7・カーペットを二重床構造にしてフローリングに張替える
工事概要:
階下への遮音性能を上げるため、直貼床を乾式二重床に変更、
複合フローリング仕上げとする。
留意点:
マンションの場合は防音規定や床下地の構造により、求められる遮音等級が異なるため、
リフォーム前に管理規約での確認が必須である。また、躯体が水平でない場合も多く、
リフォームの際には水平が取れているか確認しながらの施工が必要。

ケース⑦・カーペットを遮音フローリングにする
ケース⑦・カーペットを遮音フローリングにする

大工貼り手間:3,500円/㎡

 

いかがでしょうか?
具体的に当てはまる例はございましたか?

戸建て住宅やマンションでもリフォーム箇所は異なりますでしょうし
戸建てなら住宅躯体の工法から、マンションなら床も直貼りか二重床、
更にはL40 や L45などの遮音等級も検討しなければいけません。

改修・リフォームには、壁や天井、洗面所、浴室、トイレ、キッチン、
外装、内装も加わったりと上記に示しただけではすんなりとはいきません。
仕上げ材にせっかく無垢フローリングを使うなら
壁紙(ビニールクロス)では無く木目と相性の良い
塗り壁の漆喰や珪藻土を採用したり、
建具などにもこだわってみたいものです。
その場合は仕上材のみならず壁下地材も関係してくるかもしれません。
床を改修したら玄関の上がり框も必要かな…
そうしたら土間はどうなるんだろう?
窓断熱は?風呂の換気扇は??

リフォームや建築工事は、新しい夢が盛りだくさんですが
費用としては解体廃材処分費なども出ますのでそちらも加味しなくてはいけません。
少しの傷みで補修で済む箇所、補修では済まない大掛かりな
改修を行わなければいけない箇所もあります。

今回、取り上げた大工貼り手間は1,500から3,500円/㎡と
床板材の貼り手間と言っても2,000円/㎡の差があります。
一概に床板材の貼り手間と言ってもかなりの差が有ります。
床材のサイズが合板フロアの様に303mm巾のものと
無垢フローリングの75mm巾だと大工さんの貼り手間は変わるのか?
特に床の貼り替え工事についての貼り手間は
工務店さんにしっかりと下見したうえで算出してもらってください。
運搬費なども考えておかなければ…

様々な例を組み合わせて御自宅に近い条件で
改修費用を算出してみてはいかがでしょうか?

 

 

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