無垢フローリング材の張り替え(上張り・上貼り等)費用について考える

投稿日:2018年03月29日
床材の材料費の目安

今日は、『無垢フローリング材の張り替え費用』について考えてみようと思います。

無垢フローリングで生活したい!と思ったものの近隣の工務店さんにリフォーム、リノベーションの相談に行ったら…
「今の合板フロアーは安くていいですよ」
「無垢材は価格が高いですからねぇ」
「水廻り洗面に無垢フローリングはねぇ…」
「無垢材の施工は合板フロアーより難しく手間が掛かるからねぇ」
「無垢材は反りますよ…」
「床鳴りがするかもね…」
「床暖房が使えるんですかねぇ…」
などと言われることも少なからずあります。

どの様な無垢材があるのか、上張りするのか?剥がすのか?などどの様な工法が有るのかなどはさておきあまり良い顔をしない工務店さんもいらっしゃいますね。

一先ず、取り付けに関わる取付工賃の大工さん手間はさておき床材、床板、フローリングの材料費の目安の表です。

【床材・床板・フローリングの材料費の目安】

床材の材料費の目安
床材の材料費の目安

【床材の材料費の目安】

種類 材料費(1㎡あたり)
複合フロアー(普及品) 4,000円前後〜
耐衝撃・耐アンモニア各種フロアー 7,000円前後〜
防音フロアー(LL-40/LL(I)-5) 12,000円前後〜
コルクフロアー 8,000円前後〜
クッションフロアー 2,000円前後〜
たたみフロアー(1畳あたり) 10,000円前後〜
※All About「失敗しないフローリングリフォームのすゝめ」より
無垢フローリングの価格が安いとか高いとかは、生活して快適かどうかとは方向性が異なるので今一度、よく考えて頂くか違う工務店さんを当たる事にしましょう。

では、無垢フローリングを施工するとなると、どの様な工事でどれくらい費用が掛かるのかリフォームやリノベーションの場合で見ていこうと思います。

今回は、無垢フローリングの張替え(上張り・上貼り・重ね張り)に限らず床板をさまざまな場面で改修・リフォームする状況で検討してみようと思います。

価格は、全国平均の相場を想定しています。
リビングなどの洋室や和室でも改修箇所がことなりますしっかり計画してみてください。

無垢フローリングや木材、大工手間など住宅工事には様々な費用が掛かります。
床材一つとっても、合板フロア、直貼りフロア、無垢フローリングなどなどどれともサイズが異なるので施工手間も変わってくるのでしょうか?

木材の広葉樹?針葉樹?で価格が違うの???
分からないことだらけであります…

様々な工事現場で比較してみましょう。

  1. 既存床にフローリングを重ね貼り(上貼り・上張り)する
  2. 複合フロアーを無垢フローリング張り替える
  3. 既存床にコルク床材を重ね貼り(上貼り・上張り)する
  4. ペットに優しい床に張り替える
  5. 和室の畳をフローリングに張り替える
  6. カーペットを遮音フローリングに張り替える
  7. カーペットを二重床構造にしてフローリングに張り替える

 

ケース1・既存床にフローリングを重ね貼り(上貼り・上張り)する

工事概要:
既存床材を剥がさず、既存床を下地と考えて直接上に、リフォーム用の薄い合板フロアー床材(厚1.5㎜)を両面テープで直接貼り付け上張り(重ね貼り)して張り替える。

留意点:
現況の床を剥がして貼り替える・張り替えるのではなく、重ね貼り専用フローリング材は薄く、下地の影響を受けやすいため下地や床組の状態確認が必要。また、既存床の材質によっては上張り重ね貼りが不可能な場合もある。床暖房については、合板フロアーが床暖房対応品であるか確認すること。

ケース①・既存床にフローリングを重ね貼りする
ケース①・既存床にフローリングを重ね貼りする
ケース①:既存床にフローリングを重ね貼りする
  • 施工日数:2日程度
  • 床面積:25.8㎡
  • 施工場所:マンションLDK ※キッチンの移動なし
工事概要
既存床の上に、リフォーム用の薄い床材(厚1.5㎜)を両面テープで直接貼り付ける。
留意点
重ね貼り専用フローリング材は薄く、下地の影響を受けやすいため、床や根太の状態確認が必要。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
リフォーム用床材 厚1.5mm×幅151×長909㎜等品 25.8 2,850 73,530
貼り 手間賃 25.8 1,500 38,700
合計 112,230
諸経費 21,770
総計 134,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:1,500円/㎡

 

 

ケース2・複合フロアー(合板)を無垢フローリング張り替える

工事概要:
複合合板フロアーを剥がして無垢フローリングに変更する。床の傾斜や床なりがある場合は、根太、大引、束立の木材部まで撤去し、床下地から新規に施工する。

留意点:
無垢フローリングは、色や模様等が均一でないこともあり、温度・湿気・湿度の影響も受けやすいため、リフォーム時に採用する場合は注意が必要。床暖房を採用する場合は、床暖房パネルや下地合板で床厚や床高が変わることもあるので注意する。

ケース②・複合フロアーを無垢フローリングにする
ケース②・複合フロアーを無垢フローリングにする
ケース②:複合フロアーを無垢フローリングにする
  • 施工日数:4日程度
  • 床面積:25㎡
  • 施工場所:木造住宅、居間
工事概要
複合フロアーを無垢フローリングに変更する。床の構材や束などがある場合は、それに応じて施工方法を調整する。
留意点
無垢材のため湿度等により伸縮が生じる。リフォーム用途には十分な乾燥処理と注意が必要。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
既存床材撤去 厚12~15㎜程度 25 1,150 28,750
既存木床束撤去 木製束(高さ約60㎜) 17.6 m 370 6,512
床下地調整 木造床組+根太ピッチ@455㎜ 25 2,180 54,500
無垢フローリング貼り 無垢フローリング 1820×90×15㎜ 25 6,800 170,000
ビニル巾木 長さ約60㎜ 13.6 m 350 4,760
合計 264,522
諸経費 35,500
総計 300,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:2,800円/㎡

 

 

ケース3・既存床にコルク床材を重ね貼り(上貼り・上張り)する

工事概要:
硬く滑りやすい複合合板フローリングを下地と考え剥がさずに、その上に滑りにくく軟らかいコルク床材を重ね貼り(上貼り・上張り)工法で張り替え転倒等のリスクに備える。

留意点:
使用するコルクタイルの厚さによっては、部屋の敷居と段差ができる事があるのでその場合は段差見切りを設置する。床暖房を最寄すする場合は、床暖房対応商品を使用すること。

ケース③・既存床にコルク床材を重ね貼りする
ケース③・既存床にコルク床材を重ね貼りする

 

ケース③:既存床にコルク床材を重ね貼りする
  • 施工日数:1日程度
  • 床面積:25㎡
  • 施工場所:マンションLDK ※キッチンの移動なし
工事概要
従来の薄いリフォームフローリングの上に滑りにくく柔らかいコルク床材を重ね貼りし、転倒時のリスクを軽減する。
留意点
使用するコルクタイルの厚みによっては、壁際の見切り高さ調整が必要になるため、その場合は既存見切りの切り詰め等も必要。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
既存木床見切撤去 木製巾木(ラワン程度)高さ60㎜ 19.3 m 370 7,141
床下地調整 接着工法 25 1,200 30,000
コルクタイル貼り 厚5.0㎜×約300~305㎜×約300~305㎜ クレジット塗装 25.8 6,950 179,586
ビニル巾木 長さ約60㎜ 13.4 m 350 4,690
合計 221,417
諸経費 48,583
総計 294,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:2,000円/㎡

 

 

ケース4・ペットに優しい床に張り替える

工事概要:
滑りやすい複合合板フローリングを剥がして、ペットに対応したクッションフロアに張り替える。

留意点:
クッションフロアの他にも各メーカーからペット対応の滑りにくい木質系の複合合板フローリング材なども販売されている。

ケース④・ペットに優しい床にする
ケース④・ペットに優しい床にする
ケース④:ペットに優しい床にする
  • 施工日数:1日程度
  • 床面積:25.8㎡
  • 施工場所:マンションLDK ※キッチンの移動なし
工事概要
滑りやすいフローリングを撤去し、ペットに対応したクッションフロアに張り替える。
留意点
クッションフロアの施工性に合ったメーカーから出ている専用シートを使用。
木質系フローリングが対象外となることもある。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
既存床材撤去 厚さ12〜15㎜程度 25.8 1,150 29,670
既存巾木撤去 木製巾木(高さ約60㎜) 19.3 m 370 7,141
床下地調整 接着工法 25.8 2,110 54,498
クッションフロア貼り 厚さ約1.8㎜×1820㎜×20m巻 25.8 3,200 82,560
ビニル巾木 高さ60㎜ 13.4 m 350 4,690
合計 178,559
諸経費 47,441
総計 226,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:2,310円/㎡

 

 

ケース5・和室(6畳)の畳をフローリングに張り替える
工事概要:
和室の畳を剥がして、敷居との高さを揃える為根太と下地合板で高さを調整し、複合合板フローリングを張る。

留意点:
仕上げ材はもちろん根太と合板のみならず土台や大引など木材部が傷んでいないかもチェックする。
和室の畳の厚さと無垢フローリング厚さを考慮する。床暖房を採用する場合も同様。
和室が真壁の場合、畳寄せではなく巾木についても検討する。

ケース⑤・畳をフローリングにする
ケース⑤・畳をフローリングにする
ケース⑤:畳をフローリングにする
  • 施工日数:2日程度
  • 床面積:25.8㎡
  • 施工場所:木造住宅 和室(6畳×2部屋)
工事概要
畳を撤去し、下地を補強したうえで無垢フローリングを施工。和室を洋室に変更。
留意点
畳下地の状態により、根太の補修や調整が必要となる。建具や壁面との取り合いも考慮する。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
畳撤去 厚さ55㎜前後の畳 12枚 1,500 18,000
畳下地解体・撤去 木下地(荒床・根太など) 25.8 1,400 36,120
根太・床組施工 根太ピッチ@303㎜ 25.8 3,200 82,560
無垢フローリング貼り 1820×90×15㎜ 杉材など 25.8 6,800 175,440
ビニル巾木 高さ約60㎜ 13.4 m 350 4,690
合計 316,810
諸経費 33,190
総計 350,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:1,800円/㎡

 

 

 

ケース6・約6畳のカーペットを遮音フローリングに張り替える
工事概要:
カーペットを剥がしてコンクリート下地に直接、遮音合板フローリングへと変更する。
フローリングはLL-45の遮音等級基準を満たしたものを選択する。
幅木の取り付け交換も必要。

留意点:
一般的にフローリングはカーペットより遮音性が低く、マンションの防音規定や床下地の構成によって求められる遮音等級が異なるため、リフォーム前に管理規約を確認し、遮音等級を満たすフローリングにする必要がある。床暖房を採用する際は、床下地の高さにも注意すること。

ケース⑥・カーペットを遮音フローリングにする
ケース⑥・カーペットを遮音フローリングにする
ケース⑥:カーペットを遮音フローリングにする
  • 施工日数:2日程度
  • 床面積:20㎡
  • 施工場所:マンション洋室(寝室)
工事概要
カーペットを撤去し、防音・遮音機能のある直貼りフローリングに変更。マンション規約の遮音等級(L-45相当)を満たす素材を使用。
留意点
直貼り施工の場合は、下地コンクリートの不陸調整が必要になることがある。遮音等級の証明が必要な場合、メーカー保証のある製品を使用。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
カーペット撤去 既存接着カーペット 20 1,150 23,000
床下地調整 不陸調整モルタル施工 20 2,000 40,000
遮音フローリング貼り L-45等級 直貼りタイプ 約303×1,818×12㎜厚 20 7,100 142,000
ビニル巾木 高さ約60㎜ 10.5 m 350 3,675
合計 208,675
諸経費 41,325
総計 250,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:2,300円/㎡

 

 

 

ケース7・カーペットを二重床構造にしてフローリングに張り替える

工事概要:
階下への遮音性能を上げるため、直貼貼り床を乾式二重床に変更、複合合板フローリング仕上げとする。

留意点:
マンションの場合は防音規定や床下地の構造により、求められる遮音等級が異なるため、リフォーム前に管理規約での確認が必須である。
また、躯体が水平でない場合も多く、リフォームの際には水平が取れているか確認しながらの施工が必要。
※直貼り床を乾式二重床にする際には、スラブ厚の確認が必要。
直貼りのスラブ厚は150㎜程度のものが多く、乾式二重床では200㎜程度の物件が多い。
『マンションに無垢フローリングを施工する際の注意点」』を参照

ケース⑦・カーペットを遮音フローリングにする
ケース⑦・カーペットを遮音フローリングにする

 

ケース⑦:カーペットを遮音フローリングにする(高級タイプ)
  • 施工日数:2日程度
  • 床面積:20㎡
  • 施工場所:マンション洋室(寝室)
工事概要
既存の接着カーペットを撤去し、マンション仕様の高性能遮音フローリングに貼り替え。L-40等級(L-45よりも高遮音)など、より性能の高い素材を使用。
留意点
フローリングの厚みによっては建具の調整や見切り材の変更が必要となる場合あり。集合住宅の管理規約によっては施工前の届け出が必要。
名称 規格・仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円)
カーペット撤去 接着タイプ 20 1,150 23,000
床下地調整 セメント系下地調整材(セルフレベリング含) 20 2,500 50,000
高遮音フローリング貼り L-40等級対応直貼りタイプ 約12㎜厚 20 9,000 180,000
ビニル巾木 高さ約60㎜ 10.5 m 350 3,675
合計 256,675
諸経費 43,325
総計 300,000
※床材は通常、ケース(1坪=3.3㎡入り)で取引されるため、ケース単位での注文になります。

大工貼り手間:3,500円/㎡

 

いかがでしょうか?
具体的に当てはまる例はございましたか?

戸建て住宅やマンションでもリフォーム箇所は異なりますでしょうし戸建てなら住宅躯体の工法から、マンションなら床も直貼りか二重床、更にはL40 や L45などの遮音等級も検討しなければいけません。

改修・リフォームには、壁や天井、洗面所、浴室、トイレ、キッチン、外装、内装も加わったりと上記に示しただけではすんなりとはいきません。
仕上げ材にせっかく無垢フローリングを使うなら壁紙(ビニールクロス)ではなく、無垢材と相性の良い塗り壁材の漆喰や珪藻土を採用したり、建具などにもこだわってみたいものです。
その場合は仕上材のみならず壁下地材も関係してくるかもしれません。床を改修したら玄関の上がり框も必要かな…そうしたら土間はどうなるんだろう?窓断熱は?風呂の換気扇は??

リフォームや建築工事は、新しい夢が盛りだくさんですが費用としては解体廃材処分費なども出ますのでそちらも加味しなくてはいけません。
少しの傷みで補修で済む箇所、補修では済まない大掛かりな改修を行わなければいけない箇所もあります。

今回、取り上げた大工貼り手間は1,500から3,500円/㎡と床板材の貼り手間と言っても2,000円/㎡の差があります。一概に床板材の貼り手間と言ってもかなりの差が有ります。床材のサイズが合板フロアの様に303mm巾のものと無垢フローリングの75mm巾だと大工さんの貼り手間は変わるのか?
特に床の貼り替え工事についての貼り手間は工務店さんにしっかりと下見したうえで算出してもらってください。運搬費なども考えておかなければ…

使用する樹種も様々です。
木材でも広葉樹は硬いけど、針葉樹はやわらかいって聞いたけど?針葉樹が傷つきやすく、広葉樹は傷が付きにくいってこと?桐や朴は広葉樹だし、唐松なんかは針葉樹?硬さに関しては、樹齢もかなり影響するのでは???木材の性質に関しては、あまり決めつけない方が良い。無垢材の場合、変色や傷などの経年変化も含めて楽しめるようでないと採用は難しいかもしれません。木材の寸法安定や気乾比重など、木材の性質についてお知りになりたい方は木材性質一覧表なども参考にしてください。

また、無垢フローリングは、実際に反り、割れ、曲がり等メリットだけでなく木材、無垢材特有のデメリットもあるので注意が必要です。

様々な例を組み合わせて御自宅に近い条件で改修費用を算出してみてはいかがでしょうか?

下記に主な無垢フローリングの樹種をご紹介させていただきます。

オーク(ナラ)無垢フローリング一覧:8,000円台より/平米

ヒノキ無垢フローリング一覧 :4,000円台より/平米

パイン無垢フローリング一覧 :5,000円台より/平米

ウォールナット(クルミ)無垢フローリング:7,000円台より/平米

メープル(カエデ)無垢フローリング一覧 :9,000円台より/平米

チーク無垢フローリング一覧 :9,000円台より/平米

詳しくは無垢フローリング一覧または無垢フローリング条件検索をご参照ください。

 

無垢フローリングの貼り手間Q&A

フローリング貼り手間単価の相場はいくらですか?

一般的な複合フローリングでは1㎡あたり3,000~5,000円程度、無垢フローリングでは5,000~8,000円程度が相場とされています。貼り方(直貼り・捨て貼り)や下地処理の有無で変動します。

 

貼り手間単価には何が含まれますか?

貼り手間単価には、フローリング材の搬入・割付・施工(釘打ち・接着)などの作業費が含まれます。材料費や養生費、廃材処理費は別途になるケースが多いです。

 

フローリングの貼り方で単価は変わりますか?

はい、直貼り・捨て貼り・根太貼りといった貼り方により施工難易度が異なり、それに応じて単価が変動します。特に無垢材の根太貼りは手間がかかるため高単価です。

 

工務店ごとの貼り手間単価はどれくらい違うのですか?

地域や工務店の熟練度により1.5倍以上の差があることもあります。相見積もりや施工実績の確認が重要です。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/