木と香り

投稿日:2005年08月26日

現在香料として利用されている、海外の樹木をピックアップしました。
葉から香料のとれるもの
ユーカリ油 Eucalyptus Oil
ふともも科に属するユーカリ属の植物は、濠州原産の常緑喬木で種類が非常に多く、いづれもその葉の水蒸気蒸溜により精油がえられる。成分的にも多種にわたるが、ユーカリ油と一般に称するものはシネオールを主成分(70%以上)とするもので、薬用、口中剤、歯磨、消毒殺菌剤などに用いられ、年間1,000トン以上生産され十指に入る精油である。濠州が全世界の60%を産し、そこでの植物はEucalyptus polybractea, E.smithii, E.leucoxylonが多く、ブラジルのものはE.globulus、コンゴーのものはE.smithiiといわれる。 シネオール以外のものを主成分とするものにE.citriodoraの葉からの精油があり、年間100トン級の油で、プラジル、アフリカ、中米などに栽培されている。主成分は(±)-シトロネラール(65~85%)である。またE.dives”type”は(-)-ピペリトンを40~50%含む精油を産し濠州、アフリカで生産されている。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/