凄い木材乾燥機があるものですね

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愛知県I市にある木材加工専門工場です。
こちらには日本に今のところ1台しかない木材乾燥機が備え付けてあります。
この工場の乾燥機+技術を使うと割れなくて非常に形状が安定した乾燥木材を作ることができます。昨今の在来・軸組工法において柱や横架材を現し(見えるように)にする場合集成材(多数の板材・角材を接着剤で接合して作った木材)を使用する事が多くなってきています。これは今まで無垢木材に割れが多くて格好が悪いと言われる事が一因だとも言われてきました。
今までは木材は割れるのが当たり前です。
天然乾燥(天日乾し)にしても人口乾燥(KD材)にしても割れが入っていました。
柱に関しましては割れが入る前に1面に背割りと言われる割れを人工的に作りその他の3面を割れにくくするというような方法がとられてきたくらいです。
それくらい割れるのが当たり前とされてきました。
ところがこちらの乾燥機+技術を使うと割れる事がありません。
今日、見せていただいた例を挙げるとヒノキの柱で4mx15cmの角材が割れることなく乾燥材に仕上がっています。
この事は少し材木に詳しい人が聞くと“それはない”と口を揃えて言われるほどだと思います。現物を見るまでは僕もそうでした。
この様に割れない・形状も安定している乾燥材は床暖房対応無垢フローリングにはもってこいの商材だと思いました。
現在流通している床暖房対応無垢フローリングはほとんどがウレタン塗装品です。
無垢材をウレタン塗装でガチガチに固めることによって自然と伸び縮みしようとする無垢材を押さえつけているだけなのです。ウレタン塗装はせっかくの無垢フローリング表面に膜を作り無垢らしい光沢や肌触りを台無しにしてしまっています。
今のところ乾燥材を作る際に乾燥機も技術も無いような工場で作ろうとするのならば他に方法が無かったのです。
いやはや素晴しい乾燥機が開発された物ですね。

2件のコメント

  1. 遠方まで、お疲れ様です。本当の無垢で床暖の仕上げができるなんて・・・本当にびっくりです。勉強になりました。

  2. コメントありがとうございます。
    世の中にはまだまだ素晴しい技術が有るみたいです。
    これからも日本中を回って素晴しい材料を見つけて行きたいと思います。
    これからもちょくちょく覗いて下さい。
    よろしくお願いします。

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