日曜日は剣道の稽古日

ここ最近、ケガのために防具を着けての稽古はしていませんがそれでも師匠は色々と大切な事を教えて下さります。
師匠のお話の中から…
“洗たくタライの教え”


「タライの中の泡を自分の方に集めたいと思って、手で水をこちら側へ必死でかき寄せてみろ、泡はどんどん向こうへ側へ逃げていく。ところが泡をタライの向こう側へやろうとして水を向こう向こうへと押しやってみよ。どうですか、泡は自然と自分の方に寄ってくる。」
「世の中というものはこういうものです。人さまから、もらおう、もらおうとばかりしていると、何も得ることができない。逆に、人に何かしてあげよう、あげようとしていると、どんどん集まってくるものです。」
またこんなことも話されます。
「タライに水を張り中心にひとしずく落としてみて下さい。綺麗な円が拡がりを描きタライの内側へ当たる。当たれば必ず中心へ帰ってくる。タライを人の心に置き換えて考えてみて下さい。“打てば必ず返ってくる”ようになっているものです。」
この話は何度も何度も弟子たちにお話してくださります。
「お風呂に入ったら毎回必ずやってみよ」ともおっしゃいます。
これは反復の教育とでも言うのでしょうか
「世の中というものは、もらうことばかり考えていては、たらいの中の泡と同じように反対に逃げていくだけだ。むしろ人さまにあげることだけを考えて生きなさい。」
という弟子に対する大切な教えです。
人間も自然界の一部です。
自然の道理には逆らえませんよね。
私にとって剣道はいつまでたっても本当に面白く奥が深い武道です。
いつの日かブログで知り合った方と指導方法についてお話できれば幸いです。

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