【2026年最新版】無垢フローリングの突き上げ実験!施工時のクリアランス(隙間)が重要な理由

投稿日:2016年10月14日
無垢フローリングの突き上げ実験

無垢フローリングの施工に伴って重要視されるのが
フローリング同士のクリアランス(隙間)です。
このクリアランスを取らないとどうなるのか実験してみました。
突き上げが起こりやすい環境でボンド類も釘類も使用しておりません。
当然のごとく突き上げが起ると思われるのですが結果は如何に…

 

動画の見どころ(実験の経過):
・0:10〜 実験のセッティング(クリアランスなしの状態)
・0:45〜 加湿開始後の板の変化
・1:20〜 ついに突き上げが発生する瞬間
・2:00〜 実験結果のまとめと対策案

 

 


あわせて読みたい:施工トラブルを防ぐために


無垢フローリングの「突き上げ」に関するよくあるご質問

Q. 無垢フローリングの「突き上げ」とは何ですか?

無垢材が湿気を吸って膨張した際、板同士が押し合い、床面が山なりに盛り上がってしまう現象のことです。ひどい場合には、床が浮き上がって歩行に支障が出ることもあります。

Q. なぜ突き上げが起こるのでしょうか?

主な原因は、施工時に「クリアランス(板同士の隙間)」を適切に確保していないことです。無垢材は呼吸しており、湿度によって必ず伸縮するため、その動きを逃がす隙間が必要になります。

Q. 施工時にはどれくらいの隙間を空ければいいですか?

一般的には「名刺1枚分(約0.3mm〜0.5mm)」程度の隙間を空けて並べます。ただし、樹種や施工時期(季節)によって最適な幅は異なるため、専用のスペーサー等を用いて慎重に調整します。

Q. 実験動画のように、ボンドや釘を使わなければ必ず起きますか?

実験では分かりやすく固定せずに検証しましたが、実際に釘やボンドで固定していても、膨張する力は非常に強力です。クリアランスがないと、固定していても釘が浮いたり、板が割れたりする原因になります。

Q. 突き上げが起きてしまったらどうすれば直りますか?

軽微な場合は湿度が下がると収まることもありますが、基本的には一度床を剥がして隙間を作り直すなどの補修が必要です。そうならないよう、新築・リフォーム時の「正しい施工」が何より重要です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

鉋(かんな)仕上げとサンディングの違いとは?無垢フローリングのプロが動画で解説

投稿日:2015年08月28日

材木屋として、鉋(かんな)とサンディング(紙ヤスリ)の仕上げの違いについて熱く語ることが多いのですが、NHKがやってくれていました。

NHKworld Japanology Plus『Japanology Plus – Shrine and Temple Carpenters
動画でとっても分かりやすく違いが説明されています。

桧のブロックを鉋仕上げとサンディング仕上げした物とガラスを用意水を垂らしながら比較していきます。
鉋仕上げの何が違うかが一目で分かります。
(私の場合は、画像で見たから解るとも言えますが・・・^^;)

左からガラス・カンナ・サンディングの比較
ガラス、鉋仕上げの桧材、サンディング仕上げの桧材の表面比較

 

桧材にそれぞれの加工を施し比較していきます
顕微鏡で見る鉋仕上げとサンディング仕上げの木材表面の細胞組織の違い

 

顕微鏡や図解でかなり深ーいところまで教えてくれています。
水滴の浸透実験による鉋仕上げとサンディング仕上げの撥水性の違い比較

鉋(かんな)仕上げとサンディング(紙ヤスリ)の仕上げの違いについては、13:40ごろからです。

非常にわかりやすく解説していただいている様なのですが、私には一つ難点がございまして・・・
この番組は全て英語となっています。
業界関係者で英語が分からい方は視覚のみで!
見ていれば何とかなる様な気もします。
英語ができる方は、もっと面白いんだろうなぁと思います。

無垢材の仕上げに関するよくあるご質問

Q1. 鉋(かんな)仕上げとサンディング(紙ヤスリ)仕上げの大きな違いは何ですか?

最も大きな違いは、「木材の表面(細胞)の状態」にあります。サンディングは表面を削り取る際に細胞を傷つけ、毛羽立たせてしまいますが、鉋仕上げは細胞の断面を鋭利に切り揃えるため、光沢や手触りが格段に向上します。

Q2. 水の弾き方に違いはありますか?

はい、明確な差があります。サンディング仕上げは毛羽立った細胞が水分を吸い上げやすいのに対し、鉋で仕上げられた表面は細胞が整っているため水を弾く性質(撥水性)が強く、汚れが染み込みにくいというメリットがあります。

Q3. 見た目の光沢にも差が出ますか?

鉋で削った木材は「天然の光沢」を放ちます。これは表面が鏡面のように滑らかになり、光を均一に反射するためです。一方、サンディングは表面が凹凸になるため、光が乱反射し、少しマットでくすんだ印象になります。

Q4. 英語の動画を紹介されていますが、内容は難しいですか?

ご紹介しているNHK Worldの番組は英語ですが、映像だけでも視覚的に違いがはっきりと分かる実験内容になっています。顕微鏡による表面観察や水滴の動きなど、専門知識がなくても一目で理解できる素晴らしい内容です。

Q5. 木魂(こだま)が鉋仕上げを推奨するのはなぜですか?

材木屋として「木材本来の良さを最大限に引き出したい」と考えているからです。耐久性、美しさ、手入れのしやすさのすべてにおいて鉋仕上げが優れていることを、科学的な根拠を持って知っていただきたいと願っています。

 

 

kodama_234x60_120625_ani_v1

FaceBook 剣道場新築床工事の様子はこちら

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングの無塗装とウレタン塗装の違いを比較

投稿日:2008年12月28日

無塗装品とウレタン塗装品の違いについて
無垢フローリングの仕上げには大きく分けて3つあります。
無塗装・ウレタン塗装・オイル塗装です。
はじめに動画で無塗装品とウレタン塗装品の吸湿作用の違いについて見てみます。
冷蔵庫に同じ袋に入れて保管していた伊予杉フローリングです。
左は無塗装品で右がウレタン塗装品です。
これに手を当ててしばらく待ってみます。
さて、どうなる事でしょう…

無塗装の表面はサラッとしています。
ウレタン塗装品はすでに結露が起こっています。
これが床全面に敷き詰められるとお部屋全体の調湿効果は全く違ってきます。
それぞれに特徴がありそれぞれに一長一短があります。
以下、あくまでも私の主観となりますが…

見た目
無塗装    … サンダー仕上げが多い現在では曇った感じに見える(超仕上げ除く)
オイル塗装   … 杢目を際立たせ艶がでる。
ウレタン塗装 … ピカッと輝きが有り杢目も艶もとても出る。

触った感じ
無塗装    … さらさらとしている(超仕上げ除く)
オイル塗装   … さらさらツルツルしている
ウレタン塗装 … ツルッツル(乾燥時)


無塗装    … 凹む・傷付く
オイル塗装   … 凹む・傷付くが無塗装よりは幾分かまし
ウレタン塗装 … 凹む・傷付くが無塗装やOIL塗装よりまし

補修
無塗装    … ペーパーサンダーやアイロンで直る
オイル塗装   … ペーパーサンダーやアイロンで直る
ウレタン塗装 … 業者に依頼

対応年数
無塗装    … 手入れすれば何十年
オイル塗装   … 手入れすれば何十年
ウレタン塗装 … 20年持つかな?

少々、ダサくても長く使える物を選ぶか、
今までの様にスクラップアンドビルドを予定して素晴らしい見た目を選ぶか。
どちらが正解なのかはお施主様が決めることです。
ただ、一方だけを過大評価する事は避けなければいけません。
全ての商品の一長一短を正しくお施主様に伝える事が大切です。
この部分は建築業者や商社では無く、木材業者がお施主様に説明すべき所です。
建築業者は家を建てるのがプロです。
木材の事については建築業者よりも木材業者のほうが絶対に詳しくなくてはいけないんです。
でないと建築は施工が短期で楽チンな方向へ必ず向かってしまうんです。
こんな事では良質な住宅なんて出来る筈がないんです。
良い住宅、長持ちする住宅は時間も手間も必ず掛かるんです。
もっともっと木材業者がお施主様に近づいてもいい時期に戻ってきたような気がします。
以前のように、お施主様が材木屋で木材を自分の目で見て決める時代。
それぞれのお施主様が自分の目に自信を持っていた時代。
そのお施主様の目に見合うような木材を自分の目で確かめて買い付ける木材業者。
この部分の欠落は相当大きいと思います。
そりゃ目を養うには多少のリスクも伴います。
海外まで木材を見に行ったがロクな物が無かった。
わざわざ原木を確認したが商品にならなかった。
○○産と言われたがじつは×××産だった。
合法木材を買ったつもりがただの「つもり」だった。
などなどしっかりとした裏付けを持って行動しないとお金がいくらあっても足りません。
あっちこっちでババを掴まされ、少しづつ経験を重ねて行くしかないと思います。
私は少しづつ、少しづつ前進して行きたいと思います。

 

無垢フローリング材のお手入れ・メンテナンスについてのまとめ

>無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
ナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
杉無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
桧無垢フローリング お手入れ面メンテナンス

 

 

 

無垢フローリング「無塗装とウレタン塗装」の比較FAQ

Q1. 無塗装品とウレタン塗装品では、お部屋の湿気に違いが出ますか?

はい、大きく違います。無塗装品は木が呼吸しているため高い調湿効果がありますが、ウレタン塗装は表面を膜で覆うため、湿気を吸わなくなります。動画でも公開している通り、ウレタン塗装は急激な温度変化で表面に結露が起こることもあります。

Q2. 見た目や肌触りの違いを教えてください。

無塗装はさらさらとした木の質感そのものですが、少し曇った印象になります。一方、ウレタン塗装はピカッと輝きがあり、杢目がはっきり際立つのが特徴です。乾燥時の触り心地は、ウレタンの方がツルツルとしています。

Q3. 傷がついた時の補修はどちらが楽ですか?

補修のしやすさは無塗装品(またはオイル塗装)に軍配が上がります。凹みや傷はアイロンやペーパーサンダーでご自身でも直せますが、ウレタン塗装に深い傷がついた場合は表面の膜が割れるため、専門業者への依頼が必要になります。

Q4. どちらが長持ちしますか?

無塗装品は定期的にお手入れをすれば何十年と使い続けることができます。ウレタン塗装は表面の膜の寿命があり、耐用年数は20年程度と言われています。長く愛着を持って使いたい方には、手入れができる仕上げをおすすめしています。

Q5. 結局、どちらを選ぶのが正解でしょうか?

正解はお施主様の価値観によりますが、私たちは木材のプロとして「長く使える本物」を大切にしたいと考えています。手間がかかっても良質な住宅を目指すなら無塗装、初期の見た目と楽さを優先するならウレタン塗装ですが、ぜひ木の一長一短を理解した上で選んでいただきたいです。

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/