材木を思う心
全500種類の無垢フローリング
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今日の小言は当社で販売している木材に付いてです。
私が取り扱っている木材、特にネット上で販売している無垢フローリング・羽目板に付いては
ほとんど生産者とお話をさせていただいてから販売させていただいております。
なるべく産地にも行き、山や生産工場も自分の目で確認します。
もちろん蜜蝋WAXや框材、施工に使われるミニビスや防音マットなども
生産者とお話させていただいてから販売させていただいております。
最近はとってもサボり気味だがどうして日本全国、
はたまた諸外国まで行って生産者と話をしてきたのか?
やはり責任感をとても感じるからです。
この場合の責任感も「感」はどちらかと言うと「観」と言うべきでしょうか。
最近のスーパーマーケットでは
生産者の名前と顔写真を紹介している商品がよく売れるらしい。
その商品の傍らには生産者の顔写真と商品への思いが綴られたボードが立てかけてある。
このような光景は最近では珍しくない。当たり前の事となってきた。
なぜ、このようなボードが出だしたのか?
もうただ単に商品の前に大きく特別価格を出して安く売る手法に
消費者が目を向けなくなったからだ。価格では振り向かない人が
増えてきているのも現実です。
そこで生産者の顔写真顔を出し、
商品の安全性や思いをボードに綴って消費者に安心感を与え、
生産者と消費者の距離を縮めてアピールしているのでしょう。
その思いが少しでも通じれば消費者はそれなりの価格で納得して買っていただける。
とは言え私達の会社にはスーパーマーケットのような集客力は無い。
ホームページのトップにたくさんのアクセスがあるだけだ。
この方々とどのようなお話をさせていただくかが私の課題でもあります。
あのスーパーのボードは私達で言うホームページの商品のウンチクにあたる。
たぶんウンチクの中で語る商品に付いての思いや、
生産者の思いが無ければ
お客さんは“すーっ”と“さらさら~”っと通り過ぎてしまうと思います。
お客様に商品に対する思いや生産者の思いを伝えるのが
これからの私達流通業の役目だと思います。
ってかこの事が流通で生きるか死ぬかに関わってくると私は思います。
私が一番良いと思う売り方は、以前よくみられた八百屋さん形式です。
お客様の前で大きな声を出して商品のウンチクやストーリーを
交えながら直接お話をして売っていくのが一番だと思う。
このやり方が消費者の方に一番解ってもらいやすいと思う。
今では「屋」が付く商売は全然イケてないと言われていますが…
先日はある設計士さまからサンプル依頼のお電話を頂戴しました。
とてもエライ設計士さま
「おたくの商品を施主さんが気に入って使いたいそうだからサンプル送ってくれ<`ヘ´>」
わたくし
「当社のサンプルは有料となっておりますがよろしいでしょうか?」
とてもエライ設計士さま
「はぁ?有料?じゃぁ使えないねぇ。<`ヘ´>」
わたくし
「そうですか…ではまたの機会にお願いします。(・・;)」カチャン・・・
お施主さんが気に入ってるのになんだそりゃ?
結局、いい家を建てる事やお客様に喜んでもらえる家を建てるのではなく
自分の利益を最優先したりエゴを押し付ける人がとても多いのも現実です。
こんなんではいい家が建つわけが無い。お施主様が可愛そうと思える瞬間でした。
しかし、まぁ独りで大きな声を出しても実際に目の前にお客様はいないんだから困ったもんだ。
やっぱり一人一人のお客様に心底丁寧に対応し、それぞれの商品への思い、
生産者の考えを伝えて行くしかない?ですよね^^;
流通業はただ単に川上から川下へ利益を乗っけて物を流せばいい業種ではあります。
繰り返しになりますが、これからは川上・川下両方へ目を向けて
しっかりと物だけではなく思いや心も伝える事が絶対に必要になってくると思います。
明後日から来週にかけて岐阜・島根・岡山・広島・宮崎・徳島の山を廻って来ます。
各地の林業家に直接お会いして色々とお話をしてこようと思っています。
今年は東北や北海道の山へも入っていこうと思っています。
こんな事ばかりしているので商品のUPがとっても遅くなって山の方にも、
お施主様にもご迷惑をお掛けしますがどうぞご了承下さい。
その分、山の方々の思いや心のこもった材木を全国の木材を
待っている方々にしっかりとお伝えしていきたいと思います(^_^)v
責任観…しっかりと周りを観渡す事。かなぁ?
東京都・新木場無垢フローリング専門店
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