心を知ればうまくいく

商人の道を説いた石田梅岩(いしだばいがん1685~1744)は、
心を知ることを最高の目標とした「石門心学」を始めた。
その哲学を簡単に言えば、社会の最小単位である家、
その家族の和こそ大事であり、そして家を守るため倹約が必要であり、
その倹約を実行する上で、正直に生きることが大切だとした。

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このような考えを経営に実践している人がいたので紹介しよう。
ある製菓会社社長の小田さんは、会社の売上目標は立てず、
社員の心を知ることだけに着目している。
管理職は一人もいない。
人事、評価、採用は、すべて社長の小田さんが行う。
小田さんが1300人の社員、パートの人事を見る。
一人一日一情報制度というのがあり、各人が毎日、
仕事のことや最近感じたことなどのレポートを書く。
小田さんはその全部を見るのに午前中を費やし、
それを社内報にも掲載する。
小田さんは、文面の中から社員一人一人の心境の変化を読み取る。
不安や不満を汲み取って、人事に反映させるというシステムだ。
全員がいつも変化しているわけでないので、
対象となるのは約1割程度、150~200人くらいの人に絞られるという。
小田さんは採用のとき、親ごさんにも会社に来てもらい、
質問するという。
「あなたのお子さんは、明るい性格ですか、暗い性格ですか」と。
すると90%の親が「明るい」と答える。
世間一般に、明るい性格がよいと思っているが、暗い性格も大事だ。
みんな落ち着きのない人ばかりでは会社は成り立たない。
社交的でなくて慎重で粘り強い性格も大切なことを説明する。
売上目標を掲げていないのも、以前うまく行かなかったからだという。
「大体、売上が悪くなるのは、お菓子がよくないからだ。
おいしいお菓子をつくることが大切であって、
お菓子をつくるのは人だから、人を大事にするのだ」と語る。
小田さんは子供の頃、
自分の家に住み込みで40~50人の社員がいたという。
子供の頃から家族的な雰囲気の中で育ってきているから、
そのような特色ある人事体制は当たり前なのだろうと思った。
年に2回、優秀な社員、新人、パート、職場を表彰する行事があり、
仕事の評価も、意外な理由で表彰されたり、
また仕事でなくても盆踊りのリーダーとしての活躍で
表彰されるなど、社員全員に晴れの舞台をつくる。
企業の成果主義が問われているが、
売上の数字に焦点を置くのではなく、
人格の成長という面から評価する会社があるのだ。
社員全員が何らかのかたちで尊敬される会社になれば、
結果として売上も上がっていくのだろう。
会社が大家族主義を実践して、
こんなにうまく機能している例をはじめて知った。

 

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