自然素材と暮らす資格

本日も小言です…
さらっと読んでね^^;

最近はかなり減ってきましたがこのような質問がたまに寄せられます。
「無垢材は反ったり・曲がったり・実部が透いてきたり
・割れたり・ヤニが出たりの不具合はでませんか？」
このような質問は圧倒的に建築施工会社・設計士さんからのご質問が多い。
答えとしては、全てそのような現象は高確率で現れる可能性があります。
当たり前の事です。「完璧」に動かない無垢木材なんか存在しません。
逆から言えば「完璧」に自然素材特有の現象は起こります。
木材で言うなら集成材などはある程度木材の動きを抑えれる事が可能です。
また、合板フローリングならばもっともっと木材の動きを抑えられる。
大体、無垢材が反ったり・曲がったり・実部が空いてきたり
・割れたり・ヤニが出たりの自然現象が不具合と言われ、
それが嫌だからこれだけ合板フロアーが売れてきた訳です。
合板フロアーでも傷が付いただの艶が違うだの言ってメーカーに取替えを迫るお施主もいる。
生活していれば傷が付いたりするのは当たり前の事ですよね。
なぜ、当たり前のことを言われるのか(-_-メ)
その原因は売った人の説明不足です。
傷が付いたりするのは当たり前と言う説明不足です。
それで合板フロアーは「完璧」なんです。
何も製造メーカーが悪いことでもないと思います。
それではどのように無垢フローリングを薦めれば良いのでしょうか？
それはとっても簡単な事です。
正直に自然素材の現象を伝える事です。
割れて完璧！
反って完璧！
曲がって完璧！
空いて完璧！
ヤニが出て完璧！
自然素材の現象が出て完璧!!
このような現象が起きてこその無垢材なのです。
その代わりに無垢材の良い点を伝えるのです。
（いくつかあるのでまたの機会にお話します）
建築施工会社・設計士さんがクレームを恐れて
このような質問をするのは十分理解しています。
でも、質問する方向が間違っていますよ。
その無垢材の上で生活されるのはお施主様です。
お施主様によくご理解いただけばクレームにはならないんです。
無垢材はそれで「完璧」なんです。
「完璧」に自然現象が出ないな自然素材なんて存在しません。
人間には「完璧」な人なんていないと思うでしょう。
ある本によるとみんな「完璧」な人間だと書いていました。
今の自分で「完璧」なんです。
ミカンは果物です。
デザートには向いていますが主食には向いていません。
そんなミカンに「おまえ主食になれ！」と言った所でミカンは主食にはなれません。
ミカンは「自分には欠陥があるのか？」と悩むだけです。
ミカンはミカン。
そのままで「完璧」なんです。
映画「ラストサムライ」では
“日本人は夜明けから日暮れまで、「完璧」を求め続ける”
と言う台詞があったかと思います。
この言葉は自分自身の心に対しての言葉であって、
他人に対して「完璧」を望む言葉では無いはずです。
しかし、現在では他人に責任を負わす為に、
他人に「完璧」を求める世の中にあると思います。
せっかくの台詞も台無しです。
あぁ外人さんから観た良き日本人よどこへ行くぅ･･･(T_T)
無垢材は縮むヤツもいれば膨れるヤツもいます。
人間も痩せる体質のヤツもいれば太る体質のヤツもいます。
ヤニの出るヤツもいれば出ないヤツもいる。
汗っかきもいればそうでないヤツもいるんです。
それでそれぞれ「完璧」なんです。
それで人間であり、無垢材なんです。自然なんです。
それでも嫌ならば付き合わなければ良いのです。
「仕事だから･･･」なんて関係有りません。
仕事の効率を悪くするだけです。
自然現象が嫌なら採用しなければいいのです。
合板フロアーにすればよいことなんです。
単純明快簡単な事です。
ラストサムライの
“日本人は夜明けから日暮れまで、「完璧」を求め続ける”
という台詞は現代の日本人に色々な意味で問いかけているのではないでしょうか。
やはり自分磨きしかないのかなぁ…(；一_一)
と思いブツブツ言ってる今日この頃です。
このところ「小言」ばかりでスミマセン…
仕事はそこそこやってます(-_-;)
今日も名古屋へ仕入れに行っていました。
とっても良い商品のご案内ができそうですよ。
また、ブログで先行紹介させていただきます^^;

　東京都・新木場無垢フローリング専門店
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