50年超の耐久性!鉄道整備庫の「栗」無垢フローリングと木口施工の秘密

投稿日:2017年07月06日

休日に群馬県にある碓氷峠鉄道文化村に行ってきました。
鉄道が好きな人にとってはとっても面白い施設です。
そうでない方も、地面から見上げられる鉄道車両の大きさに圧倒されるでしょう。
鉄道文化村の中に、鉄道展示館・旧検修庫(車両を検査、修理するための整備用車庫)があります。なんとも油の臭いが充満していそうなとても雰囲気のある整備庫です。
碓氷峠鉄道文化村の旧検修庫に展示された鉄道車両と床面の栗材ブロック
鉄の塊の車両が展示されているのですが、よくよく床面を見てみると床には木材が敷き詰められています。それもあまり見慣れない工法で敷き詰められています。

木口が表面に向いています。単純に考えると木口(切り口)を表面に向けて施工すると水分の吸収が早くてすぐに腐りそうな気もするのですが腐れは見当たりません。見える所だけ腐っていなくて深いところは腐っているのかもしれませんが、現状の床表面は非常にしっかりしています。
木口を表面にして敷き詰められた栗材のフローリング。50年以上経過した重厚な質感

この木質床の材料は栗だそうです。
サイズは、おおよそですが木口面が14cmx9cm、深さ(長さ)10cm前後のブロック状になっていました。栗の木のブロックとブロックの間には砂を入れて敷き詰めていっているそうです。色が黒くなっているのは整備油が飛び散ったりして色濃くなったそうです。わざわざ油を塗るようなことはしていないそうです。これは私の推測ですが、この整備油が長い年月で栗の木に染み込み木の腐れを防いでくれている可能性もあるかも知れません。

栗のブロック材の隙間に砂を詰め込んだ施工の様子。整備油が染み込み黒光りしている

なぜ、栗が使われているのかを尋ねると工具を落とした際に工具や部材が傷み難いようにするためもあるのだとか…
そういえば大工さんの作業場もコンクリートは少なくて土が多いですよね。万が一、道具を落とした時に刃が欠けたりしないようになのかな?
大工さんが手刻みする時に、足腰が楽だとも言っていた気がします。鉄道整備に使う道具は、住宅などで大工さんが使う道具とは異なり非常に大きくて重たい工具になります。

鉄道整備の過酷な環境に耐える栗の木口床材。工具の破損を防ぐクッション性も備える
一般的に堅いとされている栗の木でも、板状に敷き詰めて大きな工具や部品を落とすと割れる可能性が高いです。
車輪だけでも数トン級になるのではないでしょうか?
まぁ、板を分厚くすれば割れにくいのかもしれませんが高価になりますね。
木口を表面に見せて晩材面を多くとり短いブロック状にして少し手間を掛けて敷き込んでいく。
素足での生活が基本の日本の住宅の床面では、凹凸が出すぎて少々無理が有るかもしれませんが車両整備庫の様に用途によっては利にかなった工法なんですね。

この床板は、少なくとも50年以上は使用されているとのことで風合いもステキです。
碓氷峠鉄道文化村では、少し違う角度で見れる希少な場所かも知れません。

 

Q1. 鉄道整備庫の床に「木材」が使われているのはなぜですか?

主に重量のある工具や部品を落とした際に、それらが傷つかないようにするためです。また、コンクリートに比べて足腰への負担が少なく、職人の作業性を高める知恵が詰まっています。

Q2. なぜ「栗(クリ)」の木が選ばれているのでしょうか?

栗は古くから鉄道の枕木にも使われるほど耐朽性が高く、腐りにくいのが特徴です。水湿に強く非常に硬い性質を持っているため、鉄道整備のような過酷な環境に最適な樹種と言えます。

Q3. 一般的なフローリングと何が違うのですか?

「木口(こぐち)」という、木の断面を表面にする「木口施工」が採用されています。板状ではなく厚みのあるブロック状にして敷き詰めることで、車輪などの数トン級の荷重にも耐えられる強度を実現しています。

Q4. 50年以上経っても腐らないのは特別な処理をしているからですか?

栗自体の強さに加え、長年の整備作業で飛び散った整備油が木に染み込み、天然の防腐剤のような役割を果たした可能性があります。自然な経年変化が、結果として耐久性をさらに高めた興味深い事例です。

Q5. この「木口施工」は住宅でも取り入れられますか?

住宅の床としては凹凸が出やすいため、素足での生活には少々工夫が必要ですが、ガレージや店舗の土間など、個性的で耐久性が求められる空間には非常に面白い選択肢になります。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

硬い木と柔らかい木

投稿日:2016年04月09日

無垢フローリングをお選びになられる際にお施主様が「硬さ」について悩まれる事があります。
硬さによって感じ方が異なる点としては足あたりの感触、傷や凹みの付き方、床全体の弾力などで迷う事が多いようです。
足あたりの感触は、床表面に触れた時の温かさや冷たさに関わるのかな?
傷や凹みの付き方は、柔らかいと傷が付きやすいのでは?
床全体の弾力は、立ち仕事などをした際の疲れやすさなのかな?
フローリングを選ぶだけでも疑問は多いものです。
『足あたりの感触』に関しては、もちろん柔らかい木の方がたくさん空気を含んでいるので温まるのは早いです。
ちなみに木材(無垢材)は熱は発しませんので何をとっても温かくはありません。
無垢材は、冷たくは無いくらいに思っておいた方が良いと思います。
この場合も、無塗装やオイル塗装に限られ、ウレタン塗装品の表面は木本体に触れているのではなく石油化学製品に触れていると言う事になり、ほぼ触れている箇所は合板フロアーと同じになります。
『傷や凹みの付き方』に関しては、やはり硬い方が傷が付きやすいと言えます。
但し、傷が付いても目立つものとそうでないものがある事を覚えておいた方が良いと思います。
例えば柔らかいと言われる桧フローリングで例を挙げてみると桧節無しフローリングひのき節有フローリングでは
どちらが傷や凹みが目立つことになるでしょう?
やはり節無しの方は傷が付いたら目立ちますよね。
そもそも初めから節や色むらのある節有なら目立ちません。
と、言うように例えば傷が付く事が容易に想像できる子供部屋やたまーに手が滑って物を落としてしまうキッチン周りや
水の輪染みが目立つかもしれない脱衣場などには節有を使った方が桧節無しフローリングよりも傷や凹みなどは目立ちにくくなります。
これは見た目の好みにもよると思いますので、時間を掛けてお部屋ごとにご検討いただければと思います。
『床全体の弾力』に関してですがこれは今のところ私は勉強不足で難題です。
同じ人が生活しているのであれば、柔らかいとされている杉や桧でも表面が圧縮されてある程度の硬さで止まってしまうのではないかと思います。
杉を10kg/cmで圧縮してもナラを10kg/cmで圧縮しても折れたり割れたりしない限り同じ硬度になるののかなぁ?と思っています。
木材実質の比重(真比重)は樹種による差はほとんどないので圧縮されたらどの樹種でも同じ硬さになるのではないのかな?と思っています。
そうすると、表面が固まって硬くなるまでにどれだけ時間が掛かるか掛からないかだけの事でどの木を選んでもあまり変わりはないのかなぁと思っています。
摩耗で削れる分を考えても最終的には同じ表面硬度になると思います。
また、現在の住宅の床下地材はかなりしっかりしています。
当社でも、無垢フローリングの下地には必ず合板を捨て貼りする様にお願いしております。
床下地材は、一般戸建て住宅なら24mmや28mmの針葉樹合板、マンションの二重床なら20mmのパーチクルボードを使用するのが主流です。
そもそも、以前の根太工法とは違いそれぞれの床下地材が面で無垢フローリングを支える為に根太間のたわみ等は皆無です。
現在の一般的(主流)な工法では木材のたわみはなかなか感じる事はないでしょう。
ちなみに下の画像は、様々な木材の走査電顕像です。
森林総合研究所・日本産木材標本の画像データベースより
木材を極限までアップにした画像です。
気乾比重の平均値順に並べています。
上(サワラ)~下(ケヤキ)まで柔らかい木~硬い木 に並べています。
倍率は、大体同じですが異なるものもいくつかあるので注意して見てください。

気乾比重(ru)
水の重さを「1」とし、それと比較して出した重さの割合を数値として表しています。
比重が1を越えたものは同じ体積であれば、水より重いという事になります。
次にこの「気乾」とは何をさしているのかいうと、木材を乾燥させ、含水率が15%になった状態を表しています。
木に含まれている水の量は一定ではないので、乾燥させ水分量を一定にする事で、その木が持つ重量を正確に測る為の指標として、この気乾比重という単位が使われています。

サワラ 気乾比重:0.28~0.34(平均値)~0.40

サワラ

 

スギ  気乾比重:0.30~0.38(平均値)~0.45

スギ

 

ヤクスギ 気乾比重:0.38~0.40
屋久杉

 

ヒノキ 気乾比重:0.34~0.44(平均値)~0.54

桧

 

ホオノキ 気乾比重:0.40-0.49(平均値)-0.61

朴の木

 

カラマツ  気乾比重:0.40~0.50(平均値)~0.60

カラマツ

 

ツガ  気乾比重:0.45~0.50 (平均値)~0.60

栂

 

アカマツ  気乾比重:0.42~0.52(平均値)~0.62

赤松

 

クロマツ  気乾比重:0.44~0.54(平均値)~0.67

黒松

 

オニグルミ 気乾比重:0.42-0.53(平均値)-0.70

オニグルミ

 

クリ  気乾比重:0.44~0.60 (平均値)~0.78

栗

 

 

シイ 気乾比重:0.50~0.61 (平均値)~0.78

スダジイ

 

ヤマザクラ  気乾比重:0.48~0.62(平均値)~0.74

山桜

 

ブナ  気乾比重:0.50~0.65(平均値)~0.77

ブナ

 

ミズナラ 気乾比重:0.45~0.68 (平均値)~0.90

ミズナラ

 

ケヤキ 気乾比重:0.47~0.69 (平均値)~0.84

ケヤキ

スカスカからしっかり詰まった画像まで木でも色々あります。
この構造を形成している部分(セルロース、リグニン、ヘミセルロース等)の真比重がどの木をとってもほぼ同じです。
硬くても柔らかくても樹種によらず約1.5g/cm で一定です。
コレ。私的にはとっても面白い。
また、気乾比重でも最低値~平均値~最高値とかなりの差があります。
例えば・・・
ケヤキ 気乾比重:0.47~0.69 (平均値)~0.84(ru)
ヒノキ  気乾比重:0.34~0.44(平均値)~0.54(ru)
ということは、ヒノキより
柔らかいケヤキが存在する場合も有ると言う事になります。
平均値ではかなり差はあるのですが、こんな場合もあるのです。
スギ比重の差
早材部と晩材部など、比較する箇所でもかなり差が出ますよね。
まぁそんなこんなで木は一筋縄ではいかないと言う事です^^;
私自身基本的にはこう思っています。
どんな木でも強引な事をしない限りは基本的に人には優しいです。
どの無垢フローリングでも自身に傷や凹みを付けてでも人や落下物を守ってくれます。
表面に変な塗装をしない限りは冷たくすることもありません。
ただ、木の我が儘を少し聞いてあげるだけで良いのですがそれが我慢できないのであれば無垢材と
あなたの相性が合わなかったと言う事で、木に文句をガタガタ言わずに潔くあきらめた方が無難です。
木の我が儘とは、よく聞きますが割れたり、反ったり、曲がったりが中心です。
我が儘と言うよりは木ってのはそういうヤツなのです。
強引に割れ、反り、曲がりを抑えようとするからおかしなことになります。
床材を例に挙げると無垢フローリングにウレタン塗装を施したり、木材を薄くスライスして合板フロアーに姿を変えたりです。
表面が硬くて傷が付き難いけど、ちゃーんと傷が付く床で快適に過ごせますか?
凹みに強くてかちかちでも、やっぱり凹んでしまう床材はきれいに修理ができますか?
キャスターに強くても、キャスター傷が付く床で満足ですか?
比較対象は調べましたか?
擦り傷につよくても、傷が付く床でさらに修理ができない床で満足ですか?
ワックスフリーで15年、ワックス塗布で死ぬまで使えるのであればどちらを選びますか?
防ダニ加工が施されている床の上で赤ちゃんを安心してハイハイさせられますか?
静電気が発生して埃を寄せ付ける床で清潔に生活ができますか?
結露→カビ→ダニ→アレルギー。
ダニ抑制作用の前に考えることは無いですか?
色んな価値観があるので何が正解と言う訳ではないのですが
私はできる限り人体に影響が少なくて安心して長く使えるものを選ぼうと思っております。

木材性質一覧表

 

硬い木と柔らかい木の選び方 FAQ

Q1. 柔らかい木と硬い木、足触りはどう違いますか?

最大の違いは「温かさ」の感じ方です。スギやヒノキなどの柔らかい木は、細胞内に多くの空気を含んでいるため断熱性が高く、素足で触れたときに体温を奪われにくいため、ほんのりと温かく感じます。

逆に硬い木は身が詰まっており空気が少ないため、少しひんやりと感じる傾向があります。ただし、無垢材自体が熱を発するわけではありませんので、「冷たくはない」という感覚が一番近いです。

Q2. 傷がつきにくいのはどちらですか?

物理的には硬い木の方が傷はつきにくいですが、重要なのは「傷が目立つかどうか」です。

たとえ柔らかい木であっても、「節(ふし)」や「色むら」のあるフローリングを選べば、傷や凹みがついても周囲の模様に馴染んで目立ちにくくなります。逆に、節のない綺麗な木材ほど、ついた傷が目立ってしまうことがあります。

Q3. 子供部屋やキッチンにはどちらがおすすめですか?

傷がつくことが避けられない子供部屋や、物を落としやすいキッチン周りには、硬さよりも「節(ふし)有り」のフローリングをおすすめしています。

初めから節や自然な色むらがある材を選ぶことで、生活の中でつく傷や凹み、水染みなどが気になりにくくなります。見た目の好みと合わせて、「傷の目立ちにくさ」で選ぶのも賢い方法です。

Q4. なぜ木によって硬さが違うのですか?

木材に含まれる「空隙(空気の隙間)」の量が違うためです。これを表す数値を「気乾比重(きかんひじゅう)」と呼びます。

空気を多く含んでスカスカしていれば軽く柔らかくなり、身が詰まっていれば重く硬くなります。ただし、木材そのものの実質の重さ(真比重)は、どの樹種でも約1.5g/cm³でほぼ一定です。つまり、どれだけ空気が入っているかの違いなのです。

Q5. 結局、何を基準に選べばよいでしょうか?

硬さや傷への強さも大切ですが、私は「人体への優しさ」と「長く安心して使えること」を重視していただきたいと考えています。

木は基本的に人に優しい素材です。傷や凹み、反りといった「木のわがまま」を少し受け入れてあげるだけで、冷たさを感じることなく快適に過ごせます。傷を気にしてウレタン塗装で固めるよりも、無塗装やオイル塗装で木の本来の良さを味わえるものを選んでみてください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

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無垢フローリングをキッチンに採用できるの?|無垢材&キッチンの魅力と導入ポイント

投稿日:2012年02月19日

『キッチン・台所・洗面などの水周りに無垢フローリングは使えますか?』
これよくお施主様から頂く質問のひとつです。

キッチン床に無垢フローリングを採用しても大丈夫なのか?
LDKと1つの部屋として考えたときにキッチン床だけをタイルにすると不自然ではないのか?
タイルにしたら立ち仕事ばかりなので足腰が疲れる、タイルに陶器の食器を落としたらほぼ破損するだろうし、冬に冷たいタイルのキッチンだけスリッパを履くような面倒は避けたい。
タイル目地の汚れ掃除は結構面倒だとも聞くし…

また、キッチン床部分だけをウレタン塗装にするとキッチン床だけが最初のうちはテカテカ光って同じ樹種でも不自然な感じがするのは容易に想像できる。そして、キッチンではシンクとコンロ間を行き来することが多くその部分だけウレタン塗装がはがれてみすぼらしい感じになることもなんとなく想像できる。

あと、少量の油が跳ねてベタベタして気持ちが悪い。こうなると掃除の手間がどれくらいかかる?という問題にもなってしまいます。基本的に無垢フローリングは、乾拭きを推奨していますが絞った雑巾で拭くくらいは多分されるだろうと思います。どの様な塗装の無垢フローリング材を拭くのか?
オイルワックス仕上を拭くのか?
ガラス塗装を拭くのか?
ウレタン塗装を拭くのか?
カンナ仕上げのものを拭くのか?
サンディング仕上げのものを拭くのか?
無垢フローリングの表面と言っても
樹種、グレード、塗装のそれぞれで異なります。

一概に無垢フローリングはキッチン床に使うとこうなります。とは言えません。

キッチンに無垢フローリング床を採用するとなると色々と考えてしまいますね。

もちろんキッチン床に無垢フローリング材は使えます。ただ、汚れが気になるので無垢フローリングをキッチン床に採用するかしまいか迷われている方がほとんどです。

キッチン前は、お施主様が立つ位置は大体決まっています。お施主様が調理や食器の洗物などをするのになるべく移動が少ないようにセッティングされているのがキッチンです。ということは、足裏が擦れる部分やたまにお鍋を落としてしまう位置もそう変わりません。的があるかのように近い部分に物が落ちたり擦れたりします。私の考えでは、表面の塗装が傷ついたり凹んで剥がれたりしない限りは、合板フロアーやウレタン塗装が水弾きよくきれいに保てると思います。

しかし、1年もしないうちに何か物を落として表面の塗膜に傷が付くかとおもいます。そうするとそこから水分は浸透してどんどん塗装が剥がれてきます。また、同じところを人間の体重で毎日擦るわけですからいったん剥がれだしたところはどんどんと塗膜が剥がれていく事になります。

もうひとつは、暖かくて気持ちが良いと思って無垢フローリング材の採用を考えたのにいろんな素人意見から手軽に手入れが出来そうな部材にしようかと考えてしまう事も多いようです。汚れに関してはいろんな意見があるので一概には言えないのですが…

ちなみに昨晩我が家の夕食は春巻きでした。ガンガン油を使って揚げていきます。もちろん目に見えない油が跳ねる跳ねる!跳ねる跳ねる!
たくさん油が跳ねて飛びちっているはずです。

そしてこちらが春巻き完成後のキッチン床です。春巻き画像が無くてスミマセン
わーぃキレイ!と言う事は全然無いですが「汚れてしまったなぁ…」とは全く思いません。ここはそれぞれの価値観の違いなので画像を見て判断してくださいね。

ちなみにこのフローリング材の樹種はシルキーメイプルです。
キッチン1

キッチン3

よくよく見てみると何かの汚れは発見できます。
使いだして2年ほど経つのでよくよく見ると何らかの汚れは発見されます。
キッチン2
油が跳ねた汚れを発見した時点で、とりあえずタオル地のマットを敷いておいて空拭き掃除で木目に沿って拭き取っています。水は跳ねや油跳ねはマットなどで拭きとるだけです。基本的には、水跳ねは木目に沿って拭く。油跳ねも木目に沿って拭く。とにかく跳ねに気が付いたら木目に沿って拭く。

飛び跳ねた油は植物油、ちなみに無垢フローリング材に塗布するオイルやワックスも植物性です。そんなに気にすることも無いのかなぁとも思います。
キッチン4

我が家でもコロッケやから揚げなどの揚げ物は、普通に作っています。

ちなみにメンテナンスとしては1年に一度は蜜蝋ワックスを塗っています。日々のお掃除は、掃除機または雑巾でカラ拭きです。

物凄く油が跳ねる中華料理店でも見かけますがどれだけ拭き掃除しやすい床材を使っていても掃除をサボればベトベトです。よくありますよねビニール系の床でヌルヌルすべるお店が…
多分、油汚れが拭き取りやすいと言う事で採用されたのでしょう。なんせノーメンテナンスで長持ちさせることなんてまずあり得ないという事をもう一度しっかり認識しましょう。床の表面が何で保護されているのか?またその表面保護材の耐久性はどれくらいで塗り直しが出来るのか?
床材を検討する際には、ぜひ頭の片隅に入れて置いていただければと思います。

お施主様なの美的センスなのか、お施主様の綺麗好き度はどうなのか?色々あると思います。

掃除は、ご自身でせずに家政婦さんにしてもらうお施主さんもいらっしゃれば掃除だけは自分でしなくちゃ気が済まないお施主さんもいらっしゃる。

無垢フローリング材は、キッチンに普通に使えます。水や油は想定通り跳ねてキッチン床に落ちてきます。跳ねた水や油は乾いた雑巾やマットで直ぐに拭くようにする。そもそもオイル(油)が塗布された床材にオイルやワックスの上に多少の油が飛んできてもあまり気にならない。
ウレタン塗装の上に油が飛んで来たらとてもネチョネチョし、更には隙間に油が入れば汚れもたまる。

キッチンの床に無垢フローリング材は使えるがウレタン塗装はお勧めしない。環境が厳しくなればなるほど、ウレタン塗装に頼らずに
施主自身でメンテナンスができるオイルやワックス塗装を選ぶ方が良いかと思う。

 

 

Q1. 新築の家の柱や梁に「割れ」が入りました。これは欠陥住宅ではないのですか?

ご不安になるかと思いますが、結論から申し上げますと、木材の「割れ」そのものは欠陥ではありません。
記事でご紹介した裁判所の判決でも「未乾燥の木材(グリーン材)が乾燥過程で割れるのは自然な現象であり、欠陥には当たらない」という判断が確定しています。無垢の木は生きているため、環境に馴染む過程でどうしても変化が生じるものなのです。

Q2. 木が割れてしまうと、建物の耐震性や強度は弱くなりませんか?

見た目に亀裂が入ると強度が落ちたように感じられますが、構造的な強度はほとんど変わらないことが実験でも証明されています。
専門家の意見書でも「割れの大きい材ほど曲げ強度が大きい場合がある」「貫通割れ(裏側まで突き抜ける割れ)がなければ強度上の問題はない」とされており、安全性に直結する心配はまずありませんのでご安心ください。

Q3. 「ピシッ」という木が割れる音が聞こえて不安です。大丈夫でしょうか?

はい、問題ありません。それは木材が乾燥して収縮する際に発する自然な音です。
記事内の事例でも「音が不安だ」という声がありましたが、これは建物が崩れる予兆ではなく、木が呼吸し、その場の環境に馴染もうとしている証拠です。しばらくすると落ち着いてきますので、温かく見守っていただければと思います。

Q4. そもそも、なぜ割れる可能性のある「未乾燥材(グリーン材)」を使うのですか?

グリーン材は人工乾燥材に比べて安価であることや、昔ながらの建築業界の慣習として広く使われてきた背景があります。
「乾燥すればある程度割れる」というのは業界の常識ですが、近年ではその説明が施主様に十分伝わっていないケースも増えています。本来は、施工する建築会社が事前に「木材の特性」としてご説明すべき事項だと言えます。

Q5. 割れが気になる場合、施工会社に責任を問うことはできますか?

裁判所の判断では、単に「木が割れたこと」だけを理由に責任を問うのは難しい傾向にあります。
判決では「多少割れても強度に問題ないことは専門家の常識」とされ、むしろ「木材の特性を知らずに発注した建築会社側の知識不足」が指摘されました。もし不安な場合は、その割れが「構造に影響する貫通割れかどうか」を専門家に診断してもらうことをお勧めします。

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杉は柔らかいので凹んじゃうと聞きましたが…  

投稿日:2010年05月06日

Q:無垢フローリング(特に杉など柔らかい木)は、
凹むと聞いたのですが大丈夫ですか?

A:どれだけ硬い床材を使っても必ず傷や凹みができると考えてください。
それよりもその傷が辛抱できる傷なのか、
傷や凹みは補修できるのかも重要です。
また、合板フロアーか無垢フローリングで迷っておられる方は
できるだけ無垢フローリング採用されたほうが良いと思います。
よくよく無垢フローリングを考え出したときの理由を思い出してください。
気持ち良さ、自然素材、耐久性等で選ばれたと思います。
いくら表面が硬くて艶々ピカピカでも梅雨にベトベトはしたくないですし
足触りも気持ちよくない物は使わない方が良い。
これは、傷や凹みの問題とは全く別問題です。
傷や凹みが付かないからと言って気持ち良く過せるとは限りません。
何れにせよ傷や凹みは必ず付きます。
補修にどれ位の費用が掛かるか?そもそも補修は可能なのか?
この点についてもよくよくご検討ください。

伊予杉フローリングをご採用いただいたお施主様のブログです。
フローリング選びに戸惑っておられる方にはとても参考になると思います。
ぜひ、アクセスしてみてください。
たかおさんのブログ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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