森は本当にCO₂を吸っているのか、考えてみた話

投稿日:2025年07月29日

あくまでも個人的な考えです。

【1. 日本の森林とCO₂固定の実態】

  • 日本の森林面積:約2,500万ha強(国土の約66%)
  • うち適切に管理されCO₂を吸収・固定できているのは約360〜410万ha(約15%程度)
  • 天然林や放置林は高齢化・荒廃により吸収量が減少、土壌呼吸や倒木分解などにより、吸収量を上回るCO₂排出が起こる可能性がある
    → “全ての森林がCO₂を吸収している”わけではない
    → 本当に機能しているのは“ごく一部の管理された人工林”のみ
  • 約15%の森林がいくら頑張っても、全体のCO₂固定には限界がある
  • 日本中で森林の高齢化が進行しており、“森の老化”は全国的な問題
    → 若返り(更新)や適切な伐採・利用が進まなければ、吸収源ではなく排出源へと転じる恐れがある

しかし現実には、それは極めて困難である:

  • 7割が私有林で、所有者不明・放棄林が全国に拡大
  • 伐採・搬出コストが高にも拘らず、木材価格が安いため採算が合わない
  • 林業従事者の高齢化・人手不足で手が回らない
  • 間伐に対する補助金制度は「伐ること」を対象としており、更新や管理までは含まれない

→ “若返らせるべき”と言うのは簡単だが、現場ではほとんど実現不能
→ よって、既に存在する高齢樹をどう活かし、どう引き継ぐかがCO₂固定の現実解となる

 


【2. 高齢樹は炭素を固定する“巨大貯蔵庫”】

  • 高齢樹(50年以上の樹木。研究によっては100年以上を指すこともある)は若い木よりも炭素蓄積量が圧倒的に多い
  • 1本で数倍〜数十倍の炭素を長期間にわたって固定し続ける
  • 成長スピードが遅くても、“総固定量”では高齢樹が優れる
  • 若い木が成長期に吸収速度が速いという見方もあるが、総蓄積量では高齢樹が優れる
  • 米研究:最大サイズ1%の木が森林炭素の50%以上を蓄積
    → 長寿命・非伐採でこそ高齢樹の炭素固定力が発揮される

 


【3. 木材利用=CO₂固定化?】

  • 木は成長中にCO₂を吸収するが、使い方によっては再び排出
  • 合板や集成材は製造時にCO₂を多く排出
  • 単なる利用ではなく「どう使うか」が重要

 


【4. 合板・集成材はCO₂排出源にもなる】

  • 接着剤(合成樹脂)は石油由来で高CO₂排出
  • 乾燥炉やプレス機などのエネルギーも多消費
  • 廃棄時に焼却すればさらにCO₂排出
    → 製造・廃棄工程を含めたライフサイクルで見ると、環境負荷が高くなる場合がある

 


【5. CO₂固定と認められる条件】

  • 長期間使用(数十年以上)が前提
  • 鉄やコンクリートの代替材として使用
  • 廃棄時は燃やさず、再利用・再加工
    → これらを満たして初めて“固定化”と評価される

 


【6. 本当にCO₂を固定する使い方】

  • 接着剤を使わない無垢材が理想
  • 低温・自然乾燥で製造時の排出を抑制
  • 内装・構造材として数十年使う
  • 廃棄せず“引き継がれる材”が理想

 


【7. パルプ・チップはCO₂固定には不向きな用途】

  • パルプやチップは短命利用が中心(数ヶ月〜数年)
  • 製紙やMDFなどは製造時・廃棄時にCO₂を排出
  • バイオマス燃料は“燃やす=吸収分を一気に吐き出す”
    → CO₂固定というより“循環”用途。固定には向かない

 使用例:トイレットペーパー

  • 人間が最も使用する紙製品はトイレットペーパー
  • 同時に、木材から作られる“最も大量に使われる木製品”の一つでもある
  • しかしその寿命は、わずか数秒〜数分であり、吸収された炭素はすぐに大気中へ戻る

→ 木を伐って“消耗品”に使うことは、「炭素の固定」にはつながらない
→ 木材の使い道によっては、むしろ環境負荷を助長する可能性もある

 


【8. 歩留まりから見るCO₂固定効率】

  • 無垢材:歩留まり50%前後。CO₂固定に最適
  • 集成材:歩留まり30%台+接着剤由来のCO₂排出
  • 合板:歩留まり50〜75%。短命用途が多い
    → 歩留まりは製材方法や樹種によって異なるため、目安として提示

 


【9. CO₂取引と木材利用の誤解】

  • カーボンクレジット(排出権)制度とは:
    吸収・削減したCO₂を「数値化」して売買する制度
  • カーボンオフセットとは:
    他者の吸収・削減をお金で“相殺”する仕組み(航空会社や企業が活用)

 しかし現実は…

  • 木を植えただけでクレジット化
  • 短命用途でも“固定”と見なす誤認
  • 吸収後に焼却してもクレジット制度上は吸収量として計上されるが、実際には排出されているケースもある
  • 接着剤を使用する集成材や合板が多く、実際には接着剤由来のCO₂を大量に排出している
  • 二重カウントや過大申告が国際的に問題視

 真の炭素固定とは?

  • 植える・吸う・伐る・長く使う・燃やさない
  • 数字ではなく“実物”として残す
  • 長寿命材・無垢材こそクレジット制度にふさわしい

 


【10. 結論:木材利用は“質と設計”が全て】

  • 木材は成長過程でCO₂を吸収するが、焼却時に再放出される
  • 接着剤を多用した材では環境負荷が高くなる可能性がある
  • 無垢材 × 長期利用 × 非焼却 がCO₂固定の王道

 

樹木におけるCO2固定化については、私がこの業界でお世話になったころからずいぶん変わった気がする。私が年を重ねると同時に樹木も同じだけ年を重ねることになります。最近、私が思うところはこんな感じになりました。まぁ難しいよね。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

投稿日:
カテゴリー: 木材

夏季休暇のお知らせ 8月13日(水)~17日(日)まで 夏季休暇とさせていただきます。

投稿日:2025年07月28日

夏季休暇のお知らせ

8月13日(水)~17日(日)まで 夏季休暇とさせていただきます。

お盆期間の出荷業務につきましては8月8日(金)から8月18日(月)の出荷業務はお休みとさせていただきます。

夏季休暇中に頂きました お見積依頼・サンプル請求は、8月18日(月)より順次対応させて頂きます。

ショールーム見学のご予約はメールにて承っております。

ショールームご予約はこちらから…

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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クリ・ナラのLL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応挽き板直貼り無垢フローリングを開発 日刊木材新聞

投稿日:2025年07月10日
20250710日刊木材新聞記事「マンション用挽板直貼りムク床板開発 五感」
20250710日刊木材新聞記事「マンション用挽板直貼りムク床板開発 五感」

 

日刊木材新聞 2025年7月10日発行より

クリ・ナラのLL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応挽き板直貼り無垢フローリングを開発

マンション事情に対応、SGEC・FM認証を取得した新商品 五感

五感(東京都、前田英樹社長)は、新たにSGEC・FM認証に対応したクリ・ナラ材を用いた、マンション向け遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応の挽き板直貼り無垢フローリングを開発した。

本製品は、各樹種の2㍉厚の単板に、同社独自の遮音材を組み合わせたもので、サイズは幅90×厚さ12×長さ909㍉。独自構造と下地素材の技術により、歩行時の“フカフカ感”を抑制し、LL45の遮音性能を実現している。

表面仕上げは、UVウレタン、SSGガラス、自然オイル塗装などに対応し、無垢材同様、経年変化によって風合いが増していく仕様となっている。また、要望に応じて伐採許可証や原産地証明書などの書類一式も提供可能。

このフローリングは、東北地方の自治体から地域材活用の相談を受けたことをきっかけに、クリやナラを活用した現代のマンション仕様に適した製品として開発された。同社ではマンション用フローリングの開発を進めるなかで、近年、階数制限の緩和により14階から15階への増床が進む傾向にあることから、天井高を確保するため、直貼り工法を取り入れることが増え、直貼りフローリングへの需要が高まっている。

加えて、マンションディベロッパーからは内装材への国産材利用を推奨する動きもあり、こうした流れに対応するため、同社の防音材技術を活かして、国産材100%使用のクリ・ナラによるSGEC・FM森林認証対応・遮音等級LL45対応の挽き板直貼り無垢フローリングを開発した。

同フローリングは、新築のみならずマンションリノベーションにも適しており、第三者機関による遮音等級LL45の測定データも用意されている。当商品はLL45対応直貼りフローリングにありがちなフワフワとした踏み心地も低減されており、おおむね好評だ。

7月からは、同社の無垢フローリング専門サイト「木魂」にて掲載・販売を開始する予定。なお同社では、本製品と並行して、海外展開が進む弾性剣道場床システムの販売にも注力しており、国産木材の新たな活用モデルとしても注目されている。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

剣道場建設コンサルティング業務のご案内/Kendo Dojo Construction Consultant

投稿日:2025年07月07日
剣道場建築コンサルタント
剣道場建築コンサルタント
剣道場建築コンサルタント

株式会社五感・剣道場床建築工房では、国内外における剣道場(武道館)建設に特化したコンサルティング業務を承っております。剣道の特性に適した床構造(弾性床など)や、国産無垢材を活かした設計支援を通じて、安全性と文化性を両立する道場づくりを実現します。

■ 主なコンサルティング内容

  • 剣道場に最適な床構造(弾性床など)の選定と設計監修
  • 無垢材・国産材など木材の選定と性能評価のアドバイス
  • 建築設計図面のチェックと改善提案
  • 工事中の品質監理・仕上がり確認の立会い
  • 海外プロジェクトにおける文化的・技術的監修
  • JETRO・外務省・JICA等との公的支援事業への対応
  • 補助金を活用した国産木材輸出モデルの企画立案

■ 当社の強み

  • 剣道場床材に関する特許技術と設計・施工ノウハウの蓄積
  • 海外での剣道場施工実績
  • 林野庁補助事業による海外輸出実証実績
  • アメリカ、イタリア等との国際協力経験
  • 国産材・合法木材の取り扱い実績(FSC,SGEC,FM認証取得)
  • 剣道体験型ショールーム「武切房」にて実物体験可
  • 日本武道学会・剣道専門分科会に所属し、最新の知見や研究成果を継続的に学ぶ

■ 取引実績

  • 個人
  • 自治体・教育委員会・国立、公立の小中高校や大学、学校法人が運営する教育機関
  • 各省庁の管轄下にある公共施設や関連機関
  • 建築設計事務所・ゼネコン
  • 剣道連盟・海外の武道普及関係機関

■ 料金モデル(参考)

内容 金額目安(税別)
国内プロジェクト:設計監修+訪問1回 30万円〜
海外案件:図面監修+英文資料+視察同行 100万円〜
顧問契約(月額) 10万円〜
補助金支援型(成功報酬) 着手10万円+成功時5〜15%

※交通費・宿泊費・通訳費などは別途実費となります。

■ 報告書(成果物)の例

当社が作成する報告書(成果物)は、以下のような内容を含みます:

  • 提案床構造の技術解説・断面図・工法図等の案
  • 使用予定木材の産地・性能・証明書(合法木材認証など)
  • 建築設計への改善提案書(課題と対策)
  • 海外向けの場合:英文による解説資料や設計指針
  • 進捗管理表、打合せ議事録、現地視察報告 など

■ お問合せ

まずはお気軽にご相談ください。初回ヒアリングは無料にて承ります。
担当:前田 英樹
Email:info@kendoujou.com
WEB:https://kendoujou.com/

 

At Gokan Co., Ltd. / Kendo Dojo Flooring Architecture Studio, we provide consulting services specializing in the construction of kendo dojos (budokan) both domestically and internationally. With expertise in floor structures suitable for kendo (such as sprung floors) and the use of domestic solid wood, we aim to support the creation of safe and culturally rich training environments.

■ Main Consulting Services

  • Selection and supervision of optimal floor structures for kendo dojos (e.g., sprung floors)
  • Advising on selection and evaluation of domestic solid wood materials
  • Review and improvement proposals for architectural drawings
  • On-site quality supervision and final inspection support during construction
  • Cultural and technical oversight for international dojo projects
  • Support for public sector projects with JETRO, MOFA, and JICA
  • Planning export models using domestic wood with government subsidies

■ Why Choose Us

  • Patented flooring technology for kendo dojos and extensive construction expertise
  • Track record of dojo construction overseas
  • Demonstrated export experience through Forestry Agency subsidy programs
  • International cooperation with countries like the U.S. and Italy
  • Certified in the use of legal and domestic wood (FSC, SGEC, FM certifications)
  • Hands-on experience available at our interactive dojo showroom “Bukkilabo
  • Active member of the Japanese Academy of Budo, Kendo Division, continually acquiring the latest academic insights

■ Clients We Serve

  • Individuals
  • Municipalities, boards of education, national and public schools, universities, and educational institutions
  • Public facilities and institutions under the jurisdiction of various government ministries
  • Architectural firms and general contractors
  • Kendo federations and international martial arts organizations

■ Example Fee Structure

Service Type Estimated Cost (excluding tax)
Domestic projects: Design review + one site visit ¥300,000 –
International projects: Drawing review + English documents + site visit ¥1,000,000 –
Monthly consulting (retainer) ¥100,000 –
Subsidy-based support (success fee) ¥100,000 initial + 5–15% upon success

※ Travel, accommodation, and interpreter fees are charged separately.

■ Examples of Deliverables

Our consulting reports and deliverables may include the following:

  • Technical explanations, cross-sections, and construction method diagrams of proposed flooring systems
  • Wood material origin, performance data, and certification (e.g., legal wood documentation)
  • Improvement proposals for architectural design (issues and countermeasures)
  • English documentation and design guidelines for international clients
  • Progress management sheets, meeting minutes, site visit reports, and more

■ Contact Us

Feel free to reach out for an initial consultation—free of charge.
Contact: Hideki Maeda
Email:info@kendoujou.com
WEB:https://architecture-dojo.com/

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

100%国産合法木材SGEC-FM(森林認証)の遮音等級LL45対応の挽板直貼りフローリング|床構造次第では15階建ても

投稿日:2025年06月24日
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 オイル塗装

「本物の木の質感」「遮音性」「合法性」。これらすべてを満たすフローリングをお探しの方へ。

●マンションの高さ制限
●遮音等級LL45直貼り挽板フローリング
●国産木材100%・SGEC-FM(森林認証)
お施主様もデベロッパーも喜べるマンション

私たち無垢フローリング専門店木魂では、国産合法木材を使用し、遮音等級LL45を実現した挽板フローリングを開発・販売しています。

BHNB-01 無塗装

遮音等級LL45挽き板フローリング栗 無塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 無塗装

 

 

BHNB-02 UV塗装

遮音等級LL45挽き板フローリング栗 UV塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 UV塗装

 

 

BHNB-03 自然OIL&WAX塗装

遮音等級LL45挽き板フローリング栗 自然OIL&WAX塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 自然OIL&WAX塗装

 

✅ 木魂の挽板フローリングが選ばれる理由

  • 国産材100%使用:杉(基材)、栗、ナラなど地域ブランド木材・SGEC-FM(森林認証)を使用
  • 合法伐採の証明完備:伐採許可証・原産地証明書など書類一式をご提供可能
  • LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)遮音性能をクリア:12mm厚の直貼り工法により優れた遮音性を実現
  • 直貼り方式の利点:二重床を必要とせず、階高を節約できる構造
  • 豊かな意匠性:天然木の木目と経年変化が魅力
  • 他社にはない独自技術:構造と下地素材に特許級のノウハウを凝縮。フカフカした歩行感を低減
  • 選べる塗装:UVウレタン塗装はもちろん、SSGガラス塗装、自然オイル塗装にも対応可

✅ 遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)とは?

遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)は、マンションなど集合住宅で求められる遮音性能の一つで、日常的な歩行音や生活音を大幅に軽減する性能基準です。

従来、無垢系フローリングでこの等級を満たすことは難しいとされてきました。

 

✅ 階高制限に有利な「直貼り12mm厚フローリング」

本製品は12mm厚の直貼り挽板フローリングであり、通常の二重床工法と比較して施工厚を大幅に抑えることができます。

そのため、階高制限の厳しいマンション開発においても、設計自由度を高めることが可能です。

例えば、よくある14階建ての建物が、構造次第では15階建てとして成立する可能性もございます。

✅ マンションにも安心して採用可能

管理規約で「LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)以上」の遮音性能が指定されているマンションでも採用いただけます。

下地設計から施工アドバイスまでトータルでご提案いたします。

✅ 合法性証明にも対応

公共物件やエコ認証案件にも安心して使用いただけるよう、以下の証明書をご用意しております。

  • 合法木材供給事業者証明書
  • 原産地証明書
  • 伐採届出受理証明書
  • 合法伐採証明書

✅ ご相談・お見積りは無料

法人・設計事務所・リノベーション業者の方も歓迎です。ぜひ一度、実物をご確認ください。

▶ お問い合わせはこちら

挽板フローリングとは何ですか?

表面に厚みのある天然木(挽板)を貼り付けた高級感あるフローリング材で、無垢のような風合いと寸法安定性を両立しています。

 

マンション14階建てか15階建てか?全高45Mの差異
マンション14階建てか15階建てか?全高45Mの差異

 

 

添付ファイルの詳細乾式二重床と直貼りフローリングの階高差
添付ファイルの詳細
乾式二重床と直貼りフローリングの階高差

 

 

遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)のフローリングとは?

LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)は、上階の生活音がほとんど気にならないレベルの遮音性能で、集合住宅での採用に適した性能等級です。

 

合法性を確認できる書類はありますか?

伐採許可証、原産地証明書、合法木材供給事業者証明書など、一式を納品時にご提供可能です。

 

マンションでも使用できますか?

遮音性能がLL45(ΔLL(Ⅰ)-4)のため、多くのマンションで採用実績があります。管理規約確認の上ご相談ください。

 

価格や納期は?

物件条件により異なりますが、お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

 

 

国産材100%のマンション用遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)挽板直貼りフローリング

国産栗遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)挽板直貼りフローリング

遮音等級LL45挽き板フローリング栗 無塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 無塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 オイル塗装
遮音等級LL45挽き板フローリング栗 オイル塗装

 

国産ナラ遮音等級LL45(ΔLL(Ⅰ)-4)挽板直貼りフローリング

遮音等級LL45挽き板フローリングナラ 無塗装
遮音等級LL45挽き板フローリングナラ 無塗装
遮音等級LL45挽き板フローリングナラ ウレタン塗装
遮音等級LL45挽き板フローリングナラ ウレタン塗装

 

マンション用遮音等級LL45対応挽き板直貼りフローリングの他にも、釘打ち用、直貼り用で国産材を100%使用した栗挽板フローリングとナラ挽板フローリングもご用意がございます。

ぜひ、お問い合わせください。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
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