無垢フローリングに養生テープを貼らないでください。

投稿日:2013年01月23日
無垢フローリング養生テープ
無垢フローリング養生テープ

たまたま伺った現場で発見してしまいました。

確かに無垢フローリング施工要領書には、床を養生する際に『養生テープは絶対に無垢フローリングに直接貼らないでください』とでかでかと注意書きさせていただいておりますが、養生テープを養生に使用しない場合もやはり同様です。
養生テープを無垢フローリングに直接貼ってしまうと、テープを剥がした際に接着糊が残ったり、剥がす際に無垢フローリングの表面を傷めてしまいます。
養生テープの糊の粘着力が強いとか弱いとかの問題ではございません。

これでもかと言わんばかりに「ここからスリッパ禁止」の注意書き看板があります。
擦り傷が付かないように靴下や足袋を使用しなさいということなのでしょう。
しかし、この看板を剥がすときどうなるの???
それも玄関の上がり口で一番目立つ箇所にバッチリ貼り付いています。
何故、養生テープを無垢フローリングに直接貼ることが禁止なのかまでしっかり注意書きをご一読いただければと思います。

無垢フローリングに養生テープを直接貼ると以下のような問題が発生します。
・養生テープの接着糊が無垢フローリングの中に入り込み剥がした跡になる。
・養生テープを無垢フローリングから剥がす際に、接着糊が引っ張り無垢フローリングの表面を傷める可能性が高い。
・養生テープの接着糊成分が残ると、貼ってあった部分にホコリがくっつき非常に目立つ。
・養生テープを無垢フローリングから剥がす際に、接着糊に引っ張られて塗装まで剥がれる可能性がある。

 

養生テープにも色々あるようです。ピンク色、グリーン、ブルーと色々あります。
施工業者がお施主様に指摘された時に「弱粘性の養生テープを使いました。」と言われるようです。弱粘性も中粘性も強粘性も無垢フローリングは養生テープを直接貼らないでください。弱粘性でも養生テープの接着糊は無垢材の中に入り込んで残ります。汚れの一因となりますので、弱粘性でも養生テープは直接無垢フローリングに貼らないでください。

無垢フローリング施工時に、どうしても養生テープを使用したいのであれば、それなりの方法で無垢フローリングに直接養生テープが接着しないように細心の注意を払ってご使用ください。

無垢フローリングの養生方法について

無垢フローリングの養生方法
無垢フローリングの養生方法

無垢フローリング施工時における養生の重要性
無垢フローリングを施工する際には、さまざまな点に注意を払う必要があります。その中でも「養生」は特に重要な作業の一つと言えるでしょう。

そもそも「養生」とは、建築工事の過程で、すでに仕上がっている部分や部材が傷ついたり、汚れたりするのを防ぐために、カバーやシートなどを用いて保護することを指します。養生の際に頻繁に使用されるのが、緑・青・ピンクなどの「養生テープ」です。この養生テープは、養生シートや養生マットを固定するためのものであり、糊の粘着力にもさまざまな種類があります。

しかし、この養生テープには使用上の注意点があり、多くの製品の説明書には 「直接仕上げ床材には貼り付けないでください」 と明記されています。にもかかわらず、直接仕上げ面に貼る職人の方々が少なくありません。

その理由として、以下のような声が挙げられます。

「こんな小さな注意書きを誰が読むのか?」
「直接貼り付けられないなら、どうやって使えばいいのか?」
「そんな養生方法では時間がかかりすぎる!」
こうした意見が多く見受けられますが、いずれも本質的な解決策にはなっていません。以前は桧縁甲板(ひのきえんこういた)などがよく使用されており、職人の方々も 「無垢フローリングに直接養生テープを貼ってはいけない」 という認識を持っていました。しかし、現在は合板フローリングの施工が主流となり、施工経験の多い職人の方々でも、無垢フローリングの特性を考慮しないケースが増えているようです。

合板フローリングは、表面の塗装がしっかり施されているため、養生テープを貼っても容易には剥がれません。 しかし、同じ感覚で無垢フローリングに直接貼ってしまうと、毛羽立ちが生じたり、塗装が剥がれたり、跡が残ったりすることがあります。最悪の場合、施工後にこれらの問題が発生し、施工品質の問題として扱われ、責任の所在が不明確になることも少なくありません。再塗装や貼り換えを求められることもあるでしょう。

そのため、無垢フローリングの養生を行う際には、直接養生テープを貼らないよう、適切な方法で保護する ことが重要です。

多少の手間がかかるかもしれませんが、これは無垢フローリング施工の大切な工程の一つです。施工の際には、経験豊富な職人の方に依頼することをおすすめいたします。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

桧柾目フローリング

投稿日:2013年01月22日

桧柾目フローリング2

桧柾目フローリング3

桧柾目フローリング4

桧柾目フローリング5

桧柾目フローリング6

桧柾目フローリング7

桧柾目フローリング1
最近では、和室が少なくなったせいか、杉も桧もなかなか柾目の良さを際立たせてくれる箇所が見当たらなくなってきました。
柾目は、木材の良さを象徴する木目だも言えます。綺麗な柾目を求めると、どんな樹種でもかなりの樹齢の高い丸太が必要になってきます。日本全国を見ても、桧の60年生丸太はあっても100年近くとなるとなかなか手に入りません。そんな樹齢の高い丸太も需要が無ければ悲しいばかりですが、販売する方としてももっともっと木材の良さを引き出し、使い勝手を含めたご提案をし、木材の良さや価値を一般のお施主様に伝えていかなくてはいけません。

和室は、柾目の文化だと言われておりました。長押、廻り縁、障子、竿縁、天井板など柾目材が多用されていました。見た目にも落ち着きのある柾目は、日本の和室文化には欠かせない良材だったと言えます。和室が少なくなったとはいえ、近代住宅には直線・ラインを基調とした住宅を
設計される設計士さんもたくさんいらっしゃいます。直線的な木目の桧柾目フローリングは、そんな近代建築にも落ち着いた表情で溶け込んでくれることでしょう。

桧柾目フローリングは、超仕上げ(カンナ)で仕上げていますので、通常のフローリングと比べて足触りも一味異なります。足に吸い付くようなピタッとした感触が桧柾目フローリングの特徴の一つでもあります。『桧や国産材はどうも和風っぽくなりやすい』と思い込んでる設計士さんもお施主様もぜひ無垢フローリングショールームゆらぎにて桧柾目フローリングをご自身の足で体感していただければと思います。

桧柾目フローリング
・1820x105x15mm
・柾目節無
・エンドマッチ加工
・超仕上げ
・価格:31,686円/㎡(税込み・送料別)

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

阿波桧無垢フローリング・AH-22施工例

投稿日:2013年01月20日

AH-22-1

AH-22-2

AH-22-3

AH-22-4

AH-22-5

AH-22-6

阿波桧フローリングAH-22
サイズ:1920x80x15mm
等 級:節有
加 工:本実加工(四方サネ付)
タイプ:1枚物
入り数:3.38平米/ケース・22枚入
塗 装:自然オイルワックス
価 格:14,000円/ケース(送料別)
㎡単価:4,142円/平米
*価格は予告無く変更する場合がございます。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

カントリーバーチ無垢フローリング COB-01 をご採用いただきました

投稿日:2013年01月19日

COB-01-2

COB-01-1

COB-01-4

COB-01-3

カントリーバーチフローリング・床暖房対応品
サイズ:1820x120×15mm
(1820mmx4枚/400~1200mmx3枚分)
加 工:本実加工(四方サネ付)
タイプ:乱尺含むOPC(1枚物)
入り数:1.529㎡
塗 装:OIL&WAX仕上
価 格:16,000円/ケース(送料別)
㎡単価:10,464円/㎡
*価格は予告無く変更する場合がございます。

フローリングをご検討中の方は
無垢フローリングショールームゆらぎまで
是非、ご見学にいらしてください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングと床暖房

投稿日:2013年01月17日

床暖房と無垢フローリングの相性ってどうですか?とよくご質問いただきます。
質問してくる時点で何か疑問や不安があるのだと思います。
どちらかというと相性は悪いと思いますが、何年くらいその住宅で暮らすのか、いつ頃リフォームするのかにもよります。
ほとんどの方は、長年住む住宅はなるべく補修費がかさばらないようにしたいと思うものです。
無垢フローリングを選ばれる理由として「暖かみがあって使用対応年数が長いから」ということでお選びいただくこともあろうかと思います。
ウレタン塗装をせずに自分達で表面のメンテナンスができる状態にしておくことで何十年とお使いいただくことが可能です。
日本の住宅の寿命は25~30年と言われています。
この事を根拠にかどうかわかりませんが、内装建材もとりあえず30年使えるといっておけばOK的な風潮があります。
とはいえ、30年も持つ新建材はなかなか見当たらないのも現状です。
合板フロアーなんかは15年くらい使っているとで表面塗装がボロボロと剥がれてきます。
床暖房との相性に話を戻しますが、床暖房はシステムであり機械物です。
耐久年数は、どのメーカーとも30年位だと記載されていることが多いようです。
しかし、同じ様な商品でも「10年位しか使えない」ってところと「半永久的に使える」って会社があります。
えらく極端ですが、どちらもデカデカとHPに記載しています。
私は、前者が正解に近いと思います。
床暖房システムの実物を見ると「こんなものなのかぁ・・・」と思われる方がほとんどだと思います。
カタログ上で確認するより、自分の目で見て触って確認していただければと思います。
床暖房採用後、10年とは言わず15年後に床暖房システムに不具合が出たとしましょう。
床暖房システムメーカーの10年補償は既に期限が切れています。
その不具合箇所がパネル部分だとしたら、床暖房パネル交換時に無垢フローリングも貼り替えとなります。
まだまだ何十年も使用できるはずの無垢フローリングが、床暖房システム交換のために廃棄されるということになります。
せっかく長年使えると思っていたはずの無垢フローリングが台無しです。
もちろん、故障した床暖房システムと無垢フローリングはそのままにして別の暖房方法を取るということも可能ですが、
使えないものを放置しておくことは機械部分の腐食が始まると同時に他の部分に影響を与える心配もございます。
そもそも、暖かくて気持ちが良いという理由で無垢フローリング選ばれたのなら簡単に修理ができない床暖房は採用を考えた方がいいかもしれません。
合板フロアーでしか生活したことの無い方には、無垢フローリングの暖かさはわかりません。
もちろん、床暖房システムと無垢フローリングが悪いわけではないのでその時はその時で修繕費用を出すから大丈夫!って
ことなら問題ないのかもしれません。
なかなか余裕をもってローンを組まれる方も少ないと思います。
設計の段階で見た目やデザインも重要ですけど使用部材もとことん見比べてご検討頂ければと思います。
なるべくなら簡単に手の届かない部分に機械物は入れないほうが良いかと思います。
使用部材をよくよくご検討いただくことで日本の住宅寿命も少しは長くなると思います。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/