HOWTEC 財団法人日本住宅・木材技術センターの銘木館に目の保養に行ってきました。
大きな大きな杉の丸太や春日局が植樹したとされる欅など様々な銘木が見れます。
この倉庫内の木材をもし在庫金額で算出すれば数十億円にもなることでしょう。
ひょっとしたらもう一つ0が付くかもしれません。
長蔵スギ
全部で18立米、長さ50m、樹齢約500年、元の太いところは直径3m
静岡県春野町産(樹齢約500年)、気田川の支流、京丸山の崖の上にあったもので、
かつて後醍醐天皇をかくまったと言われている藤原氏の子孫、
藤原忠教氏より譲り受け、昭和51年に伐木した。
多くの人は内部に空洞があろうと考えたが萬治氏は沢の水質、
生えている場所の状況を聞き、空洞が無いことを見抜いた。
通常の手段での搬出は不可能なので、木挽に挽かせ(銘木木取り)、
ヘリコプターで運んだ。このときの運送費が約2000万円だそうです。
この大杉は、地元では水神スギと呼ばれていたが、
萬治氏が長谷萬の「長」と保存するための「蔵」とから「長蔵杉」と命名した。
ネズコ:(横に寝かせている木)
富山県黒部産。別名クロベ。材が神代スギに似ているので<黒部杉>とも呼ばれる。
芯が中心にあり伸びが良く、おとなしい感じの材。
ケンポナシ:
ケヤキに似ているが、ケヤキより柔らかく味がある。新宮殿にも使われている。
品よく柔らかな感触から、高級材として床柱や棚板などの建築材の他、
家具調度品や文士の机などに使われた。
また、炉縁材として最高と言われている。
白檀(ビャクダン)
香木として利用されます。
とても希少な木で、重量売りでグラム○○○○○円と言う様に販売されます。
凄い銘木ばかりです。
あまり人が来る様な感じではなかったのでこういう事が仕分けの対象になるのでは
なかろうかと少し心配になります。
せっかく素晴らしい展示があるのだから、もう少し銘木館のHPも見やすくして、
たくさんの人に来場してもらえるようにしないとほんとにヤバイ気がします。