国産黒松無垢フローリング
今はもう壊滅的な打撃を受け数少なくなってきた国産・黒松材。
林産地では枯れていく黒松をただただ見ているだけになっている所も多いようです。
松が枯れる原因は「松喰い虫」による害虫被害が多く聞かれます。
しかし、一概に松喰い虫が原因とは言い難いようです。
元々松喰い虫は以前から存在していました。
ではどうして…？
一説によると酸性雨が関係しているとも考えられています。
酸性雨で弱った松に松喰い虫が入って枯れるとも言われています。
現在でも松枯れ被害はどんどんと広がる様相です。
このまま松が枯れていくのを待つのか、伐採して新種の松苗を
植えていくのかを考えなければいけません。
今回は、黒松のみを選んで伐採してフローリングに加工します。
現状ではこの黒松もあと５年程でほとんど伐採してしまう予定です。
伐採後は黒松の苗を植えて５０年掛けて育てていく予定です。
子供の頃に実家の木材倉庫で
松丸太の皮を剥くお手伝いをしていた時の香りがし、
そのときの光景が脳裏を掠めます。
私にとってこの黒松の香りは本当に懐かしいですし、
黒松のどっしりとした安心感までも思い浮かぶほどです。
地方では赤松を“女松”黒松を“男松”と呼ばれています。
それほど黒松と赤松の違いが有ります。
数少ない国産黒松無垢フローリングの販売を予定しています。
画像はプロトタイプです。
幅は１２０ｍｍ前後、厚みは１５ｍｍと２４ｍｍ、長さは１８２０ｍｍを予定しています。
等級は「節有」と「上小節」になると思います。
数量的には少量づつの販売となるでしょう。
“あっ！”と思われた方は大正解！表面の仕上は超仕上げ（カンナ）です。
抜群に艶が出てきます。
５０年後の建替えの時期にはこれから植林する苗が育っている事でしょう。
十分それだけの耐久性の有る木材です。
合板フロアーは５０年間で何回リフォームしなければいけないんでしょうね。
そういう時代はどんどんと縮小傾向にあるのではないでしょうか。
国産黒松の力強い杢目と懐かしい香りを皆様にお届けできるように挑戦します！
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あれから本社の詳しい者にも聞きましたが、黒松は島根でももはや銘木の域に入るほど希少になっているようです。よって造作や床周りで肥松が必要なところで使われているくらいと聞きました。
それと男松・女松の呼称についてはその者に聞いたところ「聞いたことはあるがよく知らない」とのことでちょっとあせりましたが、いろいろ調べてみたところ間違い無いようでほっとしました。
あおしん さんへ
コメントありがとうございます。
銘木ですか(>_<) もうそう言う時代かもしれませんね。 残り少ないので大切に使っていただければと思います。