引渡し前の無垢フローリングの傷・汚れ・凹み|原因は初期不良か施工中か?

投稿日:2016年03月22日

引渡し前の無垢フローリングの傷・汚れ・凹みが見つかって嘆いているお施主様

引渡し前の無垢フローリングの汚れや凹み(へこみ)の原因と責任区分について

年に数回、施工監理者さんから『傷が付いているから現場に見に来てくれ』とご依頼を頂きます。
既に施工が終わっている現場で引き渡し直前が多く施工監理者さんは苛立っていることが多い。
現場に行くと大体こう言う…「どうして汚れている(凹んでいる)不良品を納品するんだ!!あんたらのせいでで引き渡しが遅れるじゃないかぁー!早く補修しろ!」もちろん施工前の新品の状態でご連絡いただければ交換します。
施工した後に付着した傷や汚れについては補修や交換は当方では行いません。
とりあえず現場を見てみると以下のような状況も多く見られます。

 

バケツなどの輪染み

無垢フローリング輪染み
バケツなどの輪染み
フローリング輪染み
バケツなどの輪染み

 

何かの液体を落として拭いた跡

無垢フローリング汚れ
何かの液体を落として拭いた跡
フローリング汚れ
何かの液体を落として拭いた跡

 

無垢フローリング凹み・へこみ

無垢フローリング凹み・へこみ
無垢フローリング凹み・へこみ
無垢フローリング凹み・へこみ
無垢フローリング凹み・へこみ

1現場につき数百枚、数千枚にもなる無垢フローリングを施工していく訳です。
納品前に付いた傷を現場で施工する際にぴったりと寸分違わず汚れや傷をつなげて施工するなんてことができるとでもいうのでしょうか?
施工前に傷や汚れが有ったら施工せずに監理者に相談しないといけませんね。
あげくの果てに施工した大工さんに直接不具合があったかを尋ねると開梱時には汚れや傷は無かったとのこと…何とか責任逃れをして他人の責任を擦り付けよう頑張る施工監理者もいますが残念ながらこの程度の監理者は山ほどいて私もそこそこの人数をお相手してきました。
こんな時は施工監理者はどんどん逃げるのでお施主さんの前で話を詰めるのが効果的です。
そうこうすると『もう、お前のところから買わない。』とか『これだから通販会社はなぁー』とか泣きべそをかきながら問題とは丸きり違う意味不明な事を言出だす方もいらっしゃいます。
そうでは無くて“自社が汚れを付けた”のと“泣きべその意味不明さ”は全く関係なし。
話をすり替えずにきちんとお引き渡しまでに責任もって補修してください。
あぁ…日当と高速代が飛んでいく…

 

 

新築引渡し前の無垢フローリング
傷・汚れ・へこみに関するFAQ

Q1. 新築の引渡し前なのに床に傷や汚れがあります。これは不良品ですか?

多くの場合、製品の不良ではなく「施工中についた傷や汚れ」です。施工前の検品で問題がなければ、現場で大工さんが作業する際や、他の業者さんが入った際に付いてしまった可能性が高いと言えます。

Q2. 具体的にどのような汚れや傷が現場で発生しやすいですか?

よく見受けられるのは、バケツなどを置いた「輪染み」、何かをこぼして拭き取ったような「液体の跡」、そして道具を落としたことによる「凹み(へこみ)」です。これらは生活が始まってからつく傷とは異なり、工事中の不注意によるものが大半です。

Q3. 施工後に見つかった傷は、無償で交換してもらえますか?

申し訳ございませんが、施工完了後に発生した傷や汚れについての無償交換・補修は承っておりません。納品時点での初期不良であれば交換いたしますが、施工後のトラブルは現場管理の責任範疇となります。

Q4. 施工業者さんが「最初から傷があった」と言っているのですが…。

もし施工前に傷や汚れがあれば、プロの大工さんなら施工の手を止めて監理者に報告するはずです。傷があるものをそのまま並べて施工することは通常考えられません。責任の所在を明確にするためにも、施工監理者様を含めて話し合うことをお勧めします。

Q5. こうしたトラブルを防ぐにはどうすれば良いですか?

お引渡し前のチェックで傷が見つかった場合は、施工会社様(施工監理者様)へ責任を持って補修するよう依頼してください。また、これから工事に入る場合は「傷をつけないよう養生を徹底してほしい」と事前に伝えておくことも有効です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/