マンションで「無垢フローリング」を実現!二重床と直貼りの遮音性能の真実

投稿日:2025年08月20日

「マンションでも、木の温もりを感じる無垢フローリングを採用したい!」

リノベーションで非常に人気の高い無垢フローリングですが、マンションの場合、階下への騒音問題が大きな壁になります。

特に、既存の床構造が直貼り工法だった場合、安易に憧れの無垢フローリングを貼るために二重床工法に変更すると、かえって騒音トラブルを招くリスクがあることをご存知でしょうか?

ここでは、マンションの床構造と遮音性能の基準、そして無垢材を採用する際の注意点を徹底解説します。

 

👂 マンションの遮音性能を測る「JIS規格」とは

 

マンションの床衝撃音は、どの建物でも公平に評価できるよう、JIS(日本産業規格)によって測定・評価方法が定められています。

JIS規格 内容 衝撃源 測定対象の音
JIS A 1418 建物内の音響を測定する方法(測定方法) タッピングマシン / バングマシン 衝撃音の音圧レベル
JIS A 1419 測定結果を評価等級に当てはめる方法(評価方法) 遮音等級(LL値、LH値、値など)

 

 

 

特に重要なのは、衝撃音を2種類に分けている点です。

  1. 軽量床衝撃音(タッピングマシン使用): スプーンを落とす音やスリッパのパタパタ音など、比較的高い音。主に床材の緩衝材や二重床の構造で対策します。
  2. 重量床衝撃音(バングマシン使用): 子どもの飛び跳ねや大人の足音など、低い音(振動)。主にコンクリートスラブの厚さと重さで対策します。

 

試験で想定されるスラブ厚の基準

 

JIS規格に基づいた建材の試験では、工法によって以下のスラブ厚が目安とされています。

  • 直貼り工法:スラブ厚 150mm
  • 二重床工法:スラブ厚 200mm

これは、二重床を効果的に機能させるには、直貼りよりも厚い(重い)スラブが前提となることを示唆しています。

建材試験センターHPより

 

 

⚠️ 無垢フローリング採用時の「二重床」への安易な変更は要注意!

 

無垢フローリングは遮音性能がついていないことが多いため、マンションの管理規約(例:LL=45,ΔLL(Ⅰ)-4 )をクリアするために、「二重床」を選びがちです。しかし、既存の床が直貼りだった場合、この選択は大きなリスクを伴います。

 

リスク1:重量床衝撃音の悪化(太鼓現象)

 

直貼り工法が採用されているマンションは、もともとスラブ厚が150mm程度と比較的薄い場合があります。このような物件で二重床にすると、以下の問題が起こります。

  1. 共振の発生: 床とスラブの間にできた空気層が、特定の低い周波数帯で共振を起こします。
  2. 太鼓現象: この共振により、床全体が太鼓のように振動を増幅させ、重量床衝撃音を直貼りの時よりも大きく階下に響かせてしまうリスクがあります。

スラブ厚が薄い物件で二重床に変更する場合、二重床本来のメリット(軽量音の緩和)は得られても、最もトラブルになりやすい重量床衝撃音の遮音性能はかえって悪化する可能性があるのです。

 

リスク2:無垢材は「乾燥式二重床」との相性を見極める必要がある

 

無垢フローリングを二重床で施工する場合、通常は支持脚で床板を支える「乾式二重床」が用いられます。しかし、無垢材は温度や湿度で伸縮するため、下地の支持脚やパネルと組み合わせる際は、無垢材の特性を理解した専用の二重床システムを選ばなければ、床鳴りや反りの原因となり得ます。

 

 

✅ 無垢フローリングを諦めない!マンションで採用する2つの確実な方法

 

既存の床構造を変えずに、無垢フローリングの採用と遮音性能の確保を両立させるには、以下のいずれかの方法を検討しましょう。

 

1. 直貼り専用の「遮音無垢フローリング」を選ぶ

 

  • 仕組み: 無垢材の裏面に、遮音性能を確保するための特殊なクッション材や防振材を直接貼り付けた商品です。
  • メリット:
    • 既存の直貼り工法を維持できるため、床高があまり変わらず、天井高への影響が少ない。
    • 重量床衝撃音への影響が少ない(共振リスクがない)。
  • 注意点: 一般的な無垢材よりも高価で、クッション材の分、踏み心地がフワフワと感じられる場合があります。
  • 以下は、踏み心地を改善した直貼り無垢フローリングになります。遮音等級LL45木魂防音無垢フローリング 

    遮音等級LL45挽板直貼りフローリング

 

2. 遮音性能が担保された「乾式二重床システム」を採用する

 

  • 仕組み: 専門メーカーが、スラブ厚の薄いマンションにも対応できるよう開発した、高性能な乾式二重床システムを採用し、その上に無垢材を貼ります。
  • メリット:
    • 配管の自由度が高まり、水回りなどの間取り変更が容易になる。
    • 無垢材をしっかりと固定でき、直貼りよりも安定した踏み心地が得られる。
  • 注意点: 床の高さが上がり、天井高が低くなる。必ずスラブ厚150mmでも遮音等級をクリアできることをメーカーの資料で確認し、管理組合の承認を得る必要があります。

マンションでのリフォームは、「管理規約の遵守」と「既存構造の特性理解」が不可欠です。無垢フローリングという理想を実現するためにも、安易な工法変更は避け、専門家と相談しながら最適な方法を選びましょう。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

遮音等級LL45マンション用無垢フローリングのLLEO-22・ホワイトオイル塗装

投稿日:2025年08月15日

 

遮音等級LL45マンション用無垢フローリングのLLEO-22・ホワイトオイル塗装をご採用いただきました。

木魂防音無垢フローリング
品番:LLEO-22
樹種:イングリッシュオーク
サイズ:1820x90x26mm
塗装:リボス・カルデットホワイト

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

森は本当にCO₂を吸っているのか、考えてみた話

投稿日:2025年07月29日

あくまでも個人的な考えです。

【1. 日本の森林とCO₂固定の実態】

  • 日本の森林面積:約2,500万ha強(国土の約66%)
  • うち適切に管理されCO₂を吸収・固定できているのは約360〜410万ha(約15%程度)
  • 天然林や放置林は高齢化・荒廃により吸収量が減少、土壌呼吸や倒木分解などにより、吸収量を上回るCO₂排出が起こる可能性がある
    → “全ての森林がCO₂を吸収している”わけではない
    → 本当に機能しているのは“ごく一部の管理された人工林”のみ
  • 約15%の森林がいくら頑張っても、全体のCO₂固定には限界がある
  • 日本中で森林の高齢化が進行しており、“森の老化”は全国的な問題
    → 若返り(更新)や適切な伐採・利用が進まなければ、吸収源ではなく排出源へと転じる恐れがある

しかし現実には、それは極めて困難である:

  • 7割が私有林で、所有者不明・放棄林が全国に拡大
  • 伐採・搬出コストが高にも拘らず、木材価格が安いため採算が合わない
  • 林業従事者の高齢化・人手不足で手が回らない
  • 間伐に対する補助金制度は「伐ること」を対象としており、更新や管理までは含まれない

→ “若返らせるべき”と言うのは簡単だが、現場ではほとんど実現不能
→ よって、既に存在する高齢樹をどう活かし、どう引き継ぐかがCO₂固定の現実解となる

 


【2. 高齢樹は炭素を固定する“巨大貯蔵庫”】

  • 高齢樹(50年以上の樹木。研究によっては100年以上を指すこともある)は若い木よりも炭素蓄積量が圧倒的に多い
  • 1本で数倍〜数十倍の炭素を長期間にわたって固定し続ける
  • 成長スピードが遅くても、“総固定量”では高齢樹が優れる
  • 若い木が成長期に吸収速度が速いという見方もあるが、総蓄積量では高齢樹が優れる
  • 米研究:最大サイズ1%の木が森林炭素の50%以上を蓄積
    → 長寿命・非伐採でこそ高齢樹の炭素固定力が発揮される

 


【3. 木材利用=CO₂固定化?】

  • 木は成長中にCO₂を吸収するが、使い方によっては再び排出
  • 合板や集成材は製造時にCO₂を多く排出
  • 単なる利用ではなく「どう使うか」が重要

 


【4. 合板・集成材はCO₂排出源にもなる】

  • 接着剤(合成樹脂)は石油由来で高CO₂排出
  • 乾燥炉やプレス機などのエネルギーも多消費
  • 廃棄時に焼却すればさらにCO₂排出
    → 製造・廃棄工程を含めたライフサイクルで見ると、環境負荷が高くなる場合がある

 


【5. CO₂固定と認められる条件】

  • 長期間使用(数十年以上)が前提
  • 鉄やコンクリートの代替材として使用
  • 廃棄時は燃やさず、再利用・再加工
    → これらを満たして初めて“固定化”と評価される

 


【6. 本当にCO₂を固定する使い方】

  • 接着剤を使わない無垢材が理想
  • 低温・自然乾燥で製造時の排出を抑制
  • 内装・構造材として数十年使う
  • 廃棄せず“引き継がれる材”が理想

 


【7. パルプ・チップはCO₂固定には不向きな用途】

  • パルプやチップは短命利用が中心(数ヶ月〜数年)
  • 製紙やMDFなどは製造時・廃棄時にCO₂を排出
  • バイオマス燃料は“燃やす=吸収分を一気に吐き出す”
    → CO₂固定というより“循環”用途。固定には向かない

 使用例:トイレットペーパー

  • 人間が最も使用する紙製品はトイレットペーパー
  • 同時に、木材から作られる“最も大量に使われる木製品”の一つでもある
  • しかしその寿命は、わずか数秒〜数分であり、吸収された炭素はすぐに大気中へ戻る

→ 木を伐って“消耗品”に使うことは、「炭素の固定」にはつながらない
→ 木材の使い道によっては、むしろ環境負荷を助長する可能性もある

 


【8. 歩留まりから見るCO₂固定効率】

  • 無垢材:歩留まり50%前後。CO₂固定に最適
  • 集成材:歩留まり30%台+接着剤由来のCO₂排出
  • 合板:歩留まり50〜75%。短命用途が多い
    → 歩留まりは製材方法や樹種によって異なるため、目安として提示

 


【9. CO₂取引と木材利用の誤解】

  • カーボンクレジット(排出権)制度とは:
    吸収・削減したCO₂を「数値化」して売買する制度
  • カーボンオフセットとは:
    他者の吸収・削減をお金で“相殺”する仕組み(航空会社や企業が活用)

 しかし現実は…

  • 木を植えただけでクレジット化
  • 短命用途でも“固定”と見なす誤認
  • 吸収後に焼却してもクレジット制度上は吸収量として計上されるが、実際には排出されているケースもある
  • 接着剤を使用する集成材や合板が多く、実際には接着剤由来のCO₂を大量に排出している
  • 二重カウントや過大申告が国際的に問題視

 真の炭素固定とは?

  • 植える・吸う・伐る・長く使う・燃やさない
  • 数字ではなく“実物”として残す
  • 長寿命材・無垢材こそクレジット制度にふさわしい

 


【10. 結論:木材利用は“質と設計”が全て】

  • 木材は成長過程でCO₂を吸収するが、焼却時に再放出される
  • 接着剤を多用した材では環境負荷が高くなる可能性がある
  • 無垢材 × 長期利用 × 非焼却 がCO₂固定の王道

 

樹木におけるCO2固定化については、私がこの業界でお世話になったころからずいぶん変わった気がする。私が年を重ねると同時に樹木も同じだけ年を重ねることになります。最近、私が思うところはこんな感じになりました。まぁ難しいよね。

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
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投稿日:
カテゴリー: 木材

夏季休暇のお知らせ 8月13日(水)~17日(日)まで 夏季休暇とさせていただきます。

投稿日:2025年07月28日

夏季休暇のお知らせ

8月13日(水)~17日(日)まで 夏季休暇とさせていただきます。

お盆期間の出荷業務につきましては8月8日(金)から8月18日(月)の出荷業務はお休みとさせていただきます。

夏季休暇中に頂きました お見積依頼・サンプル請求は、8月18日(月)より順次対応させて頂きます。

ショールーム見学のご予約はメールにて承っております。

ショールームご予約はこちらから…

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FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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クリ・ナラのLL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応挽き板直貼り無垢フローリングを開発 日刊木材新聞

投稿日:2025年07月10日
20250710日刊木材新聞記事「マンション用挽板直貼りムク床板開発 五感」
20250710日刊木材新聞記事「マンション用挽板直貼りムク床板開発 五感」

 

日刊木材新聞 2025年7月10日発行より

クリ・ナラのLL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応挽き板直貼り無垢フローリングを開発

マンション事情に対応、SGEC・FM認証を取得した新商品 五感

五感(東京都、前田英樹社長)は、新たにSGEC・FM認証に対応したクリ・ナラ材を用いた、マンション向け遮音等級LL45・ΔLL(Ⅰ)-4対応の挽き板直貼り無垢フローリングを開発した。

本製品は、各樹種の2㍉厚の単板に、同社独自の遮音材を組み合わせたもので、サイズは幅90×厚さ12×長さ909㍉。独自構造と下地素材の技術により、歩行時の“フカフカ感”を抑制し、LL45の遮音性能を実現している。

表面仕上げは、UVウレタン、SSGガラス、自然オイル塗装などに対応し、無垢材同様、経年変化によって風合いが増していく仕様となっている。また、要望に応じて伐採許可証や原産地証明書などの書類一式も提供可能。

このフローリングは、東北地方の自治体から地域材活用の相談を受けたことをきっかけに、クリやナラを活用した現代のマンション仕様に適した製品として開発された。同社ではマンション用フローリングの開発を進めるなかで、近年、階数制限の緩和により14階から15階への増床が進む傾向にあることから、天井高を確保するため、直貼り工法を取り入れることが増え、直貼りフローリングへの需要が高まっている。

加えて、マンションディベロッパーからは内装材への国産材利用を推奨する動きもあり、こうした流れに対応するため、同社の防音材技術を活かして、国産材100%使用のクリ・ナラによるSGEC・FM森林認証対応・遮音等級LL45対応の挽き板直貼り無垢フローリングを開発した。

同フローリングは、新築のみならずマンションリノベーションにも適しており、第三者機関による遮音等級LL45の測定データも用意されている。当商品はLL45対応直貼りフローリングにありがちなフワフワとした踏み心地も低減されており、おおむね好評だ。

7月からは、同社の無垢フローリング専門サイト「木魂」にて掲載・販売を開始する予定。なお同社では、本製品と並行して、海外展開が進む弾性剣道場床システムの販売にも注力しており、国産木材の新たな活用モデルとしても注目されている。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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