マンションでも本物の無垢を。木魂防音無垢フローリング「LLEA-16」施工事例(東京都)

投稿日:2026年01月10日
大開口の窓から差し込む光と、無垢の質感が調和したリビングダイニング

マンションにお住まいで、「管理規約の防音規定があるから無垢フローリングは諦めている」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、その悩みを解決し、遮音性能と無垢の温もりを両立させた木魂防音無垢フローリングLLEA-16の施工事例をご紹介します。

木魂防音無垢フローリングLLEA-16 の施工例
大開口の窓から差し込む光と、無垢の質感が調和したリビングダイニング

LLEA-16を選んだ理由】

今回のお客様は、中古マンションのリノベーションにあたり、以下のポイントを重視されていました。

  • 管理規約のL-45(ΔLL(I)-4)相当の防音性能をクリアすること

  • 「直貼り」で施工でき、天井高を犠牲にしないこと
  • シート貼りや突き板ではなく、足触りの良い「本物の無垢」であること

  • 北欧モダンな家具やアートが映える、明るく上品な色合い

これらの条件をすべて満たしたのが、当社の「LLEA-16」です。

L-45対応の直貼り無垢フローリング 室内写真
白いアートパネルと無垢床のコントラストが美しいソファスペース

【ディテールに宿る無垢の美しさ】

LLEA-16の最大の特徴は、その木目の美しさと自然なバラつきです。 1枚1枚が異なる表情を持つため、広い面積に施工しても単調にならず、空間に奥行きが生まれます。

また、防音フローリング特有の「歩いた時のフカフカ感」が気になる方も多いですが、LLEA-16は無垢材の厚みをしっかり持たせることで、しっかりとした踏み心地を実現しています。

木魂防音無垢フローリングLLEA-16 の木目を見る
寄りのカットで見ると、力強い木目と滑らかな質感がよく分かります。素足で歩きたくなる質感です。

【夜のシーンも引き立てる質感】

間接照明やダウンライトに照らされると、無垢床特有の柔らかな反射が楽しめます。 昼の明るい表情とはまた違う、落ち着いた大人の空間を演出してくれるのも、天然木ならではの楽しみです。

木魂防音無垢フローリングLLEA-16 の施工例
夜景を眺めるダイニング。ダークトーンのテーブルとも相性抜群です。

【まとめ・商品スペック】

マンションでの無垢フローリング採用は、防音性能という高い壁がありますが、LLEA-16ならその壁を乗り越え、理想の空間を実現できます。

  • 商品名: 木魂防音無垢フローリングLLEA-16

  • 樹種: ヨーロピアンアッシュ(タモ)

  • 仕上げ: オイル塗装(一部SSGガラス塗装)

  • 防音性能: ΔLL(I)-4(旧L-45相当)

 

木魂防音無垢フローリングの踏み心地は、東京新木場ショールームでご体感いただけます。

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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

新年のご挨拶

投稿日:2026年01月05日
鬼柚子
鬼柚子

 

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、株式会社五感が運営する各サイトをご覧いただき、また多くのご縁をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

本日より、元気いっぱい営業しております。

年が改まっても、世の中は決して静かとは言えません。
だからこそ私たちは、穏やかであることの価値を大切にしながら、暮らしや稽古の足元を支える仕事を、これまでと変わらず丁寧に続けていきたいと考えています。

匂いでは、張りつめたものがほどけ。
目では、余計な情報が消え。
触では、身を預けても大丈夫だと思え。
音では、聞こえないはずの静けさに気づき。
味では、時間が急がなくていいと知る。

五感を介して人が受け取るのは、刺激ではなく「状態」なのだと思います。
その状態が乱れず、穏やかな時間が続いていくこと。
それこそが、丁寧な暮らしや真摯な稽古の土台になると、私たちは考えています。

本年も、
住まいでは心が落ち着く場所を、
剣道場では安心して稽古に集中できる場を、
建築では長く信頼される土台を、
一つひとつ誠実に形にしてまいります。

この一年が、
皆さまにとって、
そして世界にとっても、
できるだけ穏やかな日々の積み重ねとなりますよう、心より願っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社五感

 

Happy New Year.

We would like to express our sincere gratitude to everyone who engaged with the websites operated by GOKAN Co., Ltd. and supported us throughout the past year.

Even as the year turns, the world is not always a quiet place.
That is precisely why we continue to value calmness, and why we remain committed to supporting daily life and practice at the most fundamental level—with steady care and attention.

Through the senses:

Through scent, a release of tension.
Through sight, the fading of unnecessary noise.
Through touch, the feeling that it is safe to entrust one’s weight.
Through sound, an awareness of a silence that cannot be heard.
Through taste, the realization that time does not need to be rushed.

What we receive through the five senses is not stimulation, but a state of being.
When that state remains undisturbed—when calmness endures—
it becomes the foundation of a carefully lived life and of sincere, focused practice.

In the year ahead, we will continue to create:
spaces for living that bring a sense of ease,
dojo floors that allow practitioners to train with confidence,
and architectural foundations that earn trust over time—
approaching each project with care, one by one.

May this year bring gentle days to you,
and may the world, as a whole, be filled with as much quiet steadiness as possible.

We look forward to your continued support.

GOKAN Co., Ltd.

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

年末年始の冬期休暇について

投稿日:2025年12月27日

 

年末年始の冬期休暇について

 

無垢フローリング専門店木魂 -kodama- は、2025年12月27日(土)から2025年1月4日(日)まで冬期休暇とさせて頂きます。

年内の商品最終出荷は12月19日(金)となります。

 

年内のショールーム営業は、12月26日(金)までとさせていただきます。年明けは1月5日(月)から通常営業となりショールームもご予約いただけます。

 

商品の出荷は、1月8日(木)からとなります。なお、1月10日(土)から三連休がございますので配送が混雑し、遅延等が予想されます。 納期には十分にご注意ください。

 

冬期休暇中に頂きましたお見積依頼及びショールーム見学は、1月5日(月)より対応させて頂きます。ショールーム見学のご予約はメールにて承っております。

 

ショールームご予約はこちらから…

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

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剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

カフェ板をフローリングに使うと後悔する?プロが教える6つのデメリットと無垢材との違い

投稿日:2025年12月15日
カフェ板と無垢フローリングのメリットデメリット
カフェ板と無垢フローリングのメリットデメリット
カフェ板と無垢フローリングのメリットデメリット

カフェ板のデメリット:無垢フローリングと決定的に違う6つのポイント

カフェ板はもともと「建築現場の足場板」をルーツに持つ素材です。そのため、最初から内装仕上げ材として作られたフローリングとは、規格も品質管理も大きく異なります。

1. 「未乾燥材」が多く、割れ・反り・曲がりが出やすい

最も注意すべき点が、含水率(木に含まれる水分の量)です。

  • 無垢フローリング: 施工後の狂いを最小限にするため、しっかりと乾燥(人工乾燥)されています。

  • カフェ板: 未乾燥、または乾燥が不十分な状態で販売されていることが多いです。 そのため、部屋に貼った後に木が縮んで大きな隙間が開いたり、反り返ってガタついたりするリスクが非常に高いです。

2. 土足での使用を想定した表面仕上げ

カフェ板はもともと土足で歩く場所や、ラフな棚板などに向いています。 表面が毛羽立っていたり、ざらつきが残っていたりするため、素足で歩くリビングなどに使う場合は、入念なサンディング(ヤスリがけ)が必須です。

3. 裏溝がない(ボンド逃がし・反り止めがない)

フローリングの裏面には通常、数本の「溝」が彫られています。これは、

  • 木の反りを抑制する

  • 接着剤(ボンド)を均一に逃がして密着させる という役割があります。カフェ板にはこの溝がないため、接着が難しく、木の動きをダイレクトに受けてしまいます。

4. 節(ふし)の処理がされていない

無垢フローリングは、穴の開いた節(死に節)をパテで埋めるなどの補修がされていますが、カフェ板は「節あり・未処理」が基本です。 大きな節穴が開いていることもあり、そのまま床に使うとゴミが溜まったり、引っかかったりする原因になります。

5. 長さが短く、継ぎ目が多くなる

カフェ板の多くは2,000mm(2メートル)程度の定尺です。 一般的なフローリングに比べて1枚の長さが短いため、広い面積に貼る場合は継ぎ目(エンドマッチ)が多くなり、見た目が煩雑になることがあります。

6. コスパのジレンマ

「無垢フローリングより安い」のがメリットですが、さらに安価な選択肢として「足場板(古材含む)」が存在します。

  • 価格: 無垢フローリング > カフェ板 > 足場板 中途半端な価格帯であるため、究極の安さを求めるなら足場板、品質を求めるならフローリングと、比較した際にどっちつかずになる可能性があります。


結論:カフェ板は「味」を楽しめる上級者向けの素材

以上のデメリットを理解した上で、「多少の隙間や反りも、カフェのようなヴィンテージ感として楽しめる」という方には、非常に魅力的な素材です。

しかし、「無垢フローリングと同じような平滑さと安定感」を求めてカフェ板を選ぶと、後々のトラブルに繋がりかねません。用途に合わせて、慎重に素材を選びましょう。

購入前のチェックリスト

  • 施工前に現場の環境に数日間慣らして乾燥させる余裕があるか?

  • 表面のサンディングや節埋めを自分で行う手間をかけられるか?

  • 経年変化による「隙間」や「暴れ」を許容できるか?

 

カフェ板に関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. カフェ板をリビングの床に使っても大丈夫ですか?

基本的には可能ですが、無垢フローリングとは異なり、未乾燥の材が多いため「施工後の大きな隙間」や「反り」が発生するリスクが非常に高いです。素足で歩く場所に使用する場合は、入念なヤスリがけや、木の動きを許容できる設計が必要になります。

Q2. カフェ板に「裏溝」がないと、どのような影響がありますか?

裏溝(うらみぞ)には、木の反りを抑制し、接着剤(ボンド)を逃がして密着性を高める重要な役割があります。溝がないカフェ板はボンドが均一に広がりづらく、経年変化による板の浮きやガタつきが起こりやすくなるため、施工には注意が必要です。

Q3. 未乾燥材による「割れ」や「隙間」は防げますか?

完全に防ぐのは難しいのが実情です。天然木は乾燥する過程で必ず収縮します。施工前に現場の環境で数日間寝かせて「環境に馴染ませる」ことで多少は緩和されますが、数ミリ単位の隙間が開くことは「味」として許容していただく必要があります。

Q4. 表面の仕上げが無垢フローリングと違うのはなぜですか?

カフェ板は主に土足やラフな用途を想定しているため、内装用のフローリングのような滑らかなサンディング加工や節(ふし)のパテ埋め処理がされていません。そのまま使うとストッキングが引っかかったり、節穴にゴミが溜まったりするため、事前の補修作業が不可欠です。

Q5. 結局、カフェ板と無垢フローリングどちらがお得ですか?

材料費だけを見ればカフェ板の方が安価ですが、施工後のトラブル対応や、表面のヤスリがけ・節埋めなどの手間(人件費や時間)を考慮すると、トータルコストでは専門の内装用無垢フローリングの方が満足度が高く、結果的にお得になるケースが多いです。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

化学物質過敏症と無垢フローリング|天然木ホルムアルデヒドのリスクを材木商が解説

投稿日:2025年12月05日
無垢フローリングショールームにて、化学物質過敏症の相談を材木商と行う様子
無垢フローリングショールームにて、化学物質過敏症の相談を材木商と行う様子

住まいづくりにおいて、誰もが願うのは「家族の健康」です。
特に化学物質過敏症(CS)やシックハウス症候群でお悩みの方にとって、室内の大部分を占める「床材(フローリング)」選びは、非常に切実な問題かと思います。

「天然の木なら安心なはず」
そう思って私たち材木商のもとへご相談に来られる方も多くいらっしゃいます。今回は、木のプロとしての見解と、皆さまにぜひ知っておいていただきたい「科学的な事実」についてお話しします。


無垢材ならホルムアルデヒドはゼロ?天然木から発散される成分の真実

「無垢材ならホルムアルデヒドは出ない」と思われがちですが、これには正確な理解が必要です。

近年の研究では、「木材そのものからも、ごく微量のホルムアルデヒドが自然に発散されている」ことが明らかになっています。

  • 天然由来の放出: 木材の主要成分であるリグニンやセルロースなどが、乾燥や熱などの過程で分解・反応し、ホルムアルデヒドが発生します。
  • 樹種による差: 木の種類によって発散量は異なりますが、完全に「ゼロ」という木材は存在しません。
  • 「F☆☆☆☆(エフフォースター)」の扱い: 無垢フローリングは「告示対象外」として、最高等級のF☆☆☆☆と同等以上に安全とされています。しかし、それはあくまで「接着剤による添加がない」という意味であり、天然由来の成分が含まれている事実は変わりません。

「天然成分」が刺激になることもあります

接着剤のような人工的な化学物質だけでなく、木材そのものが持つ「木の香り(精油成分)」に対しても、過敏に反応される方がいらっしゃいます。

  • フィトンチッドへの反応: ヒノキやスギの強い香りで気分が悪くなる
  • 天然の揮発性有機化合物: 木が本来持っている成分が、体質によって刺激となる

これらは一般的には「自然の恵み」とされるものですが、過敏症の方にとっては慎重に見極めるべきポイントとなります。


材木商ができること、できないこと

私たちは「木のプロ」として、以下のことは自信を持ってお手伝いできます。

しかし、「この床材なら、あなたの症状に絶対に影響を与えません」と断言することはできません。私たちは木材の専門家ではありますが、医学の専門家ではないからです。

化学物質過敏症の方が無垢フローリングを選ぶ際の3つの重要ステップ

化学物質過敏症の症状は非常にデリケートで、反応する物質や許容量は人によって千差万別です。せっかくの家づくりが、健康を損なう原因になってしまうことは、私たちにとっても本意ではありません。

そのため、以下のステップを強くおすすめしています。

  1. 専門医への相談: どのような成分(天然成分含む)に反応する可能性があるか、医師の診断を受ける。
  2. サンプルでの確認: 候補となる木材のサンプルを取り寄せ、実際に体調に変化がないか試す。
  3. 医師の指導のもとでの決定: サンプルを試した際の結果を医師に報告し、最終的なGOサインをもらう。

「最終的には専門の医師の指示に従って無垢フローリングを選ぶ」ことが、ご自身とご家族を守る一番の近道です。

結論として、化学物質過敏症の方にとって「無垢フローリング=安全」と一概に言うことはできません。
天然木であっても、体質によっては影響を受ける可能性があるため、最終的な判断は必ず専門医の指示に従うことが重要です。

このように、「自然のものだから100%無害」というわけではありません。だからこそ、私たちは材木屋としての経験則だけでなく、科学的な知見を前提に、お客様の主治医による医学的な判断を最優先に考えています。

 


【専門知識】研究機関が示す「天然木とVOC」の事実

「天然の木材なら安心」というイメージがありますが、専門の研究機関では、木材そのものから発散される揮発性有機化合物(VOC)について以下のような事実が報告されています。

  • 天然由来のホルムアルデヒド:
    木材の成分が乾燥や熱で分解される過程で、接着剤を使用していなくても微量のホルムアルデヒドが発生することが学術論文(早稲田大学など)で示されています。
  • 天然成分「テルペン類」の影響:
    森林浴効果の源である「α-ピネン」等の天然成分もVOCの一種です。高濃度や体質によっては、刺激や体調悪化を招く原因になり得ることが指摘されています(森林総合研究所など)。
  • 樹種による発散量の違い:
    樹種によって発散されるアルデヒド類の種類や量は異なります。特定の木に対してのみ反応が出るケースがあるのはこのためです(愛知県衛生研究所など)。

※参照:早稲田大学 博士論文「住宅における建材からのホルムアルデヒド放散に関する研究」日本住宅・木材技術センター報告書森林総合研究所「木質建材から放散される揮発性有機化合物の評価」


「自然のものだから100%無害」というわけではありません。
だからこそ、私たちは材木屋としての経験則だけでなく、
科学的な知見を前提に、お客様の主治医による医学的な判断を
最優先に考えています。

無垢フローリングと化学物質過敏症に関するQ&A

Q1. 無垢材ならホルムアルデヒドは「ゼロ」ですか?

A1. いいえ、厳密にはゼロではありません。接着剤を使用した合板とは異なり、木材そのものが成長過程や乾燥過程で生成する天然由来のホルムアルデヒドが微量に発散されています。多くの人には影響のないレベルですが、化学物質過敏症の方はこの微量な天然成分に反応される可能性も否定できません。

Q2. 「F☆☆☆☆(エフフォースター)」の認定品なら安心ですか?
A2. F☆☆☆☆は建材から発生するホルムアルデヒドの発散量を等級化した規格です。無垢材(無塗装品など)は「規制対象外」として最も安全な区分に属しますが、これは「接着剤を添加していない」ことを示すものです。天然由来の放出成分については、医師の助言のもとサンプル等で確認することをおすすめします。

Q3. どの樹種を選べば一番安全ですか?
A3. 反応には個人差が非常に大きいため、「この樹種なら100%安全」と断言することはできません。香りの強い樹種が苦手な方もいれば、特定の広葉樹に反応する方もいます。必ず専門医の指導のもと、実物サンプルで確認を行ってください。


サンプル請求・ご相談について
医師の先生とのご確認用として、無塗装品や特定の樹種のサンプル送付も承っております。材木商として、精一杯サポートさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。

 

まずはショールームで、木の香りを確かめてみませんか?

化学物質過敏症の方にとって、実物の確認は非常に大切です。
無垢フローリング専門ショールーム「ゆらぎ」では、
主治医の先生とのご相談用サンプルのご用意も承っております。


ショールーム「ゆらぎ」の詳細・アクセスはこちら

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/