針葉樹 無垢フローリングの魅力と選び方|柔らかな肌触りとぬくもりを暮らしに

針葉樹フローリングの選び方
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針葉樹 無垢フローリングの魅力と選び方|柔らかな肌触りとぬくもりを暮らしに

木の温もりが感じられる「無垢フローリング」は、自然素材ならではの風合いや表情、肌触りが魅力です。中でも「針葉樹」を使った無垢フローリングは、柔らかく足あたりが良いため、家族が素足で過ごす空間にぴったりの素材として人気があります。

本記事では、「針葉樹 無垢フローリング」の特徴やメリット、代表的な木材、選び方のポイントまで詳しく解説します。

針葉樹の無垢フローリングとは?

針葉樹とは、杉(スギ)、桧(ヒノキ)、パイン(松)など、葉が細く針のような形をしている樹種のことです。広葉樹に比べて木質が柔らかく、軽量なのが特徴です。

  • 柔らかくて温かみのある肌触り
  • 足腰への負担が少ないため高齢者やお子様にも優しい
  • 断熱性・調湿性に優れ、四季を通じて快適な空間に
  • 和室や自然素材の家に調和する美しい木目と味わい深い色味

空気を包み込むような断熱性と、天然素材ならではの優しさが、日々の暮らしを思いやる快適な住空間を演出してくれます。さらに湿気を自然に調整する働きもあり、梅雨時にも重宝されます。

代表的な針葉樹フローリング材

杉(スギ)

柔らかく温かみのある質感。赤身と白太の色合いのコントラストが美しく、和モダンな空間にも映えます。反りを抑えるためには適切な加工と施工が重要です。

ヒノキ(桧)

香り高く、耐久性と抗菌性に優れる日本を代表する銘木。経年変化により飴色に変化し、味わいが増します。高級感と芳香を楽しめるのが魅力です。

パイン赤松・米松など)

ナチュラルでカジュアルな印象。素朴な木目と節が人気で、北欧風インテリアとも好相性です。米杉やアカシアなど輸入材の選択肢も増え、サンプルを手に取って比較検討する人が増えています。

栂(ツガ)

今は、もう幻の木となる寸前かもしれません。天然の希少価値の高い栂材です。年月を経るごとに赤っぽく艶が出て身が締まり風格が出ます。関西では最高級材です。

広葉樹との比較とデザインの幅

広葉樹では、重厚感あるウォールナット、高級感漂うマホガニーやチェスナット、繊細で明るいメープル、赤みがかった美しいチェリー、落ち着いた風合いのチークや栗など、豊かな色味と個性を持つ素材が揃います。フローリングだけでなく羽目板として使われることもあり、デザイン性の高い空間づくりに最適です。

これらの木材はアンティーク調のインテリアにもよく合い、年月を重ねることでより深い風合いが生まれます。

針葉樹フローリングのメリット

  • やわらかさとクッション性
  • 断熱性の高さ
  • 調湿作用による快適性
  • 国産材の選択肢が豊富
  • 床暖房との相性に優れた製品もあり

針葉樹のフローリングは、柔らかい踏み心地と自然な風合い、軽やかな印象で住空間に落ち着きと温かさを与えます。最近では床暖房対応の製品や塗装済み・オイル仕上げなど、選択肢も広がっています。

注意点と選び方

  • 傷がつきやすい → フェルトやラグの併用がおすすめ
  • 膨張や収縮に注意 → 経験豊富な施工会社を選ぶ
  • 拭き取りなど日常のメンテナンスをしやすく
  • 定期的な再塗装で美しさが蘇る

合板や集成材と違い、無垢材は「一枚一枚」が異なる表情を持つため、色味や節の出方も含めて施工前にサンプルを確認することをおすすめします。挽き板や複合フローリングといったタイプも選べば、幅広・広幅で高級感のある空間づくりにも対応可能です。

よくある質問(FAQ)

針葉樹の無垢フローリングはマンションでも使えますか?

はい、使用可能です。ただし、遮音性能が求められるため、「LL45」などの遮音等級に対応した製品や防音マットとの併用をおすすめします。挽き板タイプや複合構造の製品もおすすめです。

針葉樹は柔らかいと聞きましたが、耐久性は大丈夫ですか?

床材としての耐久性はありますが、重い家具や鋭利な物で傷がつきやすいため、フェルトやラグを併用するのが望ましいです。定期的な再塗装により、美しさも機能も蘇ります。

広葉樹と針葉樹、どちらを選べば良いでしょうか?

ナチュラルでやさしい雰囲気を求めるなら針葉樹、重厚感や耐傷性を重視するなら広葉樹がおすすめです。ウォールナットやマホガニー、チェスナットなど広葉樹は硬く高級感ある印象、杉や桧など針葉樹は素足で過ごす家庭的な温もりが魅力です。

まとめ|自然のぬくもりを暮らしに

針葉樹の無垢フローリングは、そのやわらかな質感と温もりで、住まいに心地よさをもたらしてくれます。素材そのものの魅力を活かした床材選びをすることで、長く快適に暮らせる住空間が実現します。

株式会社五感では、国産の杉・桧をはじめ、広幅・幅広タイプやウォールナット、アカシア、バーチ、メープル、チーク、栗、チェリーなど多彩な樹種の無垢・複合フローリング、さらには羽目板のご提案もしております。ぜひショールームで、素足で触れる本物の質感をご体感ください。


木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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