見た目は同じ?突き板と挽き板と無垢板フローリングの違い

木質のフローリングと言っても色々とあるようです。

ここではよく耳にする
突き板フローリングと挽き板フローリングと無垢フローリングの
それぞれの違いと特徴をご説明いたします。

3種類とも貼ってしまえばどれとも同じ様には見えます。
長年使うにあたりどの様な経年変化が現れるのでしょう。

 

突き板フローリング
突き板(ツキイタ)とは、木材を薄くスライスした表面化粧材です。
主には、フローリングや家具などの表面材に使用します。

その厚みは、0.3mmと薄く、かつお節の様に透けて向こう側が
見えるほどですが、均一な物を安価に大量生産が可能です。

突き板は非常に薄いため、
はく離しないように塗装でかためる必要があります。

突き板は、薄い表面にキズが入ると、下の合板が見えてしまいます。


▲金槌で叩くと、表面が割れて基材が見える。
一旦、傷が付くとそこからどんどん剥離していく。

基材が合板なので、ソリ・収縮などの変形は少ないですが、
使えば使うほど味が出るものではなく、
施工当初が一番美しいのが突き板フローリングです。

長所:
安価、均一な木目、寸法安定性が高い、

短所:
傷が付き易い、耐久性が低い、冷たい

最近は、プリント技術が発達してきたために
0.3mm位の単板を貼るくらいならプリントした方が
幅が広い物でも安く綺麗に仕上がると言われだしてきた。
結局のところは、0.3mmでもプリントでも
表面塗装が床表面の耐久性に直結するので
表面プリント化はどんどん進んでいる。
実際に付き板もプリントも見分けが付き難くなってきている。

 

 

挽き板フローリング

挽き板(ヒキ板)とは、スライスではなく、
電動鋸(のこ)刃で切り出した板です。

のこくずが出る分、歩留まりの関係上コストアップになりますが、
スライスでは難しい厚みのある材を生産することが出来ます。

2mmの厚みを持たせることで、
無垢フローリングと同等の味のある質感を出しています。

また、無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、
無垢材よりも木のソリ・収縮などの変形が極めて少ないと言えます。

※ 基材の合板にも種類があり、合板の種類によっては
  ソリ・収縮が起こりやすいものもあります。
※ 挽き板を使用したフローリングは複合フローリングと呼ばれます。

▲ 金づちで叩いても凹むだけ。下地は見えない。 

挽き板は、表面に傷が入っても下の合板が見える事はまずありません。
ためしに金づちなどで叩いたりしても、
へこみはしますが下の合板までは見えません。
アイロンを使っての補修も可能です。

挽き板を使ったフローリングなら、
長期にわたって無垢の美しさを楽しめるでしょう。

長所:
寸法安定性が高いく無垢材の経年変化も楽しめる。
無塗装からオイル塗装、ガラス塗料など
木の質感を失わない様々な塗装が選べる。

短所:
無垢フローリングと比べても思ったほど安価ではない。
無垢フローリングからすると挽き板(複合)フローリングは
上辺だけの偽物だと言われることがある。

寸法安定性に優れ、無垢材特有の経年変化を楽しむ事が出来る。
合板なので安いだろうと考えがちだが思ったほど安くない。
その理由は、突き板が高価であることと高製造コストだからです。
また、合板を使用するので無垢フローリングと比べて
製造時に石油製品を多用し、CO2の排出量も多いので
環境負荷が高いとも言われています。

 

 

無垢フローリング

無垢材とは、木を継ぎ足したり重ねたりしていない、
そのままの木材のことです。

自然素材ならではの質感がありますが、
木は収縮・変形を味わいとして理解して使う必要があります。

時間とともに経年変化し、
傷や色の変化が楽しめるのが本物ならではです。

長所:安価な物から高価な物までラインナップが幅広い
温かみがあり冬場でもひんやりとはしない。
香り、触感が良くリラックス効果がある。
調湿作用があり湿度の過度な上昇を抑制できる。

短所:巾に対する収縮が必ず起る。
割れ・反り・曲り・ヤニなど無垢材特有の現象が100%起こる。

 

住む人が安全・安心で快適な住まいを
望む方なら無垢フローリングが必須です。
それよりも、床材のヒビ割れや曲り、反りなどが気になる方は
突き板または挽き板(複合)フローリングをお勧めします。
また、無垢フローリングは生産に当たって合板ほど手を加えないために
突き板・挽き板フローリングに比べて環境負荷が低くて済みます。
一見、無垢フローリングは贅沢な感じがするものの
突き板や挽き板では表面材の厚みが薄すぎて取りにくい
節有の製品も無垢フローリングなら製造できます。
つまり突き板や挽き板は、マグロで言う大トロの
わずかにとれる部分でしか製造できません。
無垢フローリングなら、赤身の部分での製造が可能です。

ご採用を検討される場所によって、商品を変えるのも一つの手段です。
例えば、ヒノキフローリングをご検討いただく場合は、
リビング、玄関は、節の少ないもの。
寝室やクローゼットは節のあるものなど…

ご予算に合わせて様々な手段方法がありますので
ぜひ、東京新木場無垢フローリングショールームで
現物を見ながらご検討いただければと思います。

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