飫肥杉の構造材を見にに宮崎県に行ってきました。
宮崎県は杉の生産量日本一です。
特に飫肥杉は以前より住宅構造材はもとより、
船舶用材としても重宝されてきました。
飫肥杉は赤味が多く、腐りにくいという特性を持っています。
現在では乾燥技術の向上と共に品質も安定し、
関西方面へもたくさん出荷されています。
原木のストックヤードには大径木がたくさん積み上げられていました。
この時期にこれだけの原木を持ち合わせている製材所はなかなか無いと思います。
通常、杉の切り旬は10月過ぎだったと思います。
原木市場で原木を調達しておられる製材所でこれだけの原木を
確保することはまず不可能かと思います。
ちなみにこちらの製材所は自社保有林から原木を切り出しています。
それにしても大きくて真っ直ぐな原木達ですね(@_@)
こちらは乾燥機に入れる直前の杉柱材です。
気持ち良さそうにシャワーを浴びています。
人間がサウナに入る前に水を飲んでぶっ倒れるのを防ぐように、
杉材も乾燥機の中で加乾燥になって必要以上の割れが入るのを防いでいるそうです。
杉の平角材はたくさん在庫がありました。
特に5m以上で幅が300mm以上の杉平角材が
こんなにストックしてあったのはびっくりです。
以前、同じ宮崎県で日南方面の製材所に行った時には
「材が大きくなるから納期は遅れて当たり前」
「高温乾燥機に杉材を入れるのだから製品が桟焼けして当たり前」などと
当たり前のように言われていたのが
こちらの製材所では全く当てはまらないのには本当にびっくりです。
製造管理はとてもしっかりしていましたし、
何よりも川下から上がってくる声を物凄く大切にされています。
物凄い量の資料でした。
大阪と九州は遠方なので売ったら売りっぱなしの業者も少なくはございません。
クレームが出ても「遠方なので行けません!」と平気で言う製材所もある位です。
その点では、1つ1つのクレームにきちんと対処している姿勢を
持ち合わせておられるのには感心です。
もちろんクレームは無いのが1番良いのですが^^;
そんなこんなでこちらの材を使うことで即決定(^^)v
全500種類の無垢フローリング
商品データ集をダウンロード(click!)