羽目板、パネリングの価格表
無垢フローリング専門店木魂では、羽目板、パネリングの取り扱いもございます。
無垢フローリングは床用材ですが、羽目板は内装用の壁材や天井材として使用される木材です。
無垢フローリングと羽目板の製造工程は非常に似ており、ほぼ同じ機械で製材、加工が可能です。無垢フローリングと羽目板の違いは厚みと加工形状が大きいです。無垢フローリングは、床材として日々踏まれるて薄くなっていくことを想定して15㎜厚です。昔から桧(ヒノキ)の縁側の廊下などに使用する縁甲板(エンコイタ)の厚みが五分(15mm)でしたので、その名残で無垢フローリングも15mm厚が多くラインナップされています。それに対して羽目板は、おおよそ8mm~12mmがほとんどです。羽目板やパネリングは床材と違い、壁材や天井材に使用されるので踏まれて薄くなっていくことは考える必要はありません。壁材や天井材に15mmは不要という考えから材積の少ない8mm~12mmになっています。
加工の違いに関してですが、羽目板、パネリング、無垢フローリングともに本実(ホンザネ)加工が一般的です。本実加工とは、板の端に凹凸が着いた加工です。ただし、同じ本実加工でも突き付け方が異なります。羽目板やパネリングは、本実で目透かし加工が多く見られます。無垢フローリングは、本実で突付け加工です。羽目板やパネリングに多く見られる目透かし加工は、突付け合った板と板の間に隙間ができます。隙間ができる事でよりラインが強調されてお部屋に奥行きがあるように感じ取れるように工夫をしています。無垢フローリングは、目透かしだとゴミが入りますので突付けるほかないですよね。実(サネ)の加工につきましては羽目板やパネリングにおける様々な実(サネ)凹凸加工にてご確認ください。
羽目板やパネリングに使用される樹種は様々です。当社では無垢フローリングと同様の樹種を羽目板、パネリングでご用意しております。針葉樹では、桧(ヒノキ)、杉(スギ)、レッドシダー、ヘムロックなど。広葉樹も出羽胡桃(オニクルミ)、南部本栗(クリ)、榀(シナ)、栗駒楢(ナラ)、陸奥本桜(サクラ)、北海道産タモ、北海道産ナラなどをご用意しております。部材詳細図をいただければ、腰見切り材、巾木材、出隅材、入隅材、上がり框なども無垢フローリング、羽目板、パネリングと同材でご用意可能です。
無垢フローリングをご採用頂くお施主さまで、玄関やリビングの腰壁材やオーディオルームの天井材に羽目板やパネリングをご採用頂くことも非常に多くなっております。住宅内全体の天井や腰壁だけではなく、ワンポイントでご採用頂く場合がほとんどです。最近では、木材が人間に対して嗅覚・触覚・視覚を介した生理的リラックス効果をもたらすという研究結果もございます。もう少し木材に包まれた癒しの居住空間を希望される方はぜひ羽目板やパネリングをご検討ください。