焼き杉板の製造工程

投稿日:2005年10月26日

さてさてここから何ができるのでしょうか?
焼き板1焼き板2焼き板3

 

 

たくさん杉板が干してあります。
一瞬、こんな屋外じゃあ雨に濡れて乾かないのでは?
と思われるかもしれませんが大間違いですよ。
実は一度雨に濡れた方が水分は減りやすいんですよ。
焼き板4

 

 

 

 

これが乾燥した板です。
加工される前の板は原板と言われています。
これから加工に入ります(^_^)v
だいたい何になるかは予想はつきますよね。

焼き板6

 

 

 

モルダー加工機に原板を入れます。

焼き板5

 

 

板の両端にしゃくりを付けて“相しゃくり”の板が完成です(^^♪
終わり。

ここからが本番です。
ここからが熱く厳しい加工が待ち構えてるのである!
焼き板8

 

 

 

バーナーで杉板の表面を焼いて炭化させています。
焼き板7

 

 

 

バーナー~物凄い勢いの炎が出ています。
焼き板10

 

 

 

杉板表面は炭化して丸焦げです。
焼き板11

 

 

 

気につにきれいに表面が焼けて炭化しています。
焼き板12

 

 

 

焼き板を造る工程だったんです。
以前は外壁材としてよく用いられていましたよね。
現在は消防法等の関係も影響して需要が減ってきてるそうです。
焼き板13

 

 

工場の中は物凄く暑かったです(>_<)
今ではブラシをかけて色の変化を楽しむ
内装材としての利用も多いそうですよ。
上の画像のほかにも何種類か色が選べるようでしたので
また紹介させていただきます。

焼き杉板とは、杉板の表面をバーナーなどであぶって炭化させ
住宅の外壁や塀に使用する木製サイディングのようなものです。

※最新の焼杉板価格は、カテゴリー焼き杉板よりご確認ください。

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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/