“むくっ”と無垢フローリング補修!アイロンで戻ってくる様子・凹み補修方法徹底解説

投稿日:2020年09月06日
“むくっ”と無垢フローリング補修!アイロンで戻ってくる様子 - 無垢フローリング専門店木魂のブログ - www.muku-flooring.jp

無垢フローリングの補修方法の一つです。

無垢フローリングの凹みは、少しの水とアイロンで修復します。
俯瞰での動画は多いですが、
断面で木材の凹みが戻る様子を写した動画はあまり見ません。

木材の性質もよくわかる動画です。
ぜひ、一度ご覧ください。

 

YouTube : 無垢フローリングの補修・ヘコミみは本当にアイロンで戻せるのか?木材の動きを拡大動画で見てみましょう。

最近では、注文住宅やハウスメーカーでも床暖房と共に採用が増えてきた無垢フローリングです。
採用したは良かったけど、傷や凹みなどが気になる場合もございます。
今回は、無垢フローリングのへこみができる原因から、補修方法まで解説しようと思います。

無垢フローリングの凹みができる原因

家具や物の落下:家具の脚部分にはソックスを履かせましょう

日常の暮らしでの注意点:特に椅子は、座って引きずるのではなく、腰を浮かせて移動しましょう。

凹み補修に必要な道具

スチームアイロン

霧吹きボトル

湿った雑巾

蜜蝋ワックス(無垢フローリング用のオイル仕上げでも大丈夫)

無垢フローリングの凹み補修手順

ステップ1: 凹みに霧吹きで水をかける

ステップ2: 湿った雑巾をかける

ステップ3: スチームアイロンで加熱する

ステップ4: 乾燥後に蜜蝋ワックスを塗装する

無垢フローリングの特性と凹みの影響

凹みやすい無垢材の樹種:スギ、ヒノキ、パインなど

凹みの放置による影響:ササクレが起きる要因となる

凹み補修をプロに頼むメリット

プロのスキルと道具:DIYで道具を揃えたり、1から勉強するのが難しい方は、プロにお願いした方が良いこともございます。

時間と手間の節約:手順の確認や実際の作業にも時間がかかります。

無垢フローリングの凹みを予防する方法

家具の保護:特に脚の着いた家具にはソックス(靴下)や家具脚専用クッションなどを使用しましょう。

日常のメンテナンス:適度な水分を与えることも大切です。過乾燥には気をつけましょう。

まとめ

基本的に無垢フローリングの表面は柔らかいです。お住まいの中でフローリングに接触する家具脚にはソックスなど保護具を装着しましょう。キズや凹んでしまった場合は、スチームアイロンなどを利用して、無垢材の傷に水分を送り込んで導管を膨張させましょう。リフォーム、リノベーション工事の際にプロにお願いするのもいいでしょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングとキャスター椅子

投稿日:2016年09月13日

たまたま無垢フローリングショールームゆらぎにご来場いただいたお施主様で無垢フローリングを採用してキャスター椅子を使用したいという方が重なりました。

通常キャスター椅子には、ナイロン製のキャスターが付いていることが多いようです。
ナイロン製のキャスターは、非常に硬く木質系の床材では傷や凹みが着くことが多く見られます。
無垢フローリングも合板フロアーなどと同様にキャスター椅子を使用すると表面に凹みやササクレが起きたりすることがございます。
無垢フローリングでもオイル塗装品ならサンディングを施してからオイルを再塗布すれば何とか補修ができそうですが、ウレタン塗装などの造膜型の塗装ならボロボロになっていくでしょう…
フローリングにキャスター椅子を使用する際の対処方法としては透明なテーブルマットを敷いたりする事が多いようです。
しかし、これではせっかくの無垢フローリングの足触りが失われますし、カビの発生も心配です。
床材の仕様を変更せずに良いものが無いかと探していたらなかなか良い感じのものがありました。

『ゴム製のキャスター』です。
無垢フローリングにはゴムキャスター

ゴム製のキャスターはナイロン製と比べてホイール部分が柔らかいそうです。点で抑えるより、多少なりとも面で抑える事になるので凹みはマシになると思われます。さらには、移動する際の音も軽減されるそうですよ。ホイールが柔らかいので動きは多少重たくなるかと思います。
また、ゴムの色が黒なので明るい色の無垢フローリングにはキャスターの色跡が着くでしょう。でも、凹むよりは補修メンテナンスも楽になるはずです。ゴム製のキャスターには汎用対応できる物が限られているようですがゴム製とナイロン製の間の硬さにウレタン製キャスターという物もある様です。こちらはラインナップがかなり多く、汎用性が高い商品になっています。

無垢フローリングにはウレタンキャスター

 

無垢フローリングでキャスター椅子の採用をお考えのお客様はまずゴム製のキャスターをご検討いただければと思います。
もし、ゴム製のもので見当たらないようであればウレタン製で当たってみてください。
ナイロン製よりは床の凹みが少なくなる事でしょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/