無垢フローリングとキャスター椅子

投稿日:2016年09月13日

たまたま無垢フローリングショールームゆらぎにご来場いただいたお施主様で無垢フローリングを採用してキャスター椅子を使用したいという方が重なりました。

通常キャスター椅子には、ナイロン製のキャスターが付いていることが多いようです。
ナイロン製のキャスターは、非常に硬く木質系の床材では傷や凹みが着くことが多く見られます。
無垢フローリングも合板フロアーなどと同様にキャスター椅子を使用すると表面に凹みやササクレが起きたりすることがございます。
無垢フローリングでもオイル塗装品ならサンディングを施してからオイルを再塗布すれば何とか補修ができそうですが、ウレタン塗装などの造膜型の塗装ならボロボロになっていくでしょう…
フローリングにキャスター椅子を使用する際の対処方法としては透明なテーブルマットを敷いたりする事が多いようです。
しかし、これではせっかくの無垢フローリングの足触りが失われますし、カビの発生も心配です。
床材の仕様を変更せずに良いものが無いかと探していたらなかなか良い感じのものがありました。

『ゴム製のキャスター』です。
無垢フローリングにはゴムキャスター

ゴム製のキャスターはナイロン製と比べてホイール部分が柔らかいそうです。点で抑えるより、多少なりとも面で抑える事になるので凹みはマシになると思われます。さらには、移動する際の音も軽減されるそうですよ。ホイールが柔らかいので動きは多少重たくなるかと思います。
また、ゴムの色が黒なので明るい色の無垢フローリングにはキャスターの色跡が着くでしょう。でも、凹むよりは補修メンテナンスも楽になるはずです。ゴム製のキャスターには汎用対応できる物が限られているようですがゴム製とナイロン製の間の硬さにウレタン製キャスターという物もある様です。こちらはラインナップがかなり多く、汎用性が高い商品になっています。

無垢フローリングにはウレタンキャスター

 

無垢フローリングでキャスター椅子の採用をお考えのお客様はまずゴム製のキャスターをご検討いただければと思います。
もし、ゴム製のもので見当たらないようであればウレタン製で当たってみてください。
ナイロン製よりは床の凹みが少なくなる事でしょう。

木材コンシェルジュ

1973年大阪生まれ。幼少期から材木置き場で材木と触れ合いながら育ってきました。これまで20000件以上、無垢フローリングをコーディネイトしてきました。

私どものショールームでは五感全体で感じる居心地の良い空間を実際に体験しながら、ご自身の目で 本物の無垢フローリングを確認していただけます。本当にあなたのライフスタイルに合う無垢フローリングを私たちが選び出します。

リフォームにお使いいただきました。

投稿日:2013年05月23日

キャスター椅子で擦られる
部分のみを貼り替えていただきました。
リフォーム
編集スタジオのキャスター椅子を使用する
部分だけ傷みが激しかったので
その部分だけを貼り替えていただきました。
数十年前に施工したパインのフローリングは輸入品でした。
現在では手に入らないサイズだったので
国産黒松を特注して代用して頂きました。
塗装も施していただきましたが
木目はなかなか合っていると思います。
もう少し周りと馴染んでくると、
もう少し目立たなくなることでしょう。

木材コンシェルジュ

1973年大阪生まれ。幼少期から材木置き場で材木と触れ合いながら育ってきました。これまで20000件以上、無垢フローリングをコーディネイトしてきました。

私どものショールームでは五感全体で感じる居心地の良い空間を実際に体験しながら、ご自身の目で 本物の無垢フローリングを確認していただけます。本当にあなたのライフスタイルに合う無垢フローリングを私たちが選び出します。