住友林業さん無垢フローリングの施工

投稿日:2008年12月09日

神奈川県鎌倉市の住友林業さんの分譲地に
無垢フローリングの確認に行きました。

こちらの住宅には当社の国産無垢フローリングがたくさん使われています。
南部本栗 ・ 剣栂 ・ 南部唐松
侍浜松 ・ 伊予杉 などなど
たくさんの国産無垢フローリングが施工されます。
ちょうど伺ったときは南部本栗フローリングの施工の真っ最中でした。

無垢フローリングの施工方法

 

 

 

無垢フローリングの施工方法

 

 

 

無垢フローリングの施工方法

 

 

 

各箇所には小さな紙のような物が突き刺さっています。
無垢フローリングを施工する際の注意点の1つとして
「フローリング同士を詰めて施工しない。」という事が挙げられます。

詰めすぎを防止するために
無垢フローリング同士の間にスペーサーを噛まします。

このスペサーの隙間でさえ
クレームにされるお施主様も居られると言うのだから
お施主様への事前説明はよくよくしておかないといけません。

さすが住友林業は無垢フローリング施工に
慣れていらっしゃいますね。

ちなみに突き詰め過ぎて施工すると…
*弊社商品ではございません。

無垢フローリングの突き上げ

 

 

 

無垢フローリングの突き上げ

 

 

 

無垢フローリングが空気中の水分を吸収し、
膨張して床が盛り上がってしまいます。

隙が出来るのを嫌がって詰めすぎた結果でしょうか?
隙と突き上げではどちらが生活に支障が出るのでしょうか?

ここまで盛り上がってしまうと
つまずいたりもしますし気味が悪いですね。
やはり無垢材は製品になっても生きていますので、
ある程度の変化は必ず起こします。
無垢材を使うにあたっては事前説明が非常に重要となります。

追記
下の画像は故意に無垢フローリングによる突き上げ
起こす実験動画を撮影しました。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/