硬さで選ぶおすすめの無垢フローリング

投稿日:2018年01月09日

無垢フローリングをご検討いただく中で
硬さに重きを置いてご検討いただくお施主様もいらっしゃいます。

木材の硬さは、比重に比例しますので
比重が高い樹種が硬い木材、低いものが軟らかい木材となります。

一般的には、針葉樹が柔らかく、広葉樹が硬いと言われていますが
針葉樹でも硬めのカラマツ(ラーチ)もあれば
広葉樹でも柔らかい桐や朴などもあるので一概には言えません。

木材性質一覧表で見てみると、
サクラより硬いヒノキがあったり
クロマツより柔らかいケヤキがあったりと
一概に数値で表すのは難しいようです。

ここでの気乾比重の表記は、平均値となっています。

 

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

予算がなぁ。1平米当たり○○○○円以内で決めて下さいと言われています

投稿日:2013年05月20日

ご予算の配分は、住宅計画に当たってとてもとても重要な部分ですね。
設計士の方や建築会社様から「1㎡あたり○○○○円くらいで決めてきてください」と言われて無垢フローリングショールームにご来場いただく方も多くいらっしゃいます。
住宅計画は予算ありきなので言ってもらえるとありがたいですね。
お施主様の希望する無垢フローリングとしては、
・巾が広くて
・節がそれほど多くなくて
・1枚物が良くて
・自然オイル系の塗装で
・広葉樹を希望
などなどご要望は厳しいものばかりです。
例えば、上記の条件で7,000円/㎡くらいの無垢フローリングを探しても残念ながら当社ではご希望に沿うことができません。
弊社のホームページの価格表とにらめっこしてもなかなか解決策が見出せません。
でも、お施主さまご自身の家なのでそう簡単に諦めないでいただきたい。
いくつか解決策があるのですがその中の一つは以下のような考えです。少し、お施主様には妥協していただく部分もございます。

たとえば、下記のまどりでフローリングの予算が
7,000円/㎡だとしましょう。
madori-
お施主様の希望は先ほどの通り
・巾が広くて
・節がそれほど多くなくて
・1枚物が良くて
・自然オイル系の塗装で
・広葉樹を希望
概算での計算になりますが、
無垢フローリングを施工する面積
1階部分:約24畳=約40㎡
2階部分:約36畳=約60㎡
合計:100㎡
7,000円/㎡の予算ということは、
合計700,000円以下に抑えなくてはいけません。

 

例えば上記の条件を満たす無垢フローリングに
シベリアンウォールナット(SW-03)という商品がございます。
シベリアンウォールナットSW-03-2
こちら9,662円/㎡です。 既にこの時点で予算オーバーですね(^_^;)
1階(SW-03):40㎡x9,662円=386,480円
ここでお施主さまに少しばかり妥協をお願いします。
2階部分は、ほぼお客様をご案内することは無いし、ベッドを設置するのであれば床の見える範囲はかなり少なくなります。

そこで、1階と同じ樹種でもお求め安い価格の
シベリアンウォルナット(SW-21)をご採用いただければと思います。
シベリアンウォールナット無垢フローリング4
表情が異なるだけで手足が触れた感じや優しさは
合板フロアーなどとは比べ物になりません。
まぁこの表情がどうしても嫌ならば他の樹種でご検討いただくこととなります。
2階(SW-21):60㎡x5,067円=304,020円
1階と2階の無垢フローリングの
合計金額:690,500円
690,500円÷100㎡=6,905円/㎡
一応、予算内に収まりましたね(^.^)

もう一つ引っかかるのが、お客様のご要望の中にあった「節がそれほど多くなくて」というご要望です。
先ほど選んだシベリアンウォルナット(SW-03)はラフグレードと言って節や色むらを含むグレードです。
しかし、日本人で床材の節をイメージする方はパインや桧、杉などの針葉樹をイメージする方がほとんどです。
シベリアンウォルナット(SW-03)は、パインや杉・桧ほどたくさんの節は付きません。

シベリアンウォールナット(SW-03)の施工例
シベリアンウォールナットSW-03-5

阿波桧フローリングの施工例
阿波桧AH21-4

 

シベリアンウォールナット(SW-03)でも
節が多すぎるとおっしゃるお客様には
もう少しご予算調整方法がございますので
ショールームにてご案内させていただきます。
予算は非常に大切なのですが、
あまり数字に囚われ過ぎない様に
じっくりとご検討頂くことをおすすめ致します。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

無垢フローリングは高価なのか?

投稿日:2008年12月22日

よくお施主様から「無垢フローリングは高価ですよね。」とお問い合わせをいただきます。
確かに無垢フローリングは高価だから…と言われる業者さんも居られます。

その場合のほとんどが
「合板フロアーに比べて施工に時間が掛かり面倒だ」
「反りや曲がりなどの後々クレームになるのが怖い」
「そもそも無垢フローリングを施工したことが無い」
などなど高価だからと言う理由では無い理由を付けて
お施主さんを無垢フローリングから遠ざける方もおられます。

特に施工に詳しくない不動産業者や住宅販売のみの営業マンはこの傾向があります。
クレーム無く、素早く売り抜けるのがお仕事なので普通なのかもしれません。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?

木魂-kodama-でご案内させていただいている無垢フローリングだけをとっても約300種類あります。
1㎡あたりの単価はだいたい3,000円/㎡~30,000円/㎡まででご案内しています。
下記にて↓全商品リストをダウンロードできます。
全300種類の無垢フローリング
商品データ集をダウンロード(click!)

そもそも合板フロアーと無垢フローリングを同じ土俵に乗せて比較するのもどうかな?
と思うのですが価格を比較してみます。
某大手住宅資材メーカーのカタログによると…
合板フロアーの定価は1㎡あたり6,000円/㎡~15000円/㎡といったところでしょうか。
これに当たり前のように割引がされ実売価格は
1㎡あたり3,000円/㎡~10000円/㎡となる筈です。
1㎡あたり3,000円/㎡~30,000円/㎡ と
1㎡あたり3,000円/㎡~10,000円/㎡ です。

どうでしょう?
無垢フローリングはそんなに高価だと思われますか?
もちろん合板フロアーだって30,000円/㎡以上の物は存在しますし、無垢フローリングの3,000円/㎡以下の物も存在します。

たくさんのお施主様が無垢フローリングショールーム「ゆらぎ」にお越しいただいてご自分の予算にあった無垢フローリングを発見していただいております。無垢フローリングはこれだけではありません。住宅造りではどんな商品が長持ちするのか?ランニングコストも見逃せません。この先何十年もご家族と過す住宅は、お金をなるべく掛けない様になるべく短期間でやり直さなければいけない(リフォーム)部分を少なくしなければなりません。キッチンやお風呂などの水廻り機器は傷みが早くやり直す事も多いでしょう。

床材はどうでしょうか…
合板フロアーの表面塗装は剥げるとどんどん広がって見るも無残な状況になっていくのは想像がつきます。あるメーカー商品では「掃除のやりすぎで塗装が剥げたんですよ」なんてことを聞いたことも有ります。そんな事って有りなんですかね^^;無垢フローリングは何十年も対応年数は有りますし、汚れが気になるようでしたら研磨して綺麗にするという方法あります。リフォーム時に床を張り替えるには大工手間やゴミの問題も出てきます。森林伐採して木を使うことを敬遠される方もおられますが、それは合板フロアーも同じことですし、Co2の排出量は加工工程が多い合板の方が多いかもしれません。

今その一瞬を取るのかはたまた長い目で見るのか…お施主様だとどうですかね?住宅販売の営業マンだったらどうでしょう?それぞれの価値観が有り、それぞれの商品があるので一概にどちらが良いという様には行きませんがこれからは長い間使える物の方が全般的によさそうな気がします。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/