なくてはならない木工所 木材の特殊加工と特殊技能

全国的に木工所が減少している。その原因の問題は後継者問題…

いつも特殊な加工を請け負ってくれる木工所がある。こちらの木工所で作る部材は、当社にとっては無くてなならないもの。

こちらの会社の加工機は、元々特殊加工用に製作されたものなのでこの世に1台。50年ほど使われているそうですが、メンテナンスできるのは社長のみ。

きっと木材に限らず特殊加工を請け負う会社は同様の事例が多いのではないかと思う。せっかくの特殊技能が途絶えてしまうのは残念だ。残念だし非常に困る。

また、社長もお年を召されてきたので少し心配でした。が… 息子さんが跡を継ぐそうだ。それはそれで父親として心配らしい。ぽっと帰ってきてすぐにできるような品物じゃないから。だそうだ。

なんとなく一安心。良かったと思う。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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