オーディオルームの音響環境を整える上で、床材の選定は非常に重要です。とくに無垢フローリングは、音の響きを自然に整え、心地よいリスニング空間を実現するための有力な選択肢となります。本記事では、オーディオルームにおける無垢フローリングの魅力や施工事例をご紹介します。
無垢フローリングがオーディオルームに適している理由
無垢材は木そのものの質感や音の吸収・拡散性能に優れており、音響面で人工的な建材にはない自然な響きをもたらします。特にスピーカーやアンプなどの音響機器の再現性を重視するオーディオルームにおいては、フローリングの材質によって聴こえ方が大きく変わると言われています。
施工事例:オーディオルームにサザンブラック無垢フローリングを採用
今回ご紹介するのは、オーディオルームにサザンブラックの無垢フローリングをご採用いただいたお客様の事例です。断熱性と調湿性に優れるヒノキは、長時間の試聴環境でも快適な室内を維持します。また、石井式リスニングルームには木材の気乾比重の推奨数値があるかと思います。
木材の気乾比重をお知りになりたい方は、木材性質一覧表をご参照ください。
床材の厚みと音響の関係
今回使用したのは厚さ15mmのサザンブラック無垢フローリング。しっかりとした重みがあり、音の響きを安定させる効果が期待できます。床材の厚みは、防振性能や音の余韻にも大きく関係しており、音楽鑑賞に最適な環境づくりには欠かせません。
無垢材の注意点とメンテナンス
無垢フローリングは環境によって伸縮する性質がありますが、それもまた「生きている木」の魅力。正しい施工と適切なメンテナンスを行うことで、美しさと機能性を長く保つことができます。
まとめ:音にこだわる方こそ無垢フローリングを
音楽と向き合う時間を大切にする方にとって、オーディオルームの環境整備はとても重要です。自然素材である無垢フローリングを選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、音響面での満足感も得られるでしょう。





※施工画像は、90㎜幅の自然オイルワックス塗装です。
-southern black flooring-
◆サザンブラックフローリング◆
サイズ:120(90)x15mmx乱尺(450up~)
タイプ:乱尺タイプ
塗 装:無塗装品
加 工:本実加工(四方サネ付)
価 格:
120mm幅 … 17,320円/㎡(消費税込・送料別)
90mm幅 … 13,800円/㎡(消費税込・送料別)
※価格は予告無く変更する場合がございます。
よくある質問(FAQ)
- Q. オーディオルームに無垢フローリングは適していますか?
- A. はい。音の反射・吸収に優れ、自然な音響空間を作ることができるため、多くのオーディオ愛好家に選ばれています。
- Q. どんな種類の無垢材がオーディオルームにおすすめですか?
- A. 音質の好みもあろうかと思います。今までは、気乾比重が高いものをお求めになられる方が多いように思います。
- Q. フローリングの厚みは音に影響しますか?
- A. はい。厚みによっても影響があるそうです。詳しくはオーディオルーム専門家にお尋ねください。
- Q. メンテナンスは難しいですか?
- A. 定期的な掃除と適度な保湿で十分です。無垢材特有の変化を楽しみながら長く使えます。
- Q. 無垢フローリングにする際の注意点は?
- A. 温湿度の変化による膨張・収縮があるため、専門的な施工が必要です。当店ではオーディオルーム向けの販売実績もございます。