お客様からのお問い合わせの中で多いものの一つに「余った無垢フローリングで気になる1枚を取り変えられませんか?」と言ったお問い合わせがあります。
答えはと言うと、「貼り変えは可能ですが、手間も掛かるのでお勧めしません」仮並べをすればこの様なことは起りえないのですが、一工程を省く事で施工時間が短縮できると考える監督に当ると…残念です。。。

無垢フローリング施工時には、必ず仮並べの一工程が入っています。ほとんどのメーカーの箱や無垢フローリング施工要領書にちゃんと記載されています。これは合板フローアーにも記載されていることが多いです。

合板フロアーならまだしも、無垢フローリングは同じ色柄の物など絶対に存在しません。そんな施工業者に当ったお施主さんは本当に残念としか思えません。

これは節が大きいから家具やベットの下にしてはどうか???それは節が少なく木目が通っているから目立つ箇所にしてはどうか???などなど

仮並べをするかしないかでは仕上がりに相当の差が出てきます。1日中時間を掛けてもした方がよい作業になります。かなり地味な作業ですが、引渡し時以降に必ず遣り甲斐を感じることができます。
Q1. 施工後に「この一枚だけ色が気になる」という場合、張り替えはできますか?
技術的には可能ですが、非常に手間がかかるため推奨いたしません。無垢フローリングは一度接着すると綺麗に剥がすのが難しいためです。だからこそ、施工前に「仮並べ」を行い、気になる板や節の多い板を家具の下など目立たない場所に配置する事前の調整が非常に重要になります。
Q2. 無垢フローリングの「仮並べ(かりならべ)」とはどのような作業ですか?
床材をいきなり釘やボンドで固定せず、一度部屋の床に並べてみる作業のことです。無垢材は工業製品の合板フローリングとは異なり、一枚一枚「色味」や「木目」が異なります。これらをパズルのように組み合わせ、部屋全体のバランスが最も美しくなるように配置を決める工程です。
Q3. なぜ手間のかかる「仮並べ」が必要なのですか?
天然木には個性があるからです。「節(ふし)が大きい板」や「色が濃い板」などが箱の中に混在しています。これらを無作為に貼ってしまうと、色が偏ったり、目立つ場所に大きな節が来たりして、仕上がりに後悔することがあります。仮並べを行うことで、これらの個性を適材適所に配置できるため、仕上がりの満足度が格段に上がります。
Q4. 仮並べをすると、工期は伸びてしまいますか?
はい、部屋の広さにもよりますが、丁寧に選別を行うと半日から1日程度の時間を要することがあります。しかし、この一工程を省いて施工時間を短縮するよりも、時間をかけてでも美しい床に仕上げる方が、長く暮らす上での満足感に繋がると私たちは考えています。
Q5. 施工業者さんが仮並べをしてくれるか心配です。どうすれば良いですか?
本来、多くのメーカーの施工要領書に記載されている必須の工程ですが、残念ながら工期短縮のために省かれてしまうケースもゼロではありません。施工が始まる前に、監督や大工さんに「仮並べをして、色や節のバランスを見てから貼ってほしい」と明確にリクエストすることをおすすめします。
