唐松(カラマツ)無垢フローリングの「ヤニ」と「ヤニ壺」について

投稿日:2015年02月12日

ノーザンラーチ唐松フローリングのカットサンプルを作成中
なんだか怪しいシミを発見するも遠慮なく裁断!
そのまましばらく放置していると出るわ出るわこんなに出るの?
唐松のヤニさん。
ヤニ袋 ヤニツボ 唐松 カラマツ
切断面を見てみると・・・
こりゃすごい穴ぼこですね。
ヤニがいっぱい詰まっていました。
ヤニ袋 ヤニツボ 唐松 カラマツ
たまーに見かけるシミみたいなものはヤニツボな訳ですね。
ヤニ袋 ヤニツボ 唐松 カラマツ
このヤニを嫌って唐松の使用を控える方もいらっしゃいますが
フローリング表面にこんなに派手に出る事は極稀です。
でも唐松も色々なところで見直されているんです。
今でも丸の内のビル建築現場から
地盤改良に使用した唐松が綺麗な形で出てきます。
腐り難いと言う事から尾瀬の木道も唐松が使われているようです。

唐松(カラマツ)フローリングのヤニに関するQ&A

Q. カットサンプルに見られるシミや穴のようなものは何ですか?

A. それは「ヤニ壺(ヤニ袋)」と呼ばれる、樹脂(松脂)が溜まっていた空洞です。唐松などの針葉樹によく見られる特徴で、カットした断面に現れることがあります。

Q. ヤニ(松脂)がたくさん出るのは木材として欠点ですか?

A. ベタつきを嫌われることもありますが、決して欠点だけではありません。ヤニが多いということは、「水に強く腐りにくい」という高い耐久性の証明でもあります。

Q. フローリングの表面にもヤニが染み出してきますか?

A. 木材の性質上ゼロとは言えませんが、製品として仕上がったフローリングの表面に派手にヤニが出ることは「極めて稀」です。万が一出た場合は、アルコールなどで拭き取ってメンテナンス可能です。

Q. 唐松(カラマツ)は耐久性が高いのですか?

A. はい、非常に高い耐久性を持っています。その強さから、湿気の多い「尾瀬の木道」や、建物の「地盤改良杭」など、過酷な環境下でも古くから利用されています。

Q. ヤニ壺が気になる場合、唐松は避けたほうが良いですか?

A. 見た目の均一さを最優先される場合は気になるかもしれません。しかし、天然木ならではの野趣あふれる表情や、優れた耐久性を重視される方には、今改めて見直されているおすすめの樹種です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/