剣道着のリメイクアイデア集|防具袋など思い出をカタチに

投稿日:2016年04月04日

試行錯誤のうえ、とうとう完成しました!
ぴったりの剣道防具袋2号です。
このブログでは、本業?を抑えての人気記事が「剣道の防具袋」だったりするのですが、ついに念願の2号が完成したのです!
この防具袋に使われている生地のほとんどが、私が高校生の時に使用していた剣道着だったりするのであります!
作者は、なんとなんとのお義母さんです。
製作の相談を持ちかけた時には「工業用ミシンがあればできるゼ ー ̄) ニヤッ」と来たもんです。
で、工業用ミシンを貸してくれるところを探してみた。
あるものですね。日暮里駅の「プオイ」 いいお店です。
ちなみにこちらの店員さんも剣道経験者らしく話が盛り上がったそうです。
下準備に数日、プオイでミシン掛けまくりの4時間で完成!
義理母力作です。
胴がギリギリ入るかなぁ?と心配していましたが、そもそも自分が着ていた道着なので胴が入るかどうかなど心配ご無用。
道着の正面は、重ねて着るので自分の胴体よりかなり大きいのです。ほぼ確実に入ります。

道着で作る防具袋 (1)

道着で作る防具袋 (9)

 

襟は補強して持ち手に再利用。
道着で作る防具袋 (4)

 

ネームの刺繍も再利用
道着で作る防具袋 (3)

 

ポケットの入り口は、道着の袖口を利用しています。
道着で作る防具袋 (2)
道着で作る防具袋 (7)

 

道着の紐も袋の口を縛る為に再利用。
道着で作る防具袋 (6)

何故かラベルも再利用。
道着で作る防具袋 (5)

 

ちなみにこの竹刀袋も作者は同じお義母さん。
生地は先輩が譲ってくれました。
道着で作る防具袋 (8)
ぴったり剣道具が納まる防具袋は、とても気持ちのいいものです。
私はとってもご満悦ですが、お義母さんは当分道着系は休憩するそうです。
バラしてみるとよくわかるのですが、剣道着ってとんでもなく丈夫に作られています。
肩周り、襟、袖口など何処をとっても強烈に丈夫だそうです。
作るよりもバラすのがとても大変だし、かなり色褪せた道着でも藍が手について真っ青にります。
多分、それぞれの道着の作りにもよるとは思うのですが、そこそこの道着はかなり丈夫に作られている
と言う事で道着屋さんにも感謝です!
剣道着の強靭さは今回の(お義母さんの?)挑戦での新発見でした。
私は、当分ニヤニヤしながら防具担いでいると思います。
変質者ではございませんので悪しからず( ̄ー ̄)ニヤリッ

 

長年使った剣道着。袖の擦れや汗の跡は、稽古を重ねた証です。そんな思い出の詰まった剣道着を、ただ捨てるのではなく、日常で使えるアイテムへとリメイクしてみませんか?

なぜ剣道着をリメイクするのか?

剣道着は刺し子生地のように丈夫な素材で作られており、使い込むほどに味わいが出てきます。手放しがたい道着をリメイクすることで、日常の中に稽古の記憶を留めることができます。

剣道着リメイクのおすすめアイテム例

剣道着バッグ・トートバッグ

道着の刺し子部分を活かして、個性あるバッグに。手提げや肩掛けにも加工でき、普段使いから道場通いまで幅広く活躍します。

クッションカバーや座布団

稽古で共に過ごした生地にくるまれて休息を。風合いのある剣道着生地は和室にも洋室にも馴染みやすく、武道を感じさせるインテリアになります。

エプロンや小物入れ

刺し子の強さを活かしてエプロンや道具袋に。ミシンでも手縫いでも作れ、道着のネーム刺繍を活かすとさらに特別感が増します。

剣道着をリメイクする際の注意点

  • 汗や汚れは事前にしっかり洗浄・乾燥
  • 生地の厚みによっては家庭用ミシンで縫えない場合あり
  • ほつれ・破れ箇所は補修してから使用

リメイクで広がる「武道の記憶」

引退や卒業後も、剣道着の一部を日常に取り入れることで、あの時間を思い出すきっかけになります。お子様の成長の記録や、指導者へのプレゼントとしても最適です。

まとめ:剣道着は思い出の布として再生できる

ただの布ではない、剣道着には物語があります。あなたの思い出をリメイクという形で未来につなげてみませんか?

よくある質問(FAQ)

剣道着は家庭用ミシンで縫えますか?

厚手の刺し子部分は難しい場合があります。ミシン針は厚地用を使用し、速度はゆっくりが基本です。

道着のネーム刺繍は残せますか?

はい、バッグやポーチのワンポイントとして活用することができます。思い出をそのまま活かすのがおすすめです。

使い込んだ剣道着でもリメイク可能ですか?

もちろん可能です。むしろ使い込んだ風合いがリメイクアイテムの魅力を引き立てます。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/