六甲山系の大学で剣道場の床下に潜っての調査です。
この体型でも隙あれば床下にも潜ります。
この地域、猪と間違えられないようにしなくては…

昭和9年に建築されたこの道場が只者ではない。
床下には音響効果を上げるための
甕(カメ)が規則的に斜めに向けて設置されている。
スピーカーの様な役割を果たしているのでしょう。
能舞台にも同じように甕が設置されているそうです。
色々見てみるとたくさん工夫が施されていて面白い。
スプリングの設置方法、木材の連結方、固定方法等々・・・
うーん・・・ 狭い場所ながらもこれはなかなか飽きないなぁ

2010年ころの改修時の図面では、
床下地材が桧材になっているんだけど・・・ 違うよなぁ
この道場、とっても面白い。
ぜひ、改修を手掛けてもっとたくさん先人の知恵を学ばせて頂きたい。
Q1. 昭和初期の剣道場の床下にある「甕(カメ)」は何のためにあるのですか?
A1. この甕は、道場の「音響効果」を高めるために設置されています。床を踏み込んだ際や発声した際の音が、甕の中で反響し、道場全体によく響くように工夫された、先人の知恵による「音響装置」のような役割を果たしています。
Q2. 床下の甕はどのように並べられているのですか?
A2. 今回調査した昭和9年建築の道場では、甕がただ置かれているのではなく、規則的に、かつ斜めに向けて設置されていました。音が効率よく広がるように計算された配置だと推測され、当時の建築技術の高さがうかがえます。
Q3. 剣道場以外でも、床下に甕を置く建築様式はあるのですか?
A3. はい、実は日本の伝統芸能である「能舞台」の床下にも、同じように甕が設置されていることがあります。剣道の踏み込みと同様に、能の足拍子の音を美しく響かせるための工夫であり、武道と芸能に通じる建築文化の共通点が感じられます。
Q4. このような昔の道場の床構造から、現代の建築は何を学べますか?
A4. 現代の道場建築では見られない、木材の連結方法や固定方法、スプリング(弾力性)の工夫など多くの学びがあります。単に古いだけでなく、剣士の足腰への負担軽減や音の響きを追求した設計思想は、現代の道場づくりやリノベーションにも大いに活かせるものです。
Q5. 現在の剣道場でも、床下調査や改修を依頼することはできますか?
A5. はい、可能です。私たち「株式会社五感」では、剣道場床や無垢フローリングの専門家として、また剣道家としての視点から、床下の構造調査や改修提案を行っています。古い道場の良さを残しつつ、安全性や機能性を高めるお手伝いをいたします。



